コンテンツSEOの【メリット・デメリット】ブログ成功のための秘訣を探る
- 公開日:2023.06.16
- 更新日:2024.05.27
- コンテンツSEO
多くのメリットが得られることから、コンテンツSEOは企業にとって必要不可欠の施策といえます。
その一方で、専門的な知識やスキルを発揮してコンテンツを作成しないと効果が得られないことも多いため、メリットが得られるか否かを疑っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、改めてコンテンツSEOのメリット・デメリットを解説したうえで、効果を十分に実感できる基本的なやり方の5ステップを解説します。
Webでの集客がうまくいかずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- 【記事監修者】
株式会社BRIDGEA 代表 田端 健一 -
・通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
・独立して「記事作成代行Pro」を運営
・「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
・多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数
1.コンテンツSEOとは
コンテンツSEOは、ウェブサイトやオンラインコンテンツを検索エンジンで上位に表示させるための戦略です。
※検索エンジンとは「Google」や「Yahoo!」「Bing」など
対策の内容としては以下のようなものがあります。
キーワードリサーチ | ユーザーが検索エンジンで入力するであろうキーワードやフレーズを特定し、それらをコンテンツ内に適切に配置します。 |
---|---|
コンテンツの最適化 | キーワードを適切に使用し、タイトル、見出し、本文、メタデータなどの要素を最適化して、コンテンツの品質と検索エンジンへの適合性を高めます。 |
ユーザーエクスペリエンスの向上 | ウェブサイトの速度、モバイルフレンドリー性、使いやすさなど、ユーザーエクスペリエンスに関連する要素を最適化します。 |
高品質のコンテンツ作成 | 検索エンジンは高品質のコンテンツを重視し、ユーザーに価値を提供する情報を探しています。コンテンツを有用で魅力的なものにすることは、SEOの重要な要素です。 |
バックリンクの獲得 | 他のウェブサイトからのバックリンクを獲得することは、検索エンジンの評価において重要です。高品質で関連性の高いサイトからのバックリンクを得ることで、ウェブサイトの信頼性と権威性を向上させることができます。 |
2.コンテンツSEOの8つのメリット
コンテンツSEOには、多くのメリットがあります。
代表的なメリットを以下8つにまとめました。
- 資産として中長期的に収益につなげられる
- 時間を問わず見込み顧客にアプローチできる
- ほかの手法よりも読者に好印象を与えやすい
- 顧客を育成できる
- サイトの強化につながる
- ブランディングにつながる
- 効果を分析しやすい
- SNSやニュースリリースに利用できる
それぞれのメリットについて解説します。
2-1.資産として中長期的に収益につなげられる
コンテンツSEOのメリットは、資産として中長期的に収益につなげられることです。
蓄積されたコンテンツは、広告と異なり、いつまでも会社の宣伝手段として残ります。
広告は市場で公開されている期間のみ販売促進効果を発揮しますが、インターネット上で公開するコンテンツは、常に検索ユーザーへ開かれた状態にあります。
2-2.時間を問わず見込み顧客にアプローチできる
コンテンツSEOのメリットの一つは、時間を問わず見込み顧客にアプローチできることです。
実店舗の場合、営業時間のみしかユーザーへのアプローチができません。
またマスメディアで流す広告は、視聴者への訴求が一定期間しかできません。
それに対してインターネット上で参照できるコンテンツは、時間帯や期間を問わず、常に見込み顧客へのアプローチが可能です。
コンテンツのキーワード対策ができていれば、そのキーワードや類似キーワードで検索するユーザーに、いつでも見つけてもらえるチャンスがあります。
2-3.読者に好印象を与えやすい
別のメリットは、ほかの手法よりも読者に好印象を与えやすいことです。
コンテンツSEOの最重要項目の一つは、ユーザーの検索意図にマッチした情報を提供することです。
ユーザーが検索するキーワードについて熟考し、どのような情報を求めているかを見極めて執筆します。
検索意図をしっかり網羅したコンテンツは必要な情報を提供するため、ユーザーはコンテンツに対して好印象をいだくでしょう。
