SEO対策に有利な記事数は?記事を効果的に増やす方法を解説!
2023.12.20
WebサイトやオウンドメディアのSEO対策では記事数を増やすことが有効です。
しかし、どれくらいの記事数を作成すれば効果が出るのかが気になることでしょう。
また、記事数を増やすときにはやみくもに増やせばいいわけではなく、いくつかの注意すべき点があります。
この記事では、記事数を増やした方がよい理由と注意点に加えて、SEO対策と記事数の関係について解説します。
- 【記事監修者】
株式会社BRIDGEA 代表 田端 健一 -
・通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
・独立して「記事作成代行Pro」を運営
・「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
・多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数
1.SEO対策に必要な記事数はどれくらいか
SEO対策には、ある程度の記事数が必要です。
「ある程度」といっても、明確な基準があるわけではなく、サイトの目的や扱うジャンルによっても変わってきます。
ニッチなジャンルであれば10記事程度で上位表示されることもありますし、ジャンルによっては100記事以上必要です。
そのため「このジャンルならこのくらいの記事数が必要」といったように必要な記事数が決まっているわけではありません。
また、記事数は多ければよいというものではなく、そのサイトに合った内容で質の高い記事を作成することが大切です。
サイトの専門性を高め、ユーザーニーズなどを満たせる記事を増やすことでSEO対策として効果が出せます。
1-1.必要な記事数の目安
SEO対策に必要な記事数は20〜30記事ほどが目安になります。
一般的に、30~50記事は必要とされていますが、何本の記事を掲載したから終わりといったことはなく、記事を掲載するサイトのジャンルによっても異なります。
また、記事数は多ければ効果があがるというものでもなく、サイトの目的やコンセプトに合わせた記事を作成することが大切です。
そこで作成する記事数の目安は、対策したいキーワードの数で考えるとよいでしょう。
メインキーワード、またはメインキーワード+サブキーワードで記事1本を作成します。
転職サイトであれば「転職 年収」で1本、「転職 勤務地」で1本といったイメージです。
このように、サイトの目的やコンセプトに合わせたキーワードごとに記事を作成し、20~30記事ほどあればSEO対策としての効果が期待できます。
1-2.記事数は多いほど効果的とは限らない
記事数を増やす目的は集客につなげることにあります。
集客につなげるには、Googleの検索エンジンに評価される記事を作成しなくてはいけません。
そのサイトの専門性や独自性を盛り込んだ記事を作成し、できるだけ網羅的に情報が掲載されていることでGoogleに評価されやすくなります。
Googleに評価されることで検索結果の上位に表示される可能性が高まり、結果的に集客につなげられるわけです。
そのため、サイトと関連のない内容の記事をやみくもに増やすと、Googleからの評価が下がることにつながるため逆効果になります。
SEO対策として記事数を増やす場合は、サイトに合った質の高い記事、つまりユーザーにとって必要な情報を提供できる記事を作成することが大切です。
2.SEO対策と記事数の関係
SEO対策において記事数は少ないより多いほうが有利ですが、記事数を増やす際はSEO対策と記事数の関係について理解しておきましょう。
Googleがサイトや記事を評価する主な基準は「E-E-A-T」と呼ばれており、これらを満たした記事を増やしていくことがSEO対策になります。
そのため、サイトや作成者の経験や専門性を含んだ信頼性の高い記事を作成することがポイントです。
2-1.作成者の経験(Experience)
サイト運営者や記事作成者の経験が盛り込まれているかが、Googleがサイトや記事を評価する際の基準のひとつとなっています。
例えば、海釣りに使う釣り具の記事では、海釣り初心者が書いた記事より、海釣り歴30年のベテランが書かれた記事の方が、必要な情報が盛り込まれており、なおかつ経験に基づいた情報が入った記事を作成できます。
経験豊かなベテランであれば、初心者では気づきにくい注意点や、初心者が知らない応用技を記事に盛り込むことができるわけです。
作成者の経験を盛り込んだ記事はGoogleに評価されやすい記事といえます。
2-2.サイトや記事の専門性(Expertise)
SEO対策において、サイトや記事の専門性は重要なポイントとなります。
複数のジャンルに関する情報が出ている雑記的なサイトよりも、特定のジャンルのみを専門的に扱ったサイトのほうがSEO対策として有利です。
何かの情報を求めるときには専門家の情報が信頼されるように、サイトや記事においても専門性のある内容をGoogleは評価します。
例としてリフォーム業者のサイトを挙げると、住宅の外壁塗装を塗り替えるタイミングや必要な日数など専門的な情報が記載されていることがSEO対策においては大切です。
