更新頻度はSEOに重要!?頻度よりも大事な4施策をご紹介

2022.3.25


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サイトを立ち上げたばかりの場合は特にそうかもしれませんが、サイト運営者の中には「更新頻度が高ければ高いほどSEOを強化できる」と考えている方がいらっしゃるようです。
しかし、更新頻度はSEOに対して直接的な影響を与えません。
毎日更新すると順位が上がるわけでも、1週間に1回しか更新しないから順位が下がるわけでもありません。
更新に関しては、頻度よりも「内容」が重要です。
この記事では、更新頻度に関する基本情報を解説し、SEOを強化する更新の方法をご紹介します。
【この記事がおすすめの方】
- SEOに効果的な更新方法を知りたい方
目次
1.ブログで気になる「更新頻度」とは
「更新頻度」とは、文字通り「ブログを更新する頻度のこと」です。
どれくらいの間隔を置いて、サイトやWebページの内容を更新するかを意味します。
具体的な更新内容は、新規の記事の追加・追記・修正などです。
記事の更新日付を新しくするだけ、あるいは言葉遣いを多少変えるぐらいの変更も厳密には更新ですが、一般的には更新と呼びません。
小手先の更新ではなく、ユーザーの利便性を意図して行う情報の更新が、サイト運営者が意識すべき更新内容です。
更新頻度はサイトによって異なります。
毎日のように新規記事や修正記事を更新するブログサイトもあれば、数日から数週間かけて更新するサイトもあるでしょう。
2.更新頻度はSEOにプラスとならない


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補足として「QDFアルゴリズム」に関連しては、更新頻度の多さが検索順位に影響することがあります。
QDFアルゴリズムが働くと、新しい情報を提供するブログサイトほど、上位に上がりやすくなります。
「QDF(Query Deserves Freshness)」とは、和訳すると「新鮮さに値するクエリ」です。
※「クエリ」はユーザーが検索にかける語句のこと
ユーザーが使うクエリはさまざまですが、クエリの中には情報の鮮度が重要なものがあります。
例えば「天気や災害」や「スポーツや各種イベント」など、最新トレンドに関連するような語句です。
このようなクエリに関連しては、最新情報であるかどうかが重要です。
そのためQDFアルゴリズムが働き、ユーザーにとってベストな検索結果が表示されます。
とはいえ、QDFアルゴリズムによる検索順位上昇は、期待できても一時的なものに過ぎません。
質が低いコンテンツを提供しても、いずれSEO効果は下がってしまうでしょう。
そのため基本的には、更新頻度に対してSEO効果を期待するのは現実的ではありません。
2-1.低すぎるのもよくない
「更新頻度はSEOにプラスとならない」と説明しましたが、かといって更新頻度をまったく考えなくてよいわけではありません。
更新頻度があまりに低いのも考えものです。
例えば、「サイトを立ち上げてから何か月間も放置したまま」とか「気が向いたときだけブログを更新する」といった状態は好ましくありません。
情報というのは、新しくなっていくものです。
テーマによって情報刷新のスピードはさまざまですが、頻繁に情報が変わるテーマのブログであれば、更新せずに長い期間が経つのはよくないでしょう。
あるいは情報が間違っていなくても、ユーザーは更新日付が古いことで「このWebページの情報は古くて間違っているかもしれない」と考えかねません。
一方、定期的に更新されているサイトであれば、「このサイトは最新情報についていっている」という印象を持ってもらえるはずです。

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2-2.最適な更新頻度は存在しない
冒頭で触れたように、「ブログの更新は毎日更新するのがよい」という意見があります。
しかし結論をいうと、更新頻度に絶対的な規準はありません。
毎日無理なく更新できるならそれでもよいですが、無理をしてまで更新に力を入れる必要は皆無です。
更新頻度に関して、Googleの公式ヘルプページに興味深いやり取りがありました。
最初のコメントは質問者のもので、2番目のコメントはGoogleのジョン・ミューラー氏のものです。
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“(訳文)私は自身のサイトの記事の長さを200~300ワードくらいの長さにキープしたいと思っています。しかし記事の長さは300ワード以上であるべきだと聞いたことがあります。”
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“(訳文)記事の最小の長さというものはありません。また1日に投稿すべき最低限の記事数も存在しないし、サイトの最低ページ数もありません。大抵の場合、大事なのは量ではなく質です。私たちのアルゴリズムは、高品質でユニークかつユーザーにとって魅力的なコンテンツを提供するサイトを見つけて推奨しようとします。低品質なコンテンツでサイトを埋め尽くさないようにしましょう。むしろあなたのサイトが、その道においてベストな情報を提供するように努めるべきです。”
このコメントを見ると、投稿数やサイトの記事数・文字数などに関して、Googleは制限を設けていないのがわかります。
むしろ、コンテンツの質に注目しています。

