SEO対策の王道!「リライト」とは?記事上位化のやり方4ステップを解説
- 公開日:2023.08.21
- 更新日:2024.05.27
- 内部SEO対策
記事を掲載したのに検索上位にならない場合、記事のタイトルや内容を見直す「リライト」をしてみるのもおすすめです。
リライトはSEO対策の王道手段の一つ。
この記事では、リライトする記事の選び方やリライトの方法を解説しています。
リライトを行う際の注意点も紹介しているので、参考にしてください。
リライトで検索順位を上げて、ホームページへの流入を増やしましょう。
- 【記事監修者】
株式会社BRIDGEA 代表 田端 健一 -
・通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
・独立して「記事作成代行Pro」を運営
・「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
・多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数
目次
1. 「リライト」とは?SEO対策にリライトが効果的な理由
「リライト(rewrite)」とは、簡単に言えば「書き直し」のこと。
既存のWebページの内容を書き直すことでSEO効果を狙うのが、リライトの基本コンセプトです。
リライトには以下のような作業が含まれます。
- 古い情報の更新
- 役立つ情報の追記
- 既存の誤った情報の削除
サイト運営では、新規ページをアップしていくだけでは不十分です。
公開済みの記事に修正すべきところがないかを確認し、状況に応じてリライトする必要があります。
SEO対策にリライトが効果的な理由は、主に3つあります。
- 検索順位を上げられる
- 最新情報になりユーザー満足度が高まる
- アルゴリズムのアップデートに対応できる
一つずつ見ていきましょう。
1-1. ①検索順位を上げられる
GoogleはWebページの情報の質を重視しており、質の高さはユーザーが満足できるかで判断されます。
ユーザー満足度の高い記事を初回から仕上げるのは難しく、検索上位に表示される可能性は低いです。
情報を追記する、表現をわかりやすくするなどのリライトを行うことで、ユーザー満足度が高まり、徐々に検索順位を上げられる可能性があります。
1-2. ②最新情報になりユーザー満足度が高まる
情報が古いままWebページを放置すると、ユーザーからの信用がなくなります。
商品やサービスを紹介するページで表記される価格や適用税率が古いままだと、ユーザーはWebページ全体の情報の正確さを疑い、すぐに離脱するでしょう。
ユーザーの利便性を損なう状態を放っておくと、SEO上マイナスなのは間違いありません。
リライトを行い、常に情報が最新の状態のWebページであれば、ユーザーの満足度は高まるでしょう。
1-3. ③アルゴリズムのアップデートに対応できる
Googleが新しいアルゴリズム※を導入すると、順位に大幅な変動が起きることがあります。
※アルゴリズムとは、Googleがサイトを評価するのに使う計算方法のこと。
Googleのアルゴリズムは日々変化するため、現在は検索順位が上位でも継続が約束されているわけではありません。
上位記事が大幅に下がった場合は、アルゴリズムに変動があったのかを確認してみましょう。
2. SEO対策でリライトし検索順位に効果があった事例
リライトで検索順位が上昇した事例を2つご紹介します。
1つ目は、「記事 外注」というキーワードの記事をリライトした例です。
この記事は12位に表示されていましたが、2022年7月にリライトしたところ、3か月後の2022年10月には2位まで上昇しました。
現在では毎月更新することで、常時安定して1位を獲得しています。
関連記事:【プロ厳選】記事外注依頼のおすすめ13選!選ぶ際のポイントを徹底解説
2つ目は、「SEO対策 ページ数」というキーワードの記事をリライトした例です。
この記事は圏外でしたが、2023年3月末にリライトをしたところ、3か月後の6月頃には15位前後を獲得しました。
これから動きがあるかしばらく様子を見て、動きがなければさらにリライトを行い、TOP10入りを目指す予定です。
関連記事:ページ数が多いとSEOに有利!?上手な増やし方6選をご紹介
