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外部リンクはSEO対策に重要?効果・対策・注意点を一挙解説

「外部リンクはSEO対策に重要?効果・対策・注意点を一挙解説」

2023.12.12

「外部リンクにはどのようなSEO効果がある?」
「外部リンクと内部リンクの違いは?」
メディアを運営する上で上記のようなお悩みはないでしょうか?

外部リンクには、「外部被リンク」「外部発リンク」の2種類があります。
どちらもSEO対策には欠かせませんが、それぞれ対策が異なるので注意が必要です。
そこで本記事では、SEOの効果が期待できる正しい外部被リンクの獲得方法と外部発リンクの設置方法を解説していきます。

【記事監修者】
株式会社BRIDGEA 代表 田端 健一
・通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
・独立して「記事作成代行Pro」を運営
・「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
・多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数

SEO特化型の記事外注なら記事作成代行Proへ

1.SEO対策に欠かせない外部リンクとは?

1.SEO対策に欠かせない外部リンクとは?

外部リンクは、あるWebサイトのページから別のドメインに属するWebサイトへのリンクです。
外部リンクは、記事に関連のある情報を参照、引用したいときに用いられます。

外部リンクは、PageRank(ページランク)という検索アルゴリズムに影響します。
PageRank(ページランク)とは、検索エンジンがwebページの重要度を測る指標のことです。
リンクの数・品質・関連性でランク付けされるため、外部リンク対策を行っていくことでSEO効果が期待できます。

また、外部リンクは、下記2種類に分類されます。

  • 外部被リンク:外部サイトから自サイトへのリンク
  • 外部発リンク:自サイトから外部サイトへのリンク

外部被リンク、外部発リンクのそれぞれの性質と、SEO対策の方法について見ていきましょう。

1-1.外部リンク=被リンクと表現する場合もある

外部リンクは基本的に外部被リンク・外部発リンクの2種類ですが、「外部リンク=被リンク」と表現されることがあります。
理由は被リンクの方が、SEO的に重要度が高いためです。

被リンクを受けているサイトは「第三者から評価されている高品質なサイト」と検索エンジンから評価され、上位表示されやすくなります。
特に、SEOによい影響を与えるのは、前述したPageRank(ページランク)が高いサイト、関連性が高いコンテンツからの被リンクです。

さらに、被リンクが多いということは、情報の網羅性や信頼性の高いサイトであるともいえます。
外部リンクについてさらに詳しく見て行きましょう。

2.外部リンクと各リンクの違い

2.外部リンクと各リンクの違い

外部リンクと内部リンク、サイテーションとの違いは以下の通りです。

外部リンク 自サイトと外部サイト間のページリンク。関連性の高い外部サイトのURLの掲載や、引用や参照に用いられる。ドメインがそれぞれ異なる。
内部リンク 自サイト内でのページリンク。同一サイト内での記事移動が目的で、ユーザーエクスペリエンスに寄与する。リンク先のドメインは同じ。
サイテーション 外部、内部へのリンクは設置されない。特定の事柄(サイト名やブランド名など)をテキストで言及しているもの。PR活動、SNSの投稿も含まれる。

それぞれ詳しくご紹介します。

2-1.外部被リンクと外部発リンクの違い

外部リンクの種類については前述しましたが、外部被リンクと、外部発リンクの違いを詳しく見ていきましょう。

外部リンクの種類 外部被リンク 外部発リンク
自分で設置可能か 不可。ただし、自社管理の他のサイトから設置は可能。 可能。自サイトに、外部サイトのURLを張ることができるため。
ユーザーの動き 他サイトからの自サイトへ、ユーザーが流入する。 自サイトから他サイトへ、ユーザーが流出する。
得られるSEO効果 品質の高いサイトから被リンクを受けることにより、ページリンクに評価され、SEO効果が得られる。 品質の高いサイトへの外部発リンクを設置することで、ユーザビリティが向上。その結果、自サイトの評価も上がる。

外部被リンクと外部発リンクの大きな違いは、「自分でリンクを張ることができるか、できないか」です。
外部被リンクは、自分ではリンクを張ることができないため、外部サイトがURLを張りたくなるよう自サイトのコンテンツに独自性や専門性を持たせていく必要があります。

また、外部発リンクのSEO効果については、ユーザビリティが向上することでサイトの評価が上がるので、長期的にはSEO効果が得られます。
外部発リンクのSEO効果については、下記記事を参考にしてください。

関連記事:発リンクはSEO強化になるのか?被リンクとの違いを解説

2-2.外部リンクと内部リンクの違い

2-2.外部リンクと内部リンクの違い

外部リンクと内部リンクの主な違いは、リンクの向かう先です。
外部リンクは、あるWebサイトから別のドメインへのリンクで、異なるサイト間の接続を提供するものです。

一方、内部リンクは同一Webサイト内の異なるページへのリンクで、サイト内のナビゲーションを容易にします。
たとえば、ホームページから自社製品ページへのリンクは内部リンクです。
外部リンクはサイトの信頼性を高めるのに役立ち、内部リンクはユーザーエクスペリエンスの向上とSEOに寄与します。

内部リンクについては、下記記事で詳しく解説しています。

関連記事:内部リンクとは?SEOを意識した5つの最適化方法を解説!

