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プロも使うSEOチェックツール20選!無料ツールもご紹介

プロも使うSEOチェックツール20選!無料ツールもご紹介
九段さん
SEOは思ったよりも奥が深いですね。なかなか自分のサイトの順位が伸びません。

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記事Pro
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そんなときはSEOツールがおすすめです。ツールを活用すると、自サイトの改善点を見つけたり競合サイトを分析できたりと、SEO強化のヒントを得られます。

とはいえ便利なSEOツールは山ほどあるため、どれを使えばよいのかわからない方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、Google公式のツールや無料ツールを中心に、プロも使うツール20選をご紹介します。
またツールを使うメリットも解説します。

【この記事がおすすめな方】

  • SEOツールを使うメリットを知りたい方
  • おすすめのSEOツールを知りたい方

※この記事では、検索エンジン界におけるGoogleの圧倒的なシェアの高さ(実質9割以上)を踏まえ、「検索エンジン=Google」として解説しております。

1.SEOチェックツールを使う4つのメリット

SEOチェックツールは、SEO初心者だけでなくSEOのプロも使っています。
SEOのノウハウやスキルを身につけたプロであっても、自身の経験やセンスだけで、上手にサイト運営ができるわけではありません。

SEOを強化するには、さまざまなデータを収集・分析する必要があり、それにはツールの利用が不可欠です。
また、優れたツールを使うと効率的にSEO対策を行えるため、すべてのサイト運営者は、SEOの知識を学ぶことに加え、便利なツールの使い方も学ぶ必要があるといえるでしょう。

SEOチェックツールを使う具体的なメリットには、少なくとも以下の4つが挙げられます。

  • SEOの目標が具体化する
  • 膨大な情報を簡単に収集できる
  • SEOのノウハウやスキルを補完できる
  • 競合サイトの動きがわかる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

1-1.SEOの目標が具体化する

1-1.SEOの目標が具体化する

1つ目のメリットは「SEOの目標が具体化すること」です。

SEOチェックツールを使うと、具体的な数値でサイトパフォーマンスを測れます。
アクセス数やクリック率・平均滞在時間・直帰率など、ユーザーの動きを伝える数値がわかるため、それに応じた具体的な数値目標も決めやすいです。

例えば、Google公式のツール「Google Search Console」を使うと、各Webページのクリック率が何%かを調べられます。
検索順位における予想クリック率と、実際のクリック率が大きく離れているように感じたら、「○○%に達するようにタイトルとディスクリプションを改善してみよう」など、次の明確なステップが見やすいです。

一方ツールを使わない場合、わかるのは検索順位くらいでしょう。
「検索順位をアップさせる!」という漠然とした目標は立てられても、「クリック率を1%から1.5%に上げる」「直帰率を70%から50%に下げる」など具体的な目標は立てられません。

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記事Pro
スタッフ
ある人が体重計を一切使わずにダイエットに挑戦する場面をイメージしてください。その人は、「見た目をすっきりさせる」という大まかな目標は立てられますが、「何kg減量する」という具体的な目標は立てられません。

正確な体重がわからなければ、ダイエットしても効果が出ているのかどうかよくわからず、達成感は感じられないでしょう。同じように、SEOチェックツールで具体的な数値を出さないと、SEOの目標がしっかり定まりません。

1-2.膨大な情報を簡単に収集できる

1-2.膨大な情報を簡単に収集できる

2つ目のメリットは「膨大な情報を簡単に収集できること」。

ネット上にはSEO強化に役立つ多くの情報がありますが、ツールを使ってそれらをスピーディーに収集・活用することで、効率的なSEO対策が可能です。

例えば「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」などのツールを使うと、対策キーワードの候補をすぐにリストアップ。
また、対策キーワードに関連しそうな語句を、簡単に洗い出せます。
そのおかげで対策キーワード選定がスムーズになったり、ユーザーの検索意図の見極めがより正確になったりするでしょう。

もしこれらの情報を、すべて自分で集めるとなると膨大な手間がかかります。
というより、ほぼ不可能に近いでしょう。

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記事Pro
スタッフ
SEOチェックツールを使うと、無駄な時間や労力がかからないため、新規記事の公開や既存記事のリライトをスピーディーに行えます。また、時間を効率的に使えれば、記事に含める情報をより深く調査する余裕が生まれ、結果的にクオリティーの高い記事を作成しやすいでしょう。

1-3.SEOのノウハウやスキルを補完できる

1-3.SEOのノウハウやスキルを補完できる

3つ目のメリットは「SEOのノウハウやスキルを補完できること」です。

SEO初心者は、SEOのノウハウやスキルをまだ十分に把握していません。
どのような具体策を講じるべきかイメージが鮮明でないため、サイト運営で苦労する部分は大きいでしょう。

この点、SEOチェックツールを使うと、必要なノウハウやスキルを補完できます。
例えば、リッチリザルトを表示させるためには「構造化データのマークアップ」を行う必要がありますが、Google公式の「構造化データマークアップ支援ツール」を使えば、簡単にマークアップが完了するでしょう。

また「ヒートマップ」を使うと、ユーザーがWebページ内でどのようなリアクションをしているか視覚的に把握することが可能です。
熟読されている箇所は赤く、読まれていない部分は青くなど、カラーリングでユーザー行動を「見る」機能があり、サイト運営者がコンテンツを改善するためのヒントを得られます。

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記事Pro
スタッフ
初心者はツールだけに頼らず、SEOのノウハウやスキルを学び続ける必要があります。しかし慣れないうちは特に、ツールを使うことで競合に負けないサイト作りがしやすくなるでしょう。

関連記事:「【SEO初心者向け】SEOと検索エンジンの基礎知識を徹底解説!

