SEO対策記事での文字数の正解は?リサーチ方法や記事作成のコツも解説!
2023.6.30



スタッフ
SEO対策された記事を作成するには、ユーザーの検索ニーズに合った記事であることがまず重要です。「検索ニーズに合った内容にすることから文字数が上下する」というのが正解でしょう。
この記事では、SEO対策された記事にするための適正な文字数の考え方やリサーチの方法、SEOで高い評価を得るための記事の作り方のポイントなどを解説しています。
また、そのうえで、文字数の多い記事のメリットなどもご紹介しています。
ぜひSEO記事を書くとき、この記事の内容を活用してくださいね。
- 【記事監修者】
株式会社BRIDGEA 代表 田端 健一 -
・通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
・独立して「記事作成代行Pro」を運営
・「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
・多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数
1.記事の文字数が多いこと自体はSEO対策にならない


スタッフ
文字数が多いと充実した記事にも見えますが、実は文字数よりも内容の 充実度が重要視される傾向にあります。
ジャンルによっては、同じ内容が何度も書かれていたり、余計な内容ばかりが書かれていたりする 10,000文字の記事よりも、3,000文字で内容が充実している記事のほうが上位表示されているということも。
記事を書く際は、文字数を意識しすぎるとSEO対策としては逆効果になる恐れもあるので、 注意しましょう。
2.SEO対策を行う「キーワード」によって文字数は異なる
文字数がどれほど必要かは、SEO対策を行いたいキーワードによって異なります。
例えば 、ラッコツールズの「見出し(hタグ)抽出」 を用いて 「SEO対策 文字数」のキーワー―ドで上位10記事の文字数を 検索した場合、3,969~24,509文字と、かなり幅があります 。(2023年6月時点)
つまり、ユーザーの求める内容がしっかり含まれていれば、4,000文字の記事でも上位表示される可能性は十分にあるでしょう。
Google検索セントラルの検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドでも、コンテンツが どれほど充実しているかが重要である旨が記載されています。
そのため、キーワードによって、必要な文字数が大きく異なるのも大事なポイントです。
専門性が求められたり、解説を必要としたりする記事ほど、自然と文字数が多くなりやすい傾向にあります。
例えば 、「ブログ 始め方」のキーワードでは、上位10記事 の文字数は12,378~24,768字です。 (2023年6月時点)
ブログの始め方は解説を必要とするキーワードのため、文字数も多くなります。
3.【基礎】SEO対策記事に適正な文字数の考え方
SEO対策には文字数が多いほうがいいとよくいわれるのは、記事内でキーワードに対する情報の網羅性が高くなるためです。
ユーザーが知りたい情報が網羅的に書かれていると 、文字数も多くなる傾向があります。
ここからは、ユーザーのニーズに合った適正な文字数を見極める方法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
3-1.無駄に文字数(見出し)を増やさない
文字数は、ユーザーにとって必要な情報を記事に網羅的に盛り込んだ結果です。
まずは、有益な情報をまとめ、文字数を無理やり増やさないことを前提にして考えます。
内容が充実している重要性は先述したとおりですが、文字数が予想より少ないからと無理に増やせば、SEO対策としてはマイナス効果でしかありません。
いたずらに文字数を増やしただけでは、ユーザーのニーズを満たせるわけではないためです。
文字数がどうしても少ないと感じる場合は、そもそも情報量が足りていない恐れがあります。
キーワードを深掘りし、網羅性を意識して書くと、自然に 文字数も増えていきます。
文字数の多さではなく、何を書くかを大事にしてみてください。
3-2.【記事タイトルの文字数】について
文字数は関係ないといってきましたが、記事のタイトルは文字数を意識しましょう。
なぜなら、パソコンで検索をした際、タイトルが検索結果に表示されるのは30文字前後だからです。
30文字を超えても問題はありませんが、SEO対策を行うキーワードは前半に入れます。
タイトルの後半にキーワードがあると目に入りにくく、タイトルの長さによっては 検索結果に表示されないため、クリック率が下がってしまうことも 。
検索した際、目に入る前半にキーワードを入れることで、よりクリックされやすい記事になります。
なお、タイトルをつけるときは、記事と関係のあるものにしましょう。
記事とあまり関係のないタイトルでは、本来狙っていたユーザーにクリックしてもらえない恐れもあります。