3. リライトすべき記事の選び方のコツ
ここからはリライトすべき記事の選び方のコツを解説します。
リライトする記事は、以下3つのどれかに当てはまる記事がよいでしょう。
- 検索順位が低い記事
- 検索順位が高いのにクリック数が少ない記事
- 滞在時間が短い「コンテンツの品質が低い」記事
一つずつ見ていきましょう。
3-1. 検索順位が低い記事
検索順位が低い記事の本文をリライトすることで、順位を上げられる可能性があります。
順位が低い記事がいくつもある場合は、検索順位が6~20位前後の記事を優先するとよいです。
検索順位20位以内の記事は、ユーザーの検索意図をつかめていると考えられるため、競合記事と比較しながら足りない要素やオリジナリティと加えると、さらに上位を狙いやすいでしょう。
検索順位を確認するには、「Google Search Console」を使うのがおすすめです。
ログイン後、「検索パフォーマンス」「平均掲載順位」「ページ」を順にクリックすると、各Webページの検索順位を確認できます。
3-2. 検索順位が高いのにクリック数が少ない記事
検索上位に表示されているにも関わらず、クリック数が少ない記事は、タイトルやディスクリプションがユーザーの検索意図に合っていない可能性が考えられます。
タイトルやディスクリプションを魅力的な文言に変えることで、クリック数を増やせるでしょう。
クリック数を調べるには、「サチコミエルカ」を利用すると便利です。
ツールを使うことで各Webページのクリック数※と、その順位における平均クリック率を簡単に比較できます。
※クリック率とは、検索結果にページが表示された回数のうち、ユーザーにクリックされた割合のこと。
3-3. 滞在時間が短い「コンテンツの品質が低い」記事
Webページの滞在時間を「Googleアナリティクス」でチェックしてください。
30秒で離脱しているなど、1分以内での離脱はリライト対象の記事としてよいでしょう。
ちなみに弊社の「記事作成代行Pro」では、平均ページ滞在時間が3分10秒です。
滞在時間が短くなる「コンテンツの品質が低い」記事の例は、以下の通り。
- 情報が古い記事
- 内容が薄い記事
- ユーザー満足度が低い記事
- 情報が足りていない記事
低品質の記事があるとサイト全体の品質低下に繋がるため、情報を最新にする、内容を追加するなどのリライトを行いましょう。
4. SEO対策に強いリライトのやり方を4ステップで解説
SEO対策に強いリライトを行うには、正しいやり方を知ることが大切です。
ここからは以下の4ステップで、リライトの手順を解説します。
- ステップ1:検索意図を再度精査する
- ステップ2:上位表示記事を分析する
- ステップ3:E-E-A-Tを考慮し改めて記事構成を作り執筆する
- ステップ4:タイトルとディスクリプションを変更する
各ステップの内容を見ていきましょう。
4-1. ステップ1「検索意図を再度精査する」
まずは検索意図を再度、精査しましょう。
検索意図を正確に読み取って記事を書かなければ、検索上位に上がるのは難しいです。
特に検索順位が2ページ目後半に位置する記事は、ユーザーの検索意図をつかみきれていない可能性があります。
上位の記事が「ある商品を購入したいユーザー向け」であるのに、商品の概要を記した記事を書いても検索上位に上がりにくいです。
ページに設定したキーワードで検索をかけるユーザーが、何を知りたいのか、ユーザー目線でもう一度考えてみましょう。
検索意図を探る方法として、キーワードに関連する語句を調べる方法があります。
Googleでキーワードを検索した際、ページ下部に関連性の高い検索語句のリストが表示されます。
キーワードに関連する言葉を見ることで、ユーザーが知りたい情報についてヒントを得られるでしょう。
ユーザーが離脱した箇所がわかる「ヒートマップ」の使用もおすすめです。
ヒートマップは記事内のユーザーの行動を色分けで分析できるツールで、どの箇所が読まれているか把握できます。
読まれていない箇所があるなら、「検索意図に沿っておらず関心を向けられていない」と推測できます。
離脱箇所付近をリライトすることで、ユーザー満足度の高い記事になるでしょう。
検索意図を見極める方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:SEOで超重要!「検索意図」とは?5つの見極め方を徹底解説
