記事コンテンツの書き方大全!CVアップにつながる6つのポイント
- 公開日:2021.09.27
- 更新日:2024.05.27
- 記事の書き方
膨大な量の情報をサーチできるインターネットは、今やマーケティングに欠かせないチャンネルです。
中でも注目されているのが「コンテンツマーケティング」。
記事コンテンツをはじめとするコンテンツの力で販売を促進する方法として、多くの企業に採用されています。
本記事では、コンテンツマーケティングにおける記事コンテンツやコンテンツSEOの意義について解説します。
また良質な記事コンテンツを書く6つのポイントもご紹介します。
1.記事コンテンツとは?関連用語も解説
まずは、コンテンツマーケティングに欠かせない記事コンテンツの意義について解説します。
また類語である「コンテンツマーケティング」「コンテンツSEO」についても解説し、それぞれの関係性を整理します。
1-1.記事コンテンツは「記事スタイルで提供される情報」
記事コンテンツとは「記事スタイルで提供される情報」のことです。
「コンテンツ(Content)」は直訳すると「中身」を意味する英語ですが、メディア関係の用語としては「さまざまなメディアで提供される価値ある情報」を指します。
例えば、YouTubeの動画やCDの曲・写真・イラスト・ラジオ番組・小説などはすべてコンテンツです。
電子的なものであれ紙媒体のものであれ、メディアが提供する情報は広義でコンテンツと呼べます。
ただしコンテンツという言葉やその複合語はITに関連して使われることが多く、記事コンテンツはまさにその例です。
出典:大貫 和泉, 「浴室乾燥機は干し方が肝心!洗濯物を短時間で乾かす&電気代も節約」, Lidea, 2020年5月29日作成
これは「浴室乾燥機を使った干し方」に関する記事の一部分です。
記事内には文章とともに画像・イラストが所々で使用されています。
1-2.コンテンツマーケティングは「コンテンツで儲ける仕組みを作ること」
記事コンテンツの類語に「コンテンツマーケティング」があります。
簡単にいうと、これは「記事コンテンツをはじめ、さまざまなコンテンツで儲ける仕組みを作ること」です。
「マーケティング」は企業や個人が商品やサービスを売るための仕組みや活動全般を指します。
例えば、市場調査・製造・管理・販売などが含まれます。
コンテンツマーケティングはマーケティングの一種ですが、コンテンツ主体のマーケティング、つまり「情報」の力を使って利益を確保します。
使われるコンテンツはさまざまですが、主力の一つは記事コンテンツです。
「Webメディアで記事コンテンツをはじめ数多くの役立つコンテンツを公開し、ユーザーを惹きつけ、最終的に自社の商品やサービスに誘導する」
これがコンテンツマーケティングのおおまかなプロセスです。
- メルマガで継続的にアプローチ(記事更新やキャンペーンのお知らせなど)
- ホワイトペーパーでユーザーの興味を刺激(カタログやガイドブックなど)
- ポイントプログラムの導入(ポイント獲得や獲得ポイントによるキャンペーンへの応募システムなど)
- 販売サイトへのリンク設置(商品購入への導線)
さきほど記事コンテンツの例としてご紹介しましたが、Lideaのサイト全体はコンテンツマーケティングとして機能しています。
内部には役立つ記事コンテンツが多く載せられているほか、メルマガやポイントプログラム・商品販売サイトへのリンクなどCVを目指した様々な施策が見られます。
1-2-1.ユーザーファーストのコンテンツが特徴
コンテンツマーケティングに使うコンテンツは従来の広告とは異なります。
広告も情報でありコンテンツの一種ですが、コンテンツマーケティングに使うコンテンツにはテレビCMやDM・サイトのバナーなどのような「宣伝感」がありません。
従来の広告はどちらかというと、企業がユーザーに広告をバンバン投げつけるスタイルでした。
商品やサービスを積極的に売り込み、「買わなきゃ損!」「絶対買うべし!」とストレートなメッセージを送ります。
