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SEOの内部対策と外部対策の違いは?対策の重要なポイントも分かりやすく解説

SEOの内部対策と外部対策の違いは?対策の重要なポイントも分かりやすく解説

2024.1.22

「SEOの内部対策と外部対策の違いは?」
「内部対策と外部対策はどちらが重要?」

SEO対策を実施するうえで、上記のようなお悩みはないでしょうか?
Webサイト運用では「内部対策」「外部対策」はどちらも重要です。

ただし、各施策の内容を理解し、優先順位をつけないと意味のない施策になってしまうリスクがあります。
そこで本記事ではSEOの内部対策と外部対策の違いや優先順位などについて詳しく解説しています。

【記事監修者】
株式会社BRIDGEA 代表 田端 健一
・通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
・独立して「記事作成代行Pro」を運営
・「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
・多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数

SEO特化型の記事外注なら記事作成代行Proへ

1.SEOの内部対策と外部対策の違いは?

1.SEOの内部対策と外部対策の違いは?

SEOの内部対策と外部対策の違いは、以下のように表せます。

内部対策 外部対策
主な特徴 自社サイト内でおこなう 外部との関係でおこなう
内容 テクニカルSEO
コンテンツSEO
被リンク獲得
サイテーション
具体的な方法 キーワード選定
使いやすいサイトに整備
ページ表示速度の改善
良質なコンテンツの作成
内部リンクなど
SNSやブログの運営
自社情報の宣伝
ポータルサイトなどへの登録など

内部対策は自社サイト内での工夫や対策であるのに対し、外部対策は他者にリンクを貼ってもらうことが必要な対策です。
内部対策は自身での整備が可能ですが、外部対策は他者との関わりがなければ成り立ちません。

SEOにおいては、内部対策と外部対策の両方が重要です。
これから、内部対策と外部対策の具体的な内容や、重要性を解説します。

1-1.内部対策とは?

内部対策とは、サイト内で工夫することで検索エンジンの評価を高めることです。
Googleに代表される検索エンジンが自社サイトを正しく認識し、サイトの内容が検索結果により正しく反映されるようにすることが目的です。

そのためには、サイトの構造を分かりやすくし、役に立つ内容で充実させる必要があります。

九段さん
サイトを整えるとアクセスが増えるんですか?

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記事Pro
スタッフ
結果的にそうなることを目指して整備します。分かりやすくするために、内部対策をショッピングモールに例えてみましょう。内部対策は、ショッピングモールに魅力的なお店を充実させ、歩きやすくお店を探しやすいよう構造を設計するのに似ています。魅力的なお店があることで、お客さんはモールに行ってみたいと思うようになります。加えて、駐車場へのアクセスやお店までのルートを分かりやすく設計すると、入っているお店による魅力だけでなく、モール自体の利用しやすさもアピールポイントとなります。

Googleは「ユーザーの利便性を第一に考えている」と明言しており、ユーザーにとってのコンテンツの魅力と利便性が内部対策において最も重要です。
参考:Google が掲げる10の事実「1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」

内部対策の具体的な例を挙げると、「検索エンジンから高く評価されやすいクローラー(検索エンジンの巡回)の促進」「ユーザーが求める質の高いコンテンツの作成」などが挙げられます。

九段さん
なるほど、サイト内を充実させ、また見やすくすることで、ユーザーを呼び込むんですね。

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記事Pro
スタッフ
そうなんです。さらに、内部対策はサイトを見つけてもらいやすくするためにも重要なんです。

九段さん
どういうことですか?

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記事Pro
スタッフ
言い換えると、「Googleがサイトを見つけやすくするための工夫」です。次の項目で解説しますね。

関連記事:SEO内部対策とは!?具体的なチェックポイント15を徹底解説

1-1-1.テクニカルSEO

1-1-1.テクニカルSEO

テクニカルSEOは、サイトやページの技術的な改善を行うことで、検索エンジンがサイトを見つけやすいようにする対策を指します。

検索エンジンは、「クローラー」と呼ばれるロボットを使用し、インターネットを巡回してコンテンツを読み取っています。
クローラーがスムーズで効率的に巡回できれば、自社サイトのコンテンツをより正確に、より多く読み取ってくれます。

その結果、ユーザーの検索に対して自社サイトの情報がより正しく多く提供されるため、ランキングが上がる効果が期待できるでしょう。
具体的には以下のような対策を取ります。