4-2. ステップ2「上位表示記事を分析する」
次に、上位表示されている記事を分析しましょう。
上位のページはGoogleに評価されているページ、つまり「検索意図に沿った情報を提供しているページ」と考えられます。
上位記事の内容と比較して、自分の記事に足りない部分を見つけましょう。
上位記事との比較には、「ラッコキーワード」の見出し抽出機能がおすすめです。
調べたいキーワードを入力すると、上位記事のタイトルや見出し、文字数などを抽出できます。
各ページの詳細を開くと、画像のように見出しが階層別に表示されるため、記載されている情報が一目でわかります。
※「電気自動車 おすすめ」で検索した場合
上位記事と比較して文字数が少ない場合は、必要な情報が抜けている可能性があるため確認して情報を追加しましょう。
4-3. ステップ3「E-E-A-Tを考慮し改めて記事構成を作り執筆する」
次は、構成を練り直し、本文を書き直していきます。
ポイントは以下の通りです。
- 記事の構成を変える
- 最新情報に書きかえる
- E-E-A-Tを考慮する
- 付属要素を改善する
検索意図の精査結果や上位記事の分析結果に応じて、記事の構成を変えましょう。
構成は、見出しを先に作ると効率よく作ることができます。
見出しにはh1、h2、h3といったタグがあり、順に大見出し(記事のタイトル)、中見出し、小見出しの役割があります。
h3の見出しに多くの情報を盛り込んでいる場合は、h2を細かく分けるなどタグの使い方に注意してください。
リード文やh2にキーワードを読みやすく入れることも大切です。
Googleは見出しで内容の概要を把握するため、文字の強調のために見出しではないところに見出しタグを使ってはいけません。
次に、内容の古い部分を削除し、最新情報に書き換えていきます。
書き換えの際は、E-E-A-Tを意識しましょう。
E-E-A-Tとは、良質なWebサイトを評価する基準をGoogleが独自に定めたもので、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼)」からなる4つの評価基準の頭文字をとった言葉です。
E-E-A-Tの詳しくはこちら:E-E-A-Tとは?SEO対策に必須の【4つの評価基準】を完全攻略!
Googleはユーザーの信頼を得られるサイト構築を重要視しており、専門性や権威性がサイトの質向上に役立つと述べています。
また経験を混ぜることでより内容の真実度が増すため、ユーザーの信頼を得られるでしょう。
さらに、下記のような点も改善するとさらに効果が上がります。
- 画像を軽くしてページの読み込み速度を上げる
- 画像のalt属性を設定する
- 内部リンクを入れる
- URLを正規化する など
なおリライトによって、上位記事と全く同じ情報にならないように気をつけましょう。
Googleには、検索結果に同じ内容の記事が並ばないようアルゴリズムが組まれています。
必要な情報を入れているにも関わらず検索順位が低いときは、他の上位記事と内容が似ている可能性があります。
上位記事と全く同じ内容にならないよう、「Yahoo!知恵袋」や「OKWAVE」などのQ&Aサイトを使用して、オリジナル要素を追加するのがおすすめです。
同じ内容がSEO対策で良くないのは、同じホームページ内でも同様です。
同じホームページ内に重複した記事があると順位が付かないことがあります。
SEOの内部対策については、下記の記事をご覧ください。
関連記事:SEO内部対策とは!?具体的なチェックポイント15を徹底解説
4-4. ステップ4「タイトルとディスクリプションを変更する」
最後に、タイトルとディスクリプションを見直しましょう。
検索意図に沿ったタイトルに変更したり、何が書かれた記事かわかるようなディスクリプションに変更したりするのがポイントです。
タイトルやディスクリプションに、キーワードを多く入れるとよいでしょう。
タイトルを変更するコツを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:記事タイトル変更はSEO効果なし!?変更時の3つのコツとは
5. リライト後は必ずチェック!SEO効果を測定しよう
リライトした後は、SEO効果を測定します。
