SEOリライトで検索順位を底上げ!やり方を4ステップで解説

2022.3.8
「検索順位が2~3ページ目から上がらない」
「順位はそこそこだけど、いまいちアクセスが少ない…」
これらの悩みを解決する方法のひとつは「リライト」です。
リライトは、既存のWebページに加筆修正することでよりパワーアップさせる作業。
うまくいけば検索順位アップやアクセス数アップにつながる可能性があるため、必ず基本を押さえておきましょう。
【本記事で学べること】
- リライトのメリット・デメリット
- リライトの具体的な方法や注意点
目次
1.SEOに効果的なリライトとは
「リライト(rewrite)」とは、簡単に言えば「書き直し」のこと。
既存のWebページの内容を書き直すことでSEO効果を狙うのが、リライトの基本コンセプトです。
リライトには以下のような作業が含まれます。
- 古い情報の更新
- 役立つ情報の追記
- 既存の情報の削除
サイト運営では、新規ページをアップしていくだけでは不十分です。
公開済みの記事に修正すべきところがないかを確認し、必要に応じてリライトする必要があります。

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1-1.リライトにはレベルの違いがある
リライトといっても、その規模はWebページにより異なります。
タイトルやディスクリプションを変更するだけの小規模のリライトですむページもあれば、もっと大がかりなリライトを行うべきページもあるでしょう。
具体的なケースをあげましょう。
「トップ10入りを果たしているもののクリック率が低いページ」であれば、タイトルやディスクリプションのリライトですむかもしれません。
※クリック率(CTR、以降は「クリック率」)は、検索結果にページが表示された回数のうちユーザーにクリックされた割合
「検索順位が30位以下」の場合、対策しているキーワードから想定される検索意図を読み取って、もう一度構成を作り直す方がよいかもしれません。

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1-2.リライトで検索順位が上昇した事例
リライトで検索順位が上昇した事例をご紹介しましょう。
「記事 まとめ方」というキーワードの記事をリライトした例です。
この記事は75位に表示されていたことがありますが、リライトしたところ、なんと3ヵ月後には1位に躍り出ました。

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2.SEOリライトのメリット・デメリット
リライトにはメリットとデメリットがあります。
手当たりしだいおこなえばよいわけではありません。
手当たりしだいリライトすると、場合によっては検索順位を落としかねません。
メリットとデメリットをしっかり把握した上で、リライトの仕方を学ぶ必要があります。
この見出しでは、リライトのメリット・デメリット両方を解説します。
2-1.リライトの3つのメリット
リライトには以下の3つのメリットがあります。
- 最新情報になりユーザー満足度が高まる
- 検索順位アップの見込みがある
- アクセス数のアップも期待できる

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2-1-1.最新情報になりユーザー満足度が高まる
1つ目のメリットは「サイトが最新情報になりユーザー満足度が高まる」ことです。
情報が古いままWebページを放置すると、ユーザーからの信用がなくなります。
何かの商品やサービスを紹介するページで表記されている価格情報や適用税率が古いままであれば、ユーザーはWebページ全体の情報の正確さを疑い、すぐに離脱するでしょう。
そのようなユーザーのネガティブな行動をGoogleがどこまで把握しているのかはわかりませんが、ユーザーの利便性を損なう状態を放っておけば、SEO上マイナスなのは間違いありません。
一方きちんとリライトされ、常に情報が最新の状態のWebページであれば、ユーザーの満足度は高まるでしょう。
情報の更新が激しいジャンルの場合は特にそういえます。

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2-1-2.検索順位アップの見込みがある
2つ目のメリットは「検索順位アップが期待できる」ことです。
GoogleはWebページの情報の質を重要視します。
Webページの情報の質は、ユーザーを満足させられるかどうかで判断されます。
ユーザーがほしい情報を提供していないページは、Googleから評価されません。
まず既存のページを調べ、よりユーザーの検索意図に近づけた内容にリライトしましょう。
元のページよりも内容がよくなれば、その分Googleからの評価アップが期待できるでしょう。

