ゼロクリック検索とは?増加している2つの理由や対策6選まで徹底解説

  • 公開日:2025.07.02
  • 更新日:2026.08.06
  • SEO対策の基礎
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監修者情報

田端 健一

株式会社ブリジア 代表取締役/Brand Hatch株式会社 専務取締役

【SEO・コンテンツ監修】

通信業界で25年以上の実務経験を持ち、営業時代には通信商材で単月個人売上1,500万円、複数商材で社内営業成績全国1位を達成。2013年に株式会社ブリジアを設立し、「記事作成代行Pro」のSEO戦略・品質管理を統括しています。

本記事では、情報の正確性と検索意図との整合性を確認し、SEO・AEO・LLMOの観点から監修しています。

公式X(旧Twitter):https://x.com/seo_tabata

Google検索で調べものをした際、Webサイトを開かなくても答えがわかった経験はないでしょうか。

天気、為替、営業時間、言葉の意味などは、検索結果画面に答えが直接表示されます。

近年はAI OverviewsやAI Modeも加わり、Webサイトをクリックせずに情報収集を終える場面が増えています。

このように、検索結果画面だけで疑問や行動が完結し、Webサイトがクリックされない検索行動を「ゼロクリック検索」といいます。

ゼロクリック検索が増えると、検索順位を維持しているにもかかわらず、クリック数やアクセス数が減る可能性があります。

ただし、検索流入が減った原因をすべてゼロクリック検索と判断するのは危険です。

順位低下、検索需要の変化、タイトルの問題、競合記事の増加など、別の原因も考えられるからです。

本記事では、ゼロクリック検索の意味やAI Overviewsとの関係だけでなく、Search ConsoleとGA4を使って影響を確認する方法を解説します。

記事作成代行Proが保有する実際の検索データも掲載しているため、自社サイトの改善方針を判断する際にお役立てください。

この記事の要点

疑問結論
ゼロクリック検索とは?検索結果画面だけで疑問や行動が完結する検索行動
SEOは意味がなくなる?SEOは必要だが、順位とクリック数だけでは成果を評価しにくくなる
影響を確認する方法は?順位・表示回数・CTR・クリック数・CVを分けて確認する
有効な対策は?AIが要約しやすい回答と、クリック後にしか得られない独自情報を両方用意する
何をKPIにする?流入数だけでなく、AIでの露出、指名検索、問い合わせ、売上まで確認する

目次

1. ゼロクリック検索とは「検索結果だけで行動が完了すること」

1. ゼロクリック検索とは「検索結果だけで行動が完了すること」

ゼロクリック検索とは、ユーザーが検索結果画面に表示された情報だけで疑問を解決し、Webサイトを一度もクリックせずに検索を終える行動です。

「ゼロクリックサーチ」や「ノークリック検索」と呼ばれる場合もあります。

たとえば「福岡 天気」と検索すれば、検索結果画面に気温や降水確率が表示されます。

「100ドル 日本円」と検索した場合も、その場で換算結果を確認できます。

ユーザーにとっては、複数のページを開かずに答えを得られる便利な仕組みです。

一方、Webサイト運営者にとっては、自社の情報が検索結果に使われても、サイトへのアクセスにつながらない可能性があります。

1-1. ゼロクリックサーチ・ノークリック検索との違い

「ゼロクリック検索」「ゼロクリックサーチ」「ノークリック検索」は、基本的に同じ検索行動を表す言葉です。

いずれも、ユーザーが通常の検索結果やAIによる回答を見ただけで、外部のWebサイトへ移動しない状態を指します。

ただし、特定のGoogle機能の名称ではありません。

強調スニペット、ナレッジパネル、AI Overviewsなどによって発生する「検索行動の結果」がゼロクリック検索です。

1-2. AI Overviews・AI Modeとの違い

ゼロクリック検索とAI Overviews、AI Modeは同じ意味ではありません。

用語意味
ゼロクリック検索Webサイトをクリックせずに検索を終える行動
AI Overviews検索結果にAIが生成した概要を表示する機能
AI ModeAIと対話しながら複雑な質問や追加質問を行える検索機能
強調スニペットWebページの一部を検索結果上部に抜粋表示する仕組み

ゼロクリック検索は、AI Overviewsが登場する以前から存在していました。

AI OverviewsやAI Modeは、複数の情報源をもとに回答をまとめるため、より複雑な質問でも検索画面内で概要を把握できます。

その結果、ゼロクリック検索が発生する範囲が広がっています。

関連記事:AIOとは?SEOとの違いや具体的な対策について徹底解説!