具体的には以下の点に注意しましょう。
- 検索順位、アクセス数、クリック率が上がったか確認する
- インデックス登録のリクエストを行う
リライトによるSEO効果はすぐ出ることもあれば、半年かかることもあります。
中長期的に効果測定を続けましょう。
リライトをした後、特に何もしなくても時間がたてばGoogleのクローラー(サイトを巡回・分析するGoogleのプログラム)がやってきてページを評価してくれます。
しかし自分からGoogleにリクエストを送ると、クローラーの巡回が早まってリライトの効果がより早く反映されるでしょう。
リクエストの手順は以下の通りです。
- Google Search Consoleにアクセスする
- 画面上部の検索窓にリクエストしたいページのURLを入力する
- 「URLはGoogleに登録されています」と出たら、「インデックス登録をリクエスト」をクリックする
6. SEOリライトする際の注意点5つ
SEO対策のリライトを行う際の注意点は、以下の5つです。
- 検索順位が下がるリスクがある
- Googleからペナルティを受けるリスクがある
- 上位記事をコピーしない
- キーワードを入れすぎない
- SEO評価されてからリライトする
一つずつ見ていきましょう。
6-1. ①検索順位が下がるリスクがある
リライトの必要がない箇所を大幅に変更したり、間違ったやり方でリライトを行ったりすると検索順位が落ちる可能性があります。
例として、以下の2点が挙げられます。
- ユーザーに読まれている箇所を削り、検索意図とずれる
- 検索意図と関係ない情報を入れて、記事の質が低下する
上記で解説した「SEO対策に強いリライトのやり方4ステップ」を確認して、リライトを行いましょう。
6-2. ②Googleからペナルティーを受けるリスクがある
SEO対策としてリライトを行うのは問題ありませんが、やり方次第ではGoogleに目をつけられる可能性があります。
例えば、短時間に何度もリライトするといった行為や、関係のないページへの不正な内部・外部リンクの設定は、ペナルティーを受けるかもしれません。
SEOのペナルティーについては、下記の記事をご覧ください。
6-3. ③上位記事をコピーしない
他の記事をコピーしてはいけません。
上位記事と同じ内容の記事を作成しても、コピーコンテンツと認定され検索上位には上がりにくくなります。
上位記事を参考に必要な情報を追加するのも大切ですが、オリジナル情報を入れて記事を作成しましょう。
6-4. ④キーワードを入れすぎない
SEO対策として、キーワードを多く入れるのは有効です。
しかしキーワードを詰め込んで、文章が読みにくくなるのはよくありません。
ユーザーの満足度が上がるように、自然にキーワードを入れて読みやすい文章を作成しましょう。
6-5. ⑤SEO評価されてからリライトする
SEO評価が安定するまで2~3か月かかるのが一般的なため、記事を公開してから3か月後くらいにリライトを行うのがおすすめです。
短期間に何回もリライトを行うと、ペナルティーを受ける可能性があります。
検索順位が低いからと記事公開からすぐにリライトする必要はないため、SEO評価されてからリライトを行いましょう。
7. SEOリライトのご要望は「記事作成代行Pro」へ!
リライト作業が可能なプランは、「ゴールドプラン」と「プラチナプラン」です。
弊社はSEO特化型の記事作成を得意としており、新規記事はもちろん、リライトにも精通しております。
通常、SEOノウハウを反映した記事の作成には、「7~10円/文字」の料金がかかります。
この点、弊社のゴールドプランとプラチナプランは相場よりも料金体系がリーズナブルです。
自社サイトのSEOを強化したい方は、ぜひ一度弊社の公式サイトをご覧ください。
8. まとめ
記事のリライトは、既存のWebページに適切な加筆修正を行う作業です。
リライトに成功すると、Webページのユーザー満足度が高まり、検索順位やアクセス数のアップが期待できるため積極的に行うとよいでしょう。
しかしリライトを正しく行うには、SEOのノウハウが求められます。
必要に応じてプロの助けを得ながら、既存のWebページの質を高めてください。
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