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SEOで検索順位を上げるには?外せない5つの要素を徹底解説!

SEОで検索順位を上げるには?外せない5つの要素を徹底解説!

2022.6.21

九段さん
SEOで検索順位を上げるには、具体的にどんなことが必要なんでしょうか?

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記事Pro
スタッフ
最も重要なのは「コンテンツの質」や「外部からの評価」です。ユーザーが本当に必要な情報を提供し、かつ信頼性や権威性があるサイトは上位表示されやすいです。

SEOに関連する知識は非常に多いため、すべてを調べるのには時間がかかります。

この記事では「SEOの本質」にフォーカスし、検索エンジントップのGoogleのコンセプトをベースに解説します。
検索サービスにおけるGoogleの考え方がわかると、SEOを強化できるでしょう。
また、SEOで意識すべき具体的なポイントも5つご紹介します。

【この記事がおすすめの方】

  • SEOとGoogle(検索エンジン)との関連を一度しっかり整理したい方
  • 検索順位を上げるには何をすべきか知りたい方

1.SEOで検索順位を上げるには?検索結果の仕組みを解説

SEOで検索順位を上げる方法は多岐にわたります。
具体的な方法については後述しますが、最初に覚えておきたいのは、「Googleの検索結果に対する考え方」です。

Googleで上位表示を目指すのであれば、当然Googleの検索システムに順応しなければなりません。

※検索エンジン界ではGoogleがシェアトップであるため(おおよそ10人中9人のユーザーがGoogleの検索システムを利用)、この記事ではGoogleを検索エンジンの代名詞的存在とした上で解説を行います

Googleの検索結果について理解を深めるために、以下の4つの点をご紹介しましょう。

  • Googleが検索ランキングを決めるのはなぜか?
  • Googleは検索結果の改善を常に心がけている
  • 検索ランキングはお金で「買えない」
  • Googleは不正を放置しない

関連記事:「google対策のためのSEO手順解説

1-1.Googleが検索順位を決めるのはなぜか?

1-1.Googleが検索順位を決めるのはなぜか?

九段さん
なぜGoogleは、検索結果を「ランキング」で表示するんですか?順位をつけずに、関係しそうなWebページをランダムに並べるのではダメなんでしょうか?

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記事Pro
スタッフ
ダメです。ランダムにすると検索結果の質が下がってしまうからです。検索結果には、1ページ目から順に何十ページにもわたってさまざまなWebページが表示されますよね。では、もし検索結果をランダムにしたせいで、1ページ目にクオリティーの低いWebページが表示されたらどうなるでしょうか?

九段さん
ユーザーは、ほしい情報を得られないかもしれません。

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記事Pro
スタッフ
そうですよね。一方、クオリティーが高いWebページから順にランキング方式で検索結果が表示されれば、ユーザーは役立つ情報を見つけやすいでしょう。順位があると検索結果の質が上がり、ユーザーに親切なんです。基本的にGoogleは「ユーザーファースト」を目指してサービスを提供しているため、検索順位は不可欠です。

以下のGoogleのコメントもご覧ください。

“検索に即座に一致
Google の検索自動化システムは、検索インデックスに登録されている膨大な数のウェブページやその他情報を分類し、ユーザーが探している情報に対して最も関連性が高く有益な検索結果を瞬時に探し出します。”

出典:”Google 検索の仕組み”, Google Search

明らかにGoogleは、ユーザーにとって役立つ情報を検索結果にわかりやすく表示するよう意識しています。
より有益なWebページをランキングの最初の方にもってくることで、ユーザーの満足度を高めているのです。

1-1-1.検索結果は生活や人生に影響する

1-1-1.検索結果は生活や人生に影響する

「Googleは、ユーザーが満足できる検索結果を表示するよう意識する」と説明しましたが、この点は非常に重要なため、もう少し補足します。

検索結果は多かれ少なかれ、生活や人生に影響することがあります。
今や多くのユーザーが情報源としてネットを利用しており、ネットで得た情報をもとにさまざまな決定を下すからです。