1-4.競合サイトの動きがわかる

1-4.競合サイトの動きがわかる

4つ目のメリットは「競合サイトの動きがわかること」です。

SEOチェックツールの中には、自サイトのパフォーマンスだけでなく、他社サイトのパフォーマンスも確認できるツールがあります。

例えば「Gyro-n SEO」を使うと、競合サイトの順位変動やインデックス数の推移を確認できます。
これらの情報を入手することで、自サイトにおけるSEO施策のプランを練りやすくなるでしょう。

また「Ahrefs Site Explorer」を使うと、競合サイトの人気ページや獲得している被リンクの品質などをチェックできます。
競合サイトがどのようなコンテンツでアクセスを得ているかがわかれば、自サイトにも取り込むとよい要素が見つかるかもしれません。

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記事Pro
スタッフ
自社サイトの検索上位や、アクセス数アップを達成する上でなにより大事なのは、もちろん自サイトで良質なコンテンツを公開し続けることです。競合サイトのパフォーマンス如何を問わず、自サイト自体の魅力を上げなければなりません。とはいえ、競合の動きを知ることでコンテンツ作成のヒントが得られますし、ある意味「尻に火が付いて」奮起できる部分もあるでしょう。

SEOにおける競争は激しいものです。

今やネットは情報収集やサービス利用のための巨大なインフラであり、多くの人がネットで買い物をしたり、生活に役立つ情報を調べたりします。
そのため、自社の商品やサービスをプロモーションしたり、アフィリエイトプログラムやGoogle AdSenseで広告収入を得たりし、多くのサイト運営者が上位表示を目指しています。

検索結果という「土俵」の上で、競合他社がしのぎを削っているため、検索順位で上位表示を達成するのは容易ではありません。
この点を踏まえると、競合他社の動きを把握するのに役立つSEOチェックツールは、ぜひ活用を検討すべきものです。

2.おすすめSEOチェックツール20選【無料ツールもご紹介!】

ここからは、おすすめできるSEOチェックツール20選をご紹介します。
ご紹介するツールは、以下の4つの目的で分類しました。

  • キーワードチェックツール5選
  • サイトパフォーマンスチェックツール9選
  • 競合サイトチェックツール2選
  • コンテンツ作成支援系ツール4選

なお利便性を考え、見出しのツール名に以下のタグをつけました。
それぞれのタグの意味は以下のとおりです。

  • 【無料】 無料で使えるツールか一部の機能を無料で使えるツール
  • 【有料】 月額払いなど有料プランを契約して使えるツール(体験版を無料で使えるだけの場合は【有料】とします)
  • 【公式】 Googleが公式で提供しているツール

2-1.キーワードチェックツール5選

最初にご紹介するのは「キーワードチェックツール5選」です。
このタイプのツールは、Webページの対策キーワードを選定したり、ユーザーの検索意図を見極めたりするのに役立ちます。

以下の5つのツールが特におすすめです。

  • Googleキーワードプランナー【公式】【無料】
  • Google Trends【公式】【無料】
  • ラッコキーワード【無料】
  • 共起語検索【無料】
  • Ubersuggest【無料】

2-1-1.Googleキーワードプランナー【公式】【無料】

GoogleキーワードプランナーのTOP画像
参照:「Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー」はGoogleが公式に提供している無料ツールで、だれでも気軽に使えます。

もともとはGoogleでリスティング広告を配信する際に使うツールですが、SEOでも利用可能です。
具体的には、以下のような機能を活用できます。

  • 指定キーワードの関連キーワードをリストアップ
  • 月間平均検索ボリュームと競合性の確認
  • キーワードごとの広告単価の確認

関連キーワードを調べると、サイトのテーマに沿うキーワード候補を見つけられます。
例えば「趣味 シニア」と入力すれば、関連性の高いキーワードが一覧で示されるため、新規コンテンツ作成のヒントにできるでしょう。

また、検索ボリュームや競合性の指標は、どのキーワードにおいて競争に勝てるかを考えるために役立ちます。

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記事Pro
スタッフ
Googleキーワードプランナーは、公式ツールだけあり便利です。ただし注意点として、広告を出稿しない場合は、検索ボリュームの数値が詳細に表示されません。詳細を知りたい場合は、広告出稿も視野に入れるか、後述する「Ubersuggest」の併用を検討するとよいでしょう。

関連記事:「SEO対策にキーワードプランナー!3つの使い方と便利な活用法

2-1-2.Google Trends【公式】【無料】

Google trendsのTOP画像
参照:「Google Trends

Google Trends」もGoogleが公式に提供している無料ツール

Google Trendsでは「キーワードの人気度」をグラフや図で確認できます。
具体的な機能は以下のとおりです。

  • 指定キーワードの推移をグラフ化
  • カテゴリー別の急上昇ワードをリストアップ
  • 指定キーワードの人気が高い地域を表示

調べたいキーワードを検索にかけると、検索回数がどのように推移しているか把握できます。
また、自サイトと同じカテゴリーで注目度が高まっているキーワードも発見できるため、ホットなキーワードを見つけて記事を作成したい場合に便利です。

例えば「北京オリンピック」と検索にかけると、関連キーワードとして以下の結果が返されました(2021年12月18日時点の検索)。

北京オリンピックの検索

「急激増加」や「○○%増加」など、注目度の高まり具合を教えてくれるため便利です。

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スタッフ
面倒な登録作業もなく、すぐに使えるのが魅力です。旬なキーワードを扱う場合に利便性が高いため、該当するサイト運営者の方には、ぜひ覚えておくようおすすめします。