1-3. ゼロクリック検索が起きやすい検索結果

ゼロクリック検索は、検索結果画面に答えや必要な機能が直接表示される場合に起きやすくなります。

検索結果の形式表示される内容検索例
ダイレクトアンサー天気、計算、為替、時刻福岡 天気
強調スニペット定義、手順、一覧SEOとは
AI Overviews複数情報をまとめた回答SEOとAIOの違い
AI Mode会話形式の回答、追加質問自社に適したSEO施策
ナレッジパネル企業、人物、施設の概要企業名、著名人名
ローカルパック地図、店舗、口コミ、営業時間福岡 美容室
PAA関連する質問と回答他の人はこちらも質問
リッチリザルト価格、評価、在庫、イベント商品名、イベント名
図1. ゼロクリック検索が起きやすい主な検索結果

図1. ゼロクリック検索が起きやすい主な検索結果

特に、答えが短く決まっている検索や、その場で行動まで完了できる検索は、ゼロクリックになりやすい傾向があります。

2. ゼロクリック検索の影響はどの程度か|国内外の調査データ

2. ゼロクリック検索の影響はどの程度か|国内外の調査データ

ゼロクリック検索の割合は、調査対象や計測方法によって異なります。

「Google検索の何割がゼロクリック」と一つの数値だけで判断するのではなく、対象国、端末、検索意図、AI Overviewsの有無などを確認することが重要です。

2-1. AI要約が表示されると通常の検索結果がクリックされにくい

Pew Research Centerは、米国の成人900人が2025年3月に行ったGoogle検索を分析しています。

調査では、AIによる要約が表示された検索結果で通常のリンクがクリックされた割合は8%でした。

AI要約が表示されなかった検索では15%であり、約2倍の差があります。

さらに、AI要約内で引用されたリンクがクリックされた割合は1%でした。

AI要約が表示された検索では、26%がそのままブラウザでの行動を終了しています。

ただし、米国の特定期間における調査であり、すべての国や検索に同じ数値が当てはまるわけではありません。

出典:Pew Research Center「Google users are less likely to click on links when an AI summary appears」

2-2. 日本でもAI Overviews表示時のCTR低下が確認されている

Ahrefsが2026年7月に公表した調査では、日本の情報収集型キーワードにおいて、AI Overviewsが表示された検索1位ページの実測CTRは9.0%でした。

AI Overviewsがなかった場合の予測CTRは24.1%であり、予測値に対して62.7%低い結果です。

これは単純な前年同月比ではなく、AI Overviewsが表示されないキーワードのCTR推移をもとに算出した予測値と、実測値を比較したものです。

したがって、「検索1位を取れば以前と同じアクセスを得られる」とは限らなくなっています。

出典:Ahrefs「AI Overviewsがクリック率に与える影響」

2-3. 「検索の約○割がゼロクリック」と一律に判断できない理由

ゼロクリック率は、次の計測条件によって変わります。

  • Google内での再検索をゼロクリックに含めるか
  • Googleマップや画像検索への移動をクリックとして扱うか
  • 広告のクリックを含めるか
  • PCとスマートフォンを分けるか
  • AI Overviewsが表示された検索だけを対象にするか
  • ブランド名や店舗名の検索を含めるか
  • 検索後の電話や経路案内を成果として扱うか