例えば、「どのクレジットカードを作るか」「どのマッチングサイトを使うか」を決める際に、ネットの比較情報を調べるユーザーがいます。
あるいは、身体に出ている症状についてネットで情報を集め、病院に行くべきかどうかを決めるかもしれません。
株式やFXを始めるかどうか判断するために、金融系のサイトを閲覧するユーザーも少なくないでしょう。

「ネットの情報が、状況によって間接的にユーザーの人生を変える」といっても過言ではありません。

Googleは、そのことを知っています。

“情報を探し、関心のあるトピックについて学び、重要な決定をするために、世界中の人々が検索を利用します。Google のサービスは人々の生活を支えるものであり、私たちのコミットメントが揺らぐことがあってはなりません。テクノロジーの進化と歩調を合わせ、Google はこれからも、情報を検索するユーザーの皆様を支援し続けます。”

出典:“検索に対する Google のアプローチ”, Google Search

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記事Pro
スタッフ
ユーザーファーストを掲げるGoogleは、ユーザーの検索ニーズを効果的にサポートできるよう、検索順位を大事にしています。

1-2.Googleは検索結果の改善を常に心がけている

1-2.Googleは検索結果の改善を常に心がけている

前述の点と関連しますが、Googleは検索結果の改善を心がけています。
「検索システムを一度限り作って終わり」ではなく、常に改良を重ねます。

以下のGoogleのコメントをご覧ください。

“ユーザーのニーズや期待の高まりに応えるため、Google 検索は長年にわたって進化を遂げてきました。ナレッジグラフのようなイノベーションから、関連性の高いコンテンツの強調表示を確実に維持するためのシステム アップデートに至るまで、Google は常に検索結果の有用性改善を目指しています。

出典:“厳格なテストで検索機能を改善”, Google Search

昔からGoogleを利用している方であれば、Googleの検索サービスに次々と便利な機能が追加されてきたことをご存じでしょう。
また、「昔よりも、検索結果が自分の検索ニーズにマッチするようになった」と感じる方も多いはずです。

たしかにGoogleは、検索順位をはじめ検索結果の精度を上げてきました。

さらに、Googleは検索システムに変更を加える場合、すべての変更案に対して「厳格な評価プロセス」を実施します。
2020年には、経験豊富なエンジニアや検索アナリスト・法律やプライバシーの専門家により、以下のテストおよび評価が行われました。

  • 17,523 件のライブ トラフィック テスト
  • 383,605 件の検索品質評価テスト
  • 62,937 件の比較テスト
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記事Pro
スタッフ
このようなGoogleの努力により、検索結果の質はどんどん改善されています。サイト運営者はGoogleの取り組みについてしっかり学び、検索順位上位に表示してもらえるようサイトを作りこまなければなりません。

なお、サイト運営者がWebページを制作してから、Googleの検索結果にそのページが表示されるまでの流れは以下のとおりです。

クロール→インデックス登録→検索結果の表示

クロール」とは、「クローラー」と呼ばれるGoogleのプログラムが、制作されたサイトを見つけて分析するプロセスです。
インデックス登録」とは、Googleのデータベース(インデックス)に、分析したサイトの情報を登録することです。
最後の「検索結果の表示」では、クエリ(ユーザーが検索する語句)に応じて検索順位が決定されます。

クロールから検索結果表示までの一連の流れについては、以下の記事もご覧ください。

関連記事:「SEOの仕組みを図解!検索システム攻略で上位表示を目指そう

1-3.検索ランキングはお金で「買えない」

1-3.検索ランキングはお金で「買えない」

サイト運営者であれば誰でも、「自分のサイトのWebページをなんとか上位表示させたい」と考えます。
中には、「手っ取り早くお金で解決できたらな…」と思う方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、検索ランキングをお金で動かすことはできません。
Googleは、その点を明確に述べています。

“Google が販売するのは広告のみ
広告は、Google 検索を誰もが無料で利用できるようするための手段です。そして、Google が販売するのは唯一、広告のみです。
検索インデックスへの登録に関してGoogle が請求を行うことはありません。また、ビジネス、個人、組織が広告を購入しているかどうかが検索アルゴリズムで考慮されることはありません。さらに、検索アルゴリズムによる掲載順位の決定において、広告主が特別な配慮を受けることもありません。お金を払って検索結果内での順位を上げることは誰にもできません。”