そのサイトの専門性が伝わる記事を増やすことで、そのジャンルに関する情報が網羅されユーザーのニーズを満たすことにもつながります。
2-3.サイトや記事の権威性(Authoritativeness)
権威性とは、その記事を第三者が読んだときに価値ある内容だと評価できるか、信頼できる情報であるか、といったものです。
健康に関する情報を扱ったサイトであれば、ヨガインストラクターが執筆した記事や、医師が監修した記事であれば権威性があるといえます。
権威性がある記事とはそのジャンルの専門家が執筆した記事や、専門家に監修してもらっている記事のことです。
また、その記事が他のサイトやSNSで紹介されるなど社会的認知があることでも権威性が高くなります。
2-4.サイトや記事の信頼性(Trustworthiness)
サイトや記事の内容が信頼できるものか否かも、Googleがサイトや記事を評価するの基準のひとつです。
信頼性の評価ポイントとしては「独自性が高い情報」「SSL化されているなどのサイトの安全性」「運営者情報や企業情報などが明確に記載されている」などがあります。
Googleから評価されやすいポイントは、ユーザーが安心して閲覧でき、記載されている情報にも安全性があることです。
そのため、信頼できるサイトと記事を作成することが重要となります。
記載する情報についても、よい点と悪い点の両方を盛り込んだ内容にしたり、偏りのない情報を提供したりするなど、信頼性を高めることが大切です。
「E-E-A-T」については「SEO対策の基礎 E-E-A-Tとは?SEO対策に必須の【4つの評価基準】を完全攻略!」に詳しくご紹介しているため、ぜひお読みください。
3.SEO対策として記事を増やす理由
SEO対策として記事数を増やすには理由があります。
なぜなら、記事数を増やすことでユーザーニーズを満たせる可能性が高くなるためです。
ユーザーの求める情報が多く掲載されているサイトであればGoogleからも評価されやすくなります。
記事数が増えるにともない、内部リンクを設置するなどユーザーにとっても使い勝手をよくすると、さらに効果的です。
3-1.サイトの情報量が増える
サイトの目的やコンセプトに沿った記事を増やすと、サイト全体の情報量が増えることになります。
サイト全体の情報量が増えるとユーザーニーズを満たせる機会が増えるため、結果としてGoogleからの評価が上がり、SEO対策として有効な施策となるのです。
ただ、関連性の低い情報を増やしてしまうとGoogleからの評価が下がるなど、逆効果になりかねません。
そのため、サイトに関連した専門性の高い情報や、サイトの独自性を盛り込んだ情報を記事として作成することが重要です。
3-2.狙えるユーザーが増える
SEO対策として記事数を増やすことで狙えるユーザーの幅が広がります。
記事数が少ないと限られたユーザーにしかリーチできません。
しかし、同じジャンル内で異なるキーワードや切り口で記事を増やしていくことで、幅広いユーザーに訴求できます。
また、記事数が増えることで、サイト全体での情報量が増えるため、多くのユーザーに訪れてもらえる可能性が高くなります。
ユーザーの検索意図を把握し、ニーズを満たせる記事を増やしていくことがポイントです。
3-3.対策できるキーワードが増える
記事数を増やすと対策できるキーワードも増えるため、SEO対策として有効です。
作成する記事数の目安は、対策したいキーワードの数が目安となるため、記事数を増やすことで対策できるキーワードが増えることになります。
そのため、今まで対策していなかったキーワードからの流入が期待できることになります。
そのサイトに関連したキーワードをできるだけ多く抽出し、キーワードごとに記事を作成していきましょう。
3-4.回遊率が高まる
記事数を増やすことで、サイト内の回遊率を高めることが可能です。
記事数を増やすことでサイト全体での情報が増えるため、内部リンクを設置することでユーザーにサイト内を回遊してもらえます。
新しい記事を作成したら、関連する記事と相互にリンクするように内部リンクを設置しましょう。
記事同士がお互いの情報を補完しあえるため、ユーザーにとっての利便性が向上します。
「内部リンク」について詳しく知りたい場合は「内部リンクとは?SEOを意識した5つの最適化方法を解説!」が参考になりますので、ぜひご覧ください。
また、内部リンクの設置を含め、できるだけ早くSEO効果を出すためのポイントを「SEO対策の基礎 SEO効果が出るまでの時間はどれくらい?早く反映させる方法7選」でご紹介しています。
4.記事数を増やすときの注意点
SEO対策として記事数を増やすことは有効ですが、「E-E-A-T」を無視した記事を量産してしまうとユーザーのニーズを満たさなくなることもあり得ます。
ユーザーがそのサイトを訪れる目的や、キーワードの検索意図を理解しユーザーのニーズを満たす記事を作成することが大切です。
効果的に記事数を増やすために、既存記事とキーワードや内容が重複しないことや、専門性の薄い記事を作成しないように注意しましょう。
4-1.他の記事と対策キーワードを重複させない
記事数を増やすときに注意しなければならないのは、既にある記事と同じ対策キーワードの記事を作成してしまうことです。
同じキーワードの記事が複数あることで、Googleから正しい評価を受けられなくなります。