たとえば、店舗を検索したユーザーが検索結果画面から直接電話した場合、Webサイトへのクリックはゼロです。

しかし、店舗側から見れば、問い合わせにつながっているため、必ずしも失敗とはいえません。

ゼロクリック検索を分析する際は、クリック数だけでなく、検索後の行動まで確認する必要があります。

2-4. Googleは「クリック数だけで価値を判断しない」と説明している

Googleは、AI OverviewsなどからWebサイトを訪れるユーザーは、サイト内に長く滞在する傾向があると説明しています。

そのため、クリック数だけでなく、販売、登録、問い合わせ、関心度の高いユーザーとの接点など、ビジネスに直結する指標を確認するよう推奨しています。

ただし、これはGoogle側の見解です。

実際に自社サイトの流入や成果がどう変わったかは、Search ConsoleやGA4のデータをもとに判断してください。

出典:Google Search Central「AI検索向け公式ガイド」

3. ゼロクリック検索が増えている3つの理由

3. ゼロクリック検索が増えている3つの理由

ゼロクリック検索が増えている背景には、検索結果画面の高度化、ユーザー行動の変化、AI検索の普及があります。

3-1. 検索結果ページそのものが「答えの画面」になった

以前の検索結果は、Webサイトへのリンクを一覧で表示する役割が中心でした。

現在は、検索結果画面に次のような情報が直接表示されます。

  • 天気や為替
  • 言葉の意味
  • 商品価格
  • 店舗の営業時間
  • 口コミ
  • 地図や経路
  • よくある質問
  • 動画
  • 画像
  • AIが生成した概要

ユーザーは検索結果からWebサイトを選ぶのではなく、検索結果自体から答えを得られるようになりました。

3-2. ユーザーが早く簡潔な答えを求めている

スマートフォンが普及し、移動中や仕事の合間にも検索することが一般的になりました。

「営業時間だけ知りたい」「言葉の意味だけ確認したい」といった検索では、長い記事を読む必要がありません。

検索エンジン側も、ユーザーが短時間で目的を達成できるよう、検索結果画面に直接情報を表示しています。

ゼロクリック検索は、検索エンジンの都合だけで増えているわけではなく、早く答えを知りたいというユーザーのニーズによっても増加しています。

3-3. キーワード検索から会話・複合質問へ変化している

生成AIの普及により、検索キーワードは長く具体的になっています。

以前は「SEO 費用」と検索していたユーザーが、現在は次のように質問することがあります。

検索クエリの例
月30万円の予算でSEOを依頼する場合、記事制作と内部対策のどちらを優先すべきですか?

AI検索は、複雑な質問を複数の要素に分けて調べ、回答をまとめることができます。

Googleも、AI検索では長く具体的な質問や、追加質問が増えていると説明しています。

そのため、単純なキーワードだけでなく、検索後に生じる疑問まで記事内で扱う必要があります。

出典:Google Search Central「AI検索向け公式ガイド」

4. ゼロクリック検索が企業・Webサイトに与える影響

4. ゼロクリック検索が企業・Webサイトに与える影響

ゼロクリック検索は、単にアクセス数を減らすだけではありません。

見込み客との接点、ブランド認知、成果の測定方法にも影響します。

4-1. 順位が維持されていてもCTRと流入が減る

AI Overviewsや強調スニペットが検索結果上部を占めると、通常の検索1位が画面の下へ押し下げられる場合があります。

また、検索結果画面だけで答えがわかれば、ユーザーは検索1位のページでもクリックしません。

そのため、次のような状態が起こります。

  • 順位は変わっていない
  • 表示回数も大きく変わっていない
  • CTRだけが低下している
  • 自然検索流入が減っている

この場合、記事の検索評価ではなく、検索結果画面の変化が影響している可能性があります。

4-2. Webサイトを見てもらう前に比較が終わる

検索結果には、商品価格、口コミ、営業時間、地図、企業情報などが表示されます。

ユーザーは複数の公式サイトを訪問せず、検索結果画面だけで比較を終えることがあります。

特に次の業種は影響を受けやすいでしょう。

  • 飲食店
  • 美容室
  • 医療機関
  • 宿泊施設
  • 小売店
  • 地域サービス
  • 商品比較メディア

自社サイトへの誘導だけを成果とせず、検索結果上で電話、予約、来店などにつなげる設計も必要です。

4-3. 情報源やブランド名を覚えてもらいにくい

AIによる回答に自社情報が利用されても、ユーザーが引用元の企業名まで確認するとは限りません。

Pew Research Centerの調査でも、AI要約内の引用リンクがクリックされた割合は1%でした。

自社の情報が使われるだけでは、認知や問い合わせにつながらない可能性があります。

独自データや調査結果を掲載する際は、次の情報を明確にしましょう。

  • 調査した企業名
  • サービス名
  • 担当者名
  • 調査期間
  • 対象件数
  • 調査方法
  • 情報の更新日

情報と発信者を結び付けることで、AIやユーザーに「誰の情報なのか」を認識してもらいやすくなります。

出典:Pew Research Center「Google users are less likely to click on links when an AI summary appears」