出典:“検索に対する Google のアプローチ”, Google Search”  ※原文ママ

「10万円支払うので検索順位を1位にしてください」
このような交渉をするのは不可能です。

もしお金で順位を買えてしまえたら、潤沢な予算がある企業や個人のサイトしか検索結果上位に出なくなります。
それでは不公正ですし、お金で生成されるランキングでは質が保証されません。

すべてのサイト運営者は、SEOを強化して良質なサイトを作り、「実力で」検索順位上位を勝ち取らなければなりません。

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記事Pro
スタッフ
「実力」と聞くと大変に思うかもしれませんが、これは見方を変えると、「Webページ制作にかける予算が限られているサイトにも上位表示のチャンスがある」ということです。Googleの検索システムが公正であるおかげで、個人でも中小企業でも「勝ち目」が見えてくるんです。

1-4.Googleは不正を放置しない

1-4.Googleは不正を放置しない
参照:「2020年にGoogleでスパムと戦った方法

Googleは、良質で公正な検索結果に悪影響を及ぼす「スパム」を認めません。
「スパム」とは迷惑メールを指す言葉ですが、広義では「Web上の迷惑行為・不正行為」も指します。
※Googleによると、2020年だけでスパム行為のあるページは毎日400億ページ見つかりました

スパムについて、Googleは以下のようにコメントしています。

“Google はシステムに投資して、不正行為や偽装行為によってサイトの検索順位が上がることのないよう努めています。こうした対策が特に重要であるのは、スパムサイトがユーザーに害を及ぼしたり誤解を与えたりするおそれがあるためです。”

出典:“スパムを検出して関連性と信頼性の高い検索結果を提供”, Google Search

不正が放置されると、検索順位に何かしらの悪影響が及ぶ恐れがあります。
実際、かつて多くのサイトは「ブラックハットSEO」と呼ばれる不正な手段を用いて検索順位を操ろうとしたことがあり、順位に変動が生じました。

そのため、Googleはユーザーに役立つ検索結果が表示されるよう、不正行為をしっかり強化して監視しています。
不正行為に関するガイドラインやスパム対策チームを設けており、不正な手段による検索順位の操作はほとんどできません。

九段さん
もし、不正なことをして検索順位を上げようとするとどうなりますか?

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記事Pro
スタッフ
Googleはサイトをクロールするときにスパムを発見すると、インデックス登録しません。また、すでにインデックス登録されているサイトにスパムがあれば、該当するコンテンツを上位表示させません。これらのプロセスはAIにより自動で行われ、99%以上のスパムは排除されるようです。

九段さん
自動的に排除されない1%未満のスパムはどうなりますか?

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記事Pro
スタッフ
対策チームが手動による対策を行い、新たに得た情報を自動システムに反映して改善を施します。

仮に不正な手段で一時的に順位を上げられても、長続きはしません。
SEOの効果が出ないことであせっても、決して不正な手段を使わないようにしましょう。

2.検索順位を上げるには!?外せない【5つのSEOポイント】

「検索順位がなかなか上がらない…」

そうお悩みのサイト運営者の方は、少なくありません。
検索順位を上げるのにSEOで試せることは多くありますが、特に重要な点として以下の5つのポイントを解説します。

  • クエリに関連する情報を網羅する
  • ユーザーにとって有益なコンテンツを作る
  • 良質な被リンクを獲得する
  • Webサイトのユーザビリティを上げる
  • スマホ用サイトに力を入れる

2-1.クエリに関連する情報を網羅する

2-1.クエリに関連する情報を網羅する

1つ目のポイントは、「クエリに関連する情報を網羅すること」です。

クエリ(ユーザーが検索する語句)は、ユーザーがどのような情報を探しているのかを端的に表します。
例えば「犬小屋 自作 初心者」がクエリの場合、ユーザーは「初心者にも自作しやすい犬小屋の情報がほしい」と思っているでしょう。

Googleは、ユーザーに役立つ検索結果にしようと努めているため、クエリから検索意図をできるだけ読み取ろうとします。
検索意図にマッチする検索結果を表示すれば、ユーザーがほしい情報を見つけやすいからです。