2-1-3.ラッコキーワード【無料】

ラッコキーワードのTOP画像
参照:「ラッコキーワード

ラッコキーワード(旧称:関連キーワードツール)」は、サジェストキーワードをまとめて抽出できる無料ツールです。

ラッコキーワードの基本機能には以下のものがあります。

  • 複数の検索エンジンからサジェストワードを抽出
  • 質問&お悩み系サイトからの情報をリストアップ
  • 類語や同義語のピックアップ

これらの機能を使うと、キーワードリサーチがスムーズです。
指定キーワードに関連する語句(サジェストキーワード)を複数のソース(下記参照)からまとめて抜き出してくれるため、自分で多くの時間をかけて調べる必要がありません。

また「サジェストキーワードのサジェストキーワード」や、五十音順およびアルファベット順で並べた関連語句もリストアップされます。
このおかげで、ユーザーの検索意図を把握したり、新しいキーワードの候補を探したりするのが容易です。

類語や同義語を見れば、キーワードに使える表現を工夫できるでしょう。

具体例として、「節約 冬」と検索すると以下のサジェストキーワードが表示されました(2021年12月18日時点の検索)。

ラッコキーワードで「節約 冬」と検索

データはCSVでダウンロードできるため、Microsoft Excelで管理したい場合にも便利です。

情報は以下のようなソースから抽出されます。

  • Googleサジェスト
  • Google動画サジェスト
  • Google画像サジェスト
  • Googleショッピングサジェスト
  • Googleトレンド
  • Bingサジェスト
  • YouTubeサジェスト
  • 楽天サジェスト
  • Amazonサジェスト
  • Yahoo!知恵袋
  • 教えて!goo
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スタッフ
イメージとしては前述の「Googleキーワードプランナー」に似ていますが、ショッピングサイトや質問&お悩み系サイトから情報を集めてくれるのがユニークで便利です。「ラッコキーワードでキーワード候補を抜きだし、Google キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる」といった使い方をしてもよいでしょう。

ラッコキーワードは2021年12月時点では無料で利用できますが、機能を拡張した有料プランが今後リリースされる予定です。

関連記事:「キーワード数はSEOに関係ある!?上手な入れ方を徹底解説

2-1-4.共起語検索【無料】

共起語検索のTOP画像
参照:「共起語検索

共起語検索」は、共起語を調べられる無料ツールです。

「共起語」とは、「特定のキーワードと一緒に頻出する語句」を指します。
共起語がわかると、対策キーワードに関してユーザーから求められている情報をイメージしやすくなるでしょう。

共起語検索の基本機能は以下のとおりです。

・Googleの検索結果における上位30サイトの共起語を抽出

Googleから評価されている上位サイトにおいて、どのような語句が頻繁に使われているかがわかると、コンテンツに含めるとよい情報が見えやすくなります。

例えば「在宅ワーク」と検索すると以下の結果が表示されました(2021年12月18日時点の検索)。

「在宅ワーク」と検索すると以下の結果が表示

「入力」や「データ」「副業」などの語句が多く出ているのがわかります。
この場合、「データ入力の仕事」や「副業としての在宅ワーク」についての情報を書くとよいかもしれない、と考えられるでしょう。

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スタッフ
共起語を積極的に取り込めばユーザーの検索ニーズにヒットしやすくなるので、ぜひこのツールは活用するようおすすめします。

2-1-5.Ubersuggest【無料】【有料】

UbersuggestのTOP画像
参照:「Ubersuggest

Ubersuggest」は、指定キーワードの関連キーワードと、その検索ボリュームを教えてくれる無料ツール(有料プランもあり)です。

Ubersuggestの基本機能は以下のとおりです。

  • キーワード候補の提示
  • 指定キーワードの月間検索ボリュームを表示(上位サイトの被リンクやドメインオーソリティーに関するヒントも表示)
  • SEO難易度の数値化(自然検索における競争の激しさを数値化)
  • 有料難易度の数値化(有料検索における競争の激しさを数値化)

SEO難易度がわかれば、激しい競争を避けたい場合に参考情報として使えます。

具体例として、「基礎代謝 運動」と検索すると以下の結果が出ました(2021年12月18日時点の検索)。

「基礎代謝 運動」と検索した結果

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Google キーワードプランナーに似ていますが、広告を出稿せずに詳細な検索ボリュームを見られるのが魅力です。広告を出す予定がない場合は、主にこちらを使うとよいでしょう。

なお、無料でも利用できますが、1日あたりの検索回数にリミットがあるため、たくさん検索したい場合は月額会員をおすすめします。

月額払いの場合、$12から利用できます。

月額払いの場合

買切りの場合は、$120で購入可能です。

買切りの場合

2-2.サイトパフォーマンスチェックツール9選

続いて、サイトパフォーマンスをチェックするのに役立つツールをご紹介します。
自サイトのSEO状態を知ることで改善を図るヒントが得られるため、ぜひ導入をご検討ください。

ご紹介するのは以下の9つのツールです。

  • Google Search Console【公式】【無料】
  • Google Analytics【公式】【無料】
  • Page Speed Insights【公式】【無料】
  • モバイルフレンドリーテスト【公式】【無料】
  • Light House【公式】【無料】
  • リッチリザルトテスト【公式】【無料】
  • ANATOMY
  • SEMRUSH【有料】
  • BULL【有料】

2-2-1.Google Search Console【公式】【無料】

Google Search ConsoleのTOP画像
参照:「Google Search Console

Google Search Console」は、Googleの公式無料ツールです。
機能が非常に充実しており、すべてのサイト運営者が導入すべき必須ツールのひとつといえます。

