タイトルタグ (Title Tag)
- 公開日:2025.04.11
- 更新日:2025.04.11
- 用語集
タイトルタグ(<title>タグ)とは、HTML文書の<head>セクション内に記述される要素で、そのウェブページの「タイトル(題名)」を定義するものです。ここで設定されたテキストは、主に以下の3つの重要な場所に表示されます。
- 検索結果ページ(SERP): Googleなどの検索結果一覧で、各ウェブサイトへの青いリンクテキストとして表示されます。ユーザーがクリックするかどうかを判断する上で、最も目立つ要素の一つです。
- ブラウザのタブ: ウェブブラウザでページを開いた際に、タブの名称として表示されます。複数のタブを開いている場合に、どのタブがどのページか識別するのに役立ちます。
- ソーシャルメディアでの共有時: FacebookやX (旧Twitter) などでページのURLが共有された際に、ページのタイトルとして表示されることが多いです。(OGPタグで別途指定されている場合を除く)
タイトルタグは、SEO(検索エンジン最適化)において極めて重要な要素です。その理由は以下の通りです。
- 検索エンジンへの内容伝達: タイトルタグに含まれるキーワードは、検索エンジンがそのページの内容を理解するための重要な手がかりとなります。ターゲットとするキーワードを適切に含めることで、関連する検索クエリでの上位表示の可能性が高まります。
- ユーザーのクリック率(CTR)向上: 検索結果ページでユーザーの目に最も触れやすい部分であるため、魅力的で分かりやすいタイトルを作成することは、クリック率(CTR)を向上させる上で不可欠です。ユーザーの検索意図に合致し、ページの内容を的確に表すタイトルが求められます。
効果的なタイトルタグを作成するためのポイントとしては、以下のような点が挙げられます。
- キーワードを含める: 対策したい主要なキーワードを、できるだけタイトルの前半に含めます。ただし、キーワードを不自然に詰め込みすぎると逆効果になる可能性があります。
- 具体性と独自性: ページの内容を具体的かつ正確に表現し、他のページとの違いが分かるような独自のタイトルをつけます。サイト内でタイトルが重複しないように注意が必要です。
- 適切な文字数: 検索結果に表示される文字数には限りがあります(一般的にPCで30文字前後、スマートフォンで35文字前後)。長すぎると途中で省略されてしまうため、重要なキーワードや情報は前半に配置し、推奨される文字数に収まるように意識します。
- ユーザーへの訴求力: 疑問形にしたり、数字を入れたり、メリットを提示したりするなど、ユーザーの興味を引き、クリックしたくなるような工夫を取り入れます。
- ページ内容との一致: タイトルとページの内容が一致していることが大前提です。
タイトルタグは、サイトのタイトルを変更した場合など、定期的に見直し、最適化を図ることがSEO効果を高める上で重要です。
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