しかし広告嫌いなユーザーは多く、このスタイルで客を呼び込むには限界があります。
一方コンテンツマーケティングで使うコンテンツは「ユーザーの方からアクションを起こしたくなるような内容」に仕上がっています。
ユーザーを満足させるコンテンツを提供しあからさまな宣伝はしません。
大切なのはあくまで「ユーザーファーストの情報」で商品やサービスの売り込みではありません。
1-3.コンテンツSEOは「コンテンツの力で検索上位を目指すこと」
記事コンテンツやコンテンツマーケティングの類語に「コンテンツSEO」もあります。
コンテンツSEOとは「検索エンジンの検索結果で自社コンテンツの上位表示を目指すこと」です。
「SEO」は「検索エンジン最適化」を意味します。
検索エンジンとは、特定のワードを検索にかけて情報を探すシステムのことです。
「Google」や「Yahoo!」「Bing」などが有名ですが、「Google」のシェアが圧倒的であるため、コンテンツSEOは「Googleの検索結果で自社コンテンツの上位表示を目指すこと」といっても差し支えないでしょう。
- コンテンツSEO
-
記事コンテンツをはじめとする良質なコンテンツを作成してGoogle検索に上位表示させること
- コンテンツマーケティング
-
コンテンツSEOで作成された記事コンテンツだけでなく、さまざまなコンテンツとその他のアプローチで商品・サービスを売る仕組み
コンテンツSEOはあくまでコンテンツマーケティングの一部です。
Googleを代表とする検索エンジンからユーザーをWebメディアに誘導するのがコンテンツSEOの役目ですが、Webメディアにアクセスする手段は検索エンジンだけではありません。
企業の公式SNSで配信される記事コンテンツや、ほかのサイトに貼られたリンクからアクセスするユーザーもいるはずです。
それに先述のとおり、コンテンツマーケティングはコンテンツ公開のみでなくその後に続くさまざまな工夫も包含します。
2.コンテンツマーケティング用の記事の書き方6ポイント
2-1.自社の商品やサービスに関連したキーワードを選定する
最初に「自社の商品やサービスに関連したキーワードを選定」します。
例えば寝具を扱っている企業なら以下のようなキーワードです。
- 「睡眠」
- 「休息」
- 「ストレス」
- 「ダイエット」
- 「自律神経」
- 「快眠」
- 「清涼感」
- 「羽毛」
これらのメインワードのみでは含まれる情報が多過ぎるので、もう1つか2つの関連キーワードも考えます。
例えば以下のような例です。
- 「睡眠 種類」
- 「休息 時間 おすすめ」
- 「ストレス 睡眠 質」
2-2.キーワードに関連した検索ニーズを突き止める
キーワード選定後のステップは「そのキーワードをGoogle検索にかけるユーザーのニーズを突き止めること」です。
何を知りたくて検索したのかがわかると、ユーザーの心に響く情報が提供できます。
例えば「ストレス 睡眠 質」がキーワードなら、「ストレスと睡眠の関係を知りたい」「ストレスを減らすにはどのような睡眠が必要か知りたい」のようなニーズをイメージできます。
- キーワードをGoogle検索にかけて上位サイトの情報を比較する
- Google検索結果ページ下部にある「他のキーワード」で関連語句を参照する
- Yahoo!知恵袋でキーワード検索して、どんな疑問が投稿されているかチェックする
2-3.需要がある情報をアウトラインに起こす
ユーザーニーズが見えてきたら「アウトライン(見出し構成案)の作成」を行います。
どのような順序でユーザーに情報を提供するかを考え、中見出しや小見出し・小小見出しに分けていきます。
例えば「ストレス 睡眠 質」がキーワードなら、
1. ストレスは良質な睡眠で減る!
1-1. ストレスと睡眠の意外な関係
1-2. 良質な睡眠はストレス物質を消してくれる
2. 今すぐ実践できる理想の睡眠習慣を大公開!
