リスティング広告は短期間で成果の出るWebマーケティング施策!
- 公開日:2023.01.06
- 更新日:2024.05.27
- Webマーケティング
「自社のWebサイトのアクセス数が伸びない」
「商品がなかなか売れない」
と悩んでいる方には、リスティング広告がおすすめです。
なぜなら、数あるWebマーケティング施策のなかで、リスティング広告はとても即効性があるためです。
また、予算に応じた運用のため、中小企業向けの施策であるともいえます。
この記事では、リスティング広告による効果や費用相場・予算の決め方に加え、成功させるポイントを解説しています。
集客率アップの方法を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.即効性のあるWebマーケティング施策「リスティング広告」とは?
リスティング広告とは、ユーザーが検索エンジンを利用した際、特定のキーワードに対して関連した広告を表示させる手法のことを指します。
インターネットの活用が多い現代社会では、需要が高まっている広告手段のひとつといえます。
主に国内では、Googleの「Google広告」やYahoo! JAPANの「Yahoo!広告」で掲載可能です。
リスティング広告の特徴は、キーワードごとの入札制であることです。
広告主は、設定したキーワードに「1クリックあたりいくらまで支払うのか」を決め、入札を行います。
同じキーワードに入札した他の広告主とオークションを実施し、その結果によってクリック単価や掲載順位が決まります。
この時、入札金額だけではなく、広告の品質も順位に影響するため、より有益な情報を提供する広告であるかが重要です。
以上の特徴を理解したうえで、効果的にリスティング広告を活用しましょう。
2.リスティング広告の効果とメリット
リスティング広告には、大きく4つのメリットがあります。
それぞれのメリットからどのような効果が得られるのかを、わかりやすく解説します。
リスティング広告の効果を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
2-1.興味の高い顧客へのアプローチで効果的な集客へつながる
リスティング広告は、検索エンジンを利用した興味の高いユーザーに対してピンポイントでアプローチできるため、効果的に集客できコンバージョン率(以下CVR)が高くなる特徴があります。
サービスや商品を利用・購入する意欲が高いユーザーが対象となるため、費用対効果が高くなる傾向にあります。
2-2.すぐに広告掲載でき短期間での成果を見込める
リスティング広告は、設定が完了した後すぐに広告の掲載が可能なため、効果的に活用することで短期間での成果が見込めます。
アカウントの開設・設定が完了したのち、広告承認の審査に提出します。承認され次第、その日のうちに広告の掲載が開始される流れです。
広告掲載はいつでも停止・再開できるため、状況に応じてスピーディーに対応できます。
「広告を掲載したい!」と思ったらすぐ実施できる点は大きな魅力でしょう。
2-3.低コストではじめられる
リスティング広告は初期費用を必要とせず低コストではじめられるため、多額の予算が確保できない企業でも利用できる点も大きなメリットです。
また、予算にあわせて月の広告費上限を設定でき、予算を超える心配をせずに安心して利用できます。
しかし、媒体によっては最低出稿額が設定されている場合もあります。
利用前には、注意事項をしっかりと確認しましょう。
多額の広告費を必要としないリスティング広告は、初期投資をなるべく抑えたい企業におすすめです。
2-4.見込み顧客のデータを集められる
リスティング広告では、見込み顧客によるWeb上での行動データを取得できます。
具体的に取得できるデータは、以下のものがあります。
- クリック数の多いキーワード
- コンバージョン(以下CV)数
- 広告の表示回数
- クリック数
このデータをもとに分析することで、SEO対策などに活かせ、さらなる成果を得る改善策を練れます。
リスティング広告を上手く活用することで、戦略的な運用が可能になります。
3.リスティング広告運用のデメリット
リスティング広告は、ターゲットを絞って効果的に見込み顧客にアプローチできる大きな利点がありますが、デメリットも存在します。
デメリットを把握し、リスティング広告を上手く活用する方法を知ることが大切です。
ここではデメリットを挙げるだけでなく、効果的な対策も併せてご紹介します。
3-1.継続的に費用が発生する
リスティング広告は、クリックされる度に広告費用が発生するため、商品が売れても継続的費用が発生する点がデメリットといえるでしょう。
クリック数がCVに結びつかないと、その分利益率が下がっていまいます。
さらに広告単価は入札制であるため、リスティング広告に集客を依存すればするほど費用がかさみ、収益が小さくなる傾向にあります。
さらに、リスティング広告は月の予算上限を決められるため、予算内で出費をコントロールできます。
しかし、あまり予算を低く設定していると、広告配信量が少なくなったり、十分なデータを得られず分析・改善ができなかったりすることもあるため、適切な予算を計算し設定することが大切です。
3-2.認知拡大の効果は低い
リスティング広告は、認知拡大の効果は期待できないとされています。
その理由としては、リスティング広告は検索結果に連動しているため、特定のキーワードに引っ掛からなければ広告が表示されません。
そのため、キーワードに対して興味の低い人や、その商品やサービスを全く知らない人たちを対象に認知を拡大するのには不向きです。
アピールしたい商品やサービスが、リスティング広告に適しているのか否かを確認してから利用しましょう。
3-3.広告を避けるユーザーから敬遠される
インターネットの利用者の中には、広告を嫌うユーザーも存在します。