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さらにリライトは新規記事と比べて、SEO効果が早く出る傾向にあるのもメリットです。
リライトではGoogleに既にインデックス登録されているページを書き直すため、まだ登録されていない新規記事よりも、結果がスピーディーに反映されやすいのです。
2-1-3.アクセス数のアップも期待できる
3つ目のメリットは「アクセス数のアップを期待できる」ことです。
SEOの基本目標は検索順位を上げることですが、検索順位がそれなりに高くてもアクセス数が思うほど伸びないことがあります。
その場合、SEOは成功しているとはいい切れません。
一般的には検索順位が高いほど多くのユーザーにクリックされるものですが、そうならないケースも珍しくありません。


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このような場合、タイトルやディスクリプションをリライトするとよい結果になることがあります。
「このページには自分のほしい情報がありそう!」と思ってもらえそうなフレーズを入れれば、アクセス数アップを期待できます。
2-2.リライトの2つのデメリット
リライトのデメリットには以下のものがあります。
- ミスすると検索順位を落とす
- Googleからペナルティを受けるリスクがある
先述のとおり、リライトは手あたりしだいに行うものではありません。
不適切なリライトはSEOにマイナスとなるため、慎重に行うべきです。
デメリットから、リライトする際の注意点を把握しましょう。
2-2-1.ミスすると検索順位を落とす
1つ目のデメリットは、「ミスすると検索順位を落とす」ことです。
リライトする必要のなかったページを大幅にリライトした結果、順位が落ちてしまうことがあります。
または間違った仕方でリライトをおこなった結果、順位が落ちることもあるでしょう。
例えばユーザーによく読まれている箇所を削ってしまい、内容がユーザーの検索意図から遠のいてしまうかもしれません。
あるいは検索意図とはあまり関係がなく、かつユーザーに役立つわけでもない情報を入れてしまい、ページのクオリティが下がることもありえます。

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2-2-2.Googleからペナルティを受けるリスクがある
2つ目のデメリットは「Googleからペナルティを受けるリスクがある」ことです。
SEOを目的としてリライトを行うのは何の問題もありませんが、やり方によってはGoogleに目をつけられる恐れがあります。
例えば短期間に何度もタイトルをリライトすると、スパムとみなされるかもしれません。
リライトはユーザーの益を考えて行うべきものです。
「どのタイトルだとクリック率が上がるかテストしよう」などと軽く考え次々タイトルをリライトするなら、ユーザーの利便性を下げます。
そういう行為はGoogleから嫌われます。
関連記事:「SEOのペナルティーとは?概要・確認方法・対処法」
3.SEOリライトのやり方を4ステップで解説
リライトでSEOを強化するためには、リライトの正しい方法を熟知することが欠かせません。
ここからは以下の4つのステップでリライトの手順を解説します。
- ステップ1:リライトすべきページを探す
- ステップ2:リライト候補の記事のリサーチ
- ステップ3:執筆作業
- ステップ4:効果測定
各ステップの内容を見てみましょう。
3-1.ステップ1:リライトすべきページを探す
1つ目のステップは「リライトすべきページを探す」ことです。
すべての記事を無理にリライトする必要はありません。
SEO上、リライトに向いているのは以下のような記事です。
- 情報が古いページ
- 1ページ目後半~4ページ目など上位を狙える位置にあるページ
リライト対象を選ぶには「Google Search Console」を使いましょう。
検索順位を調べられるため、リライトすべきかどうか判断するのに便利です。
3-1-1.現在順位により傾向は異なる
リライト候補となるページの現在順位は同じではありません。
検索結果1ページ目に位置している記事もあれば、4ページ目の記事もあります。
現時点での掲載順位により、リライトの方向性は変わってきます。
1ページ目後半~2ページ目前半
上位に近づいているため、ユーザーの検索意図をある程度つかめていると考えられます。
比較的小規模なリライトですむでしょう。
2ページ目後半以降
ユーザーの検索ニーズを満たしきれていない可能性があるため、検索意図の徹底的な見直しや足りない情報の補足が必要かもしれません。