また、Google でも、ページの内容がわかりやすく、かつ簡潔にわかるようなタイトルが推奨されています。
タイトルについて気になる方は、 こちらの記事も参考にしてみてください。
参照:「【最新】記事タイトルのベスト文字数はコレだ!根拠も解説」
3-3.【ディスクリプションの文字数】も重要
ディスクリプションとは、記事の内容を簡単に説明する文章のことです。
検索結果に出てくるタイトルの下に表示されます。
ユーザーの疑問に対する答えが記事にあるのかどうか、ディスクリプションで判断する方も少なくありません。適切な文字数で、内容がわかるように書くのが大切です。
最近は、パソコンでもスマートフォンでも80文字程度が表示されます。(2023年6月14日時点)
そのため、SEO対策キーワードは80文字以内に収めておきましょう。
文字数が多くなると全文は表示されないため、コンパクトにまとめるよう意識するのがコツです。
参照:「ディスクリプションはSEO効果あり?メリット&書き方を解説!」
3-4.【導入文の文字数】
導入文は、ユーザーにとってその記事が本当に知りたいことがわかるか判断するための文章です。
この記事がどんな内容で何がわかるのか、 簡潔にかつ魅力的に書くことで、次の見出しへとつながります。
あまり長すぎると、ユーザーはうんざりして離脱する恐れも 。
詳しく伝えたいことは見出し内のコンテンツで伝えればいいので、導入文はシンプルに書きましょう。
導入文について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
参照:「魅力的な記事の導入文を書きたい!上手い導入文の書き方と例文解説!」
3-5.【見出しタイトルの文字数】書いていることがわかる見出しに
導入文の次にユーザーの目に留まるのは、見出しです。
見出しはユーザーをさらに記事へと引き付けるための重要な役割を果たします。
全体の見出しを読むだけで「この記事ではこのことが伝えたいんだな」ということを、おおまかにわかる状態にすることがベスト。
見出しがわかりにくいと、ユーザーの読む気持ちが失せてしまうかもしれません。
Googleでも、わかりやすい見出しを推奨しているので、上位表示されるためにも非常に重要です。
あまり長くしすぎず、わかりやすい見出しにするのがコツ。
例えば 、料理のレシピ記事で材料を紹介するとします。
その際、見出しは
「トマト・キャベツ・コンソメキューブなどを用意する」
よりも
「レシピに必要な材料」
としたほうが、簡潔でわかりやすいですよね。
材料の例の場合、具体的に用意するものはコンテンツとして書けばいいので、見出しに入れる必要はありません。
見出しとは、コンテンツで何を説明しているかを知るためのもの。
「コンテンツの定義が見出しである」と考えると、書きやすいのでおすすめです。
見出しなど記事作成のより具体的な流れが知りたい方は、これらの記事を参考にしてみてください。
参照:「記事作成の流れって?基本の手順とSEO対策のしかたを解説!」
「記事の見出しはSEOの大黒柱!上手につける6つのコツを紹介」
4.SEO対策で記事の文字数よりも重要な考え方
SEO対策をするうえで、文字数よりも重要なことがあります。
それは、ユーザーに寄り添うこと。
そして、情報を記事内へ網羅的に入れることです。
ここでは、それぞれの考え方について説明していきます。
4-1.ユーザーのペルソナを考える
ペルソナとは、ユーザーの イメージ像です。
より詳しくいうと、そのキーワード を検索するユーザーがどのような人かを 考えること。
ターゲットと混同されやすいのですが 、職業や 性格など、ターゲットよりもさらに詳しく情報を設定したものがペルソナです。
ペルソナは、あるユーザーのプロフィールを考える作業ともいえます。
ペルソナを設定すると、記事の内容を具体的に決めやすくなります。
なぜならペルソナが知りたいこと に沿って構成を考えていくので、ユーザーに寄り添った記事が書きやすくなるからです 。
例えば「SEO対策 文字数」のキーワードで作る記事のペルソナの例として
- 自社サイトのコンテンツを任されている会社員
- SEOの知識は深くなく、まだ初心者
- 年齢は28歳
- 後輩はいるが、役職はない
- 現在の会社は新卒から勤めている
- 自社コンテンツの担当になったのはこの4月から
- そろそろ何か役職がほしいので、結果を出したいと思っている
というものが考えられるでしょう。
ペルソナ設定についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
参照:「Webマーケティングで必須のペルソナ設定|手順や注意点を解説」
4-2.ユーザー心理を分析する
キーワードを調べているユーザーは、何を求めているのかを知りましょう。
サジェストワードや質問投稿サイトなどを見てみるのがおすすめです。
サジェストワードとは、Googleで検索窓にキーワードを入力した際、表示される候補ワードのこと。
例えば 、「炭水化物」と打つと、次のようにサジェスト ワードが出ます。
これを「炭水化物 夜」 と変更すると、サジェストワードも大きく変わるのがわかりますね。
