SEO対策キーワードとは?設定方法と便利ツールをご紹介
- 公開日:2022.07.08
- 更新日:2024.05.27
- SEOチェックツール
SEO対策を意識したコンテンツ作成の出発点は「キーワードの設定」です。
Webコンテンツ制作をしたことのない方にとって、「キーワードの設定」はなじみのないものかもしれませんが、SEO対策においては非常に重要なステップといえます。
この記事では、キーワードについて以下の点をカバーします。
- SEO対策におけるキーワードの目的と種類
- キーワードを設定する方法
- キーワード設定に便利なツール
この記事は以下の方におすすめです。
・キーワードのイロハを知って、良質なコンテンツを作りたい方
目次
1.SEO対策の出発点!コンテンツのキーワードとは?
SEO対策を行う上で出発点ともいえる作業が、「キーワードの選定」です。
※キーワードは、「SEOキーワード」や「対策キーワード」などと呼ばれることもあります。
キーワードは、Webページのコンテンツ作成において「核」となる部分です。
通常、各Webページには何かしらのキーワードが割り当てられ、そのキーワードをベースにしてコンテンツが組み立てられます。
例えば、あるページのキーワードが「ポイ活 初心者」なら、そのコンテンツの内容は「ポイ活の初心者が知っておくとよい情報」になるでしょう。
キーワードが「猫 寿命」なら、内容は「猫の寿命は何年くらいかに関する情報」になるはずです。
このように、キーワードはコンテンツの中身を方向づけます。
SEO対策を効率的に行いたいなら、キーワードの選定に精通する必要があります。
そのためこの記事では、SEO対策の出発点たるキーワードの選定について、理解を深めていきましょう。
しかしキーワード選定のイロハを理解するためには、SEO対策そのものの目的についても意識しておくことが重要です。
そこでまず、キーワード選定をはじめとするSEO対策の目的について簡潔に説明したいと思います。
※「すでにSEO対策の目的が何かわかっている」という方は、次の見出しへ飛んでください。
1-1.SEO対策を実施する目的
SEO対策の目的は、一言でいえば「検索結果での上位表示および集客」です。
「SEO(Search Engine Optimization)」は「検索エンジン最適化」と訳され、もともとは「検索エンジンからコンテンツを検出してもらいやすくするために行われる作業」を表します。
とはいえ、ただ自サイトのコンテンツを検索エンジンから検出され、検索結果のどこかに表示してもらうだけでは不十分です。
主な目的は、検索結果の中で「上位」、つまり1ページ目など目立つ位置に表示させ、ユーザーの目に触れやすくすることです。
1-2.「SEO対策キーワード」はコンテンツ作成に絶対必要
先述のとおり、コンテンツの作成はキーワードをもとに行われます。
キーワードのおかげで、サイト運営者はどのような内容でコンテンツを作るべきかをしっかり意識できます。
しかしキーワードの役割は、コンテンツの中身を方向づけることだけではありません。
コンテンツとユーザーとを結びつけるいわば「橋渡し」の役割も果たします。
キーワードがあることで、ユーザーが特定の情報を閲覧したいときに、検索エンジンが適切なコンテンツを検索結果に表示することが可能です。
少し順を追って説明しましょう。
ネットユーザーが何かしらの語句を検索にかけると、検索エンジンはその語句に関連するキーワードで作成されたコンテンツを、検索結果に表示します。
※ユーザーが検索にかける語句は「クエリ」と呼ばれる。
例えば、あるサイトのコンテンツが「ポイ活 初心者」をキーワードに作成されたとしましょう。
検索エンジンはそのコンテンツを検出・分析して、「このコンテンツは、初心者向けのポイ活情報を公開している」と認識し、データベースに登録します(「インデックス登録」)。
すると、ユーザーが「ポイ活 初めて」「ポイ活 ビギナー」「ポイ活 初心者」などのキーワードをクエリにして検索したとき、検索エンジンは先ほどのコンテンツが「ユーザーのニーズに関連している」と判断し、検索結果に表示します。
