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SEO対策キーワードとは?設定方法と便利ツールをご紹介

SEO対策キーワードとは?設定方法と便利ツールをご紹介

SEO対策を意識したコンテンツ作成の出発点は「キーワードの設定」です。
Webコンテンツ制作をしたことのない方にとって、「キーワードの設定」はなじみのないものかもしれませんが、SEO対策においては非常に重要なステップといえます。

九段さん
キーワードを設定する意味とは何でしょうか?

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スタッフ
キーワードを設定すると、Webページでどのような情報を扱うか、その方向性が決まります。キーワードがないWebページ作成は考えられません。それは、地図なしに行ったこともない場所へ旅行するようなものです。

この記事では、キーワードについて以下の点をカバーします。

  • SEO対策におけるキーワードの目的と種類
  • キーワードを設定する方法
  • キーワード設定に便利なツール

この記事は以下の方におすすめです。

・キーワードのイロハを知って、良質なコンテンツを作りたい方

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スタッフ
この記事を読めば、キーワード選定やコンテンツ作成のコツを学べます。また最後に、キーワード選定と良質なコンテンツ作りに役立つサービスもご紹介します。ぜひ最後までご一読ください。

1.SEO対策の出発点!コンテンツのキーワードとは?

SEO対策を行う上で出発点ともいえる作業が、「キーワードの選定」です。
※キーワードは、「SEOキーワード」や「対策キーワード」などと呼ばれることもあります。

キーワードは、Webページのコンテンツ作成において「」となる部分です。
通常、各Webページには何かしらのキーワードが割り当てられ、そのキーワードをベースにしてコンテンツが組み立てられます。

例えば、あるページのキーワードが「ポイ活 初心者」なら、そのコンテンツの内容は「ポイ活の初心者が知っておくとよい情報」になるでしょう。
キーワードが「猫 寿命」なら、内容は「猫の寿命は何年くらいかに関する情報」になるはずです。

このように、キーワードはコンテンツの中身を方向づけます。

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記事Pro
スタッフ
冒頭でも触れましたが、キーワードを設定せずにコンテンツを作るのは、地図なしに行ったこともない場所へ旅行するようなものです。地図がなければ経路がわからず、スムーズに目的地にたどりつけません。同じように、キーワードなしにコンテンツを執筆しても、方向性が定まらない混乱した中身になるだけでしょう。そんな状態では、まともなSEO対策ができません。

SEO対策を効率的に行いたいなら、キーワードの選定に精通する必要があります。
そのためこの記事では、SEO対策の出発点たるキーワードの選定について、理解を深めていきましょう。

しかしキーワード選定のイロハを理解するためには、SEO対策そのものの目的についても意識しておくことが重要です。
そこでまず、キーワード選定をはじめとするSEO対策の目的について簡潔に説明したいと思います。

※「すでにSEO対策の目的が何かわかっている」という方は、次の見出しへ飛んでください。

1-1.SEO対策を実施する目的

1-1.SEO対策を実施する目的

SEO対策の目的は、一言でいえば「検索結果での上位表示および集客」です。

「SEO(Search Engine Optimization)」は「検索エンジン最適化」と訳され、もともとは「検索エンジンからコンテンツを検出してもらいやすくするために行われる作業」を表します。

とはいえ、ただ自サイトのコンテンツを検索エンジンから検出され、検索結果のどこかに表示してもらうだけでは不十分です。
主な目的は、検索結果の中で「上位」、つまり1ページ目など目立つ位置に表示させ、ユーザーの目に触れやすくすることです。

九段さん
ユーザーの目に触れやすくなると、どんなメリットがあるのでしょうか?

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記事Pro
スタッフ
Webページが目立てば集客効果が高まるため、アクセスが増え、より多くコンテンツを閲覧してもらえます。またそれに伴って、問い合わせやサービス登録・製品購入などのコンバージョンが発生しやすくなるでしょう。

九段さん
なるほど。ではどうすれば上位表示を達成できますか?