サイト運営者はこの点を踏まえ、「クエリと関連性が高い情報は何か」をしっかり考えてWebページを作らなければなりません。
例えば、上記の「犬小屋 自作 初心者」のケースでは、以下のような情報を網羅するとよいでしょう。

  • 作り方のわかりやすい解説
  • 自作のメリットとデメリット
  • 必要な材料とツール
  • コスト
  • 耐久性を上げる方法
九段さん
なるほど、どれもクエリと関連性が高くて有益な情報ですね。

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スタッフ
このように、検索意図をベースにしっかり関連情報を網羅できれば、検索順位アップを目指せます。Webページを作るときは、対策するキーワードやその類似語句をクエリにするユーザーが「何を求めているのか」を徹底的に推測しましょう。これはSEOの基本中の基本です。

検索意図に関してさらに詳しくは、以下の記事もご覧ください。

関連記事:「SEOで超重要!『検索意図』とは?5つの見極め方を徹底解説

2-2.ユーザーにとって有益なコンテンツを作る

2-2.ユーザーにとって有益なコンテンツを作る

2つ目のポイントは、「ユーザーにとって有益なコンテンツを作ること」です。

前述の「クエリに関連する情報を網羅すること」も、有益なコンテンツを作る要素です。
しかし、関連する情報を扱っていても、情報の質が高くなければ上位表示は達成できません。

Googleはコンテンツの質について、以下のコメントをしています。

“コンテンツの質
システムは、関連性のあるコンテンツを特定した後、最も役立ちそうなコンテンツを優先しようとします。そのために、どのコンテンツが専門性、権威性、信頼性を示しているか判定するために役立つシグナルを特定します。”

出典:“結果を自動的に生成する仕組み”, Google Search

このコメントでは、コンテンツの質に関して以下の3つの要素が挙げられています。

  • 専門性(Expertise)…クエリの関連情報について詳細で専門的な情報を得られるか
  • 権威性(Authoritativeness)…サイトやサイト運営者の社会的知名度や社会的評価が高いか
  • 信頼性(Trustworthiness)…サイトの安全性とコンテンツの信憑性が高いか

これら3つの要素は、それぞれの英単語のイニシャルを取って「EAT」と呼ばれます。

EATのレベルが高いコンテンツは、ユーザーを安心・満足させるため、検索順位を上げやすいです。
そのためSEOを強化するには、深く掘り下げた信頼できる情報を提供し、サイトや運営者自身の権威性を高めるようにしましょう。
具体的には、以下のような工夫ができます。

  • 専門性(Expertise)…専門家の情報や自身の体験談を含めたり、テーマに関する専門知識を高めたりする
  • 権威性(Authoritativeness)…被リンクやサイテーションを獲得する
  • 信頼性(Trustworthiness)…サイトをSSL化したり、権威あるサイトから情報を引用したりする

なお、EATが特に重視されるのは、金融や健康・法律など情報の重要性が高いジャンルです(「YMYL」ジャンルと呼ばれる)。
このようなジャンルのコンテンツを作る場合、素人が発信する情報は、その道のプロの情報(エコノミストや弁護士、医師など)と比べてどうしても競争力に劣ります。

上位表示のハードルは高いため、専門知識も権威性もほとんどないのであれば、下手に手を出さない方がよいでしょう。
挑戦するとしても、「自身の体験談などオリジナリティーがある情報について書く」など、切り口を変えることをおすすめします。

九段さん
YMYL以外のジャンルはどうですか?