2-3.外部リンクとサイテーションとの違い

外部リンクとサイテーションの違いは、その目的と使用法です。

外部リンクは、Webページから別のドメインへの直接的なリンクです。
一方、サイテーションは、他のWebサイトや情報源への言及であり、必ずしも直接リンクを含まないことがあります。

また、サイテーションは、メンションと呼ばれることもあります。
XなどSNSでの「○○会社の○○を使ってみたら、とてもよかった」といった投稿もサイテーションの一つです。
Googleはサイテーションの効果や影響について公に言及していませんが、評価の要因になっているといわれています。

3.外部リンクのSEO効果

3.外部リンクのSEO効果

外部リンクについて理解し、活用することでSEO効果が得られます。
外部被リンク、外部発リンクのそれぞれのSEO効果は以下の通りです。

3-1.外部被リンクはサイトの人気度を測る指標

外部被リンクは、サイトの人気度を測る指標としてGoogleが公式に採用しています。
日本国内でのエンジンシェアはGoogleと、Googleの検索エンジンを使っているYahoo!がその95%以上を占めています。
そのため、Googleの評価の基準についても確認していきましょう。

Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがWebサイトに張ったリンクを基準としているためです。

参考:Googleが掲げる10の事実

以上のことより、外部被リンクが検索エンジンの評価の基準になっていることがわかります。
さらに、異なるドメインからのリンクを多く獲得することで、サイトの評価が高まり、上位表示されやすくなるともいえます。

3-2.外部発リンクはユーザビリティ向上に効果がある

3-2.外部発リンクはユーザビリティ向上に効果がある

有益で信憑性のある外部発リンクを張ることで、ユーザーだけでなく検索エンジンの信頼を得ることができます。
その結果、Webサイトが上位表示されることにつながるためSEO対策にも有効です。

例として、ニュースサイトが特定の研究論文へのリンクを掲載することで、読者が詳細な情報にアクセスできるようにするなどが挙げられます。

研究論文などのE-E-A-Tが満たされたコンテンツのリンクは、正確性や信頼性が担保されており、Googleから良質なコンテンツと評価され、順位が上がりやすくなります。
外部発リンクを掲載する際は、E-E-A-Tを意識して探すのがよいでしょう。

E-E-A-Tについては、下記記事で詳しく解説しています。

関連記事:E-E-A-Tとは?SEO対策に必須の【4つの評価基準】を完全攻略!

4.外部被リンクの獲得方法

外部被リンクの獲得方法は以下の通りです。

  • 自社が管理しているサイトからリンクを設置する
  • 外部被リンクを設置してもらえるような一次情報や網羅性の高いコンテンツを作る
  • 外部サイトと連携したコンテンツを作る

以上のような外部被リンクは、ナチュラルリンクと獲得型リンクの2種類に分けられます。
各リンクの獲得方法について解説します。

関連記事:被リンクはSEOに効果的?8つの増やし方を解説

4-1.ナチュラルリンク

4-1.ナチュラルリンク

ナチュラルリンクとは、コンテンツを読んだ読者が有益と感じ、自然と拡散目的で貼ったリンクのことです。
「自然と」という言葉が使われているように、自作自演や有償のリンク売買で得られるリンクは該当しません。

ナチュラルリンクを得るには、読んでくれたユーザーが「他の人にも教えたい」と思ってもらえるようにコンテンツ作成していく必要があります。

上記記載の例であれば「外部被リンクを設置してもらえるような一次情報や網羅性の高いコンテンツを作る」ことはナチュラルリンクに繋がりやすいです。

Google公式のブログでも、ナチュラルリンクについて言及しています。

“インターネット コミュニティで自然に人気を得られるような、関連性の高い独自のコンテンツを作成するのが最も効果的な方法です。”

引用:Google検索セントラル

ナチュラルリンクは、意図的に勧めなくてもサイト内のコンテンツが読者の満足に繋がっていると考えられるため、検索エンジンからも評価されやすく、SEO効果も高いです。

4-2.獲得型リンク

獲得型リンクは、外部サイトに依頼するなどして意図的に被リンクを受けているものです。
下記方法が獲得型リンクの方法として挙げられます。

  • 自社が管理しているサイトからリンクを設置する
  • 外部サイトと連携したコンテンツを作る

獲得型リンクは、記事やコンテンツを作成し、そのリンク設置の合意があれば、確実に獲得できます。

5.外部発リンクの設置方法

5.外部発リンクの設置方法

外部発リンクは、サイト運営者も設置することが可能です。
記事の根拠を示す引用元の提示や商品紹介、外部リンクとしてSEO効果を得たい場合によく用いられます。

適切な外部発リンクを設定することは、ユーザビリティを向上させたり、検索エンジンからの評価を上げたりすることに繋がります。
外部発リンクの設置方法について見て行きましょう。