対策 概要
Webサイトのロード速度の最適化 画像の圧縮、キャッシングの使用、不要なJavaScript/CSSの削減などを通じて、ページの読み込み速度を向上させる
URLを正規化する 統一された、クリーンなURL構造を確立し、ユーザーと検索エンジンにとって読みやすくアクセスしやすいURLを作成する
XMLサイトマップを作成・送信する Webサイトの全ページを含むXMLフォーマットのサイトマップを作成し、検索エンジンに送信してクロールの効率を高める
SSL/HTTPSの使用 Webサイトで安全な通信を保証するSSL証明書を使用し、HTTPSプロトコルでサイトを提供する
サイトの階層を最適化する 論理的で理解しやすいサイト構造を作成し、ユーザーと検索エンジンがサイト内のコンテンツを簡単に探索できるようにする
エラーページ(404ページ)の管理 存在しないページへのアクセス時に表示される404エラーページを最適化し、ユーザーがサイト内の他の有用なページへ簡単にナビゲートできるようにする

上記の通り、テクニカルSEOの内容はユーザー向けというよりもクローラー向けの対策です。
しかし、ユーザーにとって使いやすい作り・構造に整備することは、結果的に良いクローラー対策ともなります。

1-1-2.コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、記事内容やクオリティなどコンテンツそのものを改良して、検索エンジンでの上位表示を目指すことです。
上記のテクニカルSEOと異なり、コンテンツSEOはユーザー向けの対策です。

ユーザーの検索意図に応えるために、質の高いコンテンツを作成し、使用するキーワードをよく選ぶ必要があります。
具体的なコンテンツSEOの内容には以下のようなものが挙げられます。

対策 概要
高品質なコンテンツの作成 情報豊かでユーザーに価値を提供するオリジナルコンテンツを作成し、エンゲージメントと滞在時間を向上させる
キーワードリサーチ ターゲットオーディエンスが使用するキーワードを特定し、それらを自然にコンテンツに組み込むことで検索ランキングを改善する
見出しの最適化 明確で関連性の高い見出しを使用してコンテンツの構造を整理し、検索エンジンとユーザーの理解を助ける
コンテンツの定期的な更新 最新情報を反映させるためにコンテンツを定期的に更新し、検索エンジンによる評価を高めると同時に訪問者の関心を保つ

コンテンツSEOの場合も、クローラー対策と同じようにユーザーフレンドリーであることが良い対策となります。

九段さん
クローラー対策もインデックス対策も、ユーザーにとって使いやすい対策が効果的なものになるんですね。

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記事Pro
スタッフ
そうですね。実際の作業には専門的な知識が必要ですが、土台となるのは「ユーザーにとっての使いやすさ・分かりやすさ」です。Googleのシステムも、ユーザーにとって便利で分かりやすいサイトほど評価する傾向にあります。

1-2.外部対策とは?

1-2.外部対策とは?

外部対策とは、自社サイトを外部から評価してもらうための対策です。
主に「被リンク」と「サイテーション」によって対策するのが一般的です。

九段さん
被リンクとサイテーションとはなんですか?

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記事Pro
スタッフ
被リンクとは「他のサイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうこと」で、サイテーションとは「自社サイトやサービスについて言及してもらうこと」です。

内部対策はサイト内部の改善で上位表示を狙うのに対し、外部対策は他者による評価を獲得することで上位表示を狙います。

関連記事:SEO外部対策とは?5つのメリットと5つの対策ポイントを伝授

1-2-1.被リンク獲得

被リンクとは、上記の通り他のサイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうことです。

Googleは、被リンクが多ければそれだけ「多く投票されている(人気・需要がある)」と見なすため、被リンクを獲得することは重要となります。
参考:Google が掲げる 10 の事実「4.ウェブ上の民主主義は機能する。」

そのためには、SNSやメルマガを駆使したり、共感が多く得られるコンテンツが必要です。
また、被リンク数よりも被ドメイン数が重要とされています。

九段さん
被ドメイン数とはなんですか?

