ページ数が多いとSEOに有利!?上手な増やし方6選をご紹介

2022.3.30
良質なサイトを運営する上で、コンテンツの多さはある程度重要です。
高品質な記事コンテンツを入れているサイトでも、数記事しかなければ中身が充実しません。
とはいえ、ページ数が増えれば必ずしもSEOが強化されるわけではありません。
低品質なページをどれだけ増やしたところで、サイトが評価されることはないでしょう。
この記事では、ページ数とSEOの関係にフォーカスします。
また、SEOを強化する上で意識したいページ数の増やし方についても解説します。
【この記事がおすすめな方】
- サイトのページ数を増やしてコンテンツを充実させたい方
目次
1.SEOの基本単位!「ページ数」とは
「ページ数」とは「サイト内にあるWebページの数のこと」です。
サイトとWebページを混同する方もいるようですが、「サイト=Webページ」ではありません。
サイトは、Webページが集まってできたものです。
例えるならサイトは1冊の本で、Webページはその本の各ページといえるでしょう。
つまりサイトは1つで、その中に複数のページがあるということです。
なお、サイトには通常「トップページ」と呼ばれるサイトの「顔的存在」があります。
トップページとは名前のとおり、サイトの上位に位置するページであり、いわば「玄関口」のようなページです。
例えば、以下のようなページがトップページです。
※目黒区公式サイトのトップページ
※FUJIFILM公式サイトのトップページ
上記の画像からイメージできるように、トップページはサイト内の各ページへの導線が集まる主要ページです。
駅に例えるなら、複数の線路が集まったターミナル駅のようなものでしょう。
ちなみにトップページは「ホームページ」とも呼ばれます。
ただし「ホームページ=サイト」と考える方は、少なくありません。
トップページは、記事コンテンツを提供するページとは見た目やデザインが異なる場合があるため、Webページのイメージがないかもしれませんが、やはりWebページのひとつです。
通常、1つのサイトにはこのようなトップページがあり、その下に多くのページがあってコンテンツが提供されています。
1-1.インデックス登録や検索順位はページ単位
Googleはサイト単位ではなく、Webページごとにインデックス登録と検索結果への表示を行います。
つまりインデックス登録の数はページ数に比例します。
GoogleがデータベースにWebページをインデックス登録するのは、ユーザーに対して検索結果を表示するためです。
当然のことながら、複数のページを包含するサイト全体を、検索結果に表示させることはできません。
あくまでページごとにしか表示できません。
インデックス登録数や検索結果への表示数を増やすには、ページ数を増やす必要があります。
Googleがサイトを検索結果に表示させるまでの仕組みについては、以下の記事もご覧ください。
参照:「SEOの仕組みを図解!検索システム攻略で上位表示を目指そう」
2.ページ数が多いとSEOに有利!


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- ページ数が増えると入流経路が増える
- 対策できるSEOワードが増える
- 内部リンクによるSEO効果を期待できる
ページ数がまったくないサイトは成り立ちません。
一方、ページ数が充実しているサイトは、さまざまなSEO対策を講じられる分、有利になります。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
2-1.ページ数が増えると流入経路が増える
1つ目のメリットとして「ページ数が増えると流入経路が増えます」。
先述のとおり、インデックス登録や検索結果表示が行われるのはサイト単位ではなく、Webページ単位です。
そのため、ページ数が増えれば増えるほど、ユーザーがサイトにアクセスしてくれる可能性が高まります。
Googleはクエリからユーザーの検索意図を読み取り、必要な情報を提供しているWebページを検索結果に表示します。
ページ数が増えるということは、それだけさまざまなクエリに対応する情報を扱っているということであるため、結果的に流入経路が広くなるのです。

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複数のクエリに対して同じページが表示されることもありますが、1つのページだけで何十もの異なるクエリに対応することはできません。
サイト内にあるべき最低ページ数は存在しませんが、あるテーマを包括的に扱うためには、それなりのページ数が求められます。
2-2.対策できるSEOキーワードが増える
2つ目のメリットとして「対策できるSEOキーワードが増えます」。
これは1つ目のメリットとも関連しますが、ページ数が多いと、提供する情報の幅が広がります。
SEOでは原則的に1ページあたり1つのキーワードを対策するため、ページ数が多いほど多くのキーワードを網羅できるからです。
例えば、あるサイトがクレジットカードに関するテーマを扱っているとしましょう。
そのサイトでは種々のクレジットカードの特徴について記載しますが、各ページでは「楽天カード 特徴」など1つのキーワードで1枚のクレジットカードの紹介をします。
この場合、ページ数が多ければそれだけ多くの種類のクレジットカードを扱えます。
そして多くの種類のカードを扱っているサイトであれば、クレジットカードを新たに作ろうとしているユーザーの関心をひきやすいでしょう。


