【SEOに有効!】スニペットで検索結果表示を「盛る」方法
- 公開日:2022.07.06
- 更新日:2024.05.27
- SEO対策の基礎
「スニペット」とは、「検索結果でタイトル下に表示されるページ情報」です。
スニペットにはいくつかの種類があり、上手に活用できるとクリック率アップや、ユーザビリティーアップにつながります。
この記事では、スニペットに関して以下の点を解説します。
- スニペットの基本知識と種類
- スニペットがSEO対策において重要な理由(メリット)
- スニペット最適化のためにできること
- クリック率を上げたい方
- 音声検索をよく使う方
- ユーザー流入数を増やしたい方
※SEO対策において重要な検索エンジン界では現在、Googleが圧倒的なシェアをほこっているため、この記事では便宜上「Google=検索エンジン」として解説しています。
目次
1.【SEO対策に有効】スニペットとは?
「スニペット」とは、「検索結果でタイトル下に表示されるページ情報」です。
※ここで説明している「スニペット」は、後述する「強調スニペット」や「リッチリザルト(リッチスニペット)」ではなく、通常のスニペットです。
通常、検索結果画面にはさまざまなWebページが羅列され、各ページのタイトルが青く記載されます。
そのタイトル下にあるテキストがスニペットです。
実際の検索結果画面で確かめてみましょう。
赤枠で囲まれた部分がスニペットです。
-
“スニペットとは、Google 検索やその他のサービス(Googleニュースなど)で表示される検索結果の説明または要約部分です。”出典:“検索結果のスニペットを管理する”,Google 検索セントラル
スニペットを見ると、ユーザーはそのWebページで得られそうな情報を、検索結果の画面で事前に把握できます。
1-1.スニペット表示はGoogleしだい!?
-
“Googleは、適切なスニペットを自動的に判断するために、各ページのメタディスクリプション、タグ内の説明情報など、さまざまなソースを使用しています。また、ページ上の情報を使用する場合や、ページ上のマークアップやコンテンツに応じてリッチリザルトを作成する場合もあります。
…Googleで表示される個々のサイトのスニペットを手動で変更することはできませんが、できるだけ関連性の高いものとなるよう常に努めています。
…スニペットはページコンテンツから自動的に生成されます。スニペットは、ユーザーの特定の検索内容との関連性が最も高いページコンテンツを重視してプレビューするように設計されています。つまり、Google検索では、検索ごとに異なるスニペットが表示される可能性があるということです。”出典:“検索結果のスニペットを管理する”,Google検索セントラル
1-2.【混同注意!】スニペットと似た要素
スニペットと混同しやすい要素がいくつかあります。
代表的なものは以下の2つでしょう。
- ナレッジパネル
- ディスクリプション
これらの要素がどのようにスニペットと異なるのか、それぞれ見ていきましょう。
1-2-1.スニペットとナレッジパネルの違い
Googleによると「ナレッジパネル」とは、「特定の人や場所・組織・物事などを検索したときに、検索結果に表示される情報ボックス」です。
また、スニペットはWebページ内の情報を抜粋して表示しますが、ナレッジパネルはGoogleの情報データベース(「ナレッジグラフ」と呼ばれる)からもってきた情報が編集・表示されるところが相違点です。
1-2-2.スニペットとディスクリプションの違い
「ディスクリプション」とは、簡単にいえば「サイト運営者がWebページの内容を簡潔にまとめた文章」です。
タイトル同様、運営者はディスクリプションを自分で考えて設定し、いわばGoogle側に「このページの内容をこんな風にまとめました」という感じで「リクエスト」できます。
まとめると…
ディスクリプション:Webページをサイト運営者自身が要約してGoogleにアピールしたもの
スニペット:Googleが検索結果でWebページタイトル下に表示する要約文で、ディスクリプションが表示されることもある
という感じです。
ディスクリプションに関する詳しい情報は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:「ディスクリプションはSEO効果あり?メリット&書き方を解説!」
2.スニペットの種類
ここまで説明してきた内容は通常のスニペットですが、実はスニペットには特別なタイプがあります。
以下の2つのスニペットについても、これから取り上げましょう。
- 強調スニペット
- リッチリザルト(リッチスニペット)
これら2つのスニペットは、通常のスニペットよりも視覚的に目立ちます。
通常のスニペットはすべてのWebページに対して表示されますが、強調スニペットやリッチリザルトは一部のページに対して表れます。
それぞれのスニペットの特徴を見ていきましょう。
2-1.強調スニペット
1つ目は「強調スニペット」です。
Googleは強調スニペットを以下のように定義しています。
-
“Googleの検索結果では、標準の形式とは異なり、ページへのリンクより先にそのページの内容を記述したスニペットが表示されることがあります。このように表示された結果を「強調スニペット」と呼びます。強調スニペットは、単体で全検索結果内、[他の人はこちらも検索] セクション内に、またはナレッジグラフ情報とともに表示されます。
