【課題・目的別】Webマーケティングの手法|ポイントは取捨選択!
- 公開日:2023.01.11
- 更新日:2024.05.27
- Webマーケティング
Webマーケティングにはさまざまな手法があり、それぞれ効果が異なります。
また、近年のトレンドとしてはWebマーケティングの専門性が増しており、その傾向は今後も継続するでしょう。
本記事では、課題・目的別にWebマーケティングの手法をご紹介します。
多くの手法があるなかで、成果を出すには正しいプロセスを経て施策を選択していかなくてはなりません。
これからWebマーケティングに取り組む方、成果が出ずお困りの方必見です。
目次
1.【課題・目的別】Webマーケティングの手法一覧
Webマーケティングによる効果は、大きく以下の3つに分けられます。
- 集客率アップ
- 成約率アップ
- リピーター獲得
そして、Webマーケティングで成果を出すには、自社の課題や目的によって適切な手法を選ぶことが重要です。
この章では、課題・目的別に各手法の特徴や効果について解説します。
1-1.集客率アップ
「アクセス数が伸びない」「自社の認知度が低い」などの場合は、集客率アップの効果がある手法を選択しましょう。
ここでは4つの手法をご紹介します。
・ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webページの上部などに掲載される広告です。
幅広い範囲のユーザーにアピール可能なため、認知拡大から集客効果、ブランディングにも適しています。
掲載媒体や期間、予算を自由に設定できるため、自社の予算にあわせて活用できます。
・アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、アフェリエイター(媒体主)が所有しているブログやSNSに掲載してもらう広告です。
成果報酬型が多いため、費用対効果が高くなる傾向にあります。
しかし、アフェリエイターとのやりとりや情報提供に手間がかかり、アフェリエイターによって成果に差が出ることもあります。
・コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは、さまざまなコンテンツを活用する手法です。
使用するコンテンツによって効果が異なり、複数のコンテンツを同時に活用することも可能です。
とくにSEO対策と組み合わせることで、効果的に集客率アップにつながります。
ただし、コンテンツの質が重要となるため、質の良し悪しによって成果が左右されるといっても過言ではありません。
・SNS運用
SNS運用とは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用し、自社の情報を発信する手法です。
ターゲットによって運用媒体の使い分けが可能です。
さらに、SNSで拡散されることでスピーディーに広範囲へ情報を発信でき、短期間での認知度アップも期待できます。
1-2.成約率アップ
「アクセス数は確保できているのに売上が伸びない」などの場合は、成約率アップにつながる手法を選択しましょう。
ここでは5つの手法をご紹介します。
・LPO(ランディングページ最適化)
ランディングページ(LP)とは、広告や検索エンジンから流入してきたユーザーが、最初に閲覧するページです。
訪れたユーザーに興味を持たせ、離脱させないようLPを最適化することで、成約率アップが期待できます。
ユーザーの求めている情報をまとめ、幅広いニーズに対応することで、ユーザーの満足度向上につながります。
・Webサイト改善
Webサイト改善とは、導線や構成を見やすくかつ使いやすく改善することです。
アクセス数があれば短期間での効果が見込めますが、アクセス数が少ない場合はまず集客率アップに注力しましょう。
・リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、Webサイトに訪れたユーザーに対して広告を掲載する手法です。
サイト離脱後も追跡して広告を表示させられるため、繰り返しアプローチできます。
しかし、Webサイトに訪問してもらわないと効果を発揮しないため、集客率アップできる手法と組み合わせるとよいでしょう。
・リスティング広告
リスティング広告とは、特定のキーワードを検索したユーザーに表示される広告です。
購買意欲の高い顕在層に対して広告を配信できるため、短期間での効果が期待できます。
しかし、クリック課金方式のため、成約につなげられないと費用対効果が低くなる可能性もあります。
・ウェビナー
ウェビナーとは、Web上でセミナーを開催する手法です。
会場を使用したオフラインセミナーに比べてコストを抑えられ、場所の制限がないため、一度に多くの参加者へアピールできます。
文章や画像よりも商品やサービスの特徴や魅力を伝えやすく、成約につなげるための細やかなアプローチが可能です。
