【SEO初心者向け】SEOと検索エンジンの基礎知識を徹底解説!
- 公開日:2021.11.17
- 更新日:2024.05.27
- SEO対策の基礎
SEOとは「検索エンジン最適化」を意味します。
SEOは、多くのユーザーからのアクセス数を増やしたいブロガーやアフィリエイターの方にとって欠かせない作業です。
とはいえ初心者の中には、SEOのイロハがわからず困ってしまう方もいることでしょう。
SEOがよくわからない方には、まずSEOと検索エンジンの関係性について学ぶことをおすすめします。
この記事では、SEOと検索エンジンの基礎知識を解説した上で、絶対に押さえておくべきSEOのコツを伝授します。
ライティングスキルを学びたい方や記事作成を依頼したい方向けのおすすめサービスもご紹介します。
目次
1.「SEO」とは?
「SEO(Search Engine Optimization)」は「検索エンジン最適化」を意味します。
言い換えると「検索エンジンの検索結果で上位表示してもらえるようにWebページを作成するテクニック」です。
- アフィリエイトの広告収入増加
- Google AdSenseの広告収入増加
- 自社の認知度アップ
- 商品の売上アップ
- サービス登録数アップ
1-1.検索エンジンとは?
「検索エンジン」とは「ネット上の情報を検索するシステム」です。
何かの情報を調べるとき、多くのユーザーは「Google」や「Yahoo! JAPAN」の検索窓に調べたい言葉(「検索クエリ」と呼ばれる)を入れて検索します。
するとその言葉に関連する情報を持つWebページがリストアップされます。
ユーザーの検索クエリに対してベストなWebページを表示するのが、検索エンジンの役割です。
- Yahoo! JAPAN
- Bing
ほかにも検索エンジンはありますが、有名なのはこの3つです。
今や検索エンジンを使って情報を調べるユーザーは非常に大勢います。
そのためWebページを作って公開すると自社や商品・サービスPRの大きなチャンスにつながります。
また広告収入を得る目的でサイトを運営する方も少なくありません。
検索エンジン・サイト運営者・SEOの関係をラーメン屋で例えてみましょう。
- 検索エンジン:人気ラーメンを紹介するランキングサイト
- サイト運営者:ラーメン屋の店主
- SEO:ラーメン屋の店主が自分の店をランキングサイトの上位で紹介してもらうためにする工夫
店主はおいしいラーメンを開発するのはもちろんのこと、店内を清潔に保ったりラーメンを提供する時間を早くしたり、さまざまな工夫をしてお客さんからよい評価を得ようとがんばります。
その結果、ランキングサイトから高い評価をしてもらえるのです。
同じように、サイト運営者もさまざまなSEOのテクニックを使ってWebページを作り、検索エンジンからの高評価を目指します。
1-2.SEOではGoogleに集中すればOK
検索エンジンにはいくつかの種類がありますが、国内においてはGoogleに集中してSEOを行えば大丈夫です。
理由はシンプルで、検索エンジン界ではGoogleのシェアが圧倒的に多いからです。
どれくらいのシェアを誇るのか統計を見てみましょう。
「2021年1~9月」を対象にした、パソコンでの検索エンジンシェアは以下のとおりです(2021年9月14日時点)。
出典:statcounter
Googleが75.67%、Yahoo! JAPANが14.9%、Bingが8.86%と、Googleが圧倒的に多いのがわかります。
続いて「2021年1~9月」を対象にした、スマホでの検索エンジンシェアを見てみましょう(2021年9月14日時点)。
出典:statcounter
Googleが75.16%、Yahoo! JAPANが24.38%、Bingが0.17%と、こちらもGoogleの一人勝ちです。
2.SEO施策の歴史
SEOの歴史は20年近い歴史がありますが、その中でSEOは大きく変化してきました。