そうなれば、コンテンツを提供しているサイトや運営会社、あるいはサイト内で紹介される製品やサービスについても好印象をもってもらいやすいです。
2-4.顧客を育成できる
顧客を育成できることもコンテンツSEOのメリットです。
コンテンツSEOは、コンテンツをとおして、自社商品やサービスに対するユーザーの興味・関心を高められるのが特徴です。
通常、ユーザーが商材の購入に至るには時間がかかります。
高額な商材であればとくにそうで、即決することはできません。
「失敗できないから、購入前にたくさんの情報が必要」
「決裁者の判断が必要だから、情報を集めないと」
「リース完了のタイミングや資金面など、時期が来ないと契約できない……」
このようにさまざまな思惑があるからです。
数回コンテンツを見ただけでユーザーがコンバージョンを起こすことは期待できません。
しかし、有益なコンテンツをとおしてユーザーとの接点をキープすれば、徐々に興味・関心は高まります。
2-5.サイトの強化につながる
コンテンツSEOのよいところには、サイトの強化につながることも挙げられます。
良質なコンテンツを投稿し続けると、自社サイトは検索エンジンから「専門的」なサイトとして認識されます。
そうすると、コンテンツSEO用に投稿した記事以外のWebページも検索エンジン上で上位表示されやすくなり、結果的にサイトの価値が高まるのです。
逆にいえば、コンテンツを作成せずにサイトだけを立ち上げても、基本的にはウェブ上で認知されません。
2-6.ブランディングにつながる
コンテンツSEOは、ブランディングにつながります。
提供するコンテンツがユーザーにとって真に役立つものであれば、ユーザーがサイトにリピートする確率は高まります。
「このサイトは分かりやすいし、ためになる情報を公開しているから、あとでまた参照しよう」と考えてもらいやすいからです。
リピートしていくうちに、ユーザーはほかのコンテンツも閲覧するようになって、サイト内で紹介される商品やサービスへの信頼感や好奇心が高まる可能性が高いです。
2-7.効果を分析しやすい
コンテンツSEOの別のメリットは、効果を分析しやすいことです。
Googleアナリティクスなどの無料ツールや、ほかの有料ツールを使用することで、公開しているコンテンツのパフォーマンスを容易に確認できます。
たとえば、以下のような指標を観察できます。
- 検索順位
- 閲覧数
- 表示回数
- クリック数
- サイトの滞在時間 など
これらの詳細データを取得して分析すれば、読者の興味やニーズを数値化して管理でき、必要な改善策を講じやすいでしょう。
2-8. SNSやニュースリリースに利用できる
SNSやニュースリリースに利用できることもメリットです。
見込み顧客に自社や商材について認知してほしい場合、検索エンジンだけでなく複数のチャネルを活用するのが理想です。
認知拡大の代表的なチャネルの一つに、SNSが挙げられます。
SNSには数千万人ものユーザーがいるため、認知拡大にはうってつけです。
ニュースリリース(プレスリリース)を使うのもよい方法です。
報道関係者はじめ各方面にコンテンツを取り上げてもらえれば、より広範囲に情報を周知できます。
コンテンツの質がよいことが前提条件ですが、このようにコンテンツを二次使用することで、効果的にプロモーションできます。
3.コンテンツSEOの4つのデメリット
コンテンツSEOにはデメリットもあります。
たとえば、以下のような点が挙げられます。
- 効果に即時性は期待できない
- 閲覧されなければ効果が得られない
- コンテンツやサイトを定期的に「メンテナンス」する必要がある
- 効果を出すには費用がかかる
それぞれのデメリットについて見ていきましょう。
3-1.効果に即時性は期待できない
コンテンツSEOのデメリットの一つは、効果に即時性は期待できないことです。
先述のとおり、いかに良質なコンテンツとはいえ、ユーザーは数記事見ただけでコンバージョンをすぐに起こしてくれるわけではありません。
コンテンツを見て内容に満足し、サイトを再訪問したりメルマガなどのアプローチを受けたりして、やがて購入や登録などのアクションを起こしてくれる場合が少なくないでしょう。
短期的な戦略ではなく中長期的な戦略であるため、腰を据えて臨む必要があります。
3-2.閲覧されなければ効果が得られない
別のデメリットは、閲覧されなければ効果が得られないことです。
良質なコンテンツを作成すると上位表示される可能性が高まりますが、必ずしもすぐに上位表示されるとは限りません。
提供する情報のほかにも、ドメインパワーやUXなど検索エンジンが評価するポイントは多くあります。
上位表示されないと、ユーザーにコンテンツの存在が伝わらず、閲覧してもらえません。
そうなるとコンテンツの質以前の問題です。