※コンテンツに設定したキーワードとユーザーのクエリが完全一致しなくても、同類であれば表示されます。
このケースでは「ポイ活 初心者」をキーワードとしていたことで、検索エンジンがそれに関連する情報を探していたユーザーに、適切なコンテンツを提供しました。
もしこのコンテンツが「人間ドック 検査内容」をキーワードに作られていたなら、そのユーザーに対してコンテンツが検索結果に表示されることはなかったでしょう(クエリと関連性がないため)。
上記の説明を図で説明すると、以下のようになります。
このように、キーワードがあるおかげで、検索エンジンはユーザーにとって適切なコンテンツを選別できます。
1-3.1ページ=1キーワードが基本
キーワードの重要性がわかったところで、今度はキーワードの数にも注目してみましょう。
原則として、1つのページには「1キーワード」を設定します。
※ここでいう1キーワードとは、1単語のことではなく「1テーマ」の意味です。先ほどの「ポイ活 初心者」のように複数の単語から成る言葉でも、1つのテーマでまとまったものは1キーワードです(この場合は「初心者が知るべきポイ活の情報」がテーマ)。
1キーワードに絞るべきなのは、コンテンツの内容がぼやけないようにするためです。
複数のキーワードを設定すると、いろいろな方向に話題が飛んでしまい、まとまりのない文章になってしまうでしょう。
例えば、仮に1つのページに「ポイ活 初心者」「ポイ活 上級者」という2つのキーワードを設定してしまうと、初心者向けのコンテンツなのか、上級者向けのコンテンツなのかが不明確になります。
もっと極端な例でいえば、「猫 寿命」と「蛇 寿命」の2つのキーワードを設定したコンテンツには、まとまりがまったくないでしょう。
このように程度の差こそあれ、複数キーワードはコンテンツの方向性にブレを生じさせるため、「1ページにつき1キーワード」を心がけましょう。
2.SEO対策におけるキーワードの種類
キーワードには、いくつかの種類があります。
種類分けは、以下の2つの分類によってできます。
- 検索ボリュームによる分類
- 検索意図による分類
それぞれの分類における、キーワードの種類を見ていきましょう。
2-1.検索ボリュームによる分類
まずは「検索ボリューム」における分類です。
※「検索ボリューム」とは、「特定のキーワードが検索にかけられる回数のこと」です。
多くのユーザーが関心を持つ話題のキーワードは、たくさん検索されます。
例えば「ダイエット」や「クレジットカード」「化粧品」「健康」といったメジャーな話題に関連する語句は、四六時中ネットで検索されているでしょう。
そのような頻繁に検索されるキーワードは、検索ボリュームが多いキーワードです。
一方、マイナーな話題で検索される回数が少ないキーワードは、検索ボリュームが少ないキーワードです。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
- ロングテールキーワード
それぞれの種類の特徴を見ていきましょう。
2-1-1.ビッグキーワード
「ビッグキーワード」は、「検索ボリュームが多いキーワード」です。
具体的にどれくらい多いかというと、月間ベースでいけばだいたい10,000回以上です。
例を挙げてみましょう。
「ダイエット 簡単」:11,840
「猫 動画」:59,200
これは「aramakijake.jp」という検索数予測ツールを使った、検索ボリューム推定値です。
いずれのキーワードも10,000をオーバーしており、ビッグキーワードと呼べます。
これらの例ではキーワードが2単語で構成されていますが、ビッグキーワードは1単語のみの場合も多くあります。
ビッグキーワードのメリットや、SEO対策における難易度について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:「ビッグキーワードとは?SEO対策の難問!?ズバリ対策方法5選!」
2-1-2.ミドルキーワード
