SEO対策の知恵袋

ドメイン変更でSEOに”悪影響を与えない”基本的な進め方

ドメイン変更でSEOに”悪影響を与えない”基本的な進め方

2019.8.31

ホームページを公開するとき「ドメイン」が必要になることはIT業界で働いている方なら常識ですよね。今回は、ドメインを変更するときSEOに悪影響を与えないような進め方をご紹介していきます。

ドメインはインターネット上に存在する膨大な数のネットワークの中で自分のホームページを識別するための「住所」になるものです。

そのドメインを変更するとき何も考えずに進めてしまうと、後で詳しく説明しますがSEO対策に悪影響を与えてしまい、PV数が減少するとともに検索順位を下げてしまう危険があります。

この記事では、ドメイン変更でSEOにもたらす影響とSEOに悪影響を与えないにする基本的な変更手順をご紹介していきます。これからドメイン変更を考えている方は今後の参考に是非ご覧ください。

1、ドメイン変更でSEOに与える影響とは?デメリットの方が大きい!

ドメイン変更でSEOに与える影響とは?デメリットの方が大きい!
ドメインは自分のホームページをインターネット上で識別するための住所にあたる重要なものであり、ドメインがなければホームページは公開できません。

そのドメインはホームページを公開するために一度取得すれば、基本的に変更することはありませんよね。

では、「どんなときなにドメイン変更が行われるのか?」
については色々なケースはありますが、ドメインを変更する理由として最も多いのがホームページのリニューアルです。

今まで公開していたホームページをリニューアルして新たにホームページを公開するときにドメインを変更するケースが多く見受けられます。しかし、ドメイン変更はSEO的にメリットがある一方で実はデメリットの方が大きいのです。

ドメインを変更すればこれまでの評価がリセットされる

ドメイン変更でメリットがある例として、これまでSEO的に評価されず検索順位が低いホームページで、内容を一新してリニューアルするときにドメインを変更すればPV数や検索順位がUPするケースはあります。

しかし、Googleからの評価が高くPV数や検索順位が安定しているホームページでリニューアルに合わせてドメイン変更を行うと、新しいサイトとして認識され、これまで蓄積していたホームページへの評価がリセットされてしまいます。

Googleで検索順位が決定するポイントは様々ありますが、ドメインが古いサイトの方が上位表示されやすい傾向があります。

ドメインを取得してからの期間は「ドメインエイジ」と呼ばれ、このドメインエイジの古さが検索順位に影響しているため、新たに取得したドメインはGoogleから評価されるまで一定期間が必要になってしまいます。
 
また、検索順位を決定する判断基準の一つに「被リンク」があります。
被リンクとは他のホームページからのリンクを獲得することを指しますが、ドメイン変更すれば他のホームページの被リンクが正常に作動しなくなってしまいます。

そこで、ドメイン変更の進め方を間違えてしまうと、PV数が激減するとともに検索順位が低下してしまう可能性があるのです。

このように、ドメイン変更は一部の評価が低いサイトではPV数の増加や検索順位UPなどのメリットが期待できます。しかし一般的なサイトでは、これまで蓄積したGoogleからの評価が全てリセットされるなど、メリットよりもデメリットの方が大きいといえるでしょう。

2、SEO対策に影響しないドメイン変更の基本的な進め方

SEO対策に影響しないドメイン変更の基本的な進め方
では、SEO的に問題が発生しないドメイン変更はどうすればいいのか?
ここからは、SEO的なダメージを最小限に防ぐためのドメイン変更の基本的な進め方をご紹介します。

手順➀ 新しいドメインを準備する(URLマッピングの作成)

まずは新しいドメインを準備するとともに、現在のホームページ内の全てのページのURLをリスト化します。そして、リスト化できたらドメインを変更したあとのURLと照らし合わせながら「URLマッピング」を行う必要があります。