1-3.リピーター獲得
Webマーケティングで成果を出すには、既存顧客のリピートを促すことも効果的です。
ここでは、リピーター獲得のための手法を3つご紹介します。
・メールマガジン
メールマガジンは、顧客が求める情報を定期的に提供する手法です。
顧客との接点を持ち続けることで、自社を定期的に思い出してもらいリピートを狙います。
メールマガジンを読んだユーザーに「また利用してみよう」と思わせる必要があるため、メールマガジンの内容が重要です。
・公式LINE
内容はメールマガジンと同じですが、情報を公式LINEで提供する手法です。
最近では、メールよりもLINEの方が身近になりつつあるため、公式LINEに移行する企業も増えています。
・クーポン・ポイント制
顧客の購入金額に応じて企業がポイントを付与したり、商品の購入などを条件にクーポンを配布したりする制度です。
ポイント獲得数によって特典を用意することで、リピート率が上がります。
しかし、過度なポイントサービスやクーポン配布は、売上減少につながりブランド価値を下げかねないため注意が必要です。
また、多くの企業が採用しているため、差別化を図ることが重要です。
Webマーケティングの手法について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご参照ください。
参照:「【webマーケティング】4つの施策と14種類の対策方法を徹底解説」
2.Webマーケティング手法の傾向
近年、インターネットの急速な普及やコロナ禍の影響により、インターネット広告の需要が増しています。
そのためWebマーケティングは専門性が高まり、広告費用は増加傾向にあります。
Webマーケティングで成果を出すには、動向やトレンドを把握し、有効な戦略の立案が必要です。
この章では、最近のWebマーケティングの傾向について解説します。
2-1.専門性が高まっている
近年、Webマーケティングは運用や分析の専門性が高まり、プロであってもなかなか結果を出せない状況となっています。
たとえば最近では、多くの企業が以下のような動画を使ったコンテンツをマーケティングで活用しています。
- YouTube
- Instagramのストーリーズ
- TikTok
これらのコンテンツは、さまざまな手法と組み合わせることで高い効果を発揮しますが、常に動向やトレンドを把握しながら、他社と差別化を図る必要があります。
また、MAというツールを使い、Webマーケティング施策を自動化している企業もあります。
以上のことから、今までの手法では通用しないことも考えられるため、専門知識や高度なスキルを駆使して、有効な施策の立案が必要となるでしょう。
2-2.費用が増加傾向にある
コロナ禍の影響で、多くの企業がインターネット広告に力を入れたことにより、インターネット広告費用が増加傾向にあります。
今までは「マスコミ四媒体広告(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)」がメインでしたが、2021年初めて「インターネット広告」の費用が上回ったとのデータが電通より発表されました。
このことから、インターネット広告の価値が高くなっていることがわかります。
また、これまではインターネット広告に参入するだけで効果が得られたかもしれませんが、今ではインターネット広告の需要が高まり、手法が多様化しているなか、普通に広告を掲載するだけでは十分な効果を得るのは難しいといえるでしょう。
そのため、さまざまな手法を取り入れた戦略立案が重要となり、その分Webマーケティングの実施には、これまでよりも費用がかかると考えられます。
3.Webマーケティング手法選択の4つのポイント
次は実際に、Webマーケティングの手法を選択するポイントを4つご紹介します。
Webマーケティングで成果を出すには、適切な手法を選択することが重要とお伝えしてきましたが、そのためには「土台作り」が重要です。
これからご紹介するポイントを押さえつつ、事前準備を進めましょう。
3-1.達成可能な目標を設定する
Webマーケティングにおける目的や目標の設定は、具体的かつ達成可能なものにする必要があります。
「売上アップ」「アクセス数を今より増やす」などアバウトな目標ではなく、具体的な数字を用いて設定することが重要です。
たとえば「自社商品○○での売上を20%アップ」「自社サイトへのアクセス数を1.5倍にする」などとすることで、施策や戦略を立てやすくなります。
また、無理な目標を設定してしまうと効果的なWebマーケティングが実施できず、成果につながらない可能性があります。
正確に現状を把握し、その目標が達成可能かを検討しましょう。
3-2.競合分析する
Webマーケティングを実施する前に、競合他社のリサーチ・分析を行うことが重要です。