ミドルキーワードは、「検索ボリュームがビッグワードよりも少なく、後述するロングテールキーワードよりも多いキーワード」です。
月間の検索ボリュームはだいたい、1,000~10,000回ほどです。
つまり、ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間に位置するキーワードといえます。
例を挙げてみましょう。
「沖縄 観光地」:7,920
「ダイエット 初心者」:2,880
こちらも同じく推定値ですが、そこそこ頻繁に検索されていると思われるキーワードです。
ビッグキーワードとミドルキーワード、およびミドルキーワードとロングテールキーワードの境界線は、そこまで厳密ではありません。
「9,999ならミドルキーワードで10,000ならビッグキーワードになる」といった話ではなく、あくまで便宜的な呼び名と考えればよいでしょう。
2-1-3.ロングテールキーワード
ロングテールキーワードは「検索ボリュームが少ないキーワード」です。
月間検索ボリュームは、おおよそ1,000未満でしょう。
具体例を挙げてみます。
「転職 初めて」:256
「クレジットカード 無職 審査」:24
あまり頻繁には検索されず、一部のユーザーが検索する程度です。
傾向として3単語や4単語など、複数の単語が含まれます。
ロングテールキーワードのメリットや選定方法については、以下の記事もご覧ください。
関連記事:「ロングテールキーワードとは?SEO上の4つのメリットを解説」
2-2.検索意図による分類
続いて「検索意図による分類」を見ていきます。
この分類においては、以下の4つの種類のキーワードが挙げられます。
- BUYクエリ
- KNOWクエリ
- DOクエリ
- GOクエリ
この種類分けは、Googleが公式に発表している区分です。
参照:“4 New Moments Every Marketer Should Know ”
それぞれの特徴を見ていきましょう。
2-2-1.BUYクエリ
「BUYクエリ」は、「製品を買いたいとかサービスを利用したいユーザーが検索するキーワード(クエリ)」です。
具体的には、以下のようなキーワードが当てはまります。
「ワイヤレスイヤホン 費用」
「カーシェア 料金 相場」
「不用品回収 費用 比較」
2-2-2.KNOWクエリ
「KNOWクエリ」は、「何かを知りたいユーザーが検索するキーワード(クエリ)」です。
具体的には以下のようなキーワードが当てはまります。
「SEO 仕組み」
「ウクライナ 歴史」
「ワクチン 成分」
2-2-3.DOクエリ
「DOクエリ」は、「何かを行いたいユーザーが検索するキーワード(クエリ)」です。
具体的には以下のようなキーワードが当てはまります。
「キャットタワー 自作」
「Zoom 設定方法」
「路線図 ダウンロード」
2-2-4.GOクエリ
「GOクエリ」は、「どこかの(サイト)へ行きたいユーザーが検索するキーワード(クエリ)」です。
具体的には以下のようなキーワードが当てはまります。
「YouTube」
「Yahoo! JAPAN」
「Wikipedia」
3.SEO対策キーワードの選定から執筆までの全体像
ここまでキーワードに関する基本情報を学んできましたが、ここで一度SEO対策の全体像を理解しておきましょう。
ざっくりとですが、おおまかな流れは以下のとおりです。
- サイトジャンルやメインテーマを決定する
- メインテーマについてユーザーが知りたいと思っていることを洗い出す
- サイトの全体像を漠然とイメージする
- ユーザーニーズをイメージしながらキーワードの目星をつける
- ツールなどを用いて読者ニーズやキーワードが合致しているか否かを確認する
- 検索キーワードを設定して構成を作成する
- 記事コンテンツを執筆する
- パフォーマンスチェックやリライトをおこなう
「猫」をコンセプトにした具体例で、上記の1~4の流れを見てみましょう。
- サイトジャンルは「猫(動物)」でメインテーマは「猫の飼育に役立つ情報サイト」にする
- 「ユーザーは猫の飼育方法や注意点・役立つアイテムについて知りたい」とイメージする