Google Search Consoleの機能は以下のとおりです。

  • 検索パフォーマンスの表示(検索順位・表示回数・クリック率・クエリなど)
  • Googleへの情報送信(クロールリクエストやインデックス削除申請・サイトマップ送信など)
  • エラーの表示(構造化データ実装エラーやモバイルフレンドリーへの対応エラー・ペナルティ有無など)

検索パフォーマンスがわかると、「Webページがユーザーの関心をひけているかどうか」「どんなキーワードでアクセスされているのか」などの情報をつかめ、コンテンツの改善点をイメージしやすくなります。

またエラー表示機能を使えば、サイトの問題点をいち早く修正可能です。

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Google Search Consoleは主に、ユーザーが検索結果を見て、サイトにアクセスするまでの行動履歴を教えてくれます。ユーザーの動きを把握することで、サイト内の変更すべき箇所を見分けやすくなるでしょう。

2-2-2.Google Analytics【公式】【無料】

Google アナリティクスのTOP画像
参照:「Google Analytics

Google Analytics」も、Googleの公式無料ツールです。
Google Search Console同様、すべてのサイト運営者が導入すべき必須ツールといえるでしょう。

Google Analyticsは、サイト内におけるユーザーのアクションを把握するのに役立ちます。
具体的には、以下のような情報を入手可能です。

  • ユーザー行動(セッションや直帰率・離脱率・ページビュー数・平均滞在時間など)
  • ユーザーの属性やアクセス環境(年齢・性別・興味・使用デバイスやブラウザなど)
  • ユーザーの流入経路の確認(自然検索か広告か・直接訪問かなど)
  • コンバージョンの達成状況

ユーザーの行動を把握することで、サイトの問題点を発見しやすくなるほか、SEOの進捗状況を確認できます。
属性を知ると、自サイトのページに興味を持っているのがどのようなユーザーかがわかり、それに合わせたコンテンツ作成が可能です。

サイトパフォーマンスを把握するという点ではGoogle Search Consoleと混同しそうですが、Google Analyticsは主に、ユーザーがサイトにアクセスした後の行動履歴を教えてくれます。
先述のとおり、Google Search Consoleは主に、ユーザーがサイトにアクセスするまでの情報を扱うため、入手できる情報は同じではありません。

両者の大まかな相違点を図にすると以下のとおりです。

大まかな相違点の図

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なおGoogle Search ConsoleとGoogle Analyticsは連携できます。連携させると、Google Analyticsを使ってGoogle Search Consoleの情報を確認できます。ただし、データ取得方法に違いがあり数値のズレが発生することがあるので、連携するにしても時折両ツールをチェックしたほうがよいでしょう。

2-2-3.Page Speed Insights【公式】【無料】

Page Speed InsightsのTOP画像
参照:「Page Speed Insights

Page Speed Insights」は、Googleの公式無料ツールです。

このツールはWebページの読み込み速度をチェックし、改善するためのヒントを教えてくれます。
具体的には以下のような機能です。

・モバイルとパソコンにおける読み込み速度の計測(自サイトおよび競合サイト)
・読み込み速度向上のための修正サポート(修正箇所の表示)

Webページの読み込み速度は、ランキングシグナルのひとつです。
相当速度が遅いページでなければ問題ありませんが、速度は速いに越したことはありません。

Page Speed Insightsを活用して、読み込み速度を改善すれば、アクセスしてきたユーザーがストレスを感じてすぐに離脱してしまうのを防げます。

実際の診断内容を見てみましょう。
Page Speed Insightsでは、現在の速度パフォーマンスを、以下の画像のように数値や色を使って表示します。

現在の速度パフォーマンス

詳細な数値を使うため、具体的な改善目標を定めやすいです。

また以下の画像にあるように、改善項目や診断内容も詳しく教えてくれます。

資料

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Webページはコンテンツの内容が最重要ですが、閲覧をスムーズにする読み込み速度も大切な要素です。味が同じレベルの料理を出す2つのレストランがあったら、注文してすぐにテーブルに料理を出してくれる方がよいでしょう。読み込み速度も早い方がベターです。

2-2-4.モバイルフレンドリーテスト【公式】【無料】

モバイルフレンドリーテストのTOP画像
参照:「モバイルフレンドリーテスト

モバイルフレンドリーテスト」は、Googleの公式無料ツール
「モバイルフレンドリー」とは簡単にいえば、「スマホでWebページを閲覧しやすい状態」のこと。

パソコンとスマホでは画面の大きさや操作感が異なるため、同じWebページでも見え方や使いやすさは変わるものです。
今や多くのネットユーザーが、スマホを使って検索を行うため、GoogleはスマホでのWebページの利便性を重視します。

モバイルフレンドリーテストを使うと、自サイトのページがスマホ表示に適しているかをチェック可能です。
具体的には以下のような情報がわかります。

・Webページがモバイルフレンドリーかどうか
・ユーザビリティーに関するエラー(互換性のないプラグインの使用・ビューポートの設定ミス・コンテンツのサイズ問題など)

スマホに適したWebページを公開すれば、より多くのユーザー獲得につなげられます。
ツールを使って、パソコンサイトとスマホサイト両方の質を充実させましょう。

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なおモバイルフレンドリーの是非は、Google Search ConsoleやPage Speed Insightsでも判断できます。