URLマッピングは、新たに取得したドメインに変更したあとのURLと対比させたリストを指します。URLのドメイン部分のみ変更するときは必要ないケースはありますが、ドメイン以外の部分も変更するときは変更漏れの防止のため、URLマッピングの作成は確実に行いましょう。

手順➁ リダイレクト処理を行う(301リダイレクト)

次の手順として、ドメイン変更の手順で最も重要な「リダイレクト」処理を行います。

リダイレクトとはGoogleなどの検索エンジンに対して、URLを変更したことを知らせるための処理になります。一般的に用いられる転送方法で、ドメイン変更では主に「301リダイレクト」と呼ばれる手法が用いられます。

301リダイレクトの他にも「302リダイレクト」という手法はありますが一時的な変更のときに用いられる手法のため、恒久的なドメイン変更では301リダイレクトが一般的に用いられます。

この301リダイレクト処理を行うことで、旧ドメインのドメインエイジや被リンクなど今までGoogleなどに蓄積していた評価を新ドメインに引き継ぎができるようになります。その結果、SEO的にもホームページの評価を下げことなく検索順位を保つことができるのです。

301リダイレクトの設定方法

301リダイレクト処理では「.htaccess」というファイルが一般的に用いられます。
「.htaccess」は、Apache(アパッチ)と呼ばれるサーバーで使わる設定ファイルで、サイトの引越しやドメイン変更、閲覧制限などが行えます。

301リダイレクトでの「.htaccess」の設定方法に関しては、詳しい手順は「301リダイレクトはSEOに必須(サイト評価引継ぎ・ペナルティー回避)」こちらで紹介されているので、手順が分からないときは参照しながら進めてください。

手順➂ 最後にサイトを転送する(常時HTTPS化も同時に実施)

301リダイレクト処理の準備が整ったら、Google Search Console(サーチコンソール)を用いて新ドメインにサイトマップをGoogleに転送します。その際、Google Search Consoleに新旧ドメインでホームページが登録されている前提になります。

「常時HTTPS化」も同時に実施しよう!

また、Googleではドメイン変更に合わせて「常時HPPS化」を推奨しています。
サイトのURLには「HTTPページ」と「HTTPSページ」の2種類のページが存在していますが、現在はHTTPSページの重要性が非常に高まっています。

HTTPSページとは、SSLと呼ばれる暗号化技術に対応したページを指します。
SSLはデータのやり取りを暗号化して悪意ある第三者による情報の搾取による流出を防止するための暗号化技術であり、ホームページのセキュリティを効果的に高めてくれます。

現在はセキュリティ面が特に重視されていることから、常時HTTPS化することでPV数や検索順位の面でも大きな効果をもたらしてくれるのです。

HTTPからHTTPSへの移行手順も「Search Consoleヘルプ|URL の変更を伴うサイト移転」こちらで詳しく紹介されているので、HTTPSへの移行をお考えの方は一度確認してから進めることをおすすめします。

以上の手順で進めればSEO対策への影響を最小限に抑えてドメイン変更が行えます。
一番のポイントは301リダイレクト処理であり、この処理を適切に行うことで旧ドメインのドメインエイジや被リンクなど今までGoogleで蓄積していた評価を新ドメインに引き継ぎができるようになるのです。

3、まとめ

ドメインはホームページをインターネット上で公開するときの住所にあたる重要なものであり、一度を取得すれば基本的に変更することはありません。そのドメインを変更するケースは色々ありますが、ドメインを変更する理由として最も多いのがホームページのリニューアルです。

しかし、ドメイン変更はデメリットの方が大きく、変更手順を間違えてしまうとPV数の減少や検索順位が低下してしまう可能性があります。

そこで、今回はご紹介した手順でドメイン変更を行うことで、ドメインエイジや被リンクなどのGoogleなどの評価を新しいドメインに引き継げるようになるのです。

変更手順の中でも301リダイレクト処理と最後のサイトの転送に関しては、手順を確認しながら適切に行いましょう。