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記事Pro
スタッフ
一言で言えば「サイトの数」です。同じサイトで10回紹介してもらうよりも、10のサイトから1回ずつ紹介してもらった方が効果的です。

Googleでは、被ドメイン数が多い方を評価するとしています。
それだけ多くのユーザーからの支持を受けていると判断するためです。

また、被リンクでは質も重要となります。
被リンクの質とは、「どのようなサイトでリンクが貼られているか」という意味です。

被リンク数が多くても、不自然または過剰な被リンクはペナルティの対象となることがあるため、被リンク数を増やすためだけにむやみやたらにリンクは貼るのはNGです。

被リンクでは、第三者が自発的に貼る自然発生的なリンクや、リンク元との関連が強いものが質の高いリンクといえます。
加えて、リンク元の知名度が高い(=ドメイン力が強い)ことや、リンク先としてユーザーの意図に応えるコンテンツを提供することも重要です。

九段さん
被リンクは数が多いだけではダメなんですね。

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記事Pro
スタッフ
そうなんです。数と質の両方が揃って初めて、外部対策として効果的になります。

関連記事:被リンクはSEOに効果的?8つの増やし方を解説

1-2-2.サイテーション

1-2-2.サイテーション

サイテーションとは、自社のWebサイト以外に自社情報を掲載してもらうことを指します。

実は、GoogleはサイテーションがSEO対策に直接有効であるとは言及していません。

しかし、被リンクほどではないにせよ、自社の存在が広まるため、積極的に狙うべき対策です。
自社の情報が一目にとまる機会が多ければ、それだけサイトへの流入も被リンクの獲得も期待できるためです。

サイテーションを獲得するためには、「分かりやすく訴えかけるサイト名・サービス名」「広告やSNSでの認知度の向上」などの要素が必要となります。
また、ページ上にコンテンツを手軽にシェアできる各SNSのシェアボタンを搭載することなども有効です。

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記事Pro
スタッフ
被リンク獲得が広告だとすれば、サイテーションはクチコミにあたると言えますね。

2.SEOの内部対策と外部対策はどちらが重要?

SEOにおいて内部対策と外部対策はどちらが重要なのでしょうか?
以下に一般的な傾向と、各対策の重要性を解説します。

2-1.内部対策がより重要視されている

2-1.内部対策がより重要視されている

一般的に、内部対策の方が効果が出やすく、SEOにおいてより重要であると考える人が多い傾向にあります。

なぜなら、内部対策は検索エンジンに自社サイトを見つけてもらう基礎であるためです。
内部対策をしなければ、非常に良いコンテンツを作成しサイト整備を行なったとしても、検索エンジンに見つかりません。

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記事Pro
スタッフ
ショッピングモールが便利でとても充実していても、誰もそのモールを物理的に見つけられないなら意味がありません。そこで、探している人に見つけてもらいやすくする工夫も必要なんです。

九段さん
確かに、立地が良くて入りやすいこともお客さん目線では大切ですね。

Googleは、「ユーザーの貴重な時間を無駄にしないよう、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供」することをとても重要視しています。
参考:Google が掲げる 10 の事実「3. 遅いより速いほうがいい。」

そのためには、ユーザーが本当に求めているコンテンツを提供し、見やすくて分かりやすいサイトを作ることが必要です。

具体的には、「ユーザーの検索意図を分析し、それに応えるコンテンツを作る」「サイトがすぐに表示されるデータ量に調節する」「目次やサイトマップにより、どこに欲しい情報があるかを分かりやすく表示する」ことなどが重要になります。

そもそも、Googleの検索の仕組みを考えると、確かに内部対策はSEOに欠かせません。

Googleは①クローラーがインターネット上を巡回してサイトを探し、②見つけたサイトにインデックスを付けてデータベースに登録し、③検索順位を決定しています。

そのため、内部対策によってサイト内の情報を整理し分かりやすくするなら、Googleがサイトを素早く見つけられるようになります。
また、検索結果においてユーザーが求めるサイトをより正しく表示できます。

2-2.外部対策は衰退していると言われるが、依然として重要

外部対策は、衰退していると言われることが多いものの、SEO対策としては依然として重要です。

実は、衰退していると言われる理由の1つは、ランキングを上げるための悪質な方法が流行ったことにあります。
以前、業者から購入した被リンク獲得や関連のないページに大量にリンクを貼るなどの行為が横行していました。

その結果、Googleは被リンクに対する対策を施し、そのためGoogleが被リンクを重要視しなくなったと考える人が増えたようです。

しかし、先ほども触れたように、Googleの技術も進歩しており、被リンク数によってもコンテンツの価値をある程度判断しています。
そのため、外部対策で被リンクを多く獲得することは決して無視できません。