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このことは、すべてのテーマに共通していえることです。
複数のキーワードを1ページのみでまとめようとすると、内容の方向性が定まらず、まとまりのないコンテンツになります。
いろいろな調味料を混ぜすぎて味がわからなくなった料理のように、人をひきつけることはできません。
一方、1つのページにつき1キーワードの原則を守りつつページ数を増やしていくなら、内容にまとまりを持たせつつ、サイトテーマの網羅性を高められます。
2-3.内部リンクによるSEO効果を期待できる
3つ目のメリットとして「内部リンクによるSEO効果を期待できます」。
「内部リンク」とは、同じサイト内にある複数のページ同士をつなぐリンクです。
ページ数が多いと内部リンクも自然と多くなるため、サイト運営者はページ数を増やすことに意識を傾けるべきです。
SEO効果を高めるリンクとしては「外部リンク(被リンク)」が有名ですが、内部リンクもSEOを強化するのに役立つ要素です。
そういえる理由として、以下のような点が挙げられます。
- クローラビリティの向上
- Googleから専門性を評価される
- ページ内容の補足
- ユーザーが回遊しやすくなる
Googleのクローラーは、WebページからWebページへとリンクをたどってサイト内を巡回します。
内部リンクが充実していれば、当然クローラーはサイト内を巡回しやすいため、それぞれのページが検索結果に表示されるタイミングが早まると期待できます。
新規ページはもちろん、既存ページに関してもそれは同様です。
さらに、複数の関連ページが内部リンクで結びつけられていると、Googleはサイトの専門性や網羅性を認識してくれるでしょう。
テーマに対して「広く深い」アプローチをしているサイトだと思ってもらえれば、評価が高くなるかもしれません。
また、あるページと、そのページで扱っている内容の一部をより詳細に扱っているページとの間に内部リンクがあると、ユーザーはその内容について一層理解を深められます。
関連情報を広く探しているユーザーにとって、内部リンクは情報収集に便利な手段です。
ユーザーが内部リンクをたどってほかのページも見てくれると、サイト内での回遊率も高まります。
より多くのページを見てもらえれば、サイト内で訴求したい点がより伝わり、コンバージョン率が上がると期待できます。

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内部リンクに関するより詳しい情報については、以下のページも参考にしてください。
関連記事:「内部リンクとは?SEOを意識した5つの最適化方法を解説! 」
3.ページ数を増やすときのSEO対策6選
ページ数は、闇雲に増やせばよいわけではありません。
具体的には、以下の6つの点に留意してページ数を増やすようにしてください。
- 必ず品質の高いWebページを量産する
- 情報の網羅性を意識する
- 必要に応じてリライトする
- 内部リンクの見直しも随時行う
- 重複ページに気をつける
- インデックス登録を確認する
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
3-1.必ず品質の高いWebページを量産する
1つ目のポイントは「必ず品質の高いWebページを量産すること」です。
「ページ数を増やすとインデックス登録が増えて検索結果に表示されやすい」と説明しましたが、これはあくまでページの品質が高い場合の話です。
まずい料理をどれだけメニューに加えても客が来ないのと同じく、低品質のコンテンツを量産してもアクセスは増えません。
良質な情報を提供して初めて、ページ数を増やす意味が出てきます。
ページ数を闇雲に増やすのではなく、1つひとつのコンテンツを丁寧に作り上げることを意識して増やしましょう。


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とはいえ、検索意図にマッチする情報についてライティングするだけでは不十分です。
方向性があっていても、内容が浅かったり文章が稚拙であれば、ユーザーを引き寄せられず、Googleからも評価されません。
そのため、以下の要素も踏まえつつ、わかりやすく深掘りしたコンテンツを作成してください。
- EATを意識したコンテンツ
- 小中学生にも読みやすい文章
- 見やすいページデザイン
- 一貫性があり論理的な見出し構成
ユーザーの心に響くライティング方法については、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:「SEOライティングとは?読まれる文章を書く15のコツをご紹介 」
3-2.情報の網羅性を意識する
2つ目のポイントは「情報の網羅性を意識すること」です。
サイトのテーマに関連した情報を、さまざまなアングルから扱うようにしましょう。
先述のように、同じページで複数のキーワードを対策しないように気をつけつつ、そのテーマに関心を持つユーザーが幅広い情報に触れられるように、コンテンツの構成案を考えてください。
テーマの網羅性が高まれば、ユーザーが同じサイトで回遊してくれるほか、リピーターになってくれることも期待できます。


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3-3.必要に応じてリライトする
3つ目のポイントは「必要に応じてリライトすること」です。
新規ページを追加することだけでなく、必要に応じてリライトすることも大事です。
リライトの場合、ページ数を増やすことには直結しませんが、リライトによってページのクオリティーが改善すれば検索順位上位に上がりやすくなるため、実質的にはサイトに大きく寄与するといえます。

