被リンクはSEOに効果的?8つの増やし方を解説
- 公開日:2022.03.22
- 更新日:2024.05.27
- 外部SEO対策
「被リンク」とは、「ほかのサイトから自サイトに向けて張られたリンク」のことです。
被リンクは選挙で集めた「票」のように、サイトの「人気度」を示す働きがあり、SEOに効果的といわれています。
その一方で、被リンクの質によっては、SEOにマイナス評価が及ぶことも…。
自サイトのSEOを強化したい方は、被リンクの基本について学び、良質な被リンクを獲得する努力をしなければなりません。
【この記事がおすすめな方】
- 被リンクとSEOの関係について知りたい方
- 被リンクを増やす具体的な方法を知りたい方
※Googleは、約9割のシェアを獲得する検索エンジンのひとつです。
ほかにも検索エンジンはありますが、この記事では「検索エンジン=Google」として解説します。
目次
1.被リンクとは?
「被リンク」とは、「ほかのサイトからもらうリンク」です。
「被」は「~をうける」の意を持ちますが、被リンクは「ほかのサイトからもらうリンク」であるため、このように呼ばれます。
※被リンクは「バックリンク」とも呼ばれます。
下の画像では、サイトBからサイトAに向けてリンクが張られていますが、このリンクはサイトAにとって「被リンク」です。
なおリンクを張るBサイトにとって、このリンクは「発リンク」と呼ばれます(ほかのサイトへ発したリンクであるため)。
被リンク
- 内部被リンク 自サイトのページが自サイトの別のページからもらうリンク
- 外部被リンク ほかのサイトからもらうリンク
発リンク
- 内部発リンク 自サイトのページから自サイトの別のページへ発したリンク
- 外部発リンク 自サイトからほかのサイトへ発したリンク
とはいえ一般的には、「被リンク」や「発リンク」は外部サイトとの関連で用いられます。
1-1.被リンクとセットで覚えよう!「ページランク」とは
被リンクにはSEO効果がありますが、その効果について理解する上で覚えておきたいのが「ページランク (PageRank) 」です。
「ページランク」とは、「被リンクの質や量などをもとに、各ページの評価を行うGoogleのアルゴリズム」です。
Webページの評価は「0~10」の11段階でスコアリングされます。
かつてページランクは誰でも確認できましたが、2016年以降、一般公開はされていません。
とはいえ、今でもGoogle内部では使われています。
というのも、指標の詳細はわかりませんが、Googleの公式サイトにはページランクに関する記述がいくつもあるからです。
ページランクの仕組みは、「学術論文の評価方法と似ている」といわれてきました。
論文に関しては一般的に、「多くの人に引用される論文」は重要度が高く、「多くの人に引用されている論文から引用された論文は、さらに重要度が高い」という考え方があります。
同じように、「多くのサイトから被リンクをもらっているサイト」は価値が高く、「多くの被リンクを獲得しているサイトから被リンクをもらうサイト」は、より価値があると考えられます。
この考え方をイメージすると、以下の画像のようになるでしょう。
サイトAは多くのサイトから被リンクをもらっているため、価値が高いサイト(ページランクが高いサイト)である可能性があります。
また以下の画像では、サイトAに対してリンクを張っているサイト自体も多くの被リンクを獲得しています。
この場合、サイトAのページランクはさらに高い可能性があるといえるでしょう。
「可能性がある」という言い方をするのは、単純に被リンクの量がページランクを高めるとは限らないからです。
後述しますが、被リンクには「質」があります。
数が多くなくても良質な被リンクをもらっているサイトは、数だけで質がよくない被リンクを集めるサイトよりページランクが高くなる可能性があります。
2.被リンクにはSEO効果がある!
