SEO対策は3種類!上位表示・集客アップのために押さえたい基本
- 公開日:2022.07.25
- 更新日:2024.05.27
- SEO対策の基礎
「SEO対策」とは、「Googleをはじめとする検索エンジンからサイトを正確&スピーディーに検出してもらうための施策」です。
優れたSEO対策を施したサイトは検索エンジンから高く評価され、結果として検索結果の上位表示達成につながります。
この記事ではSEO対策の意味やメリット・3種類の詳細について解説します。
読み終わるころにはSEO対策の基本をマスターできるため、ぜひ最後までお付き合いください。
【この記事がおすすめの方】
- SEO対策の基本を学びたい方
- 具体的な対策の種類を把握したい方
目次
1.SEO対策は3種類に大別される
SEO対策の全容を理解するために、まずは対策に含まれる作業を大きく3つに分けてみましょう。
SEO対策に関して扱ったサイトにより、多少の違いはありますが、大まかには以下のようにカテゴライズできます。
- テクニカルSEO対策(内部SEO対策)
- コンテンツSEO対策(内部SEO対策)
- 外部SEO対策
テクニカルSEO対策とコンテンツSEO対策は、どちらも「内部SEO対策」に含まれます。
内部SEO対策とは、「自サイト内部」で行うさまざまな施策です。
一方外部SEO対策には、「自サイト外部」でのSEO効果を狙う施策が含まれます。
こちらの対策については、自分自身でさまざまなアプローチができるものの、第三者の動きによるところも大きいです。
※検索エンジン業界では現在、Googleが圧倒的なシェアをほこっています。そのためこの記事では、Google=検索エンジンとして解説を進めます。
1-1.テクニカルSEO対策(内部SEO対策)
「テクニカルSEO対策(内部SEO対策)」は、「サイト内部の構造をベストな状態にするための技術的な施策」です。
※以下、「テクニカルSEO」と表記します。
サイトやサイト内のWebページは、HTMLやCSS・URLなどさまざまな要素から成り立っています。
こうした要素の中には、ユーザーがあまり意識することがないものもありますが、手を抜いてよいわけではありません。
テクニカルSEO対策は、Googleがサイトを正しく認識して登録するのに不可欠な要素です。
テクニカルSEO対策には、以下のような要素が含まれます。
- URLの正規化
- パンくずリストの設定
- XMLサイトマップの送信
- robots.txtの設定
- 階層構造を明確にする
- 構造化マークアップ
- タイトルを最適化する
- ディスクリプションの設定
- 見出しタグを明確に設定する
- 画像情報を適切に設定する
- 重複コンテンツの対策をする
- リスト
後述するコンテンツSEO対策を含む、内部SEO対策全般について、以下の記事ではさらに詳しく解説しています。
参照:「SEO内部対策とは!?具体的なチェックポイント15を徹底解説」
1-2.コンテンツSEO対策(内部SEO対策)
「コンテンツSEO対策(内部SEO対策)」とは、「信頼性や専門性などが高い良質なコンテンツ(記事など)をサイトで継続的に配信し、集客効果を高める施策」です。
ユーザーはネット上でさまざまな情報を検索しますが、検索にかけたワードにマッチするコンテンツがあり、そのコンテンツが必要としていた情報を持っていると満足します。
コンテンツ内にほかのサイトにはないオリジナル情報があったり、信頼できるデータが参照されていたりすると、さらにうれしいでしょう。
よいコンテンツは、Googleサイドからも歓迎されます。
Googleはユーザーが何かのワードを検索にかけるとき、ユーザーニーズにかなうコンテンツを持つWebページを検索結果で優先的に表示したいと思っているからです。
※Googleがユーザーニーズを大事にする理由については、以下の記事内で説明しています。
参照:「SEOの仕組みを図解!検索システム攻略で上位表示を目指そう」
なおコンテンツSEOの具体的な施策としては、以下のようなものが含まれます。
- ユーザーニーズにコミットする(キーワード選定や検索意図の見極めなど)
- Google提唱のEATを意識する
- オリジナリティがある情報を含める
- ユーザー満足度を高めるUXを意識する