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スタッフ
情報の重要性がさほど求められないのであれば、EATのレベルはそこまで高くなくても大丈夫です。例えば、映画紹介やDIY・趣味に関するコンテンツでは、その道のプロでなくても上位表示を狙えるでしょう。

2-3.良質な被リンクを獲得する

2-3.良質な被リンクを獲得する

3つ目のコツは、「良質な被リンクを獲得すること」です。
※「被リンク」とは、ほかのサイトから自サイトへ向けて貼られたリンク

Googleは被リンクについて、以下のコメントをしています。

“4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断する上で、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。”

出典:“Google が掲げる 10 の事実”, Google

選挙では、投票数の多さと人気度が比例します。
同じように、被リンクの多さはサイトの価値の高さに比例する場合があります。
被リンクは、SEOを強化するのに非常に重要です。

GoogleはEATに関連したコメントの中で、被リンクについて以下のようにも述べています(括弧は筆者の追記)。

“(どのコンテンツが専門性、権威性、信頼性を示しているかの)判定を支援するために使用している要因の1つに、そのコンテンツへのリンクまたは言及が他の著名なウェブサイトに含まれているか把握するということがあります。含まれていれば、多くの場合、その情報の信頼性が高いことを示す十分なしるしとなります。”

出典:“結果を自動的に生成する仕組み”, Google Search

このようにGoogleは、良質な被リンクを高く評価します。
検索順位を上げたいなら、被リンク獲得に力を入れるようおすすめします。

なお被リンクではないものの、「サイテーション」もSEOでは無視できません。
「サイテーション」とは、「リンクではないものの、企業名やサイト名・ブランド名など特定の存在にネット上で言及すること」です。
例えば、「SNS上で特定のサイト名について投稿されること」などです。

サイテーションが多くなされるとサイトやサイト運営者の知名度があがり、「指名検索(企業名やサイト名など特定の語を名指しで検索すること)」が増えて、アクセスも増加するかもしれません。
指名検索では、自サイトに関してより直接的なクエリが使われ、検索結果に上位表示される可能性が高いからです。

被リンクとサイテーションについてさらに詳細を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:「SEO外部対策とは?5つのメリットと5つの対策ポイントを伝授

2-4.Webサイトのユーザビリティを上げる

2-4.Webサイトのユーザビリティを上げる

4つ目のコツは、「Webサイトのユーザビリティを上げること」です。
※「ユーザビリティ」とは、Webページの使いやすさのこと

ユーザビリティの重要性について、Googleは以下のように注解しています。

“ウェブサイトのユーザビリティ
Google のシステムでは、コンテンツのユーザビリティも考慮されています。どのコンテンツも大きな差がない場合には、ユーザーにとってのアクセス性が高いコンテンツのほうが効果的である可能性があります。

たとえば、Google のシステムはページ エクスペリエンスの観点に着目します。コンテンツがモバイル フレンドリーであればモバイル デバイス ユーザーにとって読みやすいというようなことです。同様に、やはりモバイル ユーザーにとって重要な、コンテンツの読み込み速度を確認します。”

出典:“結果を自動的に生成する仕組み”, Google Search

この注解を踏まえると、クエリとの関連性やEATレベルが同じようなコンテンツなら、「よりユーザビリティが高い方が上位表示されやすい」といえます。

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スタッフ
料理の質や値段・店内の雰囲気が同じレストランなら、より早く料理が出てくるレストランや、メニューが見やすいレストランの方がよいですよね。それと同じようなものです。ですから、コンテンツの質はもちろん、SEOではユーザビリティも高くするよう努めましょう。

具体的には、「ページエクスペリエンス」を意識しましょう。
「ページエクスペリエンス」とは、「Webページ内の情報そのものの価値以外のユーザー体験を意味します。
簡単にいえば、「ユーザーが安心してストレスなくページを閲覧できるかを示す指標」です。

Googleによると、ページエクスペリエンスを示すシグナルには、以下のものが含まれます。

  • ページの読み込みパフォーマンス…ページの表示速度
  • インタラクティブ性…ユーザーの操作への反応速度
  • 視覚的安定性…レイアウトのズレなど視覚的な安定度
  • モバイルフレンドリー…スマホ用サイトの視認性や操作性
  • HTTPS…HTTPの暗号化技術
  • 煩わしいインタースティシャルの有無…ページの閲覧の邪魔になる広告の有無

2-4-1.重要度は「コンテンツの質>ページエクスペリエンスシグナル」

2-4-1.重要度は「コンテンツの質>ページエクスペリエンスシグナル」

SEOにおいては、前述のページエクスペリエンスシグナルよりも、コンテンツの質の方が重要です。
料理が出てくるスピードやメニューの見やすさより、料理の味の方が大切であるのと同じです。