被リンクにもとづいたページランクについて理解できました。
ここからは、もう少し具体的に被リンクのSEO効果について解説します。
繰り返しますが、被リンクにはポジティブなSEO効果があります。
つまり検索順位を含め、Googleから評価される要素であることは間違いありません。
しかし確認のため、Googleが被リンクに関して何といっているか見てみましょう。
2-1.Googleは何といっているか
Googleの公式サイトでは、リンクについて以下のコメントを出しています。
- “4. ウェブ上の民主主義は機能する。
-
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。”
公式サイトの別のページには、以下の説明もあります。
-
“Google や他のほとんどの検索エンジンでは、リンクによって評判を判断しています。Google 検索結果におけるサイトの掲載順位は、そのサイトにリンクしている他のサイトの分析によっても影響を受けます。リンクに基づく分析はサイトの価値を測定する効果的な方法で、これによりウェブ検索の品質が大幅に向上しました。”
やはり被リンクの存在が重視されているのがわかります。検索順位との関連性も明示されていますね。
続いてGoogleのスタッフであるジョン・ミューラー(John Mueller)氏のコメントも見てみましょう。
「被リンク(バックリンク)がほとんどないもののユーザーエクスペリエンスが優れた良質なサイトは、トップランキングに入ることは可能か?」という質問に対して、ミューラー氏は以下のように答えています。
-
“(訳文)理論的には可能です。私たちはクロールやインデックス登録・ランキングなどに関連した200を超える要素を考慮しています。ですからバックリンクがほとんどないサイトでも検索結果に表示されることはありえます。ただし、はっきりいって上位表示は難しいでしょう。何故ならネット上のほかのサイトとの関連性がわからないからです。(中略)ですから論理的には可能ですが、実際はかなり難しいでしょう。特に多くの人々がとても優れたコンテンツを提供しており、かつほかの人たちからすでに評価を得ているような状況では、可能だが難しいだろう。”
出典:”English Google Webmaster Central office-hours hangout”, Google Search Central
とはいえ、単純に被リンクの数の多さが、自サイトの評価に直結するとは限りません。
先ほどのページランクの説明でも触れましたが、Googleは被リンクの数より「質」を重視しているからです。
「(自サイト)にリンクを張っているドメインの数と被リンクの総数では、重要なのは何ですか?」という質問に対して、ミューラー氏は次のようにコメントしました。
-
“(訳文)私たちのシステムではそのような評価方法を持ちあわせていないと思います。私の観点からすれば、あなたのサイトの総被リンク数や、あなたのサイトへ発リンクをしている総ドメイン数にはあまり注目しません。私たちは被リンクを別の方法で見ています。私たちはサイト間の関連性を知って個々のリンクの重要度を測ろうと努めています。被リンクの総数は大きな問題ではありません。というのも、あなたは(理論上)何百万ものサイトにわたって何百万ものリンクを発生させられるからです。しかし私たちはそれらのリンクを気に留めないかもしれません。一方あるサイトから非常に優れたリンクが発せられたとして、それは私たちが(リンク先のサイト)を(リンク元サイト)に関連性があるサイト」と見なすべき重要なシグナルになることもあります。その被リンクを抱えるサイトだからです。わかりませんが、例えば大手ニュースサイトからのリンクなどがそういうケースにあたるかもしれません。いずれにしろ、本質的にリンクの総数は大きな意味を持ちません。”
出典:“English Google SEO office-hours from February 19, 2021”, Google Search Central
2-2.結論!良質なリンクは評価される
Googleの公式コメントをまとめると、以下の結論にたどり着きます。
・関連性が高いサイトからの被リンクであれば、多いに越したことはない
・良質な被リンクを擁するWebページは上位表示されやすい
Googleは公式見解で、被リンクの価値を認めています。
問題があるものを除き(詳しくは後述)、自サイトのテーマと関連するサイトからの被リンクは歓迎すべきものです。
また被リンク元のサイトのドメインパワーが強く、Googleから「一目置かれている」ようなサイトであれば、被リンクの価値はより高いといえるでしょう。
※ドメインパワーについては、「SEO施策を強化!ドメインパワーを高める7つのコツを解説」を参照してください。