2-2-5.Lighthouse【公式】【無料】

LighthouseのTOP画像
参照:「Lighthouse

Lighthouse」は、Googleの公式無料ツールです(英語)。
Google Chromeの拡張機能のひとつで、ブラウザに追加することで利用可能。

このツールでは、以下の5つのカテゴリーでサイトパフォーマンスを数値化します。

  • Performance(ページ読み込み速度や画像表示の速度・ユーザーの操作への反応速度など)
  • Accessibility(視認性の高さなど)
  • Best Practices(セキュリティーなど)
  • SEO(検索エンジンへの最適化レベル)
  • Progressive Web App(PWAへの対応レベル)

※「PWA」とは、Webサイトをスマホアプリのように操作できるサービス

詳細に指摘される問題点をチェックして修正すれば、サイトの質を改善するのに大いに役立ちます。
以下の画像は診断例のひとつです。

診断例の画像

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前述のPage Speed Insightsと画面が似ていることに気付かれた方もいらっしゃると思います。実はPage Speed Insightsは、Lighthouseの指標のうち「Performance(パフォーマンス)」のみを扱っているものです。英語で診断内容を読める場合は、Lighthouseを使うとより幅広い情報を得られます。英語が難しい場合は、とりあえずSpeed Insightsをおすすめします。

2-2-6.リッチリザルトテスト【公式】【無料】

リッチリザルトテストのTOP画像
参照:「リッチリザルトテスト

リッチリザルトテスト」は、Googleの公式無料ツール

「リッチリザルト」とは、検索結果に表示されるWebページの情報を、通常よりも多く表示させられる仕組みです。
必ず表示されるわけではありませんが、必要な処理(構造化データのマークアップ)を行うと、パンくずリストやカルーセル・画像などWebページのさまざまな要素を表示してもらえるチャンスが生まれます。

検索結果への表示内容が多くなればユーザーへのアピール要素が増え、アクセス数がアップしやすいでしょう。

リッチリザルトテストを使うと以下の情報がわかります。

  • リッチリザルトで表示される要素があるか
  • 構造化データのエラーの有無と詳細

診断結果に応じて、構造化データを適切にマークアップすれば、クリックされやすいWebページを作成できます。
なお構造化データのマークアップは、Google公式の「構造化データのマークアップ支援ツール」を使うとスムーズです。

2-2-7.ANATOMY|【有料】

ANATOMYのTOP画像
参照:「ANATOMY

ANATOMY」は、サイトの内部SEOを分析できる有料ツールです(トライアルは無料)。

4つの情報源(Google Analytics・Google Search Console・HTMLソース・画面キャプチャ)+αの情報をもとに、横断的にサイトパフォーマンスを分析できます。

また「直感的な操作感」という特徴も。
パズルを組み立てているような操作感で、さまざまなデータを確認できるため、SEO施策をよりスピーディーに。

ANATOMYには大きく分けて、サイトのSEOを分析する機能と、アクセスを解析できる機能とがあります。
具体的には、以下のような機能が利用可能です。

  • 競合分析
  • 検索流入数予測
  • 関連キーワード分析
  • 内部リンク分析
  • タイトルやディスクリプション・見出しの分析
  • サイトのディレクトリ構造の可視化
  • 画面キャプチャ解析
  • ユーザー動線分析
  • ページ品質解析
  • トレンドアイコン(サイトの状態を天気マークで表示)

ANATOMYは、非常に豊富な機能を備えており、複数のツールを集約したような活躍をしてくれます。
ANATOMYの診断例

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なおANATOMYを自社の人材で活用することもできますが、社内にSEOの担当人材を育てたい場合は、個別研修プログラムを利用できます。また「プロにANATOMYを使ったコンサルティングをしてほしい」という方には、コンサルティングサービスを依頼することも可能です。

気になるコストは月額料金1万1,000円(税込)からです。

サービス料金表

2-2-8.SEMRUSH【有料】

SEMRUSHのTOP画像
参照:「SEMRUSH

SEMRUSH」は、世界の700万人のユーザーが利用する人気の有料ツール(トライアルは無料)です。
200億のキーワードと、8億のドメイン・142ヵ国のデータベースというビッグデータをもとに、サイトの改善点を自動で診断してくれます。

主な機能は以下のとおりです。

  • 120以上の項目でサイトのSEO状況を診断
  • 被リンクの調査(自サイトと競合サイト)
  • 狙い目のキーワードの発掘(自サイトに欠けているキーワードを発見可能)
  • 検索順位を毎日トラッキング
  • 競合サイト分析(競合サイトのセッションや流入元・上位表示キーワード・トラフィックが多いランディングページの分析など)

SEMRUASHは、Google Analyticsでは見られないデータも調査するなど、奥の深い情報を入手可能です。
自サイトと競合サイトのパフォーマンスを総合分析し、自社サイトに足りないエッセンスを教えてくれるため、厳しいSEOの競争を勝ち残るのに役立ちます。

気になるコストは月額料金$119.95からです(年額は$1,199.4から)。
※ただし請求書払いを利用する場合は、別途手数料と消費税が発生します。

料金プラン表

2-2-9.BULL【有料】

BULLのTOP画像
参照:「BULL

BULL」は、検索順位のチェックに実力を発揮する有料ツール(トライアルは無料)です。
完全自動で順位チェックを行うほか、ログインするだけで情報閲覧ができるクラウド型ツールであるため、利便性に優れます。

BULLで利用できる機能は以下のとおりです。

  • 地域に応じた検索結果のチェック(Google検索における地域固有の順位変化に対応)
  • 各検索エンジンの検索順位を100位まで調査(Google・Yahoo・Bing)
  • 上昇サイトと下降サイトの集計(上昇または下降したサイトを数を一発表示)
  • Googleの順位傾向と自サイトの動きを比較