- サイト構成は猫の「健康」「種別」「気持ち」「便利アイテム」「豆知識コラム」などのカテゴリーに分けてコンテンツを作る
- カテゴリーに合わせて以下のようなキーワードを設定する
- 「健康」カテゴリー:「猫 かかりやすい病気」「猫 ワクチン」「猫 虫歯」…
- 「種別」カテゴリー:「猫 血統」「猫 種類 人気」「猫 種類 安い」…
- 「気持ち」カテゴリー:「猫 機嫌」「猫 怒っているサイン」「猫 うれしいとき」…
- 「便利アイテム」カテゴリー:「猫 自動トイレ」「猫 給餌器」「猫 お出かけグッズ」…
- 「豆知識コラム」カテゴリー:「猫 能力」「猫 歴史」「猫 文化」…
このように、サイトの大まかな方向性やユーザーとの接点をイメージした上で、具体的なキーワードを選定していきます。
キーワードをリストアップできたら、そのキーワードや類似語をクエリにするユーザーが何を知りたいか考え、記事にします。
記事公開後は、随時アクセス状況や検索順位などをチェックし、必要に応じて加筆修正しましょう。
見出し構成や記事執筆・リライトなどについては、それぞれ以下の記事で詳細を解説しています。
・見出し構成
参照:「記事の見出しはSEOの大黒柱!上手につける6つのコツを紹介」
・記事執筆
参照:「SEOライティングとは?読まれる文章を書く15のコツをご紹介」
・リライト
参照:「ブログ記事のリライトとは?成功事例から知る正しいリライト法」
4.効率よくSEO対策キーワードを設定する方法
おおまかな流れは上記の1~5のステップで触れたとおりですが、イメージがわくよう、もう少し詳細な点を補足しておきましょう。
実際にキーワードを決める際、以下の5ポイントをしっかり意識すれば、効率的なキーワード選びが可能です。
- サイトの目的からコンテンツのイメージを描く
- ツールも使ってキーワード候補を発見する
- 競合サイトの情報も参考にする
- キーワードを整理する
- 検索ボリュームをチェックする
それぞれのポイントを解説します。
4-1.サイトの目的からコンテンツのイメージを描く
1つ目のポイントは「サイトの目的からコンテンツのイメージを描くこと」です。
サイトを運営する目的をしっかり考えましょう。
単なる日記ブログを書くのが目的なら、思いのままに書けばOKです。
しかし、アフィリエイトサイトや企業のサービスサイトなど、収益性のあるサイトを運営したいなら、アクセス数を稼げる考え抜かれたコンテンツが必要です。
アフィリエイト商材や企業の活動・商品・サービスに関連のない記事を投稿しても、売上や集客にはつながりにくいでしょう。
キーワードを選ぶときは、ユーザーとサイトの訴求点とがしっかりつながるようなキーワードを選んでください。
ただし1つ注意点があります。
収益を狙いすぎて、商品やサービスを宣伝することばかりを考えたキーワード選びはNGです。
効率よくコンバージョンを出すには、「この商品がとにかくおすすめ!」「ぜひサービス登録を!」とゴリ押しするコンテンツは避けた方がよいでしょう。
広告一辺倒のコンテンツは、ユーザーに嫌がられるからです。
それよりも、いわゆる「お役立ち記事」のように、ユーザーの検索ニーズを満たすことを主眼におき、「商材の訴求はあくまで自然に添える」程度で十分です。
広告感が強くなく、かつ役立つ情報を載せたコンテンツは、ユーザーに好感を持ってもらえます。
そうなるとユーザーはサイト内のほかのコンテンツを見たり、後ほど再びサイトを訪問したりするかもしれません。
4-2.ツールも使ってキーワード候補を発見する
2つ目のポイントは「ツールも使ってキーワード候補を発見すること」です。
先ほどの1~4のステップのとおり、サイトのジャンルやメインテーマ・ユーザーの検索ニーズなどがある程度出そろったら、具体的なキーワード候補を決めていきます。
しかし、キーワード候補を頭で一生懸命考えて決めるだけでは不十分です。
自分自身があまり知見のないジャンルであれば特にそうですが、思いつくキーワードには限界があります。
またキーワードをたくさん思いついても、競合や検索ボリュームまではわかりません。
そこで便利なのが、キーワード選定に便利な数々のツールです。