そのため、すべてのサイト運営者は、良質な被リンク獲得に注力すべきであるといえます。
2-2-2.SNSは評価されないため注意
「良質な被リンク獲得に注力すべき」と説明しましたが、ひとつ注意点があります。
被リンク獲得の手段として、SNSの利用を思いつく方は多いでしょう。
しかし、SNS上で自サイトへ向けて張られたリンクは、通常の被リンクのように評価されません。
実は通常のSNSに張られたリンクには、「nofollow」というHTMLの属性が記述されています。
「nofollow」属性が設定されると、リンク先のWebページをGoogleが評価対象としては見なくなります。
3.ペナルティ注意!アンナチュラルな被リンクはSEOに逆効果
ここまで、被リンクのSEO上の価値について解説しました。
検索上位を狙いたいサイト運営者は、サイト内部のクオリティーを高めるとともに、外部サイトからの評価(被リンク)獲得にも力を入れるべきです。
しかし検索順位のことを考えるあまり、不適切な被リンク獲得策に走るのはNGです。
- 「リンクプログラム」を利用した被リンク獲得
- 関連性を無視した被リンク獲得
これらのアンナチュラル(不自然な)で低品質な被リンクがあると、Googleからペナルティを課される可能性があります。
具体的な問題点を見ていきましょう。
関連記事:「SEOのペナルティーとは?概要・確認方法・対処法」
3-1.「リンクプログラム」の利用は厳禁
Googleは「リンクプログラム」の利用をガイドライン違反としています。
「リンクプログラム」とは、「ランキング操作を目的としてリンクを操作すること」です。
Google公式ページによると、具体的には以下のような操作が含まれます。
-
・PageRank を転送するリンクの売買(リンク自体やリンクを含む投稿に関する金銭のやり取り、リンクに関する物品やサービスのやり取り、特定の商品について記載しリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を「無料」で送ること)
・過剰な相互リンク
・アンカーテキストリンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクルマーケティングキャンペーンやゲスト投稿キャンペーン
・自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
「自動ペナルティ」は、Googleのプログラムが自動で検出した問題に下されるペナルティで、検索順位ダウンなどの原因になります。
「手動ペナルティ」は自動ペナルティより重く、インデックスから排除されたり検索結果に表示されなくなったりするかもしれません。
被リンクは、ペナルティのリスクを冒してまで獲得するものではありません。
良質なコンテンツを公開した結果、コンテンツを気に入ったほかのサイトやユーザーが自然に張ってゆくものです。
お金や第三者との結託で、被リンク獲得に走ることがないようにしましょう。
なお厳密にいうと、リンクの売買すべてが問題になるわけではありません。
検索結果の操作ではなく宣伝を目的とした売買は、きちんとGoogleに対してその旨を明示すればペナルティ対象になりません。
具体的には、「nofollow」属性や「sponsored」属性を記述するなどの方法で解決できます。
3-2.関連性を無視した被リンクもNG
Googleは「関連性を無視した低品質な被リンク」もよしとしていません。
とにかく被リンクを獲得しようと、サイトやWebページのテーマを考えずにリンクを張り巡らせるなら、ユーザーの利便性を損ないます。
例えば、ペットの平均寿命について書いているページに対して、クレジットカードに関する情報を載せたページからリンクが張られている場合、そこに関連性はほとんどないでしょう。
あるいは副業をテーマにしたページへ、有酸素運動の方法に関するページからリンクが張られても、関連性はみられません。
これらは極端な例ですが、重要なポイントは、リンク元とリンク先のテーマに明確な「つながり」があることです。
同じテーマや論点を扱っているページ間で被リンクが発生すれば、それは意味のある被リンクであり、Googleから評価されやすいでしょう。
例えば、筋トレや有酸素運動に関するページに向けて、フィットネスクラブのサイトからリンクが発せられれば、当然関連性があります。
3-3.ネガティブSEO目的の被リンクは否認しよう
「ネガティブSEO」にも注意が必要です。
「ネガティブSEO」とは、「第三者がほかのサイトの評判を落とすために行う行為」を指します。
Googleの評価基準を逆手にとって、わざとほかのサイトに不利になる行為を行い、ライバルを蹴落とそうとする「SEO」です。
代表的な手法が、被リンクを悪用した攻撃です。
まず、悪意のある第三者は低品質なサイトを作ります。