Googleも、以下のように説明しています。

“ページ エクスペリエンスは重要ですが、それでも Google は、ページ エクスペリエンスが劣っていても、全体的に価値の高い情報を含むページを上位にランキングするようにしています。つまり、いくらページ エクスペリエンスが優れていても、コンテンツが優れたページを上回ることはありません。ただし、関連性が同程度のページが多数存在する場合の検索ランキングにおいては、このページ エクスペリエンスが一段と重要になります。”

出典:“ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について”, Google 検索セントラル

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スタッフ
九段さんは、「邪魔な広告が表示されるものの、非常に役立つWebページ」と、「広告は一切ないものの、薄っぺらな情報しかないWebページ」なら、どちらを選びますか?

九段さん
前者を選びます。広告は邪魔だと感じても、やはりほしい情報をくれる方がよいですね。

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スタッフ
そうですよね。ですからWebページを作るときは、コンテンツの質を第一に考えましょう。これには、すでにご紹介した「クエリとの関連性」や「EAT」などの要素が含まれます。コンテンツの質を確保した上で、ページエクスペリエンスにも力を入れましょう。

2-5.スマホ用サイトに力を入れる

2-5.スマホ用サイトに力を入れる
参照:「Google検索セントラル

5つ目は、「スマホ用サイトに力を入れること」です。

サイトには、「パソコン用サイト」と「スマホ用サイト」があります。
パソコンとスマホでは画面の表示領域や操作性が異なるため、スマホ用サイトを充実させるにはパソコン用サイトとは異なるアプローチをしなければなりません。
例えば、以下のようなアプローチです。

  • FlashやJAVAを使わない
  • フォントサイズをスマホに応じた大きさにする(15ピクセル前後)
  • タップする箇所同士の間隔を広げる
  • タップするボタンを押しやすい大きさにする
  • 横スクロールしなくてよいようにする

サイト運営者の中には、

「パソコン用サイトがしっかりしていれば大丈夫だろう」
「うちのサイトにはスマホからのアクセスはあまりないから大丈夫」

と考える方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、現在Googleが特に注目しているのは「スマホ用サイト」です。

Googleは、「MFI(モバイルファーストインデックス)」を採用しています。
「MFI」とは、パソコン用サイトではなくスマホ用サイトをインデックス登録する仕組みです。

MFI導入以前、Googleはパソコン用サイトをインデックス登録していたため、検索順位を決めるときの評価対象はパソコン用サイトでした。
しかしMFI導入後は、スマホ用サイトをインデックス登録することになり、評価対象はスマホ用サイトになりました(パソコン用サイトしかない場合は、パソコン用サイトが評価対象)。

スマホ用サイトが評価対象になったこと自体は、検索順位とは関係ありません。

しかし、Googleは「モバイルフレンドリー」と呼ばれる別の要素も重要視しており、こちらは検索順位に影響します。
「モバイルフレンドリー」とは、「サイトをスマホで表示したときに、見やすく使いやすいか」を示す指標です。

もしスマホ用サイトに力を入れず、上記のアプローチをまったく無視したコンテンツを作ってしまうと、検索順位上位を狙うのは難しくなります。
スマホ用サイトがインデックス登録されて評価対象になっているのに、中途半端な作りでユーザーに不便だからです。

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スタッフ
現在はスマホ検索が主流であるため、Googleはスマホ用サイトを重視しています。スマホ用サイトを作るのであれば、必ずモバイルフレンドリーにすべきです。また、パソコン版とスマホ版でコンテンツの内容や量を同一にしましょう。

3.SEOで検索順位を上げるにはシンプルなアプローチが大事

ここまで、SEOでどのように検索順位を上げるか解説してきました。

SEOにはさまざまな専門用語が登場するため、初心者の方には難しいところがあります。
「複雑でわけがわからなくなる」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この記事で解説したポイントをまとめると、SEOで検索順位を上げるコツは意外とシンプルです。
一言でいえば、「質と周りからの評価」が大事です。

提供する情報の質が高く、かつ外部からの評価が高いWebページは、きちんとGoogleから評価してもらえます。

例えで考えてみましょう。

あなたが友人に、おすすめのスイーツ店を紹介してくれるよう頼まれたとします。
そこで重要視するのは何でしょうか?