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記事Pro
スタッフ
検索エンジンは、「より価値が高いと思われるページ」を上位表示します。「アルゴリズム」と呼ばれる評価方法を用いて多くのサイトを評価し、ランキング形式で検索結果を表示しています。ですから「ライバルたちよりも上手くSEO対策を行う」、これに尽きます。この記事で取り上げているキーワード選定に精通することも、その一環です。

九段さん
キーワードを決めるのは、けっこう難しい作業でしょうか?

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記事Pro
スタッフ
キーワードを決めてコンテンツを執筆すること自体は難しくありません。しかし「上位表示させやすい」キーワードを選定するのは、なかなか奥が深い作業といえます。詳しくは後述しますが、上位表示の難しさは、キーワードによって異なるからです。ニーズの高いキーワードであればあるほど上位表示が難しくなり、それほどニーズが高くなければ上位表示の可能性は高くなります。

1-2.「SEO対策キーワード」はコンテンツ作成に絶対必要

1-2.「SEO対策キーワード」はコンテンツ作成に絶対必要

先述のとおり、コンテンツの作成はキーワードをもとに行われます。
キーワードのおかげで、サイト運営者はどのような内容でコンテンツを作るべきかをしっかり意識できます。

しかしキーワードの役割は、コンテンツの中身を方向づけることだけではありません。

コンテンツとユーザーとを結びつけるいわば「橋渡し」の役割も果たします。
キーワードがあることで、ユーザーが特定の情報を閲覧したいときに、検索エンジンが適切なコンテンツを検索結果に表示することが可能です。

少し順を追って説明しましょう。

ネットユーザーが何かしらの語句を検索にかけると、検索エンジンはその語句に関連するキーワードで作成されたコンテンツを、検索結果に表示します。
※ユーザーが検索にかける語句は「クエリ」と呼ばれる。

例えば、あるサイトのコンテンツが「ポイ活 初心者」をキーワードに作成されたとしましょう。
検索エンジンはそのコンテンツを検出・分析して、「このコンテンツは、初心者向けのポイ活情報を公開している」と認識し、データベースに登録します(「インデックス登録」)。

すると、ユーザーが「ポイ活 初めて」「ポイ活 ビギナー」「ポイ活 初心者」などのキーワードをクエリにして検索したとき、検索エンジンは先ほどのコンテンツが「ユーザーのニーズに関連している」と判断し、検索結果に表示します。
※コンテンツに設定したキーワードとユーザーのクエリが完全一致しなくても、同類であれば表示されます。

このケースでは「ポイ活 初心者」をキーワードとしていたことで、検索エンジンがそれに関連する情報を探していたユーザーに、適切なコンテンツを提供しました。
もしこのコンテンツが「人間ドック 検査内容」をキーワードに作られていたなら、そのユーザーに対してコンテンツが検索結果に表示されることはなかったでしょう(クエリと関連性がないため)。

上記の説明を図で説明すると、以下のようになります。

キーワードの役割などの説明図

このように、キーワードがあるおかげで、検索エンジンはユーザーにとって適切なコンテンツを選別できます。

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記事Pro
スタッフ
繰り返しますが、キーワードを設定せずに適当なコンテンツを作ると、方向性が定まらないコンテンツになってしまいます。そうなれば検索エンジンがコンテンツの内容を把握しきれず、ユーザーのクエリに対して「関連性がないコンテンツ」とみなす恐れがあります。ですから、キーワードを適切に設定することは大切です。

1-3.1ページ=1キーワードが基本

1-3.1ページ=1キーワードが基本

キーワードの重要性がわかったところで、今度はキーワードの数にも注目してみましょう。

原則として、1つのページには「1キーワード」を設定します。
※ここでいう1キーワードとは、1単語のことではなく「1テーマ」の意味です。先ほどの「ポイ活 初心者」のように複数の単語から成る言葉でも、1つのテーマでまとまったものは1キーワードです(この場合は「初心者が知るべきポイ活の情報」がテーマ)。

1キーワードに絞るべきなのは、コンテンツの内容がぼやけないようにするためです。
複数のキーワードを設定すると、いろいろな方向に話題が飛んでしまい、まとまりのない文章になってしまうでしょう。

