Google サーチコンソール

  • 公開日:2025.04.10
  • 更新日:2025.04.10
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Google サーチコンソール(Google Search Console、略してGSC)とは、Googleがウェブサイト管理者やSEO担当者、開発者向けに無料で提供しているツールです。自身のウェブサイトがGoogle検索結果においてどのように表示されているか(掲載順位など)、どのようなキーワード(検索クエリ)でアクセスされているか、そしてサイトがGoogleから技術的にどのように認識・評価されているか(インデックス状況、エラーなど)を監視し、管理・改善するための様々な機能を提供します。以前は「ウェブマスターツール」という名称で知られていました。

Google サーチコンソールは、Google検索におけるサイトのパフォーマンスを最適化し、問題を解決するために不可欠なツールであり、Google アナリティクスが「サイト訪問後のユーザー行動」を分析するのに対し、サーチコンソールは「サイト訪問前のGoogle検索における状況」や「Googleから見たサイトの健全性」を把握するのに役立ちます。両者を連携させることで、より多角的な分析が可能になります。

Google サーチコンソールの主な機能と、それによって得られる情報やできることには、以下のようなものがあります。

検索パフォーマンスレポート

インデックスカバレッジレポート

サイトマップの送信と管理

  • XMLサイトマップをGoogleに送信し、サイト構造を伝え、クロールを促進することができます。送信したサイトマップが正しく処理されているかも確認できます。

モバイルユーザビリティレポート

  • モバイル端末で閲覧した際に、テキストが小さすぎる、タップ要素同士が近すぎるなどのユーザビリティ上の問題があるページを特定します。モバイルフレンドリー対応の確認に重要です。

コアウェブバイタルレポート

  • ページの表示速度や応答性、視覚的な安定性を示すコアウェブバイタル(LCP, FID(またはINP), CLS)について、良好・要改善・不良の評価と、問題のあるURLを確認できます。

リンクレポート

手動による対策レポート

  • Googleの品質に関するガイドラインに違反したために、Googleの担当者から手動でペナルティを受けている場合に、その内容と対象範囲が通知されます。

セキュリティの問題レポート

  • サイトがハッキングされたり、マルウェアに感染したりしている場合に警告が表示されます。

Google サーチコンソールを利用するには、まずウェブサイトを登録し、所有権を確認する必要があります。所有権の確認方法にはいくつかありますが、HTMLファイルをアップロードする方法、HTMLタグをサイトに追加する方法、Google アナリティクスアカウントを使用する方法などが一般的です。このツールは、ウェブサイトの健全性を維持し、SEOパフォーマンスを向上させるために不可欠な情報を提供してくれるため、ウェブサイト運営に関わる全ての人にとって、定期的にチェックし活用すべき基本的なSEOツールと言えます。

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