- わかりやすく読みやすい記事を書く
1-3.外部SEO対策
「外部SEO対策」とは、「自サイトに対する外部からの評価を高める施策」です。
外部対策には以下のような施策(目的)が含まれます。
- 被リンクの獲得
- サイテーションの獲得
「被リンク」とは、「ほかのサイトから自サイトへ向けて張られたリンク」のことで、被リンクがあるとGoogleは「このサイトはほかのサイトから参照されているので信頼できそう」と考えます。
「サイテーション」とは、被リンクのようにリンクはないものの、サイト名や運営者名、あるいはサイトに結びつく特定のワードなどがネット上で言及されることです。
外部SEO対策では、主に被リンクの獲得がメインとなりますが、ポイントは「ほかのサイトやネットユーザーからのよい評価を集めること」です。
参照:「SEO外部対策とは?5つのメリットと5つの対策ポイントを伝授」
テクニカルSEO対策やコンテンツSEO対策が、自サイト内部の要素を直接的に扱うのに対し、外部SEO対策では「やれることをやって周りの反応を待つ側面があります。
2.ウェブ集客が間接的なSEO対策に!2種類の集客手法
ここまでご紹介したSEO対策とは別に、間接的なSEO対策を講じるのもおすすめです。
具体的には以下の2種類の手法を試せるでしょう。
- SNS対策(SNSでのシェアなど)
- Web広告
どちらの手法も、サイトについて広く知らせる目的で使われます。
これらの手法を講じると、サイトへの集客率が高まることが期待できます。
Googleの発表によると、SNSやWeb広告の実施は検索順位に影響しません 。
しかし施策を実施してWeb上での集客が増えることで、「価値のあるコンテンツ」となり、検索順位に良い結果を示す場合があります。
SNS対策とWeb広告それぞれの詳細を見てみましょう。
2-1.SNS対策
代表的な「SNS」の種類と、特徴・集客効果について簡単にご紹介します。
・Twitter
特徴…シェアされやすく検索性が高い。SNSの中で特にコンテンツが拡散しやすい。
集客効果…投稿内容が「バズる」と、リツイートやいいねが一気に増え、サイテーションが集まる。
・Facebook
特徴…テキスト・画像・動画などさまざまなフォーマットに対応したSNS。拡散力は弱め。
集客効果…ビジネスパーソンにも多用され、実名・年齢・性別・居住地などの属性が明確なため、ターゲットを絞った広告を出しやすい。
・Instagram
特徴…画像や動画などユーザーに直感的に訴えかけるコンテンツに強み。検索性は低め。
集客効果…視覚的なコンテンツでユーザーのアクションを呼び起こしやすいため、ECサイトへの誘導に役立つ。
これらのSNSを積極的に用いることで、サイトへの導線を作ったり、サイテーションや被リンクが発生するきっかけを作れます。
※通常SNSでのリンクには「nofollow」という仕組みが組み込まれており、張られるリンクに被リンク効果はありません。
2-2.Web広告
広義の「Web広告」にはインターネット上で展開される広告が含まれます。
しかしここでは、サイトの集客効果を増やす広告として特に有名な、以下の2種類の広告をご紹介します。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
「リスティング広告」は一般的に、「検索連動型広告」や「PPC」とも呼ばれます。
特定のキーワードが検索されたときに、そのキーワードと関連するコンテンツが検索結果に表示されるのが特徴です。
表示されるとページ上部やサイドなど目立つ場所に広告が現れるため、集客効果が高いです。
特定のワードを検索したユーザー(何らかの商品やサービス・情報を探しているユーザー)に訴求できるため、顕在層にアプローチでき、コンバージョンにつながいやすいといえます。
「ディスプレイ広告」は、広告掲載枠を持つサイトの広告枠に表示されるもので「コンテンツ連動型広告」と呼ばれます。
テキスト以外に、画像や動画などのフォーマットを掲載可能です。
ユーザー自身が検索にかけたワードに連動するわけではないため、顕在層へのアプローチとはなりません。
しかし、潜在顧客にアプローチしてユーザニーズを掘り起こせるほか、リスティング広告よりもコストが安めです。
3.3種類のSEO対策はそれぞれ定期的な見直しも必要!