例えば、仮に1つのページに「ポイ活 初心者」「ポイ活 上級者」という2つのキーワードを設定してしまうと、初心者向けのコンテンツなのか、上級者向けのコンテンツなのかが不明確になります。
もっと極端な例でいえば、「猫 寿命」と「蛇 寿命」の2つのキーワードを設定したコンテンツには、まとまりがまったくないでしょう。

このように程度の差こそあれ、複数キーワードはコンテンツの方向性にブレを生じさせるため、「1ページにつき1キーワード」を心がけましょう。

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記事Pro
スタッフ
複数のキーワードを設定したコンテンツは、醤油と味噌ととんこつを一緒にしたラーメンスープのようです。これだと味がごちゃごちゃになってしまいますよね。

2.SEO対策におけるキーワードの種類

キーワードには、いくつかの種類があります。

種類分けは、以下の2つの分類によってできます。

  • 検索ボリュームによる分類
  • 検索意図による分類

それぞれの分類における、キーワードの種類を見ていきましょう。

2-1.検索ボリュームによる分類

まずは「検索ボリューム」における分類です。
※「検索ボリューム」とは、「特定のキーワードが検索にかけられる回数のこと」です。

多くのユーザーが関心を持つ話題のキーワードは、たくさん検索されます。
例えば「ダイエット」や「クレジットカード」「化粧品」「健康」といったメジャーな話題に関連する語句は、四六時中ネットで検索されているでしょう。

そのような頻繁に検索されるキーワードは、検索ボリュームが多いキーワードです。
一方、マイナーな話題で検索される回数が少ないキーワードは、検索ボリュームが少ないキーワードです。

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記事Pro
スタッフ
検索ボリュームの多さによって、キーワードは以下のように呼ばれます。

  • ビッグキーワード
  • ミドルキーワード
  • ロングテールキーワード

それぞれの種類の特徴を見ていきましょう。

2-1-1.ビッグキーワード

2-1-1.ビッグキーワード

ビッグキーワード」は、「検索ボリュームが多いキーワード」です。

具体的にどれくらい多いかというと、月間ベースでいけばだいたい10,000回以上です。
例を挙げてみましょう。

「ダイエット 簡単」:11,840
「猫 動画」:59,200

これは「aramakijake.jp」という検索数予測ツールを使った、検索ボリューム推定値です。

いずれのキーワードも10,000をオーバーしており、ビッグキーワードと呼べます。
これらの例ではキーワードが2単語で構成されていますが、ビッグキーワードは1単語のみの場合も多くあります。

ビッグキーワードのメリットや、SEO対策における難易度について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

関連記事:「ビッグキーワードとは?SEO対策の難問!?ズバリ対策方法5選!

2-1-2.ミドルキーワード

2-1-2.ミドルキーワード

ミドルキーワードは、「検索ボリュームがビッグワードよりも少なく、後述するロングテールキーワードよりも多いキーワード」です。

月間の検索ボリュームはだいたい、1,000~10,000回ほどです。
つまり、ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間に位置するキーワードといえます。

例を挙げてみましょう。

「沖縄 観光地」:7,920
「ダイエット 初心者」:2,880

こちらも同じく推定値ですが、そこそこ頻繁に検索されていると思われるキーワードです。

ビッグキーワードとミドルキーワード、およびミドルキーワードとロングテールキーワードの境界線は、そこまで厳密ではありません。
「9,999ならミドルキーワードで10,000ならビッグキーワードになる」といった話ではなく、あくまで便宜的な呼び名と考えればよいでしょう。

2-1-3.ロングテールキーワード

2-1-3.ロングテールキーワード

ロングテールキーワードは「検索ボリュームが少ないキーワード」です。

月間検索ボリュームは、おおよそ1,000未満でしょう。
具体例を挙げてみます。

「転職 初めて」:256
「クレジットカード 無職 審査」:24

あまり頻繁には検索されず、一部のユーザーが検索する程度です。
傾向として3単語や4単語など、複数の単語が含まれます。

九段さん
あまり検索されないなら、「キーワードに選ぶのはビッグキーワードやミドルキーワードの方がよい」ということでしょうか?