4-4. 流入が減っても成果が減るとは限らない

ゼロクリック検索によって、簡単な答えだけを求めるユーザーはWebサイトを訪問しなくなる可能性があります。

一方、詳細な比較や具体的な相談を求めるユーザーは、Webサイトまで訪問します。

結果として、アクセス数は減っても、次の指標が改善する場合があります。

  • 平均エンゲージメント時間
  • サービスページへの遷移率
  • 問い合わせ率
  • 資料請求率
  • 商談化率
  • 購入率

PVだけを見て「記事の成果が落ちた」と判断せず、最終的なコンバージョンまで確認することが重要です。

5. 自社サイトがゼロクリック検索の影響を受けているか確認する方法

5. 自社サイトがゼロクリック検索の影響を受けているか確認する方法

ゼロクリック検索の影響は、Search Consoleのクリック数だけでは判断できません。

順位、表示回数、CTR、サイト訪問後の行動を分けて確認します。

5-1. Search Consoleで期間を比較する

まずは、Search Consoleの検索パフォーマンスで次の指標を比較してください。

  • クリック数
  • 表示回数
  • CTR
  • 平均掲載順位

「直近3か月」と「その前の3か月」、「前年同期」など、複数の期間を比較します。

確認する際は、サイト全体だけでなく、ページ別・クエリ別にも絞り込みましょう。

関連記事:Google サーチコンソールの基本用語や確認項目も解説しています。

順位を維持しているのにCTRだけ低下している場合
検索結果画面にAI Overviews、強調スニペット、広告などが表示され、通常の検索結果がクリックされにくくなった可能性があります。
順位と表示回数が同時に低下している場合
記事の検索評価低下、競合の増加、検索需要の減少などが考えられます。ゼロクリック検索だけを原因と判断せず、記事内容や検索意図も見直してください。

5-2. 生成AIパフォーマンスレポートを確認する

Google Search Consoleでは、AI OverviewsとAI Modeにおけるサイトのインプレッションを確認できる「生成AIパフォーマンスレポート」が段階的に提供されています。

レポートでは、次の項目を確認できます。

  • 生成AI機能でのインプレッション推移
  • 表示されたページ
  • デバイス
  • 日付

ただし、すべてのWebサイトで利用できるわけではありません。

Googleは、段階的な提供中であることや、十分なインプレッションがない場合はレポートが表示されないことを案内しています。

また、通常の検索パフォーマンスと生成AIレポートでは集計方法が異なる場合があります。

一つの数値だけで結論を出さず、通常のSearch ConsoleやGA4と合わせて判断してください。

出典:Google Search Console ヘルプ「生成AIパフォーマンスレポート」

5-3. GA4で訪問後の行動を確認する

Search Consoleは、検索結果上での表示やクリックを確認するツールです。

Webサイトへ訪問した後の行動は、GA4で確認します。

主に見る指標は次のとおりです。

  • 自然検索からのユーザー数
  • セッション数
  • 平均エンゲージメント時間
  • サービスページへの遷移
  • 問い合わせ
  • 資料請求
  • 電話
  • 購入
  • キーイベント

アクセス数が減っても、問い合わせ数が維持されていれば、訪問者の質が高まった可能性があります。

反対に、アクセス数が変わらないのに問い合わせが減っている場合は、記事内容とサービスの導線が合っていない可能性があります。

5-4. 実際の検索結果を確認する

データだけでなく、対象キーワードを実際にGoogleで検索してください。

  • AI Overviewsが表示されるか
  • 強調スニペットが表示されるか
  • PAAが表示されるか
  • 広告が多く表示されるか
  • 地図や画像が表示されるか
  • 自社の検索結果がファーストビューに入るか
  • 競合のタイトルが変更されていないか
  • 自社がAIの引用元に表示されているか

検索結果は、端末、地域、ログイン状況、検索履歴によって変わる場合があります。

関連記事:強調スニペット(Featured Snippet)の仕組みも確認しておきましょう。

確認日、端末、検索地域を記録しておくと、後から変化を比較しやすくなります。

5-5. 順位・表示回数・CTRによる原因診断表

データの変化主な原因候補優先する対応
順位維持・表示維持・CTR低下AI Overviews、SERPの変化、タイトル検索結果確認、タイトル改善、独自情報追加
順位低下・表示減少・CTR低下記事評価の低下、競合強化検索意図分析、全面・部分リライト
順位維持・表示回数減少検索需要の減少、季節性キーワード需要と期間を確認
流入減少・CV維持訪問者の質が向上PVよりCVを優先して評価
流入維持・CV低下記事とサービスの不一致CTA、導線、訴求内容を改善
AI表示増加・指名検索増加AI経由で認知が拡大ブランド・エンティティ施策を継続
図2. 順位・表示回数・CTR・CVで原因を切り分ける診断フロー