3-3.コンテンツやサイトを定期的に「メンテナンス」する必要がある
コンテンツやサイトを定期的に「メンテナンス」する必要があることもあります。
コンテンツSEOの効果を最大限引き出すには、公開するコンテンツのパフォーマンスを計測し、必要に応じて内容をリライトするなど継続的措置が必要です。
たとえば、特定の検索キーワードからの流入を狙っているのに、実際にはそのキーワードからの流入が少なく、ほかの予期しないキーワードからの流入が目立つ場合があるでしょう。
この場合、検索意図の見極めが不十分なのかもしれず、一部内容の修正を図る必要があるかもしれません。
3-4.効果を出すには費用がかかる
コンテンツSEOのデメリットには、効果を出すのに費用がかかることも挙げられるでしょう。
自社に十分なリソースとノウハウがある場合は、SEO対策ツールくらいですむかもしれませんが、それでも数千~数万円の費用が月額ベースでかかる可能性があります。
あるいはコンテンツSEOの部署を新たに設立したり、必要な人材を新たに雇ったりする場合にも、人件費が発生するでしょう。
業務の一部ないしはほとんどを外注する場合には、コンサルティング費用やコンテンツ作成費用が数万~数十万円かかるかもしれません。
コンテンツSEOの費用については、以下の記事もご覧ください。
参照:「コンテンツSEOの費用はいくら?外注と内製それぞれの相場を解説」
4.メリットを最大化できる|コンテンツ作成の5つのステップ
コンテンツの効果を高めるには、以下の5ステップをしっかり踏む必要があります。
- ステップ①担当者を選定する
- ステップ②3C分析
- ステップ③具体的な施策の決定
- ステップ④コンテンツ作成
- ステップ⑤分析・改善
各ステップについて詳しく見ていきましょう。
4-1.ステップ①担当者を選定する
まず、担当者を選定しましょう。
SEO対策についてノウハウがある人材や、分かりやすく説得力のある文章を書ける人材をマーケティング担当者としてアサインします。
適任が見つからない場合は、新たに雇用することもできますが、プロの業者に外注するのも手です。
SEO対策を専門としている会社や、個人でSEO対策に取り組んでいるフリーランスなどに業務を依頼できるでしょう。
4-2.ステップ②3C分析
人材を確保できたら、3C分析をおこないます。
※3C分析とは、「Customer(市場や顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3要素を分析すること。
たとえば、以下のような点を洗い出してみましょう。
- 自社が力を入れている市場にどのような動向・変化があるか
- その市場にはどのような顧客がいて、どのようなニーズがあるか
- 競合他社はどのようなマーケティングやコンテンツSEOを実施しているか
- 競合他社はどのようなキーワードで集客に成功しているか
- 自社の商材の強みは何か
- 自社サイトの改善箇所はどこか
4-3.ステップ③具体的な施策の決定
3C分析をもとに、具体的な施策の決定をします。
キーワード選定や新規コンテンツの作成・既存コンテンツのリライト・SNSとの連携など、コンテンツの質や量を拡充し、認知拡大をするための施策をひととおりリストアップします。
方向性が分からない場合は、SEOコンサルティングを受けるとよいでしょう。
4-4.ステップ④コンテンツ作成
施策をリストアップしたら、コンテンツ作成に取りかかります。
コンテンツSEOではおもに、記事コンテンツの作成が中心的におこなわれます。
対策したいキーワードをベースに、ユーザーが知りたがっているであろう情報を見極め、見出し構成を作りましょう。
その後、見出しに沿って執筆作業をおこないます。
4-5.ステップ⑤分析・改善
コンテンツを作成し公開したあとは、定期的にパフォーマンスを分析し改善を図ります。
前述のとおり、コンテンツは公開して終わりではありません。
効果を最大限に高めるために、精錬できる部分がないか、Google Search ConsoleやGoogleアナリティクスなどを用いて数値分析をおこないましょう。
5.まとめ
コンテンツSEOは、じつに多くのメリットを期待できる施策です。
デメリットもいくらかありますが、長期にわたって集客力を高める施策であるため、現在多くの会社が力を入れています。
検索エンジンという巨大なプラットフォームで自社や商材への認知度を高めることができれば、コンバージョンにつながる母数が飛躍的に伸びる可能性が高いです。
プロモーションにはWeb広告も有効ですが、顧客育成やブランディング・ユーザーに与える印象などの観点からいえば、コンテンツSEOにも取り組むことが望まれます。
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