そのため、広告を使ったWebマーケティング施策はこのようなユーザーに対してのアプローチは難しく不向きです。
リスティング広告は、検索順位1位の記事よりも上部に表示されるため即効性の高さがありますが、明確に「広告」と表示されます。
そのため、広告を敬遠するユーザーはクリックを避ける傾向があります。
目立つ場所に表示されるからといって、必ずしも多くのユーザーのクリックが集まるわけではありません。
しかし、ユーザーのニーズに沿った広告を表示させられれば、クリックまで導ける可能性があります。
そのためには、ユーザーの興味を引く「キャッチコピー」や「広告文」であることが重要です。
「いつもは広告を見ないけれど、少し気になるから見ようかな」とユーザーの気持ちを動かせられたらクリックにつながるかもしれません。
3-4.導入・運用には知識や手間が必要
リスティング広告では広告効果を上げるために、競合サイトがどのような広告を掲載しているのかのリサーチや、定期的なモニタリング、こまめな分析・改善を十分に行うことが重要です。
それには専門知識やノウハウが必要であり、同時に多くの手間がかかります。
4.リスティング広告にかかる費用と予算の決め方
リスティング広告の費用は、キーワードや会社の規模によっても大きく異なります。
おおよその費用相場は、中小企業の場合20~30万円/月が多いとされています。
ここからは、予算の決め方をわかりやすく解説します。
リスティング広告の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
【予算の決め方】
予算を決める方法は、大きく3通りあります。
・目標CV数とCPA(1回のCVを獲得するために出せる金額)から決める
目標CV数と1回のCVにかける金額から限度となる予算を割り出す方法です。
例)CPA=1,000円/回
目標CV=100回/月
1,000×100=10万円
上記場合は、月に10万円を予算として考えることになります。
・平均クリック単価から決める
1ヶ月で確保したいクリック数を設定し、平均クリック単位からおおよその予算を決める方法です。
例)平均クリック単価=100円
目標クリック数=1,000回
100×1,000=10万円
クリック数を増やす場合は、予算を増やす必要があります。
・月での売上目標から決める
まず必要クリック数を算出し、その数とクリック単価を掛け合わせて予算を算出する方法です。
例)月に200万円売上を出したい場合(商品単価10万円)、月に20個商品を売る必要があります。
CVRを0.01とすると、必要クリック数は20÷0.01=2,000回/月。
クリック単価が100円/回であれば、100×2,000=20万円/月の予算が必要です。
このように、自社にあう方法で予算を算出し、広告費の上限を設定するとよいでしょう。
5.Webマーケティングでのリスティング広告を成功させるポイント
リスティング広告について理解したうえで、次は実際に成功させるポイントをいくつかご紹介します。
ポイントを押さえて上手く活用することで、大きな成果を得られるでしょう。
5-1.自社の強みや他にはないキーワードを見つける
リスティング広告では、他にはない自社の強みをアピールし、ユーザーが興味を引くキーワード選定が重要です。
適切なキーワードを設定していないと、クリック数が伸びてもCVにつながりにくく大きな成果が得られないこともあります。
ユーザーのニーズにあったキーワードを選定しつつ、こまめに見直すことがポイントです。
5-2.配信目的を明確にする
目標を設定する際には、まず自社での指標を決めましょう。
目標や目的にあわせて戦略を考えることで、リスティング広告を効果的に活用できるでしょう。
5-3.目を引く広告文やキャッチコピーを用いる
リスティング広告では、広告文の内容によってクリックしてもらえるか否かを大きく左右するといっても過言ではありません。
そのため魅力的な広告文や、目を引くキャッチコピーも用いると効果的です。
キーワードとの関連性が高いか、ユーザーのニーズをくみ取った文章になっているかなどが重要な要素となります。
- ユーザーを共感させられるか
- 魅力を感じる文章か
- 具体的な数字や限定表記が使えないか
また、ユーザーの目を引きやすい「【】」などの記号を使用するのも効果的です。
広告の表示内容はクリック数に大きく影響するため、上記ポイントを意識した広告文を作成しましょう。
5-4.配信後は分析・改善を行い効果的な運用を維持する
リスティング広告は設定して配信されたら終わりではなく、結果データを分析し常に改善していくことが大切です。
分析データをもとに、キーワードや広告文を見直し、その都度分析結果にあわせた改善策を考え効果的な運用を維持していくことがポイントです。
5-5.リスティング広告とコンテンツマーケティングを併用する
リスティング広告をさらに効果的に活用するためは、リスティング広告で集めたデータを上手く活用しながら、SEO対策を進め、自然検索の順位が上位化されるように工夫することです。
中でも、コンテンツマーケティングはリスティング広告のデータを活かしやすいとされています。
社内で効果的なコンテンツ作成が難しい場合には、コンテンツ作成会社に依頼するとよいでしょう。
より詳しいサービス内容につきましては、以下の公式サイトをご参照ください。
6.まとめ
リスティング広告は、興味のあるターゲットに絞って直接アピールできるWebマーケティング施策の手法のひとつです。
上手く活用することで、CVRアップに効果があります。
大きな成果を得るためにはこまめな分析・改善を行い、他の手法、特にコンテンツマーケティングとの併用がおすすめです。
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