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スタッフ
いいえ、そのような単純な話でもありません。たしかにビッグキーワードを検索ボリュームが多い分、上位表示されれば多くのアクセス数を稼げます。しかし、人気ワードが多いためにライバルも多いのが現状です。またビッグキーワードは含まれる単語数が少ない分、ユーザーが何を知りたいのか検索意図を把握しきれない面もあります。

九段さん
なるほど。ではロングテールキーワードの方が、競合が少なく単語数が多い分、検索意図も読み取りやすくてよさそうですね。

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スタッフ
そういえますね。ほかにも、「検索意図がはっきりしたクエリを使うユーザーは、製品購入やサービス登録などアクションを起こす可能性が高め」という傾向もあります。

ロングテールキーワードのメリットや選定方法については、以下の記事もご覧ください。

関連記事:「ロングテールキーワードとは?SEO上の4つのメリットを解説

2-2.検索意図による分類

続いて「検索意図による分類」を見ていきます。
この分類においては、以下の4つの種類のキーワードが挙げられます。

  • BUYクエリ
  • KNOWクエリ
  • DOクエリ
  • GOクエリ

この種類分けは、Googleが公式に発表している区分です。
参照:“4 New Moments Every Marketer Should Know ”

それぞれの特徴を見ていきましょう。

2-2-1.BUYクエリ

2-2-1.BUYクエリ

BUYクエリ」は、「製品を買いたいとかサービスを利用したいユーザーが検索するキーワード(クエリ)」です。

具体的には、以下のようなキーワードが当てはまります。

「ワイヤレスイヤホン 費用」
「カーシェア 料金 相場」
「不用品回収 費用 比較」

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スタッフ
いずれのキーワードも、費用や料金などお金が発生することと関係しています。「○○を買いたい・利用したいけど、いくらかかるのだろう」というユーザーの意図が伝わってくるのではないでしょうか?

九段さん
たしかにそうですね。このようなキーワードを使うのは、どのような場面でしょうか?

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スタッフ
主に収益をあげることが目的のWebページに向いています。製品購入やサービス利用登録など、コンバージョンに結びつきやすいからです。

2-2-2.KNOWクエリ

2-2-2.KNOWクエリ

KNOWクエリ」は、「何かを知りたいユーザーが検索するキーワード(クエリ)」です。

具体的には以下のようなキーワードが当てはまります。

「SEO 仕組み」
「ウクライナ 歴史」
「ワクチン 成分」

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スタッフ
KNOWクエリは、物事の意味や特定の事実など、何かに関する知識を得るために使われるキーワードです。このタイプのキーワードは、情報収集したいユーザーを集客するための、コラム記事などに向いているでしょう。

2-2-3.DOクエリ

2-2-3.DOクエリ

DOクエリ」は、「何かを行いたいユーザーが検索するキーワード(クエリ)」です。

具体的には以下のようなキーワードが当てはまります。

「キャットタワー 自作」
「Zoom 設定方法」
「路線図 ダウンロード」

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DOクエリは、物事の始め方やプロセスの進め方など、アクションに関連したキーワードです。このタイプのクエリを使うユーザーは、何かしらの行動を始めたいと思っているため、BUYクエリ同様、商品やサービスに関連するページに適しています。

2-2-4.GOクエリ

2-2-4.GOクエリ

GOクエリ」は、「どこかの(サイト)へ行きたいユーザーが検索するキーワード(クエリ)」です。

具体的には以下のようなキーワードが当てはまります。

「YouTube」
「Yahoo! JAPAN」
「Wikipedia」

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スタッフ
ユーザーは特定のサイトを訪問したいときに、そのサイトにつながるような語句を指定して検索します。YouTubeの動画を見たいなら「YouTube」と検索し、厚生労働省のサイトを見たいなら「厚生労働省 公式」などと検索するのがよい例ですね。

九段さん
そうなると、このタイプのキーワードはサイトのメインページで対策するのがよいでしょうか?