ツールを使うことで、候補に挙げたキーワードの検索ボリュームや競合性を調べたり、ユーザーニーズに合致しているかをチェックしたりできます。
4-3.競合サイトの情報も参考にする
3つ目のポイントは「競合サイトの情報も参考にすること」です。
競合とはいえ、参考にすべき点は積極的に自サイトにも取り入れるべきです。
例えば、競合サイトでどのようなキーワードを設定しているかを「keywordmap」などのツールで調べ、自サイトで対策したいキーワードと比較します。
もしそのキーワードがリストになかったら、新たに追加できるでしょう。
あるいは競合サイトとの差別化を図るために、競合サイトで扱われていなそうな関連コンテンツを探すこともできます。
4-4.キーワードを整理する
4つ目のポイントは「キーワードを整理すること」です。
ある程度キーワード候補が出そろったら、最終的に使うキーワードを吟味します。
候補になったキーワードすべてを使うのではなく、取捨選択しましょう。
具体的にどのような整理を行うかというと、「グルーピング」です。
言葉が多少異なるとしても、同じ検索意図が隠れているキーワードは一緒に対策しましょう。
例えば以下のキーワードを比較してください。
A:「猫 何年生きる」
B:「猫 寿命」
C:「猫 散歩」
どれも異なる単語から成りますが、AとBのキーワードをクエリにするユーザーは、「猫はどれくらい長く生きられるか?」という同じ情報を探していると考えられます。
このような場合、別々のコンテンツを作成しても中身は似通ってしまうでしょう。
重複コンテンツは、SEO対策において理想的ではありません。
そのためAとBのキーワードは一緒にして、同じコンテンツを作成するのがベターです。
※重複コンテンツについて詳しくは、以下の記事もご覧ください。
参照:「重複コンテンツはSEO的に地雷!評価を下げない対策とは」
グルーピングに関して、もう1点行いたい作業があります。
先ほど「検索意図による分類」で」ご紹介した、以下の4つのタイプにキーワードを分けることです。
- BUYクエリ
- KNOWクエリ
- DOクエリ
- GOクエリ
4つの分類に分けると、「このキーワードはBUYクエリやDOクエリだから、コンバージョンをより強く意識したコンテンツを作ろう」など、方向性がはっきりしやすいです。
4-5.検索ボリュームをチェックする
5つ目のポイントは「検索ボリュームをチェックすること」です。
「検索ボリュームによる分類」で解説したとおり、キーワードは検索ボリュームにより3つのタイプに分けられます。
リストアップされたキーワードの検索ボリュームをそれぞれ調べましょう。
「Googleキーワードプランナー」など、ツールによってはキーワード候補とその検索ボリュームをまとめてチェックできるものがあります。
検索ボリュームが非常に多くビッグキーワードに分類されるキーワードは、競合性が高いキーワードです。
そのキーワードにはライバルたちが多いため、SEO対策初心者が挑むのはハードルが高いでしょう。
初心者は、最初のうちはロングテールキーワードでコンテンツを作っていくことをおすすめします。
5.SEO対策キーワードを設定するためのツール4選
SEO対策キーワードを選定・設定する上で、さまざまな便利ツールを使うと作業が効率的です。
例えば以下のようなツールを試すようおすすめします。
- キーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Yahoo!知恵袋
- Google Search Console
いずれのツールも代表的なツールです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
5-1.キーワードプランナー
参照:「キーワードプランナー」
「キーワードプランナー」はGoogle公式の無料ツールです。
このツールは本来、ネット広告を掲載したい方向けのツールですが、SEO対策にも使えます。
使える機能には以下のようなものがあります。
- キーワードの月間検索ボリュームのチェック
