スニペットは重要なSEO対策!表示させるテクニック大公開

2019.8.30
WEBサイトを運営している方なら「スニペット」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。スニペット(Snippet)は日本語訳で「断片、切れ端」になります。
スニペットとは簡単に説明すると、Googleなどの検索エンジンで検索したときページタイトル下に表示される説明文の部分がスニペットになります。
このスニペットはSEO対策でページタイトルとともに重要なポイントの一つであり、設定次第ではPV数にも大きく影響するのです。
といっても中には、どうしてPV数に大きく影響するのか?また、スニペットには3種類のタイプがあり、どうやればスニペットが表示されるのか?など、疑問がある方もいますよね。
そこで、この記事では「スニペットのことを詳しく知りたい!」という方へ、スニペットがSEO対策で重要な理由と3種類のスニペットの違いや表示させる方法などご紹介します。
目次
1.スニペットとは?SEO対策で重要なワケ
スニペット(Snippet)は日本語で「断片」や「切れ端」を意味し、検索エンジンの検索結果に表示されるページタイトル下の説明文を指します。何も設定していなければ検索エンジンが自動的にそのページのポイントになる文章を断片的に切り取って表示するためスニペットと呼ばれています。
スニペットは検索エンジンが自動的に情報を抽出しますが、WEBライターの意図しない部分の情報が抽出されることも多々あります。そこで一般的にページの説明文として設定されるのが「メタディスクリプション(meta description)」です。
メタディスクリプションとは、ページの説明文を表示されるために設定するmetaタグです。
検索結果に対して以前は120文字がベースになっていましたが、少し前は最大で240文字まで表示されているものもありました。しかし、2019年8月22日現在いろいろと調べてみると、基本的には120文字前後がベースになっています。
また、スマホ版も以前は50文字前後でしたが2019年8月22日現在は80文字前後がベースです。
スニペットがSEO対策で重要なワケ
通常、SEO対策ではページタイトルが重要視されていますが、スニペットも同じくらいSEO対策では重要なポイントになります。
一般的にインターネット検索するユーザーは、検索結果として表示されるページタイトルを見て読むべき記事なのか判断する傾向があります。しかし、検索するキーワードによっては同じようなページタイトルが複数あることも珍しくありません。
そこで、検索ユーザーが読むべき記事なのか判断する材料として特に重視しているのがスニペットなのです。ページに書かれている内容を分かりやすく120文字前後に凝縮することで、検索ユーザーの興味を惹くことができます。
もちろん、スニペットを適切に設定すれば確実に上位表示される訳ではありませんが、ページ概要を適切に説明することでクリック率が伸びる可能性は大いにあります。
説明した通り、何もしなければ検索エンジンが自動でページ情報を断片的に切り取って表示してくれます。ただし、検索上位を狙いたいときは、対策キーワードを含めながら120文字前後の文章にまとめたうえで、メタディスクリプションを設定する必要があります。
ページタイトルとともにスニペットを適切に設定すればSEO対策が強化され、最終的に検索結果の上位表示が目指せるようになるのです。
2.3種類のスニペットの違いと表示させる方法
検索順位を上げてクリック率を伸ばすためには、ページタイトルとともにスニペットも適切に設定しなければなりません。このようにSEO対策で重要なスニペットですが、表示のされ方などの違いで大きく以下の3種類のタイプに分類されます。
- 普通のスニペット
- 強調スニペット
- リッチスニペット
ここからは、それぞれのスニペットの違いと表示させる方法などご紹介していきます。
普通のスニペットとは?メタディスクリプションの設定が必須
普通のスニペットは、何も設定しなければ自動的に記事情報の一部が切り取られ、メタディスクリプションで文章を設定すればその文章が表示されます。文字数はパソコンで120文字前後、スマホ版で80文字前後の説明文が表示されます。
Googleで「記事 書き方」で検索すると以下のように表示されます。
検索1位のサイトはメタディスクリプションが設定されています。以下2位と3位のサイトはGoogleが内容の一部を抽出しているため、120文字を超えれば「・・・」で表示されます。
このように、普通のスニペットを適切に表示させるにはメタディスクリプションの設定が必須といえるでしょう。
強調スニペットとは?基本的なSEO対策が必要不可欠
強調スニペットとは、検索ユーザーが「◯◯とは?」というように疑問を投げかけるような検索をしたときに、検索結果のトップページの最上部に表示されるスニペットになります。
例えば、「iPhoneとは」でGoogle検索すると以下のように結果が表示されます。
「iPhoneとは」という疑問に対して、その回答に最も適したサイトがトップ表示されます。この例では検索結果1位のサイトが抽出されていますが、検索結果の2位や3位のサイトが表示されるケースもあります。
SEO対策においてスニペットは重要なポイントになりますが、中でも強調スニペットが特に重要視されています。上の検索結果を見て分かる通り、検索結果のトップページの最上部に表示されるとともに記事情報や画像までも表示されるのでPV数が確実に伸びていくのです。
強調スニペットを表示されるには?