検索場所による順位変化を踏まえた正確な計測ができるため、地域性に影響を受けるキーワードの順位を追うのに便利です。
またGoogleの変動と自サイトの動きを比較すれば、順位変化にアルゴリズムの影響があったかを判断でき、対策を立てやすくなります。

BULLの導入には1年間の契約が必要で、月額1,150円(税込)から利用できます。

BULLの料金表

2-3.競合サイトチェックツール2選

ここからは、競合サイトをチェックできるツールをご紹介します。

先述のとおり、SEO界の競争は激しく、並み居る強者の中で検索上位表示を達成するのは、簡単ではありません。
そこで意識したいのが、競合サイトのパフォーマンスチェックです。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」

このことわざが示すように、競合サイトの特徴をしっかり調べて、自社サイトの競争力をアップするなら、上位表示達成の道筋が見えやすいでしょう。

以下のおすすめツール2つの特徴を詳しくご紹介します。

  • Gyro-n SEO
  • Ahrefs

2-3-1.Gyro-n SEO【有料】

Gyro-n SEOのTOP画像
参照:「Gyro-n SEO

Gyro-n SEO」は、競合サイトと自社サイトの比較表示をするのに便利な有料ツールです(最初の3ヵ月間は無料)。

具体的な機能は以下のとおりです。

  • 競合サイトの順位の動きをすべて追跡(自サイトとの差の開きをグラフ化)
  • 競合サイトのインデックス数の推移をチェック
  • キーワードグループごとの競合サイトチェック(同ドメインにおける異なるサービスごとに競合サイトを設定可能)

これらのデータをもとに、「競合サイトがSEO対策を打ってきているか」「どれくらいのペースでコンテンツを追加している」など、競合他社の動きを予測できます。

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Gyro-n SEOは有料ツールですが、月額550円(税込)から利用できるリーズナブルなツール。最低契約期間がなく、1ヵ月単位で利用できるのもうれしい点です。
会話が入ります。会話が入ります。会話が入ります。

Gyro-n SEOの料金は以下のとおりです(税別)。

Gyro-n SEOの料金表

2-3-2.Ahrefs【有料】

AhrefsのTOP画像
参照:「Ahrefs

Ahrefs」は、被リンクのチェックに定評がある有料ツールです(トライアルは有償)。

Ahrefsの魅力は膨大なデータベース。
14兆のリンクデータと1.8兆のページURLを網羅したデータベースを保持しています。
さらに、24時間ごとに約40億ものWebページをクロール、15分ごとに新しいインデックスを更新するなど、データ更新速度が圧倒的に早いのも特徴です。

具体的な機能には以下のものが挙げられます。

  • 流入がないキーワードから新規コンテンツを検討
  • 被リンクの動向をリアルタイム確認
  • 競合サイトの上位表示コンテンツ調査
  • ソーシャルメディアで話題のコンテンツの調査
  • サイトの順位変動チェック
  • 有料検索広告のキーワード調査

競合サイトがどこから被リンクを獲得しているのかがわかれば、自サイトにも同じソースからの被リンクを引き込めないか検討する際の参考になります。
また、競合サイトの流入キーワードを知ることで、自サイトで対策すべきキーワードのヒントを得られるでしょう。

Ahrefsは$99(税別)から利用できます。
料金一覧は以下のとおりです(税別)。※リバースチャージ式

「Ahrefs」の料金一覧

2-4.コンテンツ作成支援系ツール4選

最後にご紹介するのは、コンテンツを作成するのに役立つツールです。

良質なコンテンツを作成するには、入念な情報調査とライティングノウハウの習得が欠かせません。
コンテンツ作成支援系ツールを使うと、新規記事の執筆やリライトに役立つデータが入手可能です。

以下の4つのおすすめツールをご紹介します。

  • ミエルカヒートマップ【無料】【有料】
  • 見出し(hタグ)抽出(ラッコツールズ)【無料】
  • Yahoo!知恵袋【無料】
  • 高評価【無料】

2-4-1.ミエルカヒートマップ【無料】【有料】

ミエルカヒートマップのTOP画像
参照:「ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップ」は、Webページ内でのユーザー行動を「可視化」できる無料ツール(有料プランもあり)です。

このツールの特徴は、カラーリングによるコンテンツ分析で、ユーザー行動を直感的に把握できること。
「ユーザーがコンテンツのどの部分に強い関心を示しているか」を色で判断できるため、SEOの初心者でもコンテンツの問題点を見極めやすいでしょう。

具体的な機能は以下のとおりです。

  • 熟読エリアの可視化(熟読されている箇所ほど赤く、あまり読まれていない箇所は緑や青で表示)
  • 終了エリアの可視化(コンテンツのどの箇所まで読んで離脱したかを表示)
  • クリック位置の可視化(クリックされた割合が多い箇所は赤く、少ない箇所は緑で表示)

ツールの実際のイメージは以下の画像のとおりです。

ミエルカヒートマップの機能など

色分けすることで、ユーザー行動が一目瞭然です。
コンテンツのどの箇所がユーザーに気に入られているのかを知ると、どの情報を提供すべきかについてヒントをもらえます。

ミエルカヒートマップの基本機能は無料です。
より機能が充実した有料プランは、月額1万780円(税込)より利用できます。

料金プラン表

2-4-2.見出し(hタグ)抽出(ラッコツールズ)【無料】

見出し(hタグ)抽出 ラッコツールズのTOP画像
参照:「見出し(hタグ)抽出(ラッコツールズ)