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そのとおりです。TOPページなどサイトの「顔」となるページに向いています。

3.SEO対策キーワードの選定から執筆までの全体像

ここまでキーワードに関する基本情報を学んできましたが、ここで一度SEO対策の全体像を理解しておきましょう。

ざっくりとですが、おおまかな流れは以下のとおりです。

  1. サイトジャンルやメインテーマを決定する
  2. メインテーマについてユーザーが知りたいと思っていることを洗い出す
  3. サイトの全体像を漠然とイメージする
  4. ユーザーニーズをイメージしながらキーワードの目星をつける
  5. ツールなどを用いて読者ニーズやキーワードが合致しているか否かを確認する
  6. 検索キーワードを設定して構成を作成する
  7. 記事コンテンツを執筆する
  8. パフォーマンスチェックやリライトをおこなう
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「キーワード選定はSEO対策の出発点」と説明しましたが、厳密にいえば、ジャンル・メインテーマの決定やニーズの洗い出しなどキーワードを決めるまでの細かな作業が必要です。

「猫」をコンセプトにした具体例で、上記の1~4の流れを見てみましょう。

  1. サイトジャンルは「猫(動物)」でメインテーマは「猫の飼育に役立つ情報サイト」にする
  2. 「ユーザーは猫の飼育方法や注意点・役立つアイテムについて知りたい」とイメージする
  3. サイト構成は猫の「健康」「種別」「気持ち」「便利アイテム」「豆知識コラム」などのカテゴリーに分けてコンテンツを作る
  4. カテゴリーに合わせて以下のようなキーワードを設定する
  • 「健康」カテゴリー:「猫 かかりやすい病気」「猫 ワクチン」「猫 虫歯」…
  • 「種別」カテゴリー:「猫 血統」「猫 種類 人気」「猫 種類 安い」…
  • 「気持ち」カテゴリー:「猫 機嫌」「猫 怒っているサイン」「猫 うれしいとき」…
  • 「便利アイテム」カテゴリー:「猫 自動トイレ」「猫 給餌器」「猫 お出かけグッズ」…
  • 「豆知識コラム」カテゴリー:「猫 能力」「猫 歴史」「猫 文化」…

このように、サイトの大まかな方向性やユーザーとの接点をイメージした上で、具体的なキーワードを選定していきます。

キーワードをリストアップできたら、そのキーワードや類似語をクエリにするユーザーが何を知りたいか考え、記事にします。
記事公開後は、随時アクセス状況や検索順位などをチェックし、必要に応じて加筆修正しましょう。

見出し構成や記事執筆・リライトなどについては、それぞれ以下の記事で詳細を解説しています。

・見出し構成
参照:「記事の見出しはSEOの大黒柱!上手につける6つのコツを紹介

・記事執筆
参照:「SEOライティングとは?読まれる文章を書く15のコツをご紹介

・リライト
参照:「ブログ記事のリライトとは?成功事例から知る正しいリライト法

4.効率よくSEO対策キーワードを設定する方法

おおまかな流れは上記の1~5のステップで触れたとおりですが、イメージがわくよう、もう少し詳細な点を補足しておきましょう。

実際にキーワードを決める際、以下の5ポイントをしっかり意識すれば、効率的なキーワード選びが可能です。

  • サイトの目的からコンテンツのイメージを描く
  • ツールも使ってキーワード候補を発見する
  • 競合サイトの情報も参考にする
  • キーワードを整理する
  • 検索ボリュームをチェックする

それぞれのポイントを解説します。

4-1.サイトの目的からコンテンツのイメージを描く

4-1.サイトの目的からコンテンツのイメージを描く

1つ目のポイントは「サイトの目的からコンテンツのイメージを描くこと」です。

サイトを運営する目的をしっかり考えましょう。

単なる日記ブログを書くのが目的なら、思いのままに書けばOKです。
しかし、アフィリエイトサイトや企業のサービスサイトなど、収益性のあるサイトを運営したいなら、アクセス数を稼げる考え抜かれたコンテンツが必要です。

アフィリエイト商材や企業の活動・商品・サービスに関連のない記事を投稿しても、売上や集客にはつながりにくいでしょう。
キーワードを選ぶときは、ユーザーとサイトの訴求点とがしっかりつながるようなキーワードを選んでください。