図2. 順位・表示回数・CTR・CVで原因を切り分ける診断フロー

記事作成代行Proでは、順位が下がった記事を一律に全文リライトするのではなく、GSCで評価されているクエリや見出しを確認し、不足している情報を補う方法を基本としています。

ゼロクリック検索の影響と記事自体の評価低下を切り分けることが、適切なリライトにつながります。

関連記事:効果的なリライトで万全のSEO対策を実施!初心者でもできる実践ガイド

6. 【実データ】記事作成代行Proの記事で起きていた変化

6. 【実データ】記事作成代行Proの記事で起きていた変化

ここでは、本記事のリライト前に確認したSearch ConsoleとGA4のデータを紹介します。

調査条件|Search Console:対象URL https://article-pro.com/column/foundation/zero-click-search/、検索タイプ「ウェブ」、集計期間2025年8月3日~2026年8月2日。GA4:同URL、集計期間2025年8月3日~2026年8月3日。確認日:2026年8月4日。

6-1. クエリによって順位とCTRに大きな差があった

2025年8月3日から2026年8月2日までのSearch Consoleデータでは、主なクエリは次の結果でした。

検索クエリクリック数表示回数CTR平均掲載順位
ノークリック web サイト787,1991.08%4.12位
ゼロクリックサーチ476,0480.78%4.70位
ゼロクリック検索3011,1320.27%9.56位
ゼロクリック検索 対策302,8231.06%4.54位
ノークリック検索81,1480.70%4.02位
ノークリックウェブサイト76,8300.10%5.55位
ゼロクリック検索とは41,7400.23%9.37位

最もクリック数が多かったのは「ノークリック web サイト」で、78クリック、7,199表示、平均掲載順位4.12位でした。

表記揺れの「ノークリックウェブサイト」も6,830表示あり、既存記事がノークリック系の検索意図でも評価されていたことがわかります。

メインキーワードの「ゼロクリック検索」は11,132表示と需要が大きい一方、平均掲載順位9.56位、CTR0.27%でした。

「ゼロクリック検索 対策」は平均掲載順位4.54位、CTR1.06%です。

順位の違いだけでなく、「意味を知りたい検索」と「対策を知りたい検索」では、クリックする動機が異なると考えられます。

リライト後も「ゼロクリック検索」だけでなく、ゼロクリックサーチ・ノークリック検索・ノークリックウェブサイトとの関係を自然に説明し、既存評価を維持します。

6-2. 直近の流入減少はゼロクリックだけが原因ではなかった

直近60日間と、その前の60日間を比較すると、次の変化がありました。

指標前の60日間直近60日間
クリック数70
表示回数4,7201,201
表示回数の変化約74.6%減少
加重平均順位約12.7位約29.6位
図3. 前の60日間と直近60日間のSearch Console比較

図3. 前の60日間と直近60日間のSearch Console比較

順位を維持したままCTRだけが下がったわけではありません。

表示回数と掲載順位も大きく悪化しているため、今回の流入減少は、ゼロクリック検索だけでなく記事自体の検索評価低下も影響していると判断できます。

6-3. 訪問したユーザーのエンゲージメントは低くなかった

GA4では、2025年8月3日から2026年8月3日までに次の数値が確認できました。

  • 表示回数:930
  • アクティブユーザー:817
  • 1ユーザーあたりのビュー:1.14
  • 平均エンゲージメント時間:1分06秒
  • イベント数:3,629
  • キーイベント:0件

平均エンゲージメント時間はサイト平均より11.66%高い一方、GA4上で設定されたキーイベントは0件でした。

ただし、キーイベントの設定状況によっては、実際の問い合わせや電話をすべて計測できていない可能性があります。

計測設定を確認したうえで、CTAクリック、フォーム到達、送信完了、電話タップなどを個別に分析する必要があります。

6-4. 順位下落とゼロクリックを混同してはいけない

記事作成代行Pro SEO・コンテンツ監修者 田端健一の見解
検索流入が減ったとき、すべてをAI Overviewsやゼロクリック検索の影響と判断するのは危険です。順位、表示回数、CTRを分けて確認し、順位低下なのか、検索需要の変化なのか、検索結果画面で回答が完結しているのかを切り分ける必要があります。