見出し(hタグ)抽出(ラッコツールズ)」は、上位サイトの見出し抽出ができる無料ツールです。

このツールを使うと、指定キーワードの上位10サイトの情報を一括抽出できます(Googleの検索結果)。
抽出できる情報には以下のものが含まれます。

  • 文字数
  • タイトル
  • 見出し(h1~h6)
  • ディスクリプション

上位サイトがどのような内容のコンテンツを公開しているのかがわかると、これから執筆する記事に含めるべき情報が見えてきます。

上位の多くのサイトで同じ情報が扱われていれば、その情報はユーザーが求めている情報である可能性が高いため、積極的に自サイトに取り入れるとよいでしょう。
同時に、「上位サイトで扱われていない有益なオリジナル情報を入れられそうか」を判断する助けにもなります。

一例として、「仮想通貨 リスク」と検索すると、以下の結果が出ました(2021年12月18日)。

「仮想通貨 リスク」と検索

画像では上位5サイトしか見えませんが、スクロールするとほかのサイトも表示されます。
抽出したデータはCSVでダウンロードできるため、上位サイトをまとめて比較するときに便利です。

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記事Pro
スタッフ
上位に位置するサイトは、「このサイトはユーザーの知りたい情報を提供している」とGoogleから判断されているサイトです。それらのサイトの見出しや、タイトルなどを調べることで、ユーザーの検索意図を見分けやすくなります。手作業で上位サイトをひとつずつ調べるのは大変ですが、このツールなど簡単に一括抽出が可能です。

2-4-3.Yahoo!知恵袋【無料】

Yahoo!知恵袋のTOP画像
参照:「Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋」は、Yahoo! JAPANが提供する無料ツールです。
さまざまな質問や悩みに関する投稿を閲覧でき、特定の話題に関する世間一般の声を聞けます。

調べたいキーワードを検索すると、そのキーワードに関連した質問や回答を調べられ、世間が気になっていることや知りたい情報を把握できます。

例えば「2拠点生活」と検索すると、以下のような質問がヒットしました(2021年12月18日時点)。

・「2拠点生活してる人は2軒分のNHK受信料を支払っていますか?それとも1世帯分だけ払えば良いのでしょうか。」
・「最近2拠点での生活となり、インターネットの契約に悩んでいます。(以下略)」

このケースでは、2拠点生活をする場合のインフラの契約に関して疑問を持っているユーザーがいるのがわかります。
同じような疑問を持つユーザーが多くいると考えられる場合、その疑問を解決する情報を、記事の構成案に取り入れるとよいでしょう。

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記事Pro
スタッフ
Yahoo!知恵袋では、キーワードに関する興味深い疑問を見つけられることが多々あります。記事に含めるネタを探している方におすすめのツールです。

2-4-4.高評価【無料】

「高評価」のTOP画像
参照:「高評価

高評価」は、Webページにおける指定キーワードでのSEOレベルをチェックできる無料ツールです。

調べたいWebページのURLと、そのページに関連させたいキーワードを入力すると、よいSEO対策ができているかを診断してもらえます。

具体例で見てみましょう。
以下の画像は、「ディスクリプション SEO」というキーワードにおける、あるWebページのSEO対策を調べたものです。

結果表

総合得点は100点満点中76点と、まずまずの評価。
詳細を見ると、「Description」項目における改善点が示されています。

このように、指定キーワードごとにWebページのSEO対策度を診断してもらえるため、足りない要素を発見してサイトパフォーマンスを上げるのに便利です。

3.SEOチェックツールの上手な選び方

ご紹介したSEOチェックツールはいずれも人気が高く、SEOのプロにも役立つ機能を備えています。
どのツールを使ってもSEO強化に役立つため、検索順位やアクセス数アップを達成したい方は、ぜひ導入を検討してみましょう。

また、ご紹介したもの以外にも、優れた機能を持つツールは存在します。
各ツールの機能を詳細に調べつつ、最終的にどのツールを使うか判断してください。

導入するツールを選ぶうえで、意識したいポイントがいくつかあります。
例えば、以下の3つは最低限押さえておきたいポイントです。

  • 使いこなせるかどうか
  • 機能が重複していないか
  • 費用対効果はどうか

各ポイントの詳細について見ていきましょう。

3-1.使いこなせるかどうか

3-1.使いこなせるかどうか

1つ目のポイントは「使いこなせるかどうか」です。

優れた機能を持つツールを導入しても、使いこなせる人材がいなければ「宝の持ち腐れ」になってしまいます。

人気のツールは、多くのユーザーにとって使いやすい仕様になっているはずですが、SEOの知識がゼロだと使いこなすのは難しいでしょう。
例えば、搭載された機能にSEO関連の用語が出てくる場合、その用語の意味が理解できないと操作がスムーズにいきません。
あるいは指標の意味がわからなければ、サイトパフォーマンスを正確に判断できないでしょう。

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記事Pro
スタッフ
大工の経験がない人に「ダボ継ぎをして」といっても、何のことかわからないでしょう。あるいは医療の知識がない人に「RBCの数を増やしてください」といっても、チンプンカンプンかと思います。同じように、SEOの知識やスキルがない方が高度なSEOチェックツールを使うには、それなりの知識を学ばなければなりません。

導入するツールをまんべんなく使いこなせる人材がいるのであれば、導入のメリットを享受できます。
あるいはツールの機能に今後精通できる見込みがあるのなら、導入を検討してもよいでしょう。

もう一点付け加えると、導入を考えているツールのメーカーが「カスタマーサポートを設けているか」をチェックするのも重要です。
充実したカスタマーサポートがあれば、ツールを使いこなすヒントを得られ、サイトパフォーマンスの向上が容易になるでしょう。