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毎日ブログを更新することが、デメリットになることすらあります。
例えば以下のようなデメリットです。
- モチベーションが失われる
- 品質劣化
「記事を書くのが楽しくて仕方がない」という場合は別として、毎日義務的に更新作業に追われるなら、いずれブログを運営することがおっくうになり、モチベーションが下がってしまうかもしれません。
挫折して途中でブログをやめてしまうくらいなら、数日に1回、気持ちが乗った状態で執筆する方がベターです。
また、毎日更新すると、テーマによっては調査不足になって、記事の品質が下がる恐れもあります。
専門情報が必要なテーマであれば、毎日更新がきつくなるのは目に見えています。

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3.SEO強化には更新頻度よりも「更新内容」
すでに繰り返し説明しているとおり、ブログ運営に最も大切なのは更新頻度ではなく更新「内容」です。
何よりも情報の質を重視すべきであり、それが可能な範囲で更新頻度を図るべきです。
その上で、ブログの更新をするときに意識したい点を4つご紹介します。
- 高品質のブログ記事を定期的に追加する
- 古いブログ記事をリライトする
- 低品質のページをリライトor削除する
- 重複しているページをフュージョンするのも◎
それぞれの点を詳しく見ていきましょう。
3-1.高品質のブログ記事を定期的に追加する
1つ目の点は「高品質のブログ記事を定期的に追加すること」です。
更新作業には、新規記事の追加が含まれます。
ジョン・ミューラー氏のコメントにもあるように、サイトに最低限の記事数というものはありません。
1記事でも10記事でも100記事でも問題ないわけです。
とはいえ、サイトを充実させるにはある程度の記事数は必要でしょう。
テーマによっては、かなりの量の情報が必要な場合があります。
例えば法律や経済・健康などのテーマでは、数えきれないくらいの記事数がないと、とてもテーマ全般はカバーできないはずです。
そのほかのテーマに関しても、情報を深掘りすれば、かなりの記事数になるでしょう。
テーマに関する情報全体をまんべんなくカバーしたいなら、それなりに多くの記事を追加しなければならないといえます。
毎日アップする必要はありませんが、数日~1・2週間に1回くらいは追加するイメージでいるとよいでしょう。


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- 平均滞在時間やコンバージョン率を高めやすい
- さまざまなクエリに対応できるため、サイトにアクセスする窓口が増える
- サイトボリュームが増えると、Googleのクロール頻度アップにつながる
もちろん記事を闇雲に追加すればよいわけではなく、一つひとつの新規記事は良質なものでなければなりません。
そうしないと、ある記事を読んだユーザーが「ほかのサイトに比べて内容が乏しい。ほかの記事もそうだろう」と考え、リピートされない恐れがあります。
なお新規記事の追加に関しては、注意点があります。
それは1記事あたりの文字数です。
文字数に制限はないため、1記事で多くの情報を扱うことはできます。
しかしそれだと長文記事になってしまい、ユーザーが読むのに疲れたり、情報が複雑になったりするでしょう。
5つの専門的な情報を5万文字の記事1つにまとめるより、1万文字の記事を5つ用意する方がシンプルです。
3-2.古いブログ記事をリライトする
更新時に意識したい2つ目の点は「古いブログ記事をリライトすること」です。
サイト更新には、既存の記事を加筆修正することも含まれます。
すでに説明したとおり、情報は日々新しくなっていくものです。
内容がまったく、あるいはほとんど変わらない情報もありますが、めまぐるしく変わるものもあります。
例えば、サブスクサービスや各種キャンペーンなどに関するテーマであれば、料金やサービス内容などは頻繁に変わるでしょう。
法的制度や健康に関する研究結果なども、時間とともに変化することがあります。
もしブログサイトをリライトせずに放置すると、古い情報を提供することになりかねません。
意図的でないとしても、間違った情報を伝えるのは問題です。

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さらにいうと、更新が滞って久しいサイトは、ユーザーの利便性も損ないます。
元Googleスタッフのマット・カッツ氏は以下のようにコメントしています。
-
“14~5年間ビジネスでサイトを使っているとしても、ときおりテンプレートやページレイアウト、あるいは別の何かを何年も更新せずにいる場合がある。率直にいってそういうサイトは、古いサイトのように思える。ユーザーはそういうサイトを好まないかもしれない。 ”
出典:“How can an older site maintain its ranking over time?”,Google Search Central
ユーザーに満足してもらうために、古い記事は適度に更新しましょう。
3-2-1.重複コンテンツの発生に注意
古いブログ記事をリライトする際には、重複コンテンツの発生に注意しましょう。
ほかのページに書かれているのと同じような情報をリライト対象の記事に加筆した結果、同一でないにしても、内容が似通った記事を作ってしまうことがありえます。
これは新規記事を追加する場合も同様です。
注意しないと、すでに特定の情報について書いた記事があるのに、リライトする記事に書き加えてしまうかもしれません。
もちろん、似たような情報が複数の記事で軽く触れられるのは問題ありません。
しかしページ内の大部分にわたって、似た情報が同じように展開されるのは問題です。
どのWebページにどのような情報が書かれているのかをしっかり整理し、加筆修正による重複が起こらないようにしましょう。