簡単にいえば、「低品質なSEOから高品質なSEO」へシフトしています。
初期のSEOは小手先のテクニックを駆使したもので、Webページを閲覧するユーザーはそっちのけな「とにかく自社のサイトを目立たせればよい」自己中のSEOでした。
しかし現代では「何よりもWebページを見るユーザーを考えること」が大切にされ、それに合わせたSEO対策が必要です。
以前と現代のSEOの違いを見てみましょう。
2-1.以前はクオリティーの低いSEOが主流だった
国内でのSEO初期の状況を簡単に振り返ります。
まず1990年代半ばにさまざまな検索エンジンが登場します。
当時はネット自体がそれほど普及してなくサイトの数も限られていたため、SEOは意識されていませんでした。
そもそもサイト間の競争があまりなかったのです。
そんな中Yahoo! JAPANが登場し、一躍トップに上りつめます。
しかし当時のYahoo! JAPANにサイトを表示してもらうには登録や審査が必要で、誰もが使える代物ではありませんでした。
1990年代後半になるとサイトの数が増え、検索順位がしだいに意識され始めます。
この頃の検索エンジンはまだ成熟してなく、「隠しテキストなどを使ってひたすらキーワードをWebページに入れる」など質の低いSEOが流行っていました。
Googleは「被リンク(ほかのサイトから自サイトへ飛ぶよう設定されたリンク)」の数を重視していたため、SEOのメインは「被リンク獲得」へシフトしました。
被リンクは外部からの評価を示す指標で現代でも有効ですが、当時は自作自演の被リンク獲得が横行していました。
自分のサイトから自分のサイトへリンクを飛ばしたり、リンクを提供するサービスにお金を払ってリンクをもらったりなど、サイトの本当の評価とはかけ離れたテクニックが駆使されていたのです。
このように以前は、Webページのクオリティーで上位表示を目指すのではなく、お粗末なテクニックを使うのがSEOの手段でした。
2-2.現代のSEOはクオリティー重視
現在のSEOは以前のSEOとは別物です。
Googleをはじめとする検索エンジンは、「ユーザーのことを第一に考えた検索結果が表示されること」が大切と考え、本当に質のよいWebページを上位表示させようとしています。
2-2-1.Googleはコンテンツの質を何よりも重視
Googleは「ユーザーファースト」を掲げていると説明しましたが、このことはGoogleが公式に伝えていることです。
“Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。”
このようにGoogleは、ユーザーファーストを目指して検索システムを日々改良しています。
そのためサイト運営者もSEOでWebページの質向上を模索しなければなりません。
Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)
それぞれ表現を変えて説明すると以下のようになります。
- Expertise(専門性):テーマに関して深い情報を提供している
- Authoritativeness(権威性):サイト運営者がテーマに関して資格・肩書・知名度などを持つ・サイトへの外部評価が高い
- Trustworthiness(信頼性):サイト運営者が信頼できる存在・サイトのセキュリティが高く外部から高評価を得ている
2-2-2.ユーザーエクスペリエンスも重要
コンテンツの質だけでなく「ユーザーエクスペリエンス(UX)」もGoogleから評価を受けるのに重要です。
「ユーザーエクスペリエンス(UX)」とは、「Webページにアクセスしたユーザーの感想」のことです。
UXはコンテンツの質より以下のようなユーザー体験を表します。
- 目次や「TOPへ戻る」ボタンなどがあって操作しやすい
- タイトルをクリックしたらすぐにページが表示された
- 全体的に見やすいサイトデザインだった
2-3.PCサイトよりスマホサイトを基準に評価する時代へ!