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3-1-2.検索順位上位でも「あぐら」はかかない
現在検索順位が1ページ目の前半の場合、すでに十分評価されているため、下手にリライトしない方がよいです。
とはいえそのようなサイトは、「永遠に安泰で何もしなくてよい」わけではありません。
現在公開している情報が古くなれば、順位がダウンするかもしれません。
あるいは競合サイトが台頭してきて、上位の座を奪われる可能性もあります。
Googleが新しいアルゴリズムを導入した結果、順位に大幅な変動が起きることもあるでしょう。
※アルゴリズムとは、Googleがサイトを評価するのに使う計算方法のこと
現在上位にいるからといって「あぐら」をかかず、自サイトの順位の推移を定期的に確認するようおすすめします。
その上で順位の下降が見られたら、リライトでSEOを強化すべきかどうか対策を考えます。
3-2.ステップ2:リライト候補のページのリサーチ
ステップ2は「リライト候補として選んだページを分析する」ことです。
このステップでは、ステップ1で選んだページの課題点を具体的に見極めます。
課題点がわかると、対処の方法も具体的になります。
課題点の見極めに必要なポイントをいくつか見てみましょう。
3-2-1.検索意図を再度精査する
「検索意図を再度見極める」ことは、課題を見つける方法のひとつです。
先述のとおり、検索順位が2ページ目後半以降に位置しているページは、ユーザーの検索意図をつかみきれていない可能性があります。
ページに設定したキーワードで検索をかけるユーザーが何を知りたいのか、ユーザー目線でもう一度考えてみてください。
例えば「電気自動車 コスト おすすめ」をキーワードに設定しているなら、「電気自動車の何のコストを知りたいか」「おすすめの電気自動車についてどんな詳細を知りたいか」など、いろいろ思いめぐらします。
自分で考える以外にもできることはあります。
例えば「キーワードの検索意図はなんだと思うか」、ほかの人に意見を求めるのは有効です。
また、キーワードに関連する語句を調べる方法もあります。
Googleでキーワードを検索にかけると、ページ下部に「他のキーワード」と書かれた関連語句のリストが表示されます。
キーワードに関連する言葉を見ることで、ユーザーが知りたい情報についてヒントを得られるでしょう。
さらに「ヒートマップ」を使うのもおすすめです。
ヒートマップはページ内のユーザーの行動を色分けで分析できるツールで、どの箇所が読まれ、どの箇所が読まれていないのかを把握できます。
読まれていない箇所があるなら、「検索意図に沿っていないため関心を向けられていない」と推測できます。

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3-2-2.上位ページと比較する
「上位ページと自分のページを比較すること」も、課題発見に欠かせません。
このポイントは前述の「検索意図の見極め」とも関係します。
上位のページはGoogleに評価されているページ、つまり「検索意図に沿った情報を提供しているページ」と考えられます。
そのため上位ページの内容を分析して自分のページと比較するなら、足りない部分が見えやすくなるでしょう。
上位ページの比較には、「ラッコキーワード」の「見出し抽出」機能がおすすめです。
調べたいキーワードを入力すると、上位ページのタイトルや見出し・文字数などを抽出してくれます。
各ページの詳細を開くと、画像のように見出しを階層別に表示してくれるため、どのような情報が提供されているか一目でわかります。
※「電気自動車 おすすめ」で検索した場合

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別の点として、上位ページを分析することはオリジナルの情報を入れる上でも役立ちます。
「検索順位上位にいるページ=すべての情報を網羅した完璧なページ」である、とは言い切れません。
上位ページではまだ取り上げられていない、ユーザーに役立ちそうな分野が発見できる可能性は十分あります。
ユーザーの検索意図をじっくり考えて、現時点でどのページでも扱われていない要素を探してみましょう。
「Yahoo! 知恵袋」や「OKWAVE」などのQ&Aサイトにキーワードを入力して、興味をそそる質問と回答がないか探すのも手です。

