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独自ドメインとは?SEO対策で有利と言われているワケ

独自ドメインとは?SEO対策で有利と言われているワケ

2019.8.30

WEBサイトやブログを開設するとき、欠かせないのが「ドメイン」ですよね。
ドメインはインターネット上にホームページを公開するときの「住所」にあたる重要なものであり、ドメインがないとサイトは公開できません。

そのドメインには色々な種類はありますが、SEO対策に有利と言われているのが「独自ドメイン」です。独自ドメインとは後で詳しく説明しますが、自分のサイトだけのオリジナルのドメインを指し、SEOに有利と言われています。

しかし、「独自ドメインがSEOに有利というのは本当なの?」と疑問がある方も少なくないでしょう。

ということで今回は、サイトの開設で必要不可欠なドメインの種類とSEOとの関連性、合わせて独自ドメインがSEO対策に有利と言われている理由をお話していきます。

1.ドメインの種類とそれぞれの違いを簡単解説

ドメインの種類とそれぞれの違いを簡単解説
ドメインはインターネット上の膨大な数のネットワーク上で自分のサイトを識別するための住所になります。インターネット上に公開している全てのサイトにはドメインがあり、ドメインを取得しなければサイトは公開できません。

ドメインは一般的に以下のような構成になります。

「http://www.◯◯◯◯.com」

基本はドメインの前に「www」の文字列(ホスト名)と、区切りの意味がある「.(ドット)」が追加されて、「◯◯◯◯.com」がドメインになります。

そのドメインは大きく以下の3種類のタイプがあり、ニーズに合わせて使い分けられています。

  • 独自ドメイン
  • サブドメイン
  • 共有ドメイン

「何が違うの?」という方もいると思いますので、それぞれのドメインの特徴を簡単に見ていきましょう。

独自ドメインとは?世界で唯一のオリジナルのドメイン

独自ドメインは文字通り、ユーザーが独自に考えた世界で唯一のオリジナルのドメインを指します。後で詳しく説明しますが、主にレンタルサーバー会社もしくはドメイン専門会社から取得可能です。ただし、取得料と1年に1回更新料を支払わなければなりません。

例えば、弊社は「記事作成代行Pro」ですがURLは「https://article-pro.com/」で、ドメインはオリジナルの「article-pro(記事プロ)」を取得しています。

このように、会社名や店名、サービス名を意味するようなドメイン名を取得すれば、他のサイトと差別化できるほか、ユーザーに自分のサイトの価値を明確化できる、いわゆるブランディング効果が期待できます。

サブドメインとは?独自ドメインを分割したドメイン

サブドメインとは、独自ドメインを用途に応じて分割して利用するドメインを指します。

独自ドメインがメインサイトなら、メインサイトとは別サービスのサイトを公開したいときなどに使われます。サブドメインを取得すれば、新たに独自ドメインを取得することなくメインサイトに関連したサイトが公開できるのです。

「Yahoo!」が一番分かりやすいと思いますが、Yahoo! JAPANのドメインは「yahoo.co.jp」で、関連するページのドメインは以下のようになります。

  • Yahoo!天気:weather.yahoo.co.jp
  • Yahoo!ニュース:news.yahoo.co.jp
  • Yahoo!ショッピング:shopping.yahoo.co.jp

このように、メインサイトのドメイン名の前に天気なら「weather」というサブドメインを追加する形になります。独自ドメインを取得していれば安価でサブドメインが取得できます。

共有ドメインとは?サービス会社のドメインを複数のユーザーで共有するドメイン

共有ドメインは、レンタルサーバー会社やブログサービスが保有するドメインを複数のユーザーで共有して利用するドメインです。

サブドメインと意味合い的には同じですが、例えばサービス会社の「service.co.jp」というドメインであれば、各ユーザーは、

  • △△△.service.co.jp
  • ☐☐☐.service.co.jp

というように、サービス会社が保有するドメインの前に自分のサブドメインを追加して利用する形になります。

共有ドメインは基本的に無料で利用できますが、サービス会社の規定に沿ってサイトを運営しなければならないほか、サービス会社がサービスを終了したときはドメインが使えなくなるデメリットがあります。

以上のように、独自ドメインを分散して利用するのがサブドメインで、サイトを公開するときの初期投資を抑えたいときに共有ドメインが利用されます。

ブログなど気軽にサイトを公開するときは共有ドメインで充分ですが、本格的なサイトを公開したいときは独自ドメインの取得がおすすめです。その理由は独自ドメインはSEO対策に有利な形を作り出せることにありますが、詳しくは事項でお話します。

関連記事:「ドメイン名とSEOとの関係とは?有利・不利をパターン別に解説

2.SEOの関連性とは?独自ドメインがSEOに有利と言われているワケ

独自ドメインがSEOに有利と言われているワケ
ここまでドメインの種類を説明しましたが、SEOとの関連性が気になる方は多いのではないでしょうか。

噂ではドメインが検索順位に関係していると言われていますが、実際にはドメインは検索順位に直接関係していません。とはいっても、まったく関係していないという訳ではなく、間接的ではありますがドメインが検索順位に影響しているのです。

特に独自ドメインを取得した方がSEO的に有利だと考えられています。

独自ドメインがSEO対策に有利だと言われるワケとは?