サジェストで出てくる候補は、検索したキーワードに関連してよく検索されるものです。
参考にすると、よりユーザーのニーズに近づけやすくなります。
また、質問サイトには、キーワードに関連してユーザーが抱いた疑問や悩みが投稿されています。
質問が投稿されているということは、投降された段階で、検索結果に出てきた記事に悩みを解決するものがなかった可能性も。
質問の答えを含むような記事にすれば、ほかの記事にはないオリジナリティも確保できます。
4-3.記事内のテーマは統一する
記事を書いていると 、タイトルとコンテンツ内容にずれが生じることがあります。
同じ記事の中でテーマが混ざっていると、キーワードで検索して訪れたユーザーの欲しい情報が少なくなってしまう事態に。
とくに、文字数が多ければ多いほど混ざりやすいので、注意が必要です。
テーマの混同はユーザー離れを引き起こすので、テーマの混同は避けましょう。
記事内で異なるテーマが出てきた場合は、そのテーマを別記事として新たに作成するのがおすすめです。
そして、記事内で内部リンクとして新たな記事へと誘導しましょう。
そうすることで、サイト内の滞在時間も上がります。
4-4.E-E-A-Tを意識する
E-E-A-Tとは、Googleが独自に設定したウェブサイトの評価基準のこと。
Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trust(信頼)の4単語の頭文字をとったものです。
Googleでは、ウェブサイトがいかにユーザーから信頼を得られるかを重要視しています 。
信頼を得られる質の高いウェブサイトにするには、専門性や権威性が役立つと公表されています 。
例えば 、文字数が多かったとしてもSEO対策をせず、内容に信頼を得られないようなサイトでは、上位表示されません。
専門家監修にしたり、公的機関のサイトから意見を引用したりすることで、専門性や権威性を獲得できます。
記事のテーマに応じて経験も混ぜると、より真実味も増します。
これらの要素が合わさって、初めて獲得できるのが信頼です。
始めてすぐには難しいですが、E-E-A-Tを意識することで、より信頼されやすい記事が作れるようになります。
「E-E-A-Tの詳しくはこちら」
4-5.上位10サイトを参考に情報の網羅性を高める
記事を書く際は、同じキーワードで検索したときに表示される上位10サイトをチェックしてみましょう。
上位表示されるのは、それだけキーワードに対するSEO対策ができており、わかりやすく書かれているということです。
1サイトだけでなく、複数のサイトを見ると網羅的に情報が集めやすくなります。
気づかぬうちに見落としていた情報が見つかる場合もあるので、必ず複数サイトを確認します。
すべて読むのが大変な場合は、競合サイトの文字数や構成を調べてみてください。
上位表示されるためのコンテンツの流れや文章量がわかります。
初心者なら、「見出し(hタグ)抽出(ラッコツールズ) 」がおすすめです。
5.SEO対策として文字数が多い記事のメリット5つ
文字数が多いことに、全く意味がないわけではありません。
メリットも多くあるので、情報を網羅的に書くことを意識して、文字数の多い記事にも挑戦してみてください。
5-1.①上位表示されやすい傾向がある
記事の情報量が多いと、文字数も増えるケースが多いため、上位表示されやすい傾向があります。
上位表示のためには、内容が包括的かつ正確であることが求められるためです。
欲しい情報が多く載っている記事のほうが、ユーザーのニーズにも答えやすくなります。
文字数の少ない記事がダメというわけではありませんが、どうしても情報量が少なくなってしまいやすいです。
そのため、文字数が少ない記事よりも、文字数が多い記事のほうがGoogleから評価されやすくなります。
ここで注意したいのは、「文字数が多いから上位表示される」のではなく、「内容が充実しているから文字数が増えた」記事が上位表示されるということ。
あくまでも大切なのは書いた内容です。
無理に文字数は増やさないようにしましょう。
5-2.②共起語を含むとSEOとしても有利になる
共起語とは、あるキーワードの記事が書かれた際、記事内で使われがちな 単語のことです。
例えば 、「引っ越し 料金」をキーワードとした場合、共起語として「相場」「業者」などの単語が挙げられます。
共起語を多く含む記事は、記事全体のテーマが統一されておりわかりやすいものがほとんどです。
関連する単語を多く含んでいると、内容も充実し、網羅性も高いため、上位表示されやすいメリットがあります 。
SEO対策として、共起語を調べると有利になりやすいので、ぜひチェックしてみてください。
共起語チェックツールは、「共起語検索」がおすすめです。
5-3.③ロングテールキーワードでも検索されやすい
内容が充実していればいるほど、狙ったキーワード以外のキーワードにも検索結果で表示されるケースがあります。
自分が予想していないキーワードで記事がクリックされている場合もあるため、こまめにチェックしてみてください。