- 新しいキーワード候補の発見
チェックしたデータは、「CSV」形式にて、エクセルによる閲覧が可能です。
注意点として、検索ボリュームに関しては、広告出稿しないと「1万~10万」など幅を取った数値が示されます。
具体的な数値を知りたい方は、SEO対策とは別に広告出稿の選択肢を考えてもよいでしょう。
・aramakijake.jp
GoogleやYahoo! JAPANにおける検索ボリュームの予測に役立つ
・KEYWORD FINDER
登録したキーワードの月間検索ボリュームを、リアルに近い数値で表示する
5-2.ラッコキーワード
参照:「ラッコキーワード」
「ラッコキーワード」は、特定のキーワードの関連キーワードを自動的に取得できる無料ツールです (有料コースもあり)。
使える機能には以下のようなものがあります。
- 複数の検索エンジンにおける関連キーワードの一括取得(GoogleやBing・YouTube・Amazon)
- 見出し抽出(上位20サイトのWebページ)
- 共起語や類語などの発見
特定のキーワードを膨らませてキーワード候補を多くしたいときに便利です。
また見出し抽出機能を使うと、人気の上位ページがどのような構成で作られているか構造解析ができ、非常に役立ちます。
5-3.Yahoo!知恵袋
参照:「Yahoo!知恵袋」
「Yahoo!知恵袋」は、いわゆるQ&Aサイトの代表格です。
サイト内には数多くのジャンルにおける一般ユーザーからの質問が飛び交っており、専門的な回答から素人の意見まで、見ているだけで楽しめるやり取りがされています。
使い方はいたって簡単で、気になる語句を検索にかけるだけです。
検索した語句に関連する質問が数多く表示されるため、自分では思いつかなかった疑問や感想を見つけられるかもしれません。
誰かが質問したということは、その話題に関してほかにも関心を持っているユーザーがいるかもしれないサインです。
話題に直結しそうなキーワードを起こしてコンテンツを起こせば、興味深い内容になるでしょう。
5-4.Google Search Console
「Google Search Console」は、Google公式の無料サイト解析ツールです。
サイトにアクセスするユーザーの動きやサイトの改善点をチェックできます。
使える機能には以下のようなものがあります。
- サイトパフォーマンスの確認(クリック数やクリック率・平均掲載順位・合計表示回数などの数値表示)
- 流入キーワードの確認
- 被リンクの確認
- URLの検査
- ペナルティチェック
キーワードに関していうと、あるWebページに対してどのようなクエリでユーザーが流入しているかを調べられます。
自分がキーワードに関してイメージしていたユーザーのニーズと、実際のユーザーのニーズが同じかどうか推測できるため、コンテンツの中身を精査するのに便利です。
6.キーワード選定も執筆もお任せ!「記事作成代行Pro」
弊社が運営するサービス「記事作成代行Pro」も、多くのサイト運営者のサポートを行うSEO対策サービスです。
「記事作成代行Pro」では、キーワード選定から執筆・リライトまで、良質なコンテンツの作成に力を入れております。
以下は当サービスの特徴です。
- 「心理学」を応用した構成案の作成
- 専属ライターによる統一感のある内容
- ディレクターと校閲&校正者によるチーム作業
- 新規割引や継続割引などの豊富な割引制度
- ニーズに合わせて追加できる4つのオプション(WordPress入稿、画像挿入、画像文字挿入、SEOコンサルティング)
7.まとめ
ここまでキーワード選定・設定のイロハについて解説しました。
キーワード選定はSEO対策の出発点であり、奥の深い施策です。
キーワードをしっかり選出し、整理してからコンテンツ作成に取りかかると、方向性がしっかり定まった内容になります。
そのようなコンテンツは、Googleをはじめとする検索エンジンにも、ユーザーにも理解しやすいでしょう。
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