ただし1つ注意点があります。
収益を狙いすぎて、商品やサービスを宣伝することばかりを考えたキーワード選びはNGです。

効率よくコンバージョンを出すには、「この商品がとにかくおすすめ!」「ぜひサービス登録を!」とゴリ押しするコンテンツは避けた方がよいでしょう。
広告一辺倒のコンテンツは、ユーザーに嫌がられるからです。

それよりも、いわゆる「お役立ち記事」のように、ユーザーの検索ニーズを満たすことを主眼におき、「商材の訴求はあくまで自然に添える」程度で十分です。

広告感が強くなく、かつ役立つ情報を載せたコンテンツは、ユーザーに好感を持ってもらえます。
そうなるとユーザーはサイト内のほかのコンテンツを見たり、後ほど再びサイトを訪問したりするかもしれません。

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「自分が何を書きたいか」ではなく、「ユーザーが何を知りたいか」を徹底的に考えてキーワードをリストアップしていきましょう。Googleは常に、「ユーザーにとって便利な検索サービス」を作るよう努力しているため、ユーザーニーズを満たすことを念頭においたコンテンツを作り続ければ、結果が出やすいです。

4-2.ツールも使ってキーワード候補を発見する

4-2.ツールも使ってキーワード候補を発見する

2つ目のポイントは「ツールも使ってキーワード候補を発見すること」です。

先ほどの1~4のステップのとおり、サイトのジャンルやメインテーマ・ユーザーの検索ニーズなどがある程度出そろったら、具体的なキーワード候補を決めていきます。

しかし、キーワード候補を頭で一生懸命考えて決めるだけでは不十分です。
自分自身があまり知見のないジャンルであれば特にそうですが、思いつくキーワードには限界があります。
またキーワードをたくさん思いついても、競合や検索ボリュームまではわかりません。

そこで便利なのが、キーワード選定に便利な数々のツールです。

ツールを使うことで、候補に挙げたキーワードの検索ボリュームや競合性を調べたり、ユーザーニーズに合致しているかをチェックしたりできます。

九段さん
具体的にどのようなツールを使ったらよいでしょうか?

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スタッフ
たくさんあります。おすすめのツールを後ほどご紹介しますね。

4-3.競合サイトの情報も参考にする

4-3.競合サイトの情報も参考にする

3つ目のポイントは「競合サイトの情報も参考にすること」です。

競合とはいえ、参考にすべき点は積極的に自サイトにも取り入れるべきです。

例えば、競合サイトでどのようなキーワードを設定しているかを「keywordmap」などのツールで調べ、自サイトで対策したいキーワードと比較します。
もしそのキーワードがリストになかったら、新たに追加できるでしょう。

あるいは競合サイトとの差別化を図るために、競合サイトで扱われていなそうな関連コンテンツを探すこともできます。

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サイト作りをするときは、内向きに自サイト内のコンテンツ構成のことばかり考えるのではなく、競合サイトからもヒントを得るとよいです。

4-4.キーワードを整理する

4-4.キーワードを整理する

4つ目のポイントは「キーワードを整理すること」です。

ある程度キーワード候補が出そろったら、最終的に使うキーワードを吟味します。
候補になったキーワードすべてを使うのではなく、取捨選択しましょう。

具体的にどのような整理を行うかというと、「グルーピング」です。

言葉が多少異なるとしても、同じ検索意図が隠れているキーワードは一緒に対策しましょう。

例えば以下のキーワードを比較してください。

A:「猫 何年生きる」
B:「猫 寿命」
C:「猫 散歩」

どれも異なる単語から成りますが、AとBのキーワードをクエリにするユーザーは、「猫はどれくらい長く生きられるか?」という同じ情報を探していると考えられます。

このような場合、別々のコンテンツを作成しても中身は似通ってしまうでしょう。
重複コンテンツは、SEO対策において理想的ではありません。
そのためAとBのキーワードは一緒にして、同じコンテンツを作成するのがベターです。

