コンテンツSEOとは?「SEO=コンテンツ」の時代突入!
2021.10.6



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目次
1.コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOをよりよく理解するために、まずはSEOの歴史とコンセプトを押さえましょう。

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1-1.SEOの歴史

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検索エンジンは1990年に誕生しました。
以前は検索エンジンを運営する会社(Yahoo! JAPANなど)が人の手でサイトをインデックスしていましたが、膨大な量のサイトすべてを人手で処理するのは難しかったため、しだいにロボットにクロールさせるスタイルに変わります。
このころ登場したのが「Google」です(1998年創業)。
Googleのロボット(クローラ)による検索システムは結果表示の質が高かったため、ユーザーから好評を得ます。
現在では、Yahoo! JAPANがGoogleの検索システムを採用していることもあり、日本における検索エンジンシェアは圧倒的にGoogle優位です。


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1990年後半は「隠しテキスト」によるSEOが横行しました。
隠しテキストとは、ユーザーには認識できないものの検索エンジンには読み取れるテキストのことです。
文字サイズや色などを工夫してキーワードを盛り込み、SEO効果を挙げようとしました。
2000年以降は「被リンク」に注意を向けたSEOが横行します。
ひたすら無意味なリンクを貼ってサイト評価を高めようとする現象が起きました。
しかしGoogle側も黙っていません。
次々とアルゴリズムに改良を加えたため、今では小手先のテクニックで上位表示させるのは難しくなりました。

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1-2.本質は「ミシュランガイドで星をもらう」ようなもの
冒頭で触れたとおり、コンテンツSEOはミシュランガイドに掲載されることを目指すようなものです。
両者の本質はどちらも「高品質なものの情報をユーザーに提供すること」にあります。
ミシュランガイドに掲載されて1つ星~3つ星をもらえるのは、以下の基準を高いレベルで満たす店だけです。
- 素材の質
- 調理技術の高さと味付けの完成度
- 独創性
- コストパフォーマンス
- つねに安定した料理全体の一貫性
同じように、Googleに記事コンテンツを上位表示してもらうには、以下の基準を高いレベルで満たさなければなりません。
- 情報の専門性
- 情報の信頼性
- 情報の権威性
- ユーザーエクスペリエンス
- モバイル フレンドリー

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1-3.コンテンツマーケティングはより広い経営戦略
コンテンツSEOと似ている言葉に「コンテンツマーケティング」があります。
しかしこの2つは別物です。
コンテンツマーケティングはもっと包含範囲の広い言葉です。
コンテンツマーケティングのパイオニア的存在であるアメリカの企業「Content Marketing Institute」は、コンテンツマーケティングを以下のように定義しています。
“(訳文)コンテンツマーケティングとは、適切かつ価値と一貫性があるコンテンツを創造し提供することにフォーカスした戦略的経営アプローチである。その目的は明確に定義されたユーザーを魅了し引き留め、最終的に利益を生むアクションを起こさせることだ。”
出典:“What Is Content Marketing?”, Content Marketing Institute

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コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違いをより理解するために、先ほどのミシュランガイドの例えでも考えてみましょう。
ミシュランガイドの星を受けたレストランは、ガイドに載った時点で多くの人の注目を集めます(ここまでがコンテンツSEO)。
しかし客単価をあげたりリピーターになってもらったりするには、キャンペーンやポイント制度・公式LINEアカウントの開設など、客を引き寄せ続ける工夫が必要です(ここまで含むのがコンテンツマーケティング)。

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関連記事:「コンテンツマーケティングで成功する記事作成の7ステップとは?」
2.事例から学ぶコンテンツSEOの実力!
コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの一部とはいえ、Googleを使うユーザーは非常に大勢います。
そのためGoogleからのユーザー流入は大きな顧客獲得手段です。
商品やサービスをもっと普及させたい場合は、コンテンツSEOに特に力を入れるようおすすめします。

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2-1.サンエイ化学株式会社

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- 記事数:120記事
- 文字数:3,000文字/記事
- 総文字数:360,000文字
かなり多くの記事が公開されましたが、2019年4月から2020年4月までの1年間で以下の結果が出ました。
アクセス数:6,000件/月→42,000件/月 7倍アップ
問い合わせ件数:60件/月→400件/月 6.6倍アップ
検索順位:
「精製水とは」17位→1位
「精製水 値段」14位→1位
「精製水 最安値」12位→1位
こちらの案件は専門性の高い分野で、高レベルのライティングスキルが求められました。
しかし入念なコンテンツSEOの結果、アクセス数はもとより問い合わせ件数も飛躍的にアップしました。
多くのキーワードで検索数がコンテンツSEO導入前の3~5倍になり、大成功をおさめています。

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2-2.OFFICE110

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- 記事数:246記事
- 文字数:2,000文字/記事
- 総文字数:492,000文字
こちらの案件では200を超える大量の記事を公開しました。
その結果、複数のキーワードで検索順位1位を獲得しています。
さらに月間最高売上まで達成できました。
2-3.Mobile Station

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- 記事数:307記事
- 文字数:3,000文字/記事
- 総文字数:921,000文字
この案件では300記事以上の大量の記事を納品しました。
その結果、複数のキーワードで検索順位1位を獲得しています。