強調スニペットとして表示されればSEO対策として絶大な効果をもたらしてくれます。
では、強調スニペットに表示させるにはどうしたらいいのか?
強調スニペットとして表示されるには検索上位に入っていることが必須の条件になるため、まずは基本的なSEO対策を行って上位表示を目指す必要があります。
さらに、強調スニペットは基本的に検索ユーザーの疑問に対してその回答をGoogleが結果として表示するので、記事の構成や内容が疑問に対しての回答になっているかが重要になります。
つまり、強調スニペットに表示させるためには、基本的なSEO対策を施して検索上位を目指すとともに、検索ユーザーが投げかける疑問に対して的確に回答しているような構成や内容で記事を作成することが求められます。
リッチスニペットとは?テキストの他に様々な情報が追加可能
リッチスニペットとは、普通のスニペットに加えて、
- 商品のレビュー・価格
- 会社概要
- イベントスケジュール
- 動画や音楽
- パンくずリスト(検索ページにたどり着く経路)
- 検索窓
このような情報が加わったスニペットになります。
例えば、「NTT東日本」でGoogle検索すれば以下のように表示されます。
NTT東日本など特定の企業名で検索したとき、リッチスニペットを設定していれば会社概要や検索窓が表示されます。リッチスニペットにすれば検索順位が上がる訳ではありませんが、通常のスニペットのほかに情報を加えることで検索ユーザーにインパクトを与え、PV数の増加が期待できるのです。
リッチスニペットを表示させるには?
リッチスニペットを表示させるには、構造化データをマークアップしなければなりません。構造化データとは、加えたい情報をGoogleのクローラーに知らせるために一定のルールに従って記述したデータを指します。
その一定のルールはGoogleを始めYahoo!やBingなどの検索エンジンでバラバラなので、検索エンジンによって表示する・しないが分かれてしまいます。そこで現在、大手検索エンジンで使われている構造化データのマークアップのルールが「Schema.org」です。
schema.orgでは一般的に「microdata」という記述方式が使われています。
microdata方式でマークアップすることで検索エンジンのクローラーがページ情報を正確に把握できるようになり、結果としてリッチスニベッドが表示できるようになるのです。
schema.orgのmicrodata方式でのマークアップの方法は、「schema.org 日本語訳」で解説されているので、リッチスニペットを表示させたいという方は参考にご覧ください。
以上、3種類のスニペットの特徴や表示させる方法などご紹介しました。
いずれのスニペットも検索ユーザーが情報を探しやすくなる効果があるとともに、クリック率やPV数の増加が期待できます。
ただし、先程から説明している通り、スニペットを設定すれば検索順位が上がる訳ではないので、そもそもの記事に対して基本的なSEO対策を施すことでスニペットが効果を発揮するのです。
3.まとめ
スニペットは検索結果に表示されるページタイトル下の120文字程度のテキストを指し、普通のスニペットの他にも強調スニペット、リッチスニペットといったタイプのスクペットがあります。
普通のスニペットにキーワードを含めたメタディスクリプションを設定することでSEO対策の強化になるほか、強化スニペットに表示されればより高いSEO効果が期待できます。また、リッチスニペットを設定することで検索ユーザーにインパクトを与えPV数の増加が期待できます。
ただし、スニペットでSEO対策を強化するには元々の記事のクオリティが低いと実現できないので、基本的なSEO対策を施しながらクオリティの高い記事作成を心がけておきましょう。
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