※重複コンテンツについて詳しくは、以下の記事もご覧ください。

参照:「重複コンテンツはSEO的に地雷!評価を下げない対策とは

グルーピングに関して、もう1点行いたい作業があります。
先ほど「検索意図による分類」で」ご紹介した、以下の4つのタイプにキーワードを分けることです。

  • BUYクエリ
  • KNOWクエリ
  • DOクエリ
  • GOクエリ

4つの分類に分けると、「このキーワードはBUYクエリやDOクエリだから、コンバージョンをより強く意識したコンテンツを作ろう」など、方向性がはっきりしやすいです。

4-5.検索ボリュームをチェックする

4-5.検索ボリュームをチェックする

5つ目のポイントは「検索ボリュームをチェックすること」です。

「検索ボリュームによる分類」で解説したとおり、キーワードは検索ボリュームにより3つのタイプに分けられます。

リストアップされたキーワードの検索ボリュームをそれぞれ調べましょう。
「Googleキーワードプランナー」など、ツールによってはキーワード候補とその検索ボリュームをまとめてチェックできるものがあります。

検索ボリュームが非常に多くビッグキーワードに分類されるキーワードは、競合性が高いキーワードです。
そのキーワードにはライバルたちが多いため、SEO対策初心者が挑むのはハードルが高いでしょう。

初心者は、最初のうちはロングテールキーワードでコンテンツを作っていくことをおすすめします。

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唯一無二のデータや体験談など、オリジナリティーや信頼性の高いコンテンツが作れるのならまだしも、成長途上のサイトであるならば、競合性の低いキーワードから攻めるのがベターです。

5.SEO対策キーワードを設定するためのツール4選

SEO対策キーワードを選定・設定する上で、さまざまな便利ツールを使うと作業が効率的です。

例えば以下のようなツールを試すようおすすめします。

  • キーワードプランナー
  • ラッコキーワード
  • Yahoo!知恵袋
  • Google Search Console

いずれのツールも代表的なツールです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

5-1.キーワードプランナー

キーワードプランナーのTOP画像
参照:「キーワードプランナー

キーワードプランナー」はGoogle公式の無料ツールです。

このツールは本来、ネット広告を掲載したい方向けのツールですが、SEO対策にも使えます。
使える機能には以下のようなものがあります。

  • キーワードの月間検索ボリュームのチェック
  • 新しいキーワード候補の発見

チェックしたデータは、「CSV」形式にて、エクセルによる閲覧が可能です。

注意点として、検索ボリュームに関しては、広告出稿しないと「1万~10万」など幅を取った数値が示されます。
具体的な数値を知りたい方は、SEO対策とは別に広告出稿の選択肢を考えてもよいでしょう。

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スタッフ
Google公式ツールですので、安心して利用できるのがよい点ですね。なお必要に応じて、似たようなツールを追加利用してもよいでしょう。例えば以下のようなツールです。

aramakijake.jp
GoogleやYahoo! JAPANにおける検索ボリュームの予測に役立つ

KEYWORD FINDER
登録したキーワードの月間検索ボリュームを、リアルに近い数値で表示する

5-2.ラッコキーワード

ラッコキーワードのTOP画像
参照:「ラッコキーワード

ラッコキーワード」は、特定のキーワードの関連キーワードを自動的に取得できる無料ツールです (有料コースもあり)。
使える機能には以下のようなものがあります。

  • 複数の検索エンジンにおける関連キーワードの一括取得(GoogleやBing・YouTube・Amazon)
  • 見出し抽出(上位20サイトのWebページ)
  • 共起語や類語などの発見

特定のキーワードを膨らませてキーワード候補を多くしたいときに便利です。
また見出し抽出機能を使うと、人気の上位ページがどのような構成で作られているか構造解析ができ、非常に役立ちます。

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Googleだけでなく、ほかの検索エンジンも対象にして幅広いキーワード候補を見つけられるのがよいですね。

5-3.Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋のTOP画像
参照:「Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋」は、いわゆるQ&Aサイトの代表格です。