関連記事:「SEOの仕組みを図解!検索システム攻略で上位表示を目指そう

3-2.機能が重複していないか

3-2.機能が重複していないか

2つ目のポイントは「機能が重複していないか」です。

同じようなツールを複数使っても、あまり意味はありません。
似たようなデータを、別々のツールで繰り返しチェックしても、得られる情報は似通ってしまうからです。

もちろん、まったく同じ機能を提供しているツールは存在しないでしょうから、複数揃えることが悪いわけではありません。

とはいえすべてのツールをチェックするのに余計な手間がかかるようなら、時間の無駄です。
また無料ならまだしも、有料のツールを使っていては費用が無駄にかさんでしまいます。

「どちらか片方を持っていれば十分」と思われるケースでは、無理にツールを増やさない方が賢明でしょう。

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記事Pro
スタッフ
無駄な重複が生まれないように、公式サイトにある機能説明をよく見たり、ツールのメーカーに直接問い合わせたりして、事前に機能について確認しましょう。

3-3.費用対効果は高いか

3-3.費用対効果は高いか

3つ目のポイントは「費用対効果は高いか」です。

有料ツールの中には、月額3万円を超えるような、比較的高いツールもあります。

前述の「使いこなせるか」「機能が重複していないか」という点とも関わってきますが、もし中途半端に使う結果になってしまうのなら、費用対効果は低いといえるでしょう。
そのようなツールを複数導入していると、月額数万円も損しているような状況になってしまいかねません。

そうであれば、SEOサービスを専門に行う会社に対策を依頼する方が賢明です。
ツールを使うより高くなるかもしれませんが、高い確率でSEO効果が出るのであれば、より費用対効果が高いといえます。

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記事Pro
スタッフ
大切なのは、SEOチェックツールの機能そのものというより、「機能を自サイトのSEO強化に活かせるかどうか」です。湯水のように使えるお金があるのならまだしも、限られた予算の中で最大効率を望むなら、導入するツールの選定を慎重に行う必要があります。

関連記事:「SEO対策の種類と費用相場!費用対効果を実感した実績紹介

4.SEO特化型コンテンツのご用命は「記事作成代行Pro」へ!

SEOチェックツールは、SEOの初心者・プロにかかわりなく、すべてのサイト運営者に役立つものです。
適切なツールを導入することで、サイトのパフォーマンスを向上させられます。

とはいえSEOにおいて最も重要なのは、ツールではありません。
最重要なのは、検索サービスを活用するユーザーにとって、有益で信頼できるコンテンツを提供すること。

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記事Pro
スタッフ
レストランに例えるなら、ユーザーに提供するコンテンツは「食材」で、ツールは「料理道具」です。逸品の料理道具を使えば料理はスムーズに進むでしょう。しかし肝心の食材が傷んでいたり、食材同士の組み合わせが悪かったりすれば、お客さんを喜ばせられません。同じように、優れたSEOチェックツールを使っても、コンテンツが低品質なら元も子もありません。

検索順位やアクセス数アップを目指すなら、良質なコンテンツは絶対に必要です。
コンテンツ作成を支援するツールはありますが、ディレクターやライターがSEOライティングのノウハウとスキルを磨くことは欠かせません。

九段さん
SEOライティングの人材が足りていない場合はどうしたらいいですか?

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記事Pro
スタッフ
その場合は、SEOライティングのプロにアウトソーシングする方法もあります。すでにSEOライティングのノウハウに精通したプロに依頼すれば、スピーディーに良質なコンテンツを公開できるでしょう。

記事作成代行proのトップ画像

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記事Pro
スタッフ
弊社のサービス「記事作成代行Pro」も、SEO特化型の記事作成を承っております。弊社は「心理学」をベースにした「心に響く記事」の作成に力を入れており、Googleが掲げる「ユーザーファースト」の精神にのっとったコンテンツを納品いたします。ユーザー満足度を高めることでGoogleからの高い評価も期待できるため、SEO強化を目指すサイト運営者の方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。

以下は「記事作成代行Pro」のストロングポイントです。

  • SEOの研修を受けた専属ライターが執筆
  • ディレクターと校閲・校正者を加えたチームによるコンテンツ作成
  • 豊富な実績(複数のキーワードで検索順位1位を獲得)
  • SEOコンサルティングプランも利用可能
  • ニーズに合わせて選びやすい5つのプラン
  • 複数の割引サービス(初回限定割引・半年継続割・実績データ掲載割 など)
  • 相場よりリーズナブルな文字単価(4.5~9.5円)

※SEO特化型の記事作成代行サービスの相場は7~10円

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記事Pro
スタッフ
「順位やアクセスが伸び悩んでいる」とお悩みの方を全力でサポートいたします。まずは以下の公式サイトより弊社のサービスの概要をご覧ください。

5.まとめ

SEOチェックツールは、SEOに長けたプロも使うものです。
どれだけのノウハウやスキルを身につけているとしても、優れたツールがなければ十分なSEO施策は行えません。

適切なツールを導入・活用することで、効率的にサイトパフォーマンスを上げることが可能です。
具体的なSEO目標を立てられるほか、膨大な情報を簡単に収集でき、SEOのノウハウやスキルを補完できます。
さらに競合サイトの動きを把握して、次に打つべきSEO施策のヒントも得られるでしょう。

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記事Pro
スタッフ
ご紹介したツール20選を参考にしつつ、自サイトのSEOに効果が出そうなツールの導入を検討してください。「どのツールを検討すべきか迷う」という場合は、弊社にご相談いただけます。またSEOで最も重要な「良質なコンテンツ」の作成代行も承っております。「SEOにもっと力を入れたい!」という方は、ぜひ「記事作成代行Pro」をご活用ください。