Googleから高い評価を得るには、「スマホを意識したサイト作り」も重要です。
パソコンサイトとスマホサイトでは、画面サイズをはじめサイトデザインが異なります。
スマホが爆発的に普及する前、情報は主にパソコンで調べられていました。
そのため、当時Googleでの検索順位の決定はパソコンサイトがベースでした。
しかし2015年になると、スマホやタブレットなどモバイル端末からの検索が優勢になります。
そこでGoogleは、スマホユーザーを満足させる方向にシフトしました。
Googleはまず2015年に「モバイルフレンドリーアップデート」を行いました。
このアップデートにより、スマホから検索するユーザーには、スマホで見やすいWebページが優先的に表示されるようになりました(この時点ではタブレットやパソコンからの検索は影響なし)。
その後2018年より「モバイルファーストインデックス(MFI)」が適用されます。
この新しい施策により、パソコンサイトではなくモバイルサイトをベースに検索順位が決定することになりました。
3.SEO対策は大きく2つ
ここまで検索エンジンとSEOの基礎知識を取り上げましたが、以下の点を覚えておきましょう。
- 検索エンジン=Googleの検索システム
- SEO=Googleの検索結果で上位表示させるテクニック
- SEOで最重要なのはコンテンツの質やUX
- Googleはスマホ用サイトを重視している
ここからは、具体的なSEOテクニックを解説します。
SEOは大きく「内部SEO対策」と「外部SEO対策」のカテゴリーに分けられます。
*「内部SEO」や「内部対策」、「外部SEO」や「外部対策」とも呼ばれますが、本記事では上記の表現を使っています。
3-1.内部SEO対策とは
「内部SEO対策」とはサイト内部で行うSEOのテクニックです。
- GoogleにWebページを正しく評価してもらう
- コンテンツの質を高める
- ユーザーエクスペリエンス(UX)を高める
GoogleからWebページの存在や内容を正確に把握してもらえないと、検索結果に表示されません。
表示されたとしても、上位には上げてもらえない可能性があります。
コンテンツの質やユーザーエクスペリエンス(UX)の重要性についてはすでに説明したとおりで、クオリティーが低いとGoogleから高評価を受けません。
こうしたトラブルをなくすために行うのが内部SEO対策です。
- URLの正規化
- パンくずリストの設定
- キーワード選定
- XMLサイトマップの送信
- robots.txtの設定
- 階層構造を明確にする
- 構造化マークアップ
- タイトルを最適化する
- ディスクリプションの設定
- 見出しタグを明確に設定する
- 画像情報を適切に設定する
- 重複コンテンツの対策をする
- スマホ表示の最適化
- 404エラーページの設定
- SSLの適用
- タイトルとディスクリプションの最適化
- 内部リンクの設定
内部SEO対策について詳しくは、以下の記事も参照してください。
関連記事:「SEO内部対策とは!?具体的なチェックポイント15を徹底解説」
関連記事:「内部リンクとは?SEOを意識した5つの最適化方法を解説!」
3-2.外部SEO対策とは
「外部SEO対策」とは、サイト外部で行われるSEOのテクニックです。
*厳密にいえば、内部SEO対策をすることが外部SEO対策につながるといえますが、便宜上「外部」を使います。
外部SEO対策で目指すのは、ほかのサイトをはじめとする第三者の評価をもらうことです。
具体的には以下の2点がポイントです。
- 被リンクの獲得
- サイテーションの獲得
「被リンク」とは「自サイトのリンクをほかのサイトで貼ってもらうこと」、「サイテーション」とは「リンクはなくてもサイト名や会社名など自分に関することを何かしら言及してもらうこと」です。
これら第三者からのよい評価を受けるWebページは「良質」と判断されやすくなります。
外部対策に関する詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:「SEO外部対策とは?5つのメリットと5つの対策ポイントを伝授」
4.【初心者必見】SEO対策の基礎
SEOの2つの種類について解説しましたが、ここからはもう少し「コンテンツの質」に注目です。
細かなSEOのテクニックではなく、記事を作成するおおまかな流れを説明します。
4-1.【その1】キーワード選定を行う
記事作成のカギとなるのが「キーワード選定」です。
キーワード選定は、どのような内容の記事を書くか決める作業です。
通常それぞれの記事には、何らかのキーワードが存在します。
例えば
- 「副業 自宅 ライティング」
- 「温泉 効能 美肌」
- 「有酸素運動 毎日 おすすめ」
このようにキーワードを選定すると、書くべき内容の方向性が決まります。
家を建てる前にまず整地や基礎工事が必要なのと同様、キーワードを決めることが記事作成の第一歩です。
・メインキーワード:英語学習
・関連キーワード:
- 方法
- ネイティブ
- オンライン
- 料金
- 参考書
- 資格
- 初心者
- TOEIC
- おすすめ
- レッスン
あとはメインキーワードと関連キーワードを組み合わせて、できたキーワードごとに記事を書きます。
キーワード選びに関して詳しくは以下の記事も参照してください。
関連記事:「【SEOの基礎】キーワード選びは記事作成の第一歩!踏むべき5ステップ紹介」
4-2.【その2】ユーザーファーストであること
キーワード選定が終わったら、具体的にどのような内容にするかを考えます。
このとき重要なのが「ユーザーファースト」の精神です。
「自分がそのキーワードで何を書けるか・書きたいか」ではなく、「そのキーワードを検索するユーザーが何を知りたいか」を徹底的に考えましょう。
例えば先ほどの「英語学習」のキーワードであれば、以下のような内容を書くとよいでしょう。
- 「英語学習 初心者 方法」→初心者が英語学習をする方法についての記事
- 「英語学習 資格 おすすめ」→英語学習で目指せるおすすめの英語資格についての記事
- 「英語学習 ネイティブ オンライン」→ネイティブと一緒にオンラインで英語学習する方法についての記事
また各Webページだけでなく、サイト全体も見やすく回遊しやすい構造にしましょう。
4-3.【その3】よいサイトや記事を作るとプラスのスパイラルが始まる!
