記事ライティングガイド

作成した記事の著作権はライターにあるのか?クラウドソーシングは規約の確認を!

作成した記事の著作権はライターにあるのか?

2018.12.17

ライターの方で自分が作成した記事の著作権について考えたことがあるでしょうか?
基本的に作成した記事はライターの「著作物」であり、もちろん「著作権」はライターにあると思いますよね。

「頭をひねった記事なんだから著作権も自分にあるでしょ!」と考えているライターの方も少なくないでしょう。しかし、クラウドソーシングでは必ずしもライターに著作権があるとは限らないのです。

ということで、ここからは記事を作成するライターの著作権についてお話していきます。

1、作成した記事の著作権はライターにあるのか?

作成した記事の著作権はライターにあるのか?
著作権といえば、日頃から記事を執筆しているライターはよく知っていますよね。

一般的に、特定の人物によって作られた記事や画像などが「著作物」であり、その特定の人物が「著作者」になります。そして、特定の人物が作った「著作物」を許可なく無断で利用させないように法的に守っているのが「著作権」です。

記事作成では、コピペや画像の無断転載などの行為が「著作権の侵害」となり、民法709条により賠償請求されることもあります。

では、本題のライターに著作権はあるのか?ということです。
ブログ記事やコラム記事など個人のアイデアで作成した記事はもちろん、クライアントから依頼を受けて執筆する記事に関しても、基本的にライターに著作権が発生します。

そこで、仮に自分が書いた記事が、他所のサイトで許可なく無断で利用されていれば、当然「著作権の侵害」として掲載しているサイトに対して賠償請求ができます。

ただし、依頼を受けるクライアントとの間で著作権が書かれた契約書を交わしていれば、執筆料金を受け取った時点で著作権はクライアント側に帰属します。その際、フリーライターの方が契約書を交わすときは、トラブル防止のために利用する範囲(利用許諾範囲)は確認しておきましょう。

ライターが作成する自分の考えが詰まった記事は著作物であり、無断で利用されれば「著作権の侵害」として訴えることができます。

2、クラウドソーシングは利用規約の確認が必須!

クラウドソーシングの著作権は利用規約の確認が必須
前の項では、著作権はライターに発生すると説明しましたが、クラウドソーシングで仕事をしているライターはそうとは限らないのです。

クラウドソーシングでは通常、

  • コンペ形式:依頼に対して直接仕事を募集して、集まった募集の中から選んでいく形式
  • プロジェクト形式:担当するライターと打合せを行いながら進める形式
  • タスク形式:簡単な作業(タスク)を一括して依頼できる形式

この3つの形式があり、ライターは主に「タスク形式」か「プロジェクト形式」のどちらかの依頼を執筆していきます。

そこで、クラウドソーシングで記事を作成するにあたり、利用規約は見たことがありますか?
クラウドソーシングサービスでは、利用規約の中で著作権の譲渡に関する条項を定めています。

クラウドワークス

利用規約 第14条 本取引の成果物等に関する知的財産権及びその利用
本サービスを通じてメンバーがクライアントに対して納品した成果物に関する著作権等 の知的財産権(著作権法第27条及び第28条の権利を含みます。)は、本取引の業務が完了するまでの間はメンバーに帰属するものとし、本取引の業務が完了した段階でクライアントに移転・帰属するものとします・・・

サグーワークス

利用規約 第7条 記事の権利の帰属
1. 会員により記事が投稿された時点をもって、記事に関する所有権、著作権(著作権法第27条および第28条に規定する権利を含みますが、これらに限定されません。)、その他一切の知的財産権は、会員から当社に譲渡されるものとします。ただし、投稿記事のうち、不採用となったものについてはこの限りではありません。

このように、記事を納品してお金を貰った時点で、著作権はクラウドソーシング側に譲渡される形になります。

そのため、自分が執筆した記事が仮に他所のサイトで無断盗用された場合も、ライター個人が著作権の侵害として損害賠償を請求することはできないのです。

ただし、著作権人格権まで譲渡できないので、仮に自分の記事が別の人の名前で掲載されているときは、誤りを正すように請求できます。著作権人格権とは、ライターの名誉や記事への思い入れを守る権利のことです。

このように、クラウドソーシングでの著作権の扱いは複雑なので、利用規約を確認するほか、心配な方は担当編集者に問い合せてみましょう。ライター自身が損害を受ける心配はないものの、確認しておけば安心して仕事ができるのではないでしょうか。

3、まとめ

著作権といえば、ライターの方はコピペや画像の無断転用などのイメージは強いですが、自身が作った記事の著作権のことは意外に無頓着ですよね。私もそうですが、一度納品して記事に関しての著作権について、深く考えたことがありませんでした。

基本的に、依頼を受けるクライアントと著作権に関わる契約を交わしていない限り、ライターに著作権が発生します。そのため、他所のサイトで勝手に盗用されていれば、損害賠償を請求できます。

しかし、クラウドソーシングでは規約により、記事を納品してお金を貰った時点で著作権はクラウドソーシング側に譲渡されます。著作権まで気にしている人は少ないと思いますが、利用規約は一通り目を通しておくことをおすすめします。