過剰な被リンクや、相互リンクのみを目的とするページの作成はペナルティの対象となり得るものの、健全な方法なら積極的に外部対策を施すべきといえるでしょう。

3.SEOの内部対策に役立つツール

ここからは、実際に内部対策に役立つツールを2つご紹介します。

関連記事:【SEO内部対策】おすすめチェックツール20選|改善箇所チェック項目も解説

3-1.Google Search Console

GoogleサーチコンソールのTOP画像
引用:Google Search Console

Google Search Consoleは、Googleが提供するインターネット検索の分析ツールです。
Google Search Consoleには以下のような特徴があります。

  • Googleの検索結果の掲載順位を監視したり、管理・改善したりする機能
  • ユーザーがどのキーワードで検索し、結果にどのように表示されたかを調べることが可能
  • Googleにページの公開や更新をアピールするURL検査
  • リンク状況(被リンク数など)を調べる機能

Google Search Consoleは、SEO対策の効果を検証し、よりSEO対策に強いサイト作りを分析するのに便利です。
利用料金は無料となっています。

3-2.アナトミー

アナトミーのTOP画像
引用:アナトミー

アナトミーは、株式会社シンメトリックが開発・運営するアクセス分析ツールです。
アナトミーには以下のような機能があります。

  • 分析結果を直感的に見られる画面。各ページのURLをタイル状で表示
  • タイルの数字や色でパフォーマンスを表現し、より素早くアクセスを分析するのに便利

アナトミーは、自社で利用するGoogleアナリティクスのアカウントと連携させて使用します。
利用料金は以下の通りです。

dashboard 無料
starter 年額30,000円〜(月額2,500円〜)
expert 年額120,000円〜(月額10,000円〜)

4.SEOの外部対策に役立つツール

4.SEOの外部対策に役立つツール

次に、SEOの外部対策に役立つツールを2つご紹介します。

4-1.Link Explorer

Link ExploreのTOP画像
引用:Link Explore

Link Explorerは、米国企業Moz が運営するSEOツールです。
Link Explorerには以下のような特徴があります。

  • 世界的に高い知名度を利用し、信頼度の高いリンク情報を提供
  • ドメインを多数保有しており、キーワードのSEO難易度や検索ボリュームを調べるのに最適
  • 豊富なデータから、競合サイトのドメインパワーやスコアをより深く調べることが可能

料金は以下の通りです。

Free 無料
STANDARD 月額99ドル(約14,000円)
MEDIUM 月額179ドル(約25,400円)
LARGE 月額299ドル(約42,400円)
PREMIUM 月額599ドル(約85,000円)

4-2.Ahrefs Site Explorer

Ahrefs Site ExploreのTOP画像
引用:Ahrefs Site Explore

Ahrefs Site Explorerは、シンガポールに本社があるAhrefs社の分析ツールです。
Ahrefs Site Explorerには以下のような特徴があります。

  • 自社サイトのアクセス分析はもちろん、競合サイトの被リンク、検索エンジンでの上位コンテンツの分析などが可能
  • 自社サイトと競合サイトの日々の変動を把握
  • SNSでの反応の把握や悪質な被リンクに対するリアルタイムのアラート

利用料金は以下の通りです。

ライト 月額99ドル(約14,000円)
スタンダード 月額199ドル(約28,200円)
アドバンスド 月額399ドル(約56,600円)
エンタープライズ 月額999ドル(約141,8000円)

5.SEOの内部対策と外部対策でお悩みの方は「記事作成代行Pro」へ相談を

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6.まとめ

SEOの内部対策と外部対策は、アプローチ方法や目的に違いがあります。

内部対策はWebサイト自体の要素に焦点を当てます。
これには、コンテンツの質、キーワードの適用、メタデータの最適化、Webサイトの構造と速度改善などが含まれます。
目的は、Webサイトをユーザーフレンドリーかつ検索エンジンに最適化することです。

一方で外部対策は、Webサイト外部の要因に注目します。
これに被リンクの質と数、サイテーションなどが含まれ、Webサイトの権威と信頼性を高めることを目指します。

どちらの対策もSEOにおいて重要です。
内部対策は直接コントロールできるため基本となりますが、外部対策もWebサイトの信頼性と可視性を高めるために不可欠です。

最適なSEO戦略では、これら両方の対策をバランスよく組み合わせることが求められます。