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適切なリライトを行うと、サイト全体の品質が底上げされます。
新規記事の追加と同時並行的に、既存ページのリライトの必要性も考慮してください。
ときにはリライトではなく、低品質のページを削除することが賢明な場合もあります。
低いクオリティーのページを外すことで、サイト品質の「平均」が下がるのを防ぐと、SEOにプラスになるでしょう。
3-4.内部リンクの見直しも随時行う
4つ目のポイントは「内部リンクの見直しも随時行うこと」です。
内部リンクの効果については先ほど触れましたが、新規ページの追加が進むにつれ、張れる内部リンクの数や、適切な設置場所に変化がうまれることがあります。
例えば、追加した新しいページが既存ページと関連性の高いページである場合、その既存記事に内部リンクを新たに張れるでしょう。
ページ数が増えるたびにサイト内全体のリンク構成を見直すことで、サイト内ページ同士が緊密になります。
見直しとは別に、新規ページの構成案を考える際にも、内部リンクを積極的に入れましょう
見出し構成案を作る際には、既存ページとの兼ね合いを考え、ページ内に内部リンクを入れる余地がないか意識します。
もちろん、内部リンクを入れるためだけに不必要な情報や、キーワードにそぐわない情報を入れるのは本末転倒です。
あくまで自然な仕方で入れられないかを考えましょう。


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関連記事:「内部リンクの多すぎはNG?SEOへの影響と対策をレクチャー 」
3-5.重複ページに気をつける
5つ目のポイントは「重複ページに気をつけること」です。
ページ数を増やすことにいそしむあまり、似たようなコンテンツのページを作ってしまわないように注意しましょう。
ページ数アップにつながっても、重複ページはSEO的にプラス要素にならないからです。
むしろ、マイナス要素になるリスクもゼロではありません。


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重複ページを防ぐには、サイトで対策するキーワードの選定を注意深く行うことが大事です。
サイト立ち上げ時にすべてのキーワードをリストアップできないとしても、過去にどのような記事を書いたかがわかるよう、一定数のキーワードの選定と、各ページの見出し構成の管理を念入りに行いましょう。
また、キーワード選定ツールなどを使ってキーワード候補を出すときは、検索意図が被りそうなキーワードをあらかじめ統合することをおすすめします。
3-6.インデックス登録を確認する
6つ目のポイントは「インデックス登録を確認すること」です。
新規ページを執筆しても、インデックス登録されなければ意味がありません。
Googleはインデックス登録されたWebページの中から、検索結果に表示するページを抽出するからです。
インデックス登録されないページは、図書館にあってもコンピュータに登録されていないために、本棚に並ばない本のようなものです。
存在はしても、来館者に目に触れることはありません。

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- robots.txtファイル内で「disallow」の記述をしている(クロールを拒否する記述)
- 「noindex」タグがある(インデックスさせないタグ)
- ペナルティー付きの中古ドメインを使っている
ほかにもさまざまな原因が考えられますが、作成したページが登録されているかをしっかり確認し、無駄がないように気をつけましょう。
インデックス登録されたと思っていて、本当はされていなかったら大きな時間のロスになります。
SEOやサイト運営を勉強中の方はもちろん、慣れている方でもうっかりミスがあるため、慎重に確認してください。
もし、ページ数とインデックス登録数との間に差異がある場合は、さきほどの原因を含め問題点がないかチェックします。
問題がないようなら、インデックス登録が遅れているのかもしれません。
コンテンツを上げた瞬間にインデックス登録されるわけではないため、多少のタイムラグが発生している可能性があります。
その場合は、時間の経過とともにインデックス登録されるでしょう。
しかし「少しでも早くインデックス登録してほしい」という方は、Googleにクロールのリクエストをかけるようおすすめします。
具体的な方法については、以下のGoogle公式ページを参照してください。

スタッフ
4.SEOを重視してページ数を増やすなら「記事作成代行Pro」へ!
ページ数が多いことはSEOにメリットがありますが、すでに強調したとおり、数よりも大切なのは質です。
Googleはコンテンツの質を非常に重視しており、基本的に高品質のコンテンツしか検索結果上位に表示されません。
質がよくなければ、仮に検索結果に表示されるとしても、ユーザーにアクセスしてもらいにくい下位に甘んじてしまうでしょう。


スタッフ


スタッフ
「記事作成代行Pro」には、ほかにも以下のようなストロングポイントがあります。
- 心理学を応用した検索意図の見極めと構成案作成
- 3名ONEチーム(ライター・ディレクター・校閲者が共同で記事制作に参加)
- 専任ライターのアサインによる記事の統一性
- ニーズに合わせて選べる5つの作業プラン
- 必要な作業を追加できる4つのオプション
- 相場より安い文字単価(3.5~7.5円/文字、相場は7~10円)
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1記事からでも大量の記事でも、ご依頼を承っております。
まずは下記の公式サイトからサービスの詳細をご覧の上、お気軽にご相談ください。
5.まとめ
サイト内に最低限あるべきページ数というのもはありません。
1ページでも100ページでも、好きなページ数だけ公開できます。
とはいえ、あるテーマに関する情報を充実させてユーザーアクセスを増やしたいのであれば、それなりのページ数は必要です。
Googleはページ単位でインデックス登録や検索結果への表示を行うため、ページ数は流入経路や対策できるSEOキーワードの数に比例するからです。

スタッフ

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低品質なページをどれだけ積み重ねても、SEO強化はできません。
まずは1つひとつのページの質を上げることに努め、効果的なSEOライティングができるように研鑽しましょう。
必要に応じてSEOのプロにアウトソーシングすることも視野に入れ、競争力の高いサイト作りに励んでください。