間違いなく、「味」が一番重要なポイントでしょう。
おいしくなければ、その時点でアウトです。

さらに、「行列ができたり雑誌に取り上げられたりなど、周りからの評判が高いか」も気にするでしょう。
自身の評価のみでなく周りからの評価もよいスイーツ店であれば、自信をもって紹介できます。

店員の接客や内装など、ほかにも気になる要素はあるかもしれませんが、やはり肝心なのは味と周りからの評価でしょう。

同じように、ユーザーが「○○に関する情報がほしい」とクエリを検索するとき、Googleは「良質な情報を提供し、被リンクを多く受けるなど外部評価が高いWebページ」を「紹介」したいと考え、検索順位を決定します。

そのため、順位を上げたいならWebページの質や外部評価に力を入れましょう。
ほかの要素を無視してよいわけではありませんが、これらは最重要項目です。

3-1.良質なコンテンツはプロに依頼することも可能

3-1.良質なコンテンツはプロに依頼することも可能

良質なコンテンツを確保するには、SEOのノウハウとスキルを反映した人材が必要です。
しかし、自社にSEOに長けた人材がいない場合や、人手が足りていない場合、良質なコンテンツを量産するのは簡単ではありません。
個人でブログを運営している方の場合も、テーマによっては同様でしょう。

その場合、アウトソーシングサービスを利用すると便利です。
コンテンツの制作を代行するプロに外注するなら、良質なコンテンツを手に入れられます。

自社の人材を育成したり、新たに人材を雇ったりすると、人件費や時間がかかってしまいます。
しかしプロに依頼すれば、スピーディーかつ一時的なコストでSEOを強化できるでしょう。

業務のアウトソーシングはさまざまな職種で注目されていますが、記事のライティングなどコンテンツ制作についても同様です。
「必要なときに必要な量の仕事を任せられる」アウトソーシングは、人材に限りがある場合に重宝できます。

3-2.SEO特化型のコンテンツは「記事作成代行Pro」にお任せ!

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もし現在、以下のような点にお悩みなら、ぜひ弊社の記事作成サービス「記事作成代行Pro」にご相談ください。

「公開しているWebページの検索順位が伸びない」
「良質な記事コンテンツを書くライターが足りない」

記事作成代行Pro」は、SEO特化型の記事を作成するサービスです。
弊社はSEO解析を得意としており、ローコストで優良な記事をお客さまに納品いたします。

記事作成代行Pro」には、以下の特長がございます。

・専属ライターによる執筆
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多くのライターが検索1位の実績保持者であり、SEOを強化します。

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SEO特化型記事の相場は1文字あたり7~10円ですが、弊社では4.5~9.5円でご依頼可能です。

・心理学を応用した検索意図の見極め
全体の7割の時間を割いて、ユーザーが本当に知りたいことを見極めて記事の構成案を作ります。

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これらは弊社の強みの一部です。検索順位が上がる記事をご入り用の方は、ぜひ一度「記事作成代行Pro」の公式サイトから詳細をご確認ください。

4.まとめ

検索順位を上げるために行えるSEO施策は、多岐にわたります。
この記事で解説した「Googleの考え方」をよく学んだ上で、さまざまな施策を試してみてください。

特に、以下の5つの点に力を入れてみるようおすすめします。

  • クエリに関連する情報を網羅する
  • ユーザーにとって有益なコンテンツを作る
  • 良質な被リンクを獲得する
  • Webサイトのユーザビリティを上げる
  • スマホ用サイトに力を入れる

特に、「コンテンツの質」と「外部評価」はSEO強化に欠かせません。
検索意図をしっかり見極め、EATのレベルを上げ、外部評価も獲得できるよう努めましょう。

コンテンツの質に関しては、必要に応じてアウトソーシングサービスも利用できます。

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競合サイトはたくさん存在するため、検索順位を上げるのは簡単ではありません。しかしSEOのノウハウとスキルを地道に高めれば、上位表示は達成可能です。