そしてそのサイトから大量のリンクを競合サイトへ張り、競合サイトが低品質な被リンクの「評価(低評価)」を受けるようにします。
以下のコメントをご覧ください。
-
“ほとんどの場合、Google は詳しい情報を提供されなくても、どのリンクが信頼できるものかを評価することができます。そのため、ほとんどのサイトではこのツールを使う必要はありません。
次の場合のみ、バックリンクを否認する必要があります。
1.サイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くある。
かつ
2.そのようなリンクが、自分のサイトで手動の対策を行わなければならない原因となっている、または今後、手動による対策を行わなければならなくなる可能性がある場合。Google は、第三者サイトでの行為がウェブサイトに悪影響を及ぼすことがないよう、できる限りの取り組みを行っています。それでも場合によっては、他サイトからのリンクがページやサイトの Google での評価に影響を及ぼすことがあります。”
Google公式ページ:サイトへのリンクを否認する
4.SEOを強化!被リンクの増やし方8選
被リンクは自然発生的に獲得するのが理想ですが、リンクが張られるのを待っている間にできることがあります。
例えば以下のような対策を講じられるでしょう。
- ハイクオリティーのコンテンツを継続公開する
- SNSで積極的に宣伝する
- プレスリリースを使う
- 一次情報や海外の情報を盛り込む
- 魅力的なインフォグラフィックスを作成する
- 事例紹介を活用する
- 良質なサテライトサイトを作る
- 直接被リンクの営業をする
これらの対策を一つひとつみていきましょう。
なお各対策には、内容に合わせて見出しに【直接】と【間接】の記載をしました。
【直接】とある対策は、直接被リンクを獲得する働きかけを意味します。
【間接】とある対策は、いずれ被リンク獲得につながるかもしれない働きかけを指しています。
4-1.ハイクオリティーのコンテンツを継続公開する【間接】
1つ目の対策は「ハイクオリティーのコンテンツを継続公開すること【間接】」です。
この対策は最も重要で、最も効果的といえます。
本来、被リンクがどのように発生するか考えてみましょう。
あるサイト運営者が、自サイトと関連性が高い上に、非常にわかりやすく参考になるWebページを見つけたとします。
そうすると、そのページの情報を引用したり、自身のコンテンツの補足をしてもらおうと参照先に指定したりするかもしれません。
こうして被リンクがそのWebページに発生しますが、その要因となったのは「良質なコンテンツ」です。
コンテンツの内容が素晴らしいゆえに、サイト運営者は「リンクを張ろう」と考えました。
被リンクとはこのように、優れたページを発端に自然発生するものです。
関連記事:「SEOライティングとは?読まれる文章を書く15のコツをご紹介」
4-2.SNSで積極的に宣伝する【間接】
2つ目の対策は「SNSで積極的に宣伝すること【間接】」です。
SNSはユーザーが多く拡散力が高いため、自サイトのPRの場としてはもってこいです。
先述のとおり、SNS上に張られたリンクには「nofollow」属性がつくため、直接的なSEO効果は期待できません。
しかしSNS上で大勢のユーザーに露出できる状態になれば、サイトを運営している誰かが自身のサイトに被リンクを張ってくれるかもしれません。
ちなみにSNSを活用すると、「サイテーション」の発生も期待できます。
「サイテーション」とは、「リンクはないものの、サイト名や運営会社名などサイトを識別できる言葉に言及されること」です。
例えば、「ダイエットに関する情報なら、○○(サイト名)というサイトが役立つよ」などの発言はサイテーションにあたるでしょう。
自サイトに関連するサイテーションが起こるほど、サイト名や運営会社名・ブランド名などを使った指名検索が行われやすくなります。
そうなれば必然的に、サイトへのアクセスも増えるといえるでしょう。
4-3.プレスリリースを使う【間接】
3つ目の対策は「プレスリリースを使うこと【間接】」です。
「プレスリリース」とは、「自社に関する情報を、ニュース素材としてメディア向けにまとめた文書」です。
プレスリリースは、広く社会へメッセージを届ける目的で活用されます。
メディアを通すことで、第三者の視点から書かれた社会的信頼性のある情報発信が可能です。
多くの人の目にとまることで、いずれ被リンクやSNS上での拡散が生じるかもしれません。
注意点として、SEO目的でプレスリリースを活用すると、Googleのガイドラインに違反する恐れがあります。
以下のGoogleの説明をご覧ください。
-
“サイトの所有者によりページの編集時に配置されていないリンクや保証されていないリンク(不自然なリンク)を作成することは、Google のガイドラインへの違反と見なされる場合があります。以下では、ガイドライン違反となる可能性のある不自然なリンクについて、一般的な例をいくつかご紹介します。