順位が下がっている記事にタイトル変更だけを施しても、大きな改善は期待できません。

反対に、順位が維持されている記事を無条件に全文リライトすると、現在評価されている内容まで失う可能性があります。

データの変化に合わせて、全面リライト、部分リライト、タイトル改善などを選ぶことが重要です。

7. ゼロクリック検索への対策7選

7. ゼロクリック検索への対策7選

ゼロクリック検索への対策は、検索結果から無理にクリックさせることではありません。

検索結果上で答えを届けながら、さらに詳しく知りたいユーザーが自社サイトを選ぶ理由を作ることが重要です。

7-1. クリックが必要になる検索意図を狙う

短い定義だけで答えが完結するキーワードは、ゼロクリックになりやすい傾向があります。

一方、次のような検索意図は、検索結果の要約だけでは判断しにくいため、Webサイトがクリックされる余地があります。

  • 比較
  • 選び方
  • 費用
  • 事例
  • 失敗例
  • 判断基準
  • ケース別の対応
  • 導入手順
  • チェックリスト
  • シミュレーション

たとえば「SEOとは」だけでなく、次のようなテーマを扱います。

  • SEO対策会社を選ぶ基準
  • 月30万円で依頼できるSEO施策
  • SEOを外注しても順位が上がらない原因
  • 自社でSEOを行う場合の作業一覧
  • SEO記事をリライトする判断基準

用語記事を削除する必要はありません。

用語の定義を入口として、読者が次に知りたい判断材料まで掲載してください。

7-2. 結論を先に示し、その先に深い情報を用意する

ゼロクリックを避けようとして、回答を記事の後半まで隠す方法は適切ではありません。

読者が知りたい答えは、見出し直後に簡潔に示します。

そのうえで、次の情報を追加してください。

  • 結論の理由
  • 条件
  • 例外
  • 比較表
  • 具体例
  • 実施手順
  • 失敗例
  • 自社データ
  • 専門家の見解

AIが要約できる明確な回答と、サイトを訪れなければ得られない詳細情報を両立させます。

7-3. 一次情報・実体験・専門家コメントを加える

競合記事や生成AIでも説明できる一般論だけでは、検索結果やAI回答の中で差別化しにくくなります。

次の情報を掲載できないか検討してください。

  • 自社の実績データ
  • 顧客アンケート
  • 独自調査
  • 担当者の経験
  • 成功事例
  • 失敗事例
  • リライト前後の変化
  • 実際の作業画面
  • 自社独自の判断基準
  • 専門家コメント

Googleも、AI検索を含む検索全体で成果を上げる方法として、ユーザーにとって価値があり、独自性のあるコンテンツを重視するよう案内しています。

独自データには、調査期間、対象数、条件、調査主体を併記しましょう。

出典:Google Search Central「AI検索向け公式ガイド」

7-4. タイトルとディスクリプションにクリックする理由を入れる

検索結果に答えが表示される時代は、「詳しく解説」だけではクリックする理由になりにくくなっています。

タイトルには、記事を開くことで得られる具体的な価値を示してください。

改善前
ゼロクリック検索とは?原因と対策を解説
改善後
ゼロクリック検索とは?SEOへの影響・確認方法・対策7選

後者は、定義だけでなく「影響」「確認方法」「対策」がわかることを伝えています。

次の要素も有効です。

  • 実データ
  • 診断表
  • 比較
  • チェックリスト
  • ケース別
  • 事例
  • 失敗回避
  • 手順

ただし、記事にない内容をタイトルへ入れてはいけません。

過度に煽らず、記事を読んで得られる内容を正確に示します。

関連記事:SEOで上位表示&クリックされるタイトルの付け方7つのテクニック【事例付き完全ガイド】

7-5. 発信者・企業・サービスの関係を明確にする

AIや検索エンジンに「誰が発信した情報なのか」を理解してもらうには、発信者情報を明確にする必要があります。

記事内では、次の情報を整理してください。

  • 運営会社
  • サービス名
  • 著者
  • 監修者
  • 専門領域
  • 経歴
  • 情報源
  • 調査条件
  • 公開日
  • 更新日
  • 関連する事例やサービス