サイト内には数多くのジャンルにおける一般ユーザーからの質問が飛び交っており、専門的な回答から素人の意見まで、見ているだけで楽しめるやり取りがされています。

使い方はいたって簡単で、気になる語句を検索にかけるだけです。

検索した語句に関連する質問が数多く表示されるため、自分では思いつかなかった疑問や感想を見つけられるかもしれません。

誰かが質問したということは、その話題に関してほかにも関心を持っているユーザーがいるかもしれないサインです。
話題に直結しそうなキーワードを起こしてコンテンツを起こせば、興味深い内容になるでしょう。

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Yahoo!知恵袋を使うと、ニッチな話題を見つけられます。キーワード選びだけでなく、キーワードをもとにした見出し構成を作るときにも便利なツールですので、ぜひ一度使ってみてください。

5-4.Google Search Console

Google Search ConsoleのTOP画像
参照:「Google Search Console

Google Search Console」は、Google公式の無料サイト解析ツールです。
サイトにアクセスするユーザーの動きやサイトの改善点をチェックできます。

使える機能には以下のようなものがあります。

  • サイトパフォーマンスの確認(クリック数やクリック率・平均掲載順位・合計表示回数などの数値表示)
  • 流入キーワードの確認
  • 被リンクの確認
  • URLの検査
  • ペナルティチェック

キーワードに関していうと、あるWebページに対してどのようなクエリでユーザーが流入しているかを調べられます。
自分がキーワードに関してイメージしていたユーザーのニーズと、実際のユーザーのニーズが同じかどうか推測できるため、コンテンツの中身を精査するのに便利です。

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サイト運営者であれば必ず導入しておきたいツールのひとつです。

6.キーワード選定も執筆もお任せ!「記事作成代行Pro」

記事作成代行proのトップ画像

九段さん
キーワード選定をはじめ、自分でSEO対策をすべて行うのはハードルが高そうですね。効率的なサイト運営を行うにはどうしたらよいでしょうか?

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自分自身でサイト運営を行うなら、検索エンジンのガイドラインに精通し、コンテンツ面でも技術的な面でもノウハウとスキルを高めなければなりません。覚えることは多いですが、毎日しっかり学習すれば、少しずつ実力をアップできるでしょう。ただしSEO対策はすぐに結果が出るものではありませんから、我慢強さも求められます。

九段さん
なるほど、地道な努力が大切なのですね。動画や参考書を通して、もっと勉強してみようと思います。

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もし少しでも早く競合に追いつきたいということであれば、SEO対策のプロに施策を依頼する手もあります。例えば、SEO対策において最重要施策のひとつである記事コンテンツの作成を依頼するとスムーズでしょう。

弊社が運営するサービス「記事作成代行Pro」も、多くのサイト運営者のサポートを行うSEO対策サービスです。
記事作成代行Pro」では、キーワード選定から執筆・リライトまで、良質なコンテンツの作成に力を入れております。

以下は当サービスの特徴です。

  • 「心理学」を応用した構成案の作成
  • 専属ライターによる統一感のある内容
  • ディレクターと校閲&校正者によるチーム作業
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  • ニーズに合わせて追加できる4つのオプション(WordPress入稿、画像挿入、画像文字挿入、SEOコンサルティング)
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記事作成代行Pro」は、低コストとハイクオリティーを両立させたSEO対策サービスです。「自分自身でキーワードを考えるのは大変」という方は、ぜひ一度弊社までご相談ください。プランの詳しい内容については、以下の公式ページからも詳細をご覧いただけます。

7.まとめ

ここまでキーワード選定・設定のイロハについて解説しました。

キーワード選定はSEO対策の出発点であり、奥の深い施策です。

キーワードをしっかり選出し、整理してからコンテンツ作成に取りかかると、方向性がしっかり定まった内容になります。
そのようなコンテンツは、Googleをはじめとする検索エンジンにも、ユーザーにも理解しやすいでしょう。

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スタッフ
SEO対策初心者の方がいきなり上手にできるほど簡単なものではありませんが、ご紹介したステップをもとに、ツールを使いながらキーワード選定および記事構成案の作成を行ってください。必要に応じて「記事作成代行Pro」へもぜひご相談ください。