3. 寝つきをよくするおすすめ寝具3選
3-1.○○
3-2.○○
3-3.○○
4. まとめ
2-4.アウトラインに沿って執筆する
アウトライン作成の次は「執筆作業」です。
執筆作業時に意識したいポイントには以下ものがあります。
- 結論から始めて読者に早い段階で満足感を味わってもらう
- 「読みたい」と思わせる見た目にする
- リズム感の良い文末表現を使う
- 時々会話を織り混ぜる
- 専門用語の羅列で読者を困惑させない
- 表やグラフを使って視覚的に理解を助ける
各ポイントの詳しい説明については以下の記事を参考にしてください。
参照:「【初心者でも良質なブログ記事が書ける!】10の書き方のコツとは」
2-5.校閲と校正でクオリティーを担保する
執筆が終わったら「校閲と校正」を行います。
以下のチェックを行って、文章のクオリティーを上げましょう。
- 誤字脱字
- 表記ゆれ
- 同じ説明の不必要な繰り返し
- 矛盾箇所
- 言い回しの不自然さ
- ほかのコンテンツとの類似度や一致率
2-6.必要に応じてリライトする
公開後にも行う作業があります。
「記事のリライト」です。
記事に関する新しい情報が出た場合は、必要に応じて記事の更新作業を行いましょう。
例えば税率改定や値上げ・値下げによる料金の変動、年度ごとの調査結果、法律改正、新商品・新サービスなど、情報を最新状態に保つべき項目は数多くあります。
検索上位にいるのにクリック率(CTR)が低い場合もリライトを考えるとよいでしょう。
タイトルやディスクリプションの変更などわずかな作業で改善を期待できます。
検索順位が2・3ページ目とふるわない場合もリライトを考えるとよいです。
上位サイトを参照しながら、より専門性の高い情報を入れたり視認性向上を目指してイラストや表を入れたりするのもおすすめです。
参照:「記事更新はSEOの必須項目!適切な更新をする3ステップとは」
3.記事コンテンツに関する質問
ここからは、記事コンテンツの作成に関するいくつかの質問を取り上げます。
自分で執筆したい方も代行会社に依頼したい方も参考にしてください。
3-1.どれくらいの文字数の記事を書けば良いか
結論からいうと、目指すべき絶対的な文字数は存在しません。
コンテンツの質は長さのみで決まるわけではないからです。
2万文字以上の記事が良質であるとは限らず、2,000文字以下の短い記事が役不足とも限りません。
“(訳文) 我々は「100文字未満のコンテンツが悪く、100~500文字のコンテンツは良い、あるいは500文字以上だと5枚の画像が必要だ」といった判断をくだすアルゴリズムを有していない。そうではなく、ページ全体を見て、ユーザーにとって役立ち関連性が高い検索結果を返すようにしている。ユーザーが満足できる結果であれば、コンテンツの長さや画像が多いかどうかは問題ではない。”
出典:”English Google Webmaster Central office-hours hangout“, Google Search Central
関連記事:「SEO記事の文字数って多い方がベスト?最重要ポイントをプロが解説!」
3-2.記事コンテンツ制作は内製と外注どっちがいい?
内製にも外注にもそれぞれメリット・デメリットがあります。
メリット
- コンテンツ作成のノウハウを社内に蓄えられる
- 作業が社内で完結するので連絡がスムーズ
- 自社商品やサービスに精通しているので情報が豊富
デメリット
- 人材がいない場合は雇用や育成に手間もコストもかかる
- コンテンツ公開までに時間がかかる
メリット
- プロが扱うので公開までがスムーズ
- プロが作成するため高い費用対効果が期待できる
- 自社人材は本業に集中できる
デメリット
- 外注費用がかかる
- 社内にノウハウは蓄積されない
関連記事:「記事外注の11のコツ!失敗しないためのチェック項目を解説」
3-3.外注する場合の相場はどれくらい?
外注先は大きく分けて以下の3パターンがあります。
横の数字は1文字あたりの大まかな相場です。
- クラウドサービスでフリーランスに依頼 0.5円~5円
- コスト重視の記事作成代行会社 0.7円~3円
- SEO特化型の記事作成代行会社 7円~10円
低コストで依頼したい場合は1番目と2番目の選択肢がおすすめです。
一方、クオリティー重視なら3番目のSEO特化型がベストです。
なお料金は依頼する工数や記事数などにより変動します。
関連記事:「記事外注費用の相場はいくら?業者ごとの料金プランや特徴紹介!」
4.安くて良質な記事コンテンツの依頼なら「記事作成代行Pro」
加えて各種割引制度があり、初めてのお客様はもちろん継続して依頼を考えておられるお客様にもリーズナブルです。
弊社は以下の独自システムでクオリティーを担保しております。
- 専属ライターが担当
- 3名ONEチーム(ライター・ディレクター・校閲者によるチーム作業)
- 心理学を適用した構成作り
- 徹底したライターの研修制度
詳しくは、下記動画でチェックしてみてくださいね!
5.まとめ
記事コンテンツは、コンテンツマーケティングにおいて重要な要素です。
コンテンツSEOを意識した記事コンテンツはGoogle検索からのアクセス数を呼び込み、マーケティング成功の足がかりとなります。
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