またWebマーケティングでは、課題の抽出・問題解決・意思決定のための思考の枠組み「フレームワーク」が数多く存在します。
フレームワークを上手く活用することで課題が明確になり、スムーズに問題解決まで進めることが可能です。
ここでは、代表的なフレームワークを3つご紹介します。
3-2-1.3C分析
3C分析は、市場(顧客)・競合・自社の3つの視点で現状を分析するフレームワークです。
シンプルかつ使いやすい点が特徴で、自社の課題を理解し、目的・目標を設定する際に役立ちます。
3C分析を行うことで、市場構造や顧客のニーズ、自社の立ち位置などを把握でき、自社の課題が明確に見えてきます。
市場や競合の状況を正しく理解したうえで、どのように自社の価値や魅力を訴求すべきか判断したいときに活用できるフレームワークです。
3-2-2.4P分析
4P分析は、製品やサービスのマーケティング施策を検討する際に有効なフレームワークです。
マーケティング戦略を立案する際に重要な4つのP「Product(製品・サービス)」「Price(価格)」「Place(販売・提供場所)」「Promotion(販促活動)」を軸に戦略を立てます。
しかし、製品やサービスなどの企業サイドに視点が寄っているため、顧客サイドの視点が弱いというデメリットがあります。
他のフレームワークと組み合わせて使うとよいでしょう。
3-2-3.SWOT分析
SWOT分析とは、自社の強み・弱みの分析に役立ち、経営戦略の立案に適したフレームワークです。
「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4つの視点から、自社の現状を把握できる点が特徴です。
Webマーケティングを実施するうえでの方向性の指標となります。
より詳しくWebマーケティングの戦略について知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
参照:「Webマーケティング戦略の立て方とは?中小企業向けに徹底解説!」
3-3.ターゲティング・ペルソナを設定する
目標を設定したら、ターゲットやペルソナを絞り込みます。
Webマーケティングでは、ターゲットによっても効果的な手法が異なり、より細かくペルソナを作り込むことで具体的な施策や戦略を立てやすくなります。
ターゲティングの設定が適切でないと、自社が提供する商品やサービスが顧客のニーズに一致せず、求める成果が得られない可能性も。
そのため、ターゲティング・ペルソナの設定は慎重に行いましょう。
3-4.こまめに分析・改善を行う
Webマーケティングは一度実施したら終わりではなく、常に分析・改善を行うことが重要です。
実施後のデータを分析することで、目標に近づいているか、成果が出ているかなどを確認できます。
成果が出ない場合は、手法が適していないことも考えられるため、原因を分析し検討する必要があります。
参照:「結果に差が出る!Webマーケティングツールのおすすめ18選」
4.効果的にWebマーケティング手法を実践するなら専門業者への依頼がおすすめ
自社スタッフにWebマーケティングに関する知識・スキルを持ち合わせているものがいない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
Webマーケティングの専門性が高まっているなかで、Web業界の現状やトレンドを正確に把握しながら手法を選択し、戦略を立てる能力が求められます。
外注を検討している場合は、以下の記事も併せてご参照ください。
参照:「Webマーケティングは外注がカギ|依頼の流れと効率的な業者活用法」
5.コンテンツマーケティングは「記事作成代行Pro」にお任せください!
コンテンツマーケティングの実施を検討している方は、ぜび「記事作成代行Pro」にお任せください!
Web業界の現状を把握し、常に最新情報をチェックしているため、専門性の高い良質なコンテンツ作成が可能です。
より詳しいサービス内容に関しては、公式サイトをご参照ください。
6.まとめ
近年のトレンドとしてはWebマーケティングの専門性が増しており、成果を出すにはさまざまな手法を組み合わせて戦略を立案する必要があります。
そして、Webマーケティングの各手法の特徴や効果を正しく理解し、自社にあう手法を選択することが重要です。
そのためには、専門知識や高度なスキルが必要であり、自社のみで効果的なWebマーケティングを実施するのは難しいでしょう。
そのような場合には、専門業者に依頼することがおすすめです。
とくに、コンテンツの質が重要とされるコンテンツマーケティングのことでしたら「記事作成代行Pro」にお任せください!
コンテンツ作成にお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。
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