独自ドメインがSEO対策に有利だと言われる理由は、Googleは基本的に「ユーザーファースト」を優先しているからです。

具体的には、独自ドメインは会社名や店名、サービス名に関連した世界で唯一のドメインが取得可能です。そこで、ユーザーが分かりやすいドメイン名にすることでGoogleの評価が上がる可能性があります。

しかし、独自ドメインを取得したからといって直ぐに検索順位に影響する訳ではありません。
あくまで肝心なのはサイトを構成するコンテンツであり、ユーザーファーストを意識した良質なコンテンツで構成したサイトを運用することで、独自ドメインの優位性が力を発揮できるようになります。

独自ドメインは、世界で唯一の自分のサイトだけのドメインなので、サイトの運用はすべて自分の意志で行えるようになります。

そこで、ユーザーフォーストを意識したコンテンツをサイトに掲載することでGoogleからの評価が上がり、それに付随して独自ドメインの優位性が存分に発揮され、他のサイトと差別化したSEO対策に有意な状況を作り出すことができるのです。

つまり、独自ドメインはSEO対策に有利という訳ではなく、SEO対策に有意な状況を作り出すことができる、あくまで間接的に検索順位に影響しているということになります。

関連記事:「ドメイン変更はSEOに影響する!?変更時の4つのコツをご紹介

3.独自ドメインを取得する方法

独自ドメインを取得する方法
この項では、SEO対策に有意な状況を作りだすことができる独自ドメインを取得する方法をご紹介します。

独自ドメインは1の項で説明した通り、

  • レンタルサーバー会社
  • ドメイン専門会社

以上のいずれかで取得できます。

独自ドメインの取得にあたっては基本的に「有料」になります。
ドメイン取得料と1年に1回更新料が必要になりますが、提供する会社によって全く異なるので、まずは利用する会社の料金体系はしっかり確認しましょう。

独自ドメインを取得する手順

次に独自ドメインを取得する手順を簡単に紹介します。

➀トップレベルドメインを決める

まずトップレベルドメインを決める必要がありますが、トップレベルドメインとは「.com」や「.co.jp」などURLの最後の部分を指します。

そのトップレベルドメインには、

  • 誰でも取得できる「汎用トップレベルドメイン(gTLD)」
  • 国や地域ごとに割り当てられた「国コードトップレベルドメイン(ccTLD)」

という2種類のタイプがあります。
さらに、国コードトップレベルドメインは基本「.jp」ですが、取得可能な組織が限定される「属性型JPドメイン」があります。

ここでは、「汎用トップレベルドメイン」と「属性型JPドメイン」の主な種類をご紹介します。

【汎用トップレベルドメインの主な種類】

  • com:商用サービスで使われるドメイン
  • net:ネットワークサービスで使われるドメイン
  • org:非営利団体で使われるドメイン
  • biz:ビジネスで使われるドメイン
  • info:情報サービスで使われるドメイン

【属性型JPドメインの主な種類】

  • co.jp:会社や企業で使われるドメイン(株式会社、有限会社、合資会社など)
  • ne.jp:ネットワークサービス提供会社で使われるドメイン
  • ac.jp:学校法人で使われるドメイン(大学、短期大学、教育訓練校など)
  • go.jp:主な政府機関で使われるドメイン(政府機関、独立行政法人、特殊法人など)

➁ドメイン名を決める

トップレベルドメインが決まったら、一番重要な独自のドメイン名を決めます。
前項で説明した通り、会社名や店名、サービス名を考慮して、できるだけ分かりやすいドメイン名を考えることで、将来的にSEO対策へ有利に働かせることができます。

ただし、ドメイン名に使える文字は半角英数字(a~z、0~9)と半角のハイフン「-」、文字数は「3文字以上63文字以下」が基本になります。

➂ドメイン取得に関わる契約をする

ドメイン名まで決定したら、ドメインの取得に必要な契約を行います。
契約にあたってはレンターサーバー会社とドメイン専門会社で手続きは異なりますが、基本はインターネット契約の手順に沿って進めていくだけです。

以上で独自ドメインの取得は完了です。
基本的に難しい手続きはありませんが、トップレベルドメインおよび独自ドメイン名を事前に考えておくとともに、取得に関わる費用の確認も忘れずに行いましょう。

4.まとめ

サイトやブログを公開するとき無くてはならないのがドメインです。
そのドメインには、独自ドメインとサブドメイン、共有ドメインと2種類のタイプはありますが、独自ドメインを取得することでSEO対策に有利な状況を作り出すことができます。

ただし、ユーザーファーストを意識した良質なコンテンツで構成するのが前提であり、Googleに評価されることでそれに付随して独自ドメインの優位性が力を発揮できるようになります。

また、独自ドメインを取得すれば関連するサイトをサブドメインで運用することも可能になるので、メインサイトのSEO対策の強化を図っていくこともできます。

ただし、独自ドメインは基本的に有料なので、その点はしっかり確認したうえで会社名や店名、サービス名を考慮してできるだけ分かりやすいドメイン名を考えていきましょう。