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3-2-3.クリック率を平均と比較する
「リライト候補のページのクリック率を平均と比較する」ことも、ページの課題を見つけるのに便利です。
リライト候補のページのクリック率が、現在の順位の平均クリック率と比べて低いようであれば、その検索順位のわりにユーザーのクリックが少ない状態です。
これは、「ユーザーがページのタイトルやディスクリプションを見たものの、クリックする気にはならなかった可能性」を示唆します。
タイトルからもディスクリプションからも、「自分の欲しい情報がありそう」と感じられなかったのかもしれません。
この場合、タイトルとディスクリプションを変更するとクリック率が改善される可能性があります。
クリック率がよくなれば、アクセス数アップはもちろん、検索順位にもプラスに働くと期待できます。
なおタイトルの付け方に関して詳しくは、以下の記事をご覧ください。
ちなみにクリック率を調べるには「サチコミエルカ」を使うと便利です。
このツールを使うと、各ページのクリック率と、その順位における平均クリック率を簡単に比較できます。
3-3.ステップ3:執筆作業
ステップ3は「執筆作業」です。
リライトするページの課題が明らかになったら、さっそく執筆にうつります。
執筆作業では以下の点を意識しましょう。
- 見つかった課題ごとに加筆修正する
- 付属要素も改善する
それぞれの点を解説します。
3-3-1.見つかった課題ごとに加筆修正する
ステップ2でページの課題点が見つかったら、「課題ごとにリライト」を行います。
リライトは基本的に加筆修正ですので、丸々書き直すのではなく必要な箇所にだけ手を加えましょう。
いくつかの例を示します。
パターン1:検索順位が比較的高く(1ページ目後半~2ページ目前半くらい)、クリック率も高い場合
- 「ヒートマップ」でユーザーが熟読する箇所を見つけ、その箇所をページの最初にもってくる
- ユーザーの目をひくアイキャッチ画像に変更する
パターン2:検索順位が比較的高いが(1ページ目後半~2ページ目前半くらい)、クリック率は低い場合
- パターン1の対策を行う
- タイトルとディスクリプションを魅力的にする
パターン3:検索順位が比較的低く、クリック率も低い場合のリライト(2ページ目後半~)
- パターン2の対策を行う
- ページ内の情報を検索意図に近づける
- 上位ページにないオリジナル情報を入れる
- ページを読みやすくする(表や図を入れるなど)

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3-3-2.付属要素も改善する
GoogleはWebページを評価するとき、タイトルやディスクリプション・本文などのテキスト情報だけを根拠にしているわけではありません。
ほかにも以下のような要素を重視します。
- ページの読み込み速度
- 画像のalt属性
- 内部リンク
- URLの正規化
- モバイルフレンドリー など
リライトする際には、これらの要素についても考えましょう。

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関連記事:「SEO内部対策とは!?具体的なチェックポイント15を徹底解説」
3-4.ステップ4:効果測定
ステップ4は「効果測定」です。
必要なリライトをしたら、SEO効果が出るかどうかをチェックします。
具体的には以下の点を調べましょう。
- 検索順位が上がったか
- アクセス数は増えたか
- クリック率は改善されたか

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3-4-1.インデックス登録のリクエストを忘れない
リライトをした後、放っておいてもGoogleのクローラー(サイトを巡回・分析するGoogleのプログラム)がやってきてページを評価してくれます。
しかし自分からGoogleにリクエストを送ると、クローラーの巡回が早まってリライトの効果がより早く反映されるでしょう。

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- Google Search Consoleにアクセスする
- 画面上部の検索窓にリクエストしたいページのURLを入力する
- 「URLはGoogleに登録されています」と出たら、「インデックス登録をリクエスト」をクリックする
4.SEOリライトのご要望は「記事作成代行Pro」へ!


スタッフ
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5.まとめ
記事のリライトは、既存のWebページに適切な加筆修正を行う作業です。
SEOを強化する上で、リライトは大事な役割を果たします。
リライトに成功すると、Webページへのユーザー満足度が高まり、アクセス数アップや検索順位のアップも期待できるため、リライトは積極的に行いましょう。

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