単に監修者の顔写真を掲載するだけでは不十分です。

監修者がどの部分を確認し、どの経験に基づいて判断したのかまで説明すると、情報の信頼性が高まります。

7-6. 通常のSEOと技術基盤を整える

AI検索への対策として、特別な裏技や専用の構造化データが必要なわけではありません。

Googleは、通常の検索で推奨してきた基本的な施策がAI OverviewsやAI Modeにも当てはまると説明しています。

確認すべき項目は次のとおりです。

  • Googlebotがページへアクセスできる
  • HTTPステータスが正常である
  • インデックス可能な状態になっている
  • 重要な情報をテキストでも掲載している
  • 内部リンクを適切に設置している
  • ページの表示速度や操作性に問題がない
  • スマートフォンで読みやすい
  • 高品質な画像や動画を使用している
  • 構造化データと画面上の情報が一致している
  • ビジネスプロフィールや商品情報を最新に保つ

構造化データを設定しただけで、AI Overviewsへ引用されるわけではありません。

本文の品質、独自性、技術要件、ページ体験を総合的に整える必要があります。

関連記事:構造化データ/スキーママークアップ(Structured Data / Schema Markup)

出典:Google Search Central「AI検索向け公式ガイド」

7-7. 検索以外の流入・再訪経路を持つ

Google検索だけに依存していると、検索結果の仕様変更による影響を受けやすくなります。

次の流入経路も組み合わせましょう。

  • X
  • Instagram
  • YouTube
  • LINE公式アカウント
  • メールマガジン
  • note
  • セミナー
  • ホワイトペーパー
  • 広告
  • Googleビジネスプロフィール

記事の内容をそのままSNSへ投稿するのではなく、媒体に合わせて再編集します。

たとえば、記事の比較表を画像にする、重要なポイントを短い動画にする、担当者の経験をXの投稿にするなどの方法があります。

複数の接点で企業名やサービス名を見てもらうことで、指名検索や再訪につながりやすくなります。

8. ゼロクリック時代に確認すべきKPI

8. ゼロクリック時代に確認すべきKPI

ゼロクリック検索が増える環境では、PVと検索順位だけで成果を評価するのは不十分です。

検索結果上の露出、ブランド認知、ビジネス成果を分けて確認します。

8-1. 検索結果上のKPI

  • 表示回数
  • 平均掲載順位
  • CTR
  • クリック数
  • AI Overviews・AI Modeでのインプレッション
  • 強調スニペットの表示
  • AI回答での引用
  • 画像・動画検索での表示
  • 検索結果でのブランド名表示

生成AIパフォーマンスレポートが利用できる場合は、通常の検索パフォーマンスとは分けて確認します。

8-2. ブランドのKPI

  • 企業名の検索数
  • サービス名の検索数
  • 指名検索からの流入
  • ダイレクト流入
  • SNSでの言及
  • SNSのフォロワー数
  • メールマガジン登録
  • 再訪ユーザー
  • サイテーション

ゼロクリックでWebサイトへの訪問が発生しなくても、企業名を覚えてもらえれば、後日指名検索される可能性があります。

8-3. ビジネス成果のKPI

  • 問い合わせ
  • 資料請求
  • 見積もり依頼
  • 電話
  • 予約
  • 来店
  • 商談
  • 購入
  • 売上
  • コンバージョン率

最終的に重要なのは、アクセス数ではなく事業成果です。

PVが減った場合も、問い合わせ数や売上が維持されていれば、慌てて記事全体を書き換える必要はありません。

9. ゼロクリック検索に関するよくある質問

9. ゼロクリック検索に関するよくある質問

9-1. ゼロクリック検索が増えるとSEOは意味がなくなりますか?

SEOが意味を失うわけではありません。

AI OverviewsやAI Modeも、Web上の情報を参照し、関連するリンクを表示します。

引用元や関連情報として選ばれるためにも、クロール、インデックス、コンテンツ品質、内部リンクなどのSEOが必要です。

ただし、検索順位だけを目標にするのではなく、AIでの露出、指名検索、問い合わせなども評価する必要があります。

9-2. AI Overviewsからの表示はSearch Consoleで確認できますか?