ユーザーファーストの良質な記事は、当然ユーザーに喜ばれるコンテンツになります。
ユーザーに喜ばれる記事はGoogleにとってもよい記事なので、Googleの検索結果で上位表示されるはずです。
Googleから高評価を受けた記事は、被リンクの増加につながります。
するとGoogleからの評価がさらに上がり、やがて検索トップにランクインする可能性が高まります。
そうなると流入がいっそう増え、売上アップも期待できるでしょう。
5.初心者でもSEOに強いコンテンツを作ることは可能!
- よい記事を書くコツ
- 便利ツール
各点について簡単に解説します。
5-1.質のよいコンテンツには特徴がある
初心者がよい記事を書くには、「よい記事の特徴をおさえること」が肝心です。
この特徴を押さえれば、初心者でもそれなりに読み応えのある記事を書けます。
例えば、ここまで何度も強調してきた「ユーザーファーストの精神」は代表的な特徴です。
ほかにも以下のような特徴があります。
- 適切な文字装飾
- 視認性がよい文字サイズ
- 結論から始まる文章
- 時折会話調を入れる
- 画像を何枚も使う
- キャッチーな言葉遣い
- 語尾のリズムがよい
ユーザーを惹きつける記事の基本については、以下の記事も参照してください。
関連記事:「記事の作り方の基本手順解説!失敗しない4つのステップとは?」
5-2.役立つツールも数多くある
「役立つツールを活用すること」も大切です。
SEOは多くのサイト運営者が関心を持つので、SEOをサポートしてくれるツールが数多くあります。
Googleからも「Google Search Console」や「Google Analytics」などのツールが提供されています。
ほかにも「キーワード選定」「ユーザーが知りたいことを探す」「日本語表現を磨く」などに役立つ便利なツールがいっぱいです。
無料のツールも多く、活用すれば見劣りしない記事が書けるようになります。
記事作成のおすすめツールに関しては、以下の記事もご覧ください。
関連記事:「【プロ直伝】記事作成おすすめツール19選!ジャンル別に紹介」
本記事や参照記事のアドバイスを当てはめつつ執筆するなら、よい記事になりますよ。
6.スキルアップや記事外注なら「記事作成代行Pro」がおすすめ
ライティングをスキルアップしたいと考えている初心者の方は独学でSEOを学ぶこともできますが、SEO記事作成会社のライターとして働き実力を伸ばす選択肢もあります。
SEOのプロフェッショナルのもとに在籍することで、SEOの基礎や役立つノウハウをマスターできます。
参照:「ライター募集ページ」
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- 3名ONEチーム制度(ライター・ディレクター・校閲者3名のプロによる共同作業)
- SEO実績多数(検索1位達成の実績が多数あり)
- ユーザー心理を追求したユーザーファーストの記事
個人のブログであれ会社の公式サイトであれ、アクセス数やコンバージョン数をさらにアップさせたい方は、ぜひ「記事作成代行Pro」の公式サイトをご覧ください。
7.まとめ
SEOとは、Googleをはじめとする検索エンジンの検索結果で上位表示を達成するためのテクニックです。
SEOに関係する要素は数多くあり、検索エンジンから評価されるWebページを書くにはそれなりに努力が求められます。
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