このように複数の記事で同じキーワードを使ってしまうことを「キーワードカニバリゼーション」と呼びます。
カニバリゼーションとはキーワードの共食いのことで、この場合は複数の記事でキーワードが重複している状態です。
キーワードの重複した記事があったらどちらかをリライトすることで、それぞれを独自の記事とすることができます。
4-2.専門性のない記事を作らない
記事数を増やすときは、専門性のない記事を作らないようにしましょう。
専門性のない記事は検索エンジンに低品質と判断される可能性が高く、サイトの評価を下げる結果となるためです。
記事作成にあたっては、サイトのテーマに密接に関連づけた専門的な内容を心がけましょう。
例えば、食べログ系サイトであれば、飲食店の情報やグルメに関する記事を掲載します。
加えて、単に記事数を増やすだけでなく、1つ1つの記事を充実した内容にすることも重要です。
参考にしたデータの出典を明示したり、最新情報を反映させたりするなど、専門性の高い質の高い記事作成に注力しつつ、記事数を増やしていきましょう。
4-3.量産を目的としない
記事数を増やす目的は「ユーザーニーズを満たす」ことであり、単に記事を増やすことではありません。
ユーザーニーズを満たさない質の低い記事を量産しないように注意が必要です。
単純に考えると、記事数が増えることでアクセスも増えると思いがちです。
しかし、そのサイトに関連のない情報や、専門性の薄い記事ばかりが増えてしまうと、ユーザーの離脱が増えたりGoogleからの評価が下がったりするなど逆効果になりかねません。
そのためユーザーのニーズを満たすことを目的として、質の高い記事を増やしていくことが重要です。
4-4.既存記事に近い内容の記事を作らない
記事数を増やす際、既存記事に近い内容にならないように注意しましょう。
ページ内の文言が50%以上重複していると、Googleのページ評価が分散してしまうためSEO対策としては逆効果になります。
また、Googleから重複コンテンツと見なされた場合はペナルティを受ける可能性もあります。
内容の似ている記事があった場合は、切り口を変えた記事にリライトするなどで重複を避けるようにしましょう。
4-5.対策したいキーワードについて調べる
新たに記事を作成する際には、対策したいキーワードについて調べることをおすすめします。
調べる項目としては、月間の検索ボリューム・サジェストキーワード・関連キーワードなどです。
対策したキーワードの月間検索ボリュームが少なすぎれば、せっかく記事を作成してもアクセス数が伸びませんし、逆に検索ボリュームが大きすぎるキーワードで記事を作成しても、上位表示させることが困難となります。
検索ボリュームは無料ツールを使って大まかに調べることができるため、記事作成に取り掛かる前に調べておくとよいでしょう。
キーワード選定も含めたSEO対策については、「SEO対策の基礎 検索順位が上がらない!?6つの原因とSEO対策を解説!」で詳しくご紹介しているためぜひ参考にしてください。
また、対策したいキーワードの、サジェストキーワードや関連キーワードについても無料ツールで調べることが可能です。
サジェストキーワードや関連キーワードを盛り込むことで、SEO対策として有効な記事にできます。
5.記事数を増やすには専門業者を活用すると効果的
記事数を増やすことでSEO対策を行うには、「E-E-A-T」を理解しGoogleの評価基準に沿った記事を作成することが大切です。
しかし、SEO対策として記事数を増やすには、記事作成についての知識が必要であり、作成するにも時間がかかってしまうのが現実です。
一番よいのは、そのサイトを最も理解しているサイト運営者やスタッフが記事を作成することですが、社内で記事を増やすことが難しい場合は、代行業者の利用も検討してみてください。
記事作成の代行業者に外注する場合、どの業者に外注すればよいか迷ってしまうことでしょう。
業者を選ぶ際には「SEO対策の基礎 頼れるSEO対策会社10選をご紹介!外注時の5つの注意点も解説」が参考になります。
外注にあたって押さえておきたいポイントも解説しているため、代行業者の利用を検討するときに役立つ記事です。
記事作成代行Proは、SEO対策として効果的な記事作成をすることができ、目的や予算に応じたプランやオプションを案内できます。
SEO対策の記事作成でお悩みであればぜひ一度ご相談ください。
6.まとめ
SEO対策として記事数を増やすことは有効な施策です。
そのサイトの専門性や情報の独自性が盛り込まれた記事を増やし、ユーザーのニーズを満たすことで検索結果の上位表示も狙うことができます。
Googleの評価基準とされている「作成者の経験」「専門性」「権威性」「信頼性」を盛り込んだ記事内容にすることがポイントです。
SEO対策として記事を増やす時は、記事数を増やすことだけが目的とならないように注意しましょう。
専門性を欠いた記事、既存記事とキーワードや内容が重複した記事などが増えると逆効果になることもあります。
記事を増やすための作成時間が取れなかったり、記事数を増やしてはみたがなかなか結果が出なかったりする場合は、代行業者を利用することを検討してみてください。
記事作成代行Proでは、多様な業種に対応してきたプロが、丁寧に記事を作成します。