一部のWebサイトでは、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで確認できます。

AI OverviewsとAI Modeにおけるインプレッションを、ページ、日付、国、デバイス別に確認可能です。

ただし、段階的に提供されているため、すべてのWebサイトで利用できるわけではありません。

通常のSearch Console、生成AIレポート、GA4を組み合わせて分析してください。

出典:Google Search Console ヘルプ「生成AIパフォーマンスレポート」

9-3. 構造化データを入れればAI Overviewsに引用されますか?

構造化データを入れただけで、AI Overviewsへの引用が保証されることはありません。

構造化データは、検索エンジンがページの情報を機械的に理解するために役立ちます。

ただし、画面上に表示されている本文と一致していることや、Googleのガイドラインに従っていることが前提です。

独自性のある本文、技術要件、ページ体験なども合わせて改善してください。

出典:Google Search Central「AI検索向け公式ガイド」

9-4. ゼロクリック検索の影響を受けやすいキーワードは何ですか?

次のような、短い回答で疑問を解決できるキーワードは影響を受けやすい傾向があります。

  • ○○とは
  • ○○ 意味
  • 天気
  • 時刻
  • 為替
  • 計算
  • 営業時間
  • 電話番号
  • ○○ 一覧
  • ○○ 何日
  • ○○ いくら

ただし、「○○とは」の記事でも、比較、手順、判断基準、事例などを加えることで、クリックする価値を作れます。

9-5. ゼロクリック検索とゼロクリックリサーチは同じですか?

完全に同じ意味ではありません。

ゼロクリック検索は、検索結果からWebサイトをクリックせずに検索を終える行動を指します。

ゼロクリックリサーチは、検索結果、SNS、動画、AI回答など複数の接点で情報収集し、Webサイト訪問や資料請求といった計測可能な行動をしない調査行動を指す文脈で使われることがあります。

ただし、「ゼロクリックリサーチ」には統一された公的定義があるわけではないため、使用する際は意味を説明した方がよいでしょう。

9-6. 検索順位が高いのにCTRが低い場合はリライトすべきですか?

すぐに全文リライトする必要はありません。

最初に次の項目を確認してください。

  1. 検索結果にAI Overviewsが表示されているか
  2. 強調スニペットや広告が表示されているか
  3. タイトルが検索意図と一致しているか
  4. 競合タイトルと比較してクリックする理由があるか
  5. 順位と表示回数が維持されているか
  6. 問い合わせや売上が減っているか

順位や表示回数が維持され、CTRだけが低下している場合は、タイトルやディスクリプション、独自情報の改善を優先します。

順位も下がっている場合は、検索意図や記事構成を含めたリライトが必要です。

10. まとめ|ゼロクリック検索は順位・CTR・CVを分けて判断する

10. まとめ|ゼロクリック検索は順位・CTR・CVを分けて判断する

ゼロクリック検索とは、検索結果画面だけで疑問や行動が完結し、Webサイトがクリックされない検索行動です。

AI OverviewsやAI Modeの普及によって、定義や簡単な手順だけでなく、複雑な質問も検索結果上で解決できる場面が増えています。

ただし、検索流入が減った原因を、すべてゼロクリック検索と判断してはいけません。

まずは、次の指標を分けて確認してください。

  • 平均掲載順位
  • 表示回数
  • CTR
  • クリック数
  • AI機能でのインプレッション
  • サイト訪問後の行動
  • 問い合わせや売上

順位が下がっている場合と、順位を維持したままCTRだけが下がっている場合では、必要な対策が異なります。

これからのSEOでは、検索結果やAI回答で簡潔な答えを届けながら、Webサイトには独自データ、事例、比較、判断基準など、クリック後にしか得られない情報を用意することが重要です。

PVやクリック数だけでなく、指名検索、問い合わせ、商談、売上まで含めて成果を評価しましょう。

SEO・AIOを考慮した記事リライトなら記事作成代行Proへ

検索流入が減少した場合、順位が下がった文章をすべて書き換えればよいわけではありません。
現在評価されているクエリや見出しを残しながら、検索意図に不足している情報、独自データ、AIに理解されやすい回答、問い合わせ導線を追加する必要があります。
株式会社ブリジアが運営する記事作成代行Proでは、新規記事の制作だけでなく、Search ConsoleやGA4を使った既存記事の分析、全面リライト、部分リライト、記事統合などにも対応しています。
「順位は維持しているのに流入が減った」「AI検索への対応方法がわからない」「リライトすべき記事の優先順位を整理したい」とお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
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