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3.コンテンツSEO施策時に重要な3ポイント


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- コンテンツの質
- コンテンツの量
- 自社に関連するキーワード
これら3つのポイントを意識すると、ある程度良質なコンテンツ、またサイトを作れます。
なおSEOを意識した記事の書き方の詳細については以下の記事を参照してください。
関連記事:「記事コンテンツの書き方大全!CVアップを招く6つのポイント」
3-1.何よりもコンテンツの「質」を確保する
コンテンツSEOにおいて最も重要なのは、提供する情報の質です。
情報の質を高める要素に「E-A-T」があります。
E-A-Tは以下の3つの頭文字を取った言葉です。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
Expertise(専門性)とは「特定の話題に精通していて専門性の高い情報を提供していること」です。
(例)ある記事が副業について、関連法律や市場動向・具体例など奥の深い情報を記載している
Authoritativeness(権威性)とは「専門的なソースからのリンクや推薦など、よい評価を得ていること」を意味します。
(例)サイト運営者に受賞歴がある、メディアに取り上げられている、多くの良質なサイトからの被リンクがある
Trustworthiness(信頼性)とは「コンテンツの情報が信頼に値するとみなされていること」です。
(例)情報のソースが明確、運営者やサイトのプライバシーポリシー・規約などの記載がしっかりしている

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参照:7.2.1 Lowest E-A-T, “General Guidelines”, Google
E-A-Tを特に意識すべきコンテンツがあります。
それは「YMYL(Your Money or Your Life)」と呼ばれるカテゴリーに属するコンテンツです。
前述のガイドラインによると「YMYLは潜在的に人の幸福度や健康・経済的安定性・安全面に与える要素」と解説されています。
つまり人の生活に大きな影響を与える性質のコンテンツが、YMYLのカテゴリーに属しています。

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- 金融関係(クレジットカードや投資・保険など)
- 医療関係(薬や病気・栄養など)
- 法律や政府(裁判・公的機関・社会福祉など)


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コンテンツSEOで成功するには、コンテンツが多くのユーザーにとって「読んで勉強になった」「ほかのサイトで得られない情報・考察を見つけられた」と感じさせるものであることが大切です。
3-1-1.コンテンツの長さに決まりはない
コンテンツの質を高めるうえで、文字数を気にする方は少なくないでしょう。
結論から言うと「文字数に鉄則はありません」。
Googleのジョン・ミューラー氏は文字数について以下のように発言しています。
I agree with you & Mihai :). Word count is not indicative of quality. Some pages have a lot of words that say nothing. Some pages have very few words that are very important & relevant to queries. You know your content best (hopefully) and can decide whether it needs the details.
— 轟 John 轟 (@JohnMu) July 24, 2018
このコメントによれば文字数は品質を示すものではありません。
長くても内容の薄いコンテンツがある一方で、わずかな文字数でも検索クエリに関連する重要な情報を提供しているコンテンツがあります。

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大事なのは文字数ではなく「ユーザーが知りたい情報を網羅しているかどうか」です。
3-2.コンテンツの量は多い方が◎
コンテンツSEOでは情報のクオリティーが最重要ですが、サイトにあるコンテンツの量も意識すべきです。
ある程度コンテンツの量が多いと集客力が上がります。
各記事にはキーワードが設定されますが、コンテンツが多いほど検索クエリに対応できるキーワードが増えるからです。
ユーザー流入の入り口が増えれば自然と全体的なアクセス数がアップします。
また特定の記事にアクセスしたユーザーが直帰せずに、ほかの関連コンテンツを見てくれる可能性も高まります。
回遊率が高まれば、Googleからの評価が高まる可能性も出てくるでしょう。

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3-3.キーワードは自社関連のものを厳選
各記事に設定するキーワードを自社関連のものにすることも欠かせません。
理由はシンプルです。
自社のサービスや商品に関連したキーワードなら、訴求ポイントが明確だからです。

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別の点として、キーワードは選定するだけでなく、タイトルやディスクリプション・見出し・本文に適宜記載することも重要です。
キーワードが目立つ場所に随時入っていると、ユーザーは自身が入力した検索クエリとの関連性を感じます。
一方、キーワードが一向に出てこないと「自分が欲しい情報はここになさそうだ」と考えて離脱するかもしれません。
不自然なほどの多用はよくありませんが、キーワードの適度な使用はユーザー満足度を高め、ひいてはSEO効果を高めます。
記事とキーワードの関連について詳しくは、以下の記事を参照してください。
参照:「【SEOの基礎】キーワード選びは記事作成の第一歩!踏むべき5ステップ紹介」
4.良質な記事の外注ならSEO特化型の「記事作成代行Pro」
現在のSEOは小手先のテクニックではなく、提供する情報の質に重きを置いたコンテンツSEOの時代に入りました。
E-A-Tを意識した記事作りは奥が深く、上位表示を達成するには多くのスキルとノウハウが求められます。
コンテンツマーケティングに使うコンテンツが必要な場合、自社で用意する方法と外注する方法とがあります。
人材不足が生じている場合や既存のコンテンツの結果が芳しくない場合は、SEO特化型の記事作成を代行する会社に外注するのがおすすめです。
SEO特化型の代行会社は、Googleとユーザー両方に訴求する記事作成を得意としています。
作成から公開までがスピーディーで、結果にコミットしたコンテンツの量産が可能です。

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「読みたい」「この情報がほしかった」「読んでよかった」と感じてもらうコンテンツを作るには、ユーザーの検索意図をしっかり読み取る必要があります。
ユーザーを満足させるコンテンツは、検索システムのコンセプトとしてユーザーファーストを掲げるGoogleにとって高評価の対象です。

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5.まとめ
コンテンツSEOの本質は「提供する情報の質を高めてGoogleに高い評価をしてもらうこと」です。
レストランがミシュランガイドに掲載されることを目指して料理の質を高めるように、コンテンツSEOもユーザー本位の情報を提供し続けることがカギです。

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