(中略)
他のサイトに配布される記事やプレスリリース内の最適化されたアンカー テキストリンク。”
このようにプレスリリースを下手に使うと、SEOに逆効果になるかもしれません。
問題を回避するためには、「nofollow」属性をリンクに付与してもらうとよいでしょう。
4-4.一次情報や海外の情報を盛り込む【間接】
4つ目の対策は「一次情報や海外の情報を組み込むこと【間接】」です。
「一次情報」とは「オリジナル情報」のことで、情報発信者自らの体験や考察から生まれた情報を指します。
それに対して、一次情報発信者以外の他者が発信するものは「二次情報」と呼ばれます。
例えば、ある新商品を試用した人が書いたブログは一次情報で、そのブログをもとに商品について書いた別のブログは二次情報です。
二次情報はインターネットなどで簡単に入手できますが、一次情報はオリジナルの情報であるため、希少性があります。
そのため、一次情報の価値は二次情報より大きいです。
「外国語で書かれた情報」を盛り込む方法も考えられます。
記事執筆の際に、さまざまなサイト情報を参照することがよくあると思いますが、外国語で書かれたサイトを参照することはあまりないかもしれません。
英語であればまだしも、ドイツ語やロシア語・フランス語など、そこまで馴染みのない言語のサイトであればなおさらでしょう。
しかし外国語サイトにも、貴重な情報がたくさん含まれています。
特定のテーマに関して日本語のサイトより情報が充実しているケースは多いはずです。
そのような「入手しにくい情報(論文やデータやアンケートなど)」を参照したWebページを作るなら、ほかのサイト運営者からいわば「頼りにされ」、被リンク獲得の道が開けるかもしれません。
4-5.魅力的なインフォグラフィックスを作成する【間接】
5つ目の対策は「魅力的なインフォグラフィックスを作成すること【間接】」です。
「インフォグラフィックス」とは、「イラストや図などを使って情報をわかりやすく説明したもの」です。
例えば以下のインフォグラフィックスをご覧ください。
「百聞は一見に如かず」と言いますが、言葉だけでなくイラストや図があると、物事を理解しやすくなります。
良質なコンテンツには、テーマや論点にマッチした画像が欠かせません。
適切な画像があれば、ユーザーを引き付けるとともに、理解を助けられます。
しかし、見た目のよいインフォグラフィックスを作るのは簡単ではありません。
コンテンツ内に掲載したいと思っても、自身では作成できないサイト運営者が少なくないでしょう。
そこで、わかりやすく見た目のよいインフォグラフィックスを記事内で公開することにより、そのような「インフォグラフィックス難民」から被リンクをいただける可能性が出てきます。
4-6.事例紹介を活用する【間接】
6つ目の対策は「事例紹介を活用すること【間接】」です。
これは、自社のクライアントに依頼して、自社製品やサービスの活用事例をサイト内で紹介させてもらう方法です。
これにより、クライアントのサイトから被リンクを獲得できる可能性があります。
事例内でクライアントの取り組みや代表者へのインタビューなどを載せれば、クライアント側でも似たようなコンテンツを掲載し、お互いにリンクを張り合えるかもしれません。
事例を紹介することで、クライアントの認知度は上がるでしょう。
またクライアントの好感度を高める文言とともに掲載すれば、よいPRになるはずです。
「Win-Win(ウィン-ウィン)」になる仕方で事例記事を作成するなら、被リンク獲得につながります。
4-7.良質なサテライトサイトを作る【直接】
7つ目の対策は「良質なサテライトサイトを作ること【直接】」です。
「サテライトサイト」とは、本サイトとは別に立ち上げるサイトで、本サイトへのアクセスを増やすなどの目的で作られます。
サテライトサイトから本サイトへ向けてリンクを張ることで、本サイト側は被リンクを獲得できます。
サテライトサイトと聞いて、マイナスイメージを持つ方は少なくないでしょう。
かつて「ブラックハットSEO」と呼ばれる手法が横行し、サテライトサイトを複数作って、強引に被リンク数を増やしていたサイト運営者たちがいました。
現在Googleはそのような手法に厳しく対応し、場合によってペナルティを課すことがあります。
そのことを知っている方は、「サテライトサイト=悪質なSEO手法」というイメージを持っているかもしれません。
しかしすべてのサテライトサイト、ないしはそこからのリンクが一律に悪いわけではありません。
本サイトはもちろんのこと、サテライトサイトがユーザーにとって本当に良質な情報を公開しているのであれば、そのサイトの価値は高いといえます。