とくに、ロングテールキーワードと言われる、 複合キーワードで検索にひっかかりやすくなります。
複合キーワードとは、 単語を複数組み合わせたキーワードです。
例としては「ラーメン 大阪 おすすめ」「小説 ミステリー おすすめ」など。
具体的な情報が欲しい方ほど、複合キーワードを使います。
そのため、記事に使っている単語数が多いと複合キーワードにも反応し、上位表示される可能性が高くなります。
ロングテールキーワードについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
参照:「ロングテールキーワードとは?SEO上の4つのメリットを解説」
5-4.④内部リンクが入れやすくなりSEO効果が期待できる
文字数が多いと、関連するテーマも増えてきます。
関連する見出し内に内部リンクを組み込みやすくなり、自サイトのさまざまな記事を読んでもらいやすいのも、メリットです。
適度に内部リンクを入れると、サイト内の回遊率が上がり、上位表示されやすくなります。
ただし、内部リンク先の記事が質の悪いものだと、ユーザーは離れてしまうことも。
どの記事もしっかり内容を意識して書くようにしましょう。
内部リンクについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
参照:「内部リンクとは?SEOを意識した5つの最適化方法を解説!」
5-5.⑤被リンクを得られる可能性が高くなる
被リンクとは、バックリンクとも呼ばれ、別のサイトから自サイトへつながるリンクです。
記事を読んだユーザーが紹介してくれるケースが多いので、客観的にみてニーズのある記事の証明にもなります。
そのため、Googleからの評価も得やすくなり、上位表示されやすくなるのがメリットです。
被リンクについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
参照:「【2022年版】被リンクはSEOに効果的?8つの増やし方を解説」
6.作成した記事の文字数をカウントできるツール3選
自分が作成した記事の 文字数が知りたい場合は、いくつかの方法があります。
そのなかでも、おすすめのツールをご紹介しますので 、チェックしてみてください。
6-1.Word
Windowsのパソコンであれば、ほとんどのパソコンにすでにインストールされているWord。
Wordには文字数 カウント機能が備わっており、文字を入力するたびに自動で文字数をカウントしてくれます。
簡易的な誤字・脱字チェックもできます。
Windows をメインで使う方なら、Wordでそのままカウントする方法が最も簡単です。
6-2.Googleドキュメント
Googleドキュメントは、Googleアカウントを持っている方ならだれでも利用できるオンラインのワープロ ツールです。
Word同様に、文字数カウント機能が備わっているため、サッと文字数を確認できます。
簡易的な誤字・脱字チェックができるのもポイント。
Google系列をメインで使う方におすすめです。
6-3.Sundry Street 文字数カウント
こちらは、文字数を数えたい文章をコピペするだけで使える便利ツールです。
入力した文字がインターネット上に送信されることもありません。
上位サイトが、どれくらいの文字数で書いているのかなどを調べたいとき にも使えます。
ほかにも便利なツールが知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
参照:「SEOを改善する絶対条件とは!?役立つツールと改善法を紹介」
7.SEO対策がうまくいかないと感じたとき


スタッフ
SEO対策ができるようになるためには、勉強が必須です。
いくつも記事を書いて覚えていかねばならず、アルゴリズムのアップデートによって変わるSEO対策情報に対応していく必要もあります。
一夜漬けでマスターするのは至難の業といえるでしょう。
そのため、 すぐにSEO対策をしたい場合は、実績のある業者へ依頼することもおすすめです。
プランを細かく決められる業者 なら、自分の状況に応じて適切なSEO対策を、予算内でしてもらえます。
「記事作成代行Pro」は、リーズナブルなサテライトサイト専用のシンプルプランから、すべて一貫して行うプラチナプランまで、予算やニーズに応じて選べるのが特徴。
オプションもつけられるので、自分好みにカスタマイズできます。
SEO対策で悩んだら、ぜひ一度、記事作成代行Proの簡単見積もり を利用してみてください。
8.まとめ
SEO対策と文字数について解説してきました。
文字数の多さ自体は上位表示に関係しませんが、文字数が多いほど網羅的な記事になりやすいため、SEO対策として効果はあるといえます。
つまり、上位表示させるためには、文字数を増やすのではなくユーザーニーズに合わせて内容を充実させることがマストです。
SEO対策は、慣れていない方にとっては難しいもの。
自分だけではうまくできないと感じたときは、ぜひ「記事作成代行Pro 」をはじめとする代行業者を頼ってみてください。