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3-3.低品質のページをリライトor削除する
更新時に意識したい3つ目のポイントは「低品質のページをリライトor削除すること」です。
低品質のページとは、情報の質が低いページや、重複ページ・流入が一切ないページなどです。
サイト内に低品質のページがあると、いわば足を引っ張る存在になりかねません。
例えると売上が悪くて部署の平均成績を落とす営業社員や、テストでひどい点数を取ってクラスの平均得点を下げる生徒のように、低品質のページはサイト評価を下げる可能性があります。
そのようなページは、まずリライトしてクオリティーを高め、検索順位の上昇を狙いましょう。
しかし改善しようもないなら、いっそ消去してしまうのも手です。
問題のある営業社員や生徒を外すことで平均成績が上がるように、低品質ページを削除することで、サイト全体の評価アップを期待できます。
SEOの有名企業「Moz」の創設者であるランド・フィッシュキン氏は、以下のようにコメントしています。
Well, this is just wrong. There's dozens of public & 100s of private examples of removing cruft & boosting rankings. https://t.co/uBoZnkfoml
— Rand Fishkin (@randfish) October 14, 2017
和訳すると以下のとおりです。
“これは間違っているね。低品質のページを削除して検索順位が上昇したケースなら、公のもので数十、公表できないものなら数百の例がある。”

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なおリライトに関する詳しい情報は、以下の記事も参照してください。
関連記事:「SEOリライトで検索順位を底上げ!やり方を4ステップで解説」
3-4.重複しているページをフュージョンするのも◎
意識したい4つ目の点は「重複しているページをフュージョン(統合)すること」です。
更新作業には重複ページの対策も含まれます。
内容が重複しているページが存在することがわかったら、サイトをスマートにするためにフュージョン(統合)しましょう。
対象ページが得ている被リンク数をチェックし、より被リンクをもらっているページを主軸にコンテンツをまとめます。


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重複コンテンツに関する詳細情報については、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:「重複コンテンツはSEO的に地雷!評価を下げない対策とは」
4.サイト更新は意外と「重労働」
サイト更新は、すべてのサイト運営者が意識して行うべきことです。
住宅や車にメンテナンスが必要なように、サイトにもメンテナンスが必要です。
一度立ち上げたサイトをそのまま放置していても、検索上位を狙えるサイトにはなりません。
定期的に新規記事を追加し、既存の記事を適度に加筆修正し、パフォーマンスが低いページに対策を講じることが不可欠です。
しかし、サイト更新は口でいうほど簡単ではありません。
適度な更新頻度で、記事追加やリライトを行い続けるのは、骨が折れることです。
特に競合が多いテーマやキーワードを扱っている方や、SEOのノウハウやスキルが限られている方であれば、更新作業が苦になることもあるでしょう。


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サイト運営を円滑に行うためには、必要に応じて作業のアウトソーシングを行うのも手です。
ブログ記事の執筆をSEOのプロに依頼し、適度な更新頻度でサイトを運営することで、SEO強化を効率的に行えます。
4-1.新規記事もリライトも「記事作成代行Pro」へお任せ!
新規記事や既存記事のリライトのご用命は、ぜひ弊社の「記事作成代行Pro」へご相談ください。
弊社はSEO特化型の記事作成を代行しております。
リーズナブルな文字単価で、必要な記事数をご都合のよいタイミングで依頼していただけます。
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- 校閲者とディレクターが専属ライターとともにチームで記事を編集
- 必要に応じて追加できる4つのオプション(WordPress入稿、画像挿入、画像文字挿入、SEOコンサルティング)
- 各種割引サービス
- 1記事から多数の記事に対応
以下は弊社の実績の一部を抜粋したものです。
赤枠の数字は、検索順位がどれだけ伸びたかを示す数字です。
赤枠の左にある「1」が現在の検索順位です(青く塗りつぶしている部分は顧客情報に関連するので非表示)。
ご覧のとおり、多くのキーワードで検索順位1位を獲得してきました。

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キーワード選定からリライトまですべてを任せたい方も、執筆だけ依頼したい方も、それぞれのニーズに応じて依頼可能です。

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5.まとめ
更新頻度に決まりはありません。
毎日更新しても、数日に1回更新しても問題ありません。
とはいえ、長期間まったく更新しないとサイトが充実しませんし、アクセス数の拡大を期待できないでしょう。
かといって無理に毎日更新するのも、モチベーションや記事品質の維持という観点からおすすめできません。

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SEOを勉強中の方やSEOライティングの人材が足りていない会社であれば、必要に応じて記事執筆のアウトソーシングも視野に入れるとよいでしょう。