5-1.アンカーテキストを最適化する

アンカーテキストとは、リンクのテキスト部分のことです。
このアンカーテキストの内容を工夫することで、リンクのクリック率を高める効果があります。

具体的には、アンカーテキストにリンク先のページタイトルや概要を明確に表現することが重要です。
たとえば「○○についての解説記事」のように分かりやすく書くことで、ユーザーはアンカーテキストだけでリンク先の内容をイメージできるようになります。

また、キーワードを戦略的に配置することでSEO効果も期待できます。

よい例は、パッと見ただけで、リンク先の内容がわかるものです。
SEO対策にキーワード数は重要?入れ方や出現率チェックツールも紹介

悪い例は、リンク先が明示されておらず、不信感を覚えます。
https://article-pro.com/(リンクのみ)
リンクはこちら

5-2.nofollow設定する

5-2.nofollow設定する

外部発リンクを設置する際、nofollow設定をすることが重要です。
nofollow属性は、検索エンジンに対して、あるリンクを追跡しないよう指示するものです。
この設定は、特に過剰な発リンクがある場合に役立ちます。

なぜなら、Googleや他の検索エンジンは、多数の低品質リンクを検出すると、そのWebサイトの評価を下げる可能性があるためです。

自サイトからの関連性が低いサイトにnofollowを設定すると、検索エンジンにとって重要度の低いリンクと判断され、自サイトの信頼性が下がるリスクを防ぐことが可能になります。
関連高い良質なサイトにはnofollowを設定しないことで、SEO効果が得られます。

5-3.ページの外部発リンクを妥当な数に抑える

発リンクが過剰に設置されると、ページの可読性が低下しユーザビリティが損なわれるおそれがあります。
また、Googleなどの検索エンジンにとって、発リンクが信頼できる質の高いものなのか判断しづらくなるリスクも挙げられます。

具体的には、1ページあたりの外部発リンクは5~10程度に留めるのが適切です。
テーマに即した関連性の高いサイトに限定し、キーワードに沿ったアンカーテキストを設定することで、過剰な発リンクを避けられます。

6.外部リンクの注意点

6.外部リンクの注意点

ここまで、外部リンクを増やすほど、SEO対策に効果があることをご紹介してきましたが、いくつか注意点もあります。
Googleは2012年4月に行った「ペンギンアップデート」で、自作自演やリンクの有償売買などで得た、いわゆる悪質なリンクについての評価を大きく見直しています。

Googleに悪質なサイトとみなされ、サイトの評価を下げないためにも、しっかり確認していきましょう。

6-1.悪質な外部被リンクに注意する

九段さん
では、他にサイトを作って、そこに自分のサイトのURLを載せればいいのですか?

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記事Pro
スタッフ
オウンドメディアやサテライトサイトを作ることも1つですが、注意点があります。良質な外部リンクと、悪質な外部リンクがあるので見ていきましょう。

良質な外部リンクは以下のようなものです。

  • ナチュラルリンク
  • E-E-A-Tのあるサイトからのリンク

悪質な外部リンクは以下のようなものです。

  • お金や対価を払って受けた被リンク
  • 相互リンクを目的としたサイトからの被リンク
  • 大量のキーワードやリンクを含む低品質なサイトからの被リンク
  • 自動化されたプログラムなどで作成された被リンク

これらが数本ほどであれば、それほど心配はいりませんが、数が増えてしまうと対処が難しくなってしまいます。
悪質な外部被リンクは、チェックツールでの確認が可能です。

主なチェックツールとは下記の通りです。

  • Googleサーチコンソール
  • Ahrefs(エイチレフス)
  • MOZ

チェックツールを活用し、悪質な外部被リンクが見つかった場合には、サイトの運営元に削除依頼をする、またはGoogleに評価の対象外にしてもらいましょう。

関連記事:SEOのペナルティーとは?概要・確認方法・対処法

6-2.外部発リンクではリンク切れに注意する

6-2.外部発リンクではリンク切れに注意する

外部発リンクをした場合にその先のリンクが切れていると、ユーザーにとって有益な情報でないと判断されます。
それでは自サイトの満足度の向上にも繋がりません。
そのため自サイトに設置した外部発リンクは、定期的にリンク切れがないか確認しましょう。

確認の際には、一括でチェックできるサイト「リンクチェッカー」がおすすめです。
「リンクチェッカー」では、サイトのURLをコピーアンドペーストして貼り付け、チェックボタンを押すだけで、サイト全体のリンク切れをチェックできます。

関連記事:【SEO内部対策】おすすめチェックツール20選|改善箇所チェック項目も解説

SEO特化型の記事外注なら記事作成代行Proへ

7.まとめ

この記事では、外部リンクのSEO効果と、種類や重要性について解説しました。

良質な外部被リンクを増やすために、読者が有益と感じるようなサイトやページを作りましょう。
また、E-E-A-Tのある外部発リンクを使いサイトの評価を高めていくことも大切です。

自社での記事作成やそれにかかる人件費などにお悩みの際は、ぜひ「記事作成代行Pro」ご相談ください。
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