アンカーテキスト (Anchor Text)

  • 公開日:2025.04.11
  • 更新日:2025.04.11
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アンカーテキスト(Anchor Text)とは、ウェブページ上でハイパーリンクが設定されているテキスト部分のことを指します。通常、ブラウザ上では青文字で下線が付いているなど、クリック可能であることが視覚的に示されています。ユーザーはこのアンカーテキストをクリックすることで、リンク先のページへ移動します。HTMLでは <a> タグで囲まれた部分のテキストがアンカーテキストになります。(例: <a href=”https://example.com”>ここをクリック</a> の場合、「ここをクリック」がアンカーテキストです。)

アンカーテキストは、内部リンク(自サイト内のページへのリンク)と外部リンク(外部サイトへのリンク、または外部からの被リンク)の両方で使用され、SEOにおいて非常に重要な役割を果たします。

  1. 検索エンジンへのリンク先内容の伝達: アンカーテキストは、検索エンジンに対して、リンク先のページが「何についてのページなのか」を伝える強力なシグナルとなります。例えば、「SEO対策の基本」というアンカーテキストで特定のページへリンクが貼られていれば、検索エンジンはリンク先のページがSEO対策の基本に関するコンテンツであると認識しやすくなります。これにより、リンク先のページがそのキーワード(「SEO対策 基本」など)で評価される可能性が高まります。
  2. ユーザーへの誘導と利便性向上: ユーザーにとっても、アンカーテキストはリンクをクリックする前に、リンク先のページにどのような情報があるかを予測するための重要な手がかりとなります。具体的で分かりやすいアンカーテキストは、ユーザーが目的の情報にスムーズにたどり着くのを助け、サイト内での回遊を促進します。

効果的なアンカーテキストを設定するためのポイントは以下の通りです。

  • 具体的で説明的な表現: 「ここをクリック」「詳細はこちら」のような曖昧な表現ではなく、「最新のSEOトレンド解説」「〇〇(サービス名)の料金プラン」のように、リンク先のページ内容を具体的に示す言葉を使います。
  • キーワードの自然な含有: リンク先のページがターゲットとするキーワードを、アンカーテキストに自然な形で含めることが推奨されます。ただし、全く同じアンカーテキストばかりを使いすぎると不自然に見える可能性があるため、ある程度のバリエーションを持たせることも重要です。
  • 簡潔さ: 長すぎるアンカーテキストは読みにくくなるため、リンク先の内容を的確に伝えつつ、できるだけ簡潔にまとめるのが理想です。
  • 文脈との関連性: アンカーテキストが、そのリンクが設置されている前後の文脈と自然に繋がっていることが重要です。

特に内部リンクにおいては、サイト運営者がアンカーテキストを自由にコントロールできるため、戦略的に設定することが可能です。関連性の高いページ同士を、分かりやすくキーワードを含んだアンカーテキストで結びつけることで、サイト全体のSEO評価とユーザーエクスペリエンスの両方を向上させることができます。

被リンク(外部サイトからのリンク)のアンカーテキストは自分でコントロールできませんが、どのようなアンカーテキストでリンクされているかを分析することは、自サイトが外部からどのように認識されているかを知る上で役立ちます。

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