またそこから本サイトへ向けて発するリンクが過剰なものではなく、関連性があり、自然なタイミングで張られるのであれば、Googleから「悪質」と判断されることはないでしょう。
ただし2つ以上のサイトを運営するとなると多くの労力が求められるでしょうから、本サイトの運営が安定するまでは、安易にサテライトサイトを作るのはリスキーなのも事実です。作るかどうかは慎重に考えましょう。
4-8.直接被リンクの営業をする【直接】
8つ目の対策は「直接被リンクの営業をすること【直接】」です。
この方法は、ほかのサイトへ「自サイトへ向けて被リンクを張ってください」と依頼する方法です。
成功すれば被リンクを確実にもらえる、直接的な方法です。
具体的な手順は以下のとおりです。
- 競合他社の被リンクを調査する
- 自社が獲得できそうなリンク元のサイトを選択する
- 選択したサイトのクオリティーをチェックする
- 最終的にリストアップしたサイトにコンタクトを取る
競合他社は当然、自社サイトと同じようなテーマを扱っています。
そのため競合他社についた被リンクは、自社にとっても「関連性の高い」被リンクになりえます。
そのような被リンクはGoogleから評価されやすいため、狙い目です。
ただし競合他社についた被リンクすべてが、良質なサイトのものとは限りません。
そのため、それらのサイトのクオリティーをチェックする必要があります。
「Ahrefs」や「Moz」などのチェックツールを用いて、営業先候補を見つけましょう。
候補が出揃ったら、コンタクトを取ります。
電話やメールなどで連絡を取り、リンクを送ってもらえないか交渉します。
候補先サイトにもこちらからリンクを張るなど、相手のメリットに触れた上でお願いしましょう。
なお、営業による被リンクを含む相互リンクについて、詳しくは以下の記事も参照してください。
関連記事:「相互リンクはSEO効果あり!?獲得する5つの方法を解説」
5.被リンクのチェック方法
自サイトの被リンク獲得状況を調べたいときは「Google Search Console」を使えます。
手順は以下のとおりです。
- Google Search Consoleにログインする
- 左サイドメニューの「リンク」をクリックする
- 「外部リンク」欄の「詳細」をクリックする
- 調べたいページをクリックする
各ページの被リンク一覧から、リンク元のサイトをクリックすると、自サイトにリンクを張っているサイトを表示できます。
もし怪しく思えるサイトがあったら、実際に表示して詳細を確認してみましょう。
必要に応じて、先述の「否認」を行います。
6.良質な被リンクはSEOに強いコンテンツから!
ここまで被リンクやページランクについて解説しました。
これらの指標はSEOを下支えする大切な要素ですが、検索順位を左右する一大要素ではありません。
重視すべきですが、SEOを強化するには、ほかにもやるべきことがあります。
何よりも重要なのは、SEOに強く、ユーザーファーストを満たした良質なコンテンツを作成することです。
Googleの検索サービスは、ユーザーが必要とする情報を提供する場です。
つまりユーザーに求められない情報や、ユーザーに有益でない情報を提供するサイトは、Googleにとってサービスの構想にそぐわないサイトと言えます。
そのようなサイトが上位表示されることはありません。
そのため、何よりもユーザーの検索意図を満たせるコンテンツ作りに力を入れましょう。
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関連記事:「相互リンクはSEO効果あり!?獲得する5つの方法を解説」
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7.まとめ
被リンクやそれにもとづくページランクは、検索順位に影響するSEOの一要素です。
被リンクは外部サイトからの評価を示すものであり、Googleがサイトの信頼性や人気度を測るのに役立ちます。
サイトに絶対必要な要素ではありませんが、Googleスタッフのコメントにもあったように、被リンクなしでの上位表示は困難でしょう。
そのためすべてのサイト運営者は、被リンク獲得に力を入れてページランクを高めるよう心がけましょう。
ただし、闇雲に被リンクを集めるのは意味がありません。
Googleは被リンクの量よりも質を重視するからです。
検索順位のことばかり考えて被リンク獲得を目指すと、リンクプログラムの活用や関連性の薄い被リンクの獲得など、価値のない被リンク対策に走ってしまうかもしれません。
サイト運営者はGoogleが大事にする「ユーザーファースト」を尊重し、自然な形での被リンク獲得を目指すべきです。
その上で、ご紹介した被リンク獲得方法を実践してみましょう。
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