SEO対策は、単発的な作業ではありません。
メンテナンスが必要であり、逐一サイトパフォーマンスが最善かどうかを検討していかなければなりません。
例えば以下のような見直し作業が必要です。
【テクニカルSEO対策】
・表示速度の改善
ファイルサイズの圧縮やCSSなどの調整を行ってスピードを上げる。
・巡回エラーのチェック
ページ削除やリンク切れなどにより、GoogleのクローラーがWebページを巡回できない状態になっていないかチェックする。
【コンテンツSEO対策】
・記事のリライト
ユーザーの反応がよい箇所を拡充し、不要な箇所を修正する。
データなどを最新の状態に保つ。
【外部SEO対策】
・リンクの見直し
Google公式ツール「Google Search Console」で被リンクをチェックして、関係のないサイトについてはGoogleに申請して解除する。
4.「ブラックハット」と呼ばれるSEO対策は逆効果!
SEO対策は重要なマーケティング要素であるため、サイト運営者の方ならどなたでも深い関心を持っておられるでしょう。
「なんとかしてWebページの検索順位を1位にしたい!」
「競合サイトよりも上位に表示させて、アクセス数やコンバージョンを増やしたい!」
このようなニーズを持つ方は、たくさんいらっしゃると思います。
しかしどんな場合であれ、「不正なSEO対策」に手を出してはいけません。
SEO対策の中には、「ブラックハットSEO」と呼ばれるようなNGの対策があります。
代表的なものをいくつか挙げましょう。
・リンクプログラム
被リンクを売り買いするなど、不正な手段で獲得する行為
・コピーコンテンツ
ほかのサイトのコンテンツをコピーして、自サイトオリジナルのコンテンツであるかのように見せかける行為
・隠しテキストや隠しリンク
ユーザーには見えないが検索エンジンには認識できるよう、テキストやリンクを不自然に埋め込むこと
・クローキング
検索エンジンとユーザーごとに異なるWebページを表示させる行為
このようなブラックハットSEOを利用することは、Googleやユーザーの信頼を失う行為です。
ケースによっては、「検索順位が大きく下げる」「検索結果に現れなくなる」などのペナルティを受ける恐れがあります。
5.最重要のコンテンツSEOは「記事作成代行Pro」へお任せ!
ここまでご紹介したSEO対策の種類はどれも重要ですが、ユーザーとより直接的な接点があるコンテンツのクオリティーを上げることは、とりわけサイト運営者が意識すべき点です。
とはいえSEO対策を盛り込んだコンテンツを作成するのは、簡単ではありません。
作文を書くかのように記事を書いたとしても、不特定多数のユーザーを満足させることはできないでしょう。
ユーザーの満足度が高いコンテンツを作るには、さまざまなノウハウや調査が求められます。
最初のうちは、なかなかクオリティーの高い記事を完成させられないかもしれません。
そのような場合はぜひ、弊社の記事作成代行サービス「記事作成代行Pro」へご相談ください。
「記事作成代行Pro」は、SEO対策のプロ集団がお客さまの代わりにSEO特化型の記事コンテンツを代行するサービスです。
心理学を応用したユーザー視点のコンテンツ作成を得意としており、「読みたい」と思われる記事をリーズナブルなコストで提供いたします。
「サイトパフォーマンスをできるだけ早く上げるために良質なコンテンツを揃えたい」
「ユーザー受けがよいコンテンツを書くライターが必要」
このようなニーズを持つ方に重宝していただけるサービスです。
6.まとめ
SEO対策には大きく分けて以下の3つの種類があります。
- テクニカルSEO対策(内部SEO対策)
- コンテンツSEO対策(内部SEO対策)
- 外部SEO対策
これらの対策をバランスよく行い続けることで、サイト全体のパフォーマンスが上がり、上位表示の達成およびアクセス数アップを見込めます。
それぞれの種類にはさまざまな施策が含まれ、中には素人には難しいと思えるものもあります。
特に「良質なコンテンツ」という要素については非常に奥が深いため、ビギナーにはハードルが高いでしょう。
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