強調スニペットは、ユーザーの探している情報が見つけやすくなると判断された場合に表示され、実際にリンクをクリックしたときの内容やページに関する説明を見ることができます。”出典:“Googleの強調スニペットの仕組み”,Google検索ヘルプ
上記の定義を簡単にまとめると、強調スニペットは「クエリに対する答えになりそうな情報を、特定のWebページから抜粋して強調表示したもの」です。
赤枠で囲った部分が強調スニペットです。
検索順位1位と2位のページより上に表示されています(そのため「検索0位」と呼ばれることもある)。
画像では「インスタ映えとは」をクエリに検索していますが、その答えを含む文章が表示されています。
通常スニペット場合は関連テキストがタイトルリンクの下に表示されるのに対し、強調スニペットでは画像のように、最初に関連情報が強調されるのが特徴です。
また関連情報には、クエリに対する端的な情報がおさめられています。
-
“ご自分のページを強調スニペットとして設定することはできません。ユーザーの検索リクエストに対して、ページの内容が強調スニペットにふさわしいとGoogleのシステムが判断すれば、上位に表示されます。”出典:“自分のページを強調スニペットとして設定できますか?”,Google 検索セントラル
なおGoogleの定義にもあるように、強調スニペットは「他の人はこちらも質問」枠やナレッジパネル内に出てくることもありますが、一般的には検索結果最上部によく出てきます。
2-2.リッチリザルト(リッチスニペット、リッチカード)
2つ目は「リッチリザルト(リッチスニペット、リッチカード)」です。
最初にGoogleの定義を見ておきましょう。
- “リッチリザルト
-
視覚的な機能や操作機能が追加された、Google検索結果です。以前は「リッチカード」または「リッチスニペット」として知られていました。”出典:“リッチリザルト”,Search Consoleヘルプ
まとめるとリッチリザルトとは、「通常の検索結果表示よりも豊富(リッチ)な情報が表示される機能」です。
通常スニペットの場合、タイトル下に短い文章が表示されるだけですが、リッチリザルトではもっと多くの情報が追加表示されます。
2-2-1.リッチリザルトの種類
リッチリザルトとして表示される情報には、いくつも種類があります。
代表的なものをいくつか挙げましょう。
- パンくずリスト
- カルーセル
- よくある質問
- Q&A
- ハウツー
- 商品
- ローカルビジネス
- レシピ
- 口コミ抜粋
Googleの公式サイトには、リッチリザルトとして表示される情報の種類が列挙されています。
以下のページを参考にしてください。
参照:検索ギャラリーを見る
3.スニペットに力を入れるべきSEO上の理由
ここまで見てきたスニペットの特徴を踏まえると、スニペットに力を入れるべき理由が明らかになるでしょう。
SEO対策上、スニペットを重視すべき理由をまとめました。
少なくとも以下のような理由を挙げられます。
- リッチリザルトは検索結果でより多くのページ情報を伝えられる
- 強調スニペットはとにかく目立つ
- 強調スニペットは音声検索と相性がよい
- Googleのコンテンツ理解をサポートする
- ユーザビリティーが向上する
主にリッチリザルトと強調スニペットに関連した点ですが、それぞれの点について見ていきましょう。
関連記事:「【SEOビギナー必見】SEO対策とは?基本と実践方法を徹底解説」
3-1.リッチリザルトは検索結果でより多くのページ情報を伝えられる
1つ目の理由は、特にリッチリザルトについていえることですが、「検索結果で多くのページ情報を伝えられるから」です。
先述のとおり、リッチリザルトには付加的なテキスト・画像情報が表示されます。
それはつまりユーザーが、「Webページへアクセスする前にコンテンツの内容により触れられる」ということです。
一例として、以下の画像をご覧ください。
これは「富士屋ホテル」と検索した場合に表示されたWebページの一つで、ユーザーの評価やレビューの数・価格帯などの情報が付加的に示されています。
ユーザーはクリックしなくてもこの部分を見るだけで、富士屋ホテルに関していくつかの詳細を知れます。
通常、検索結果画面が表れると、ユーザーはどのページにアクセスしようか一瞬考えるものです。
一般的には検索順位1位や2位などトップクラスのページがクリックされやすいですが、それ以外でもリッチリザルトでより多くの情報を伝えられるページは、ユーザーを引きつけやすいでしょう。
3-2.強調スニペットはとにかく目立つ
2つ目の理由は、特に強調スニペットに関係するものですが、「とにかく目立つから」です。
強調スニペットは検索結果最上部に表示されるのが一般的であり、検索順位1位や2位のページよりも目立ちます。
しばしば検索結果最上部に「広告」と書かれたWebページが出てきますが、そのような広告もやはり最上部など目立つ箇所に現れます。
出稿料を支払っている分、広告は自然検索より目立たせやすいですが、強調スニペットは料金を支払わずに同じようなことを達成できるため便利です。
3-3.強調スニペットは音声検索と相性がよい
3つ目の理由も、強調スニペットに関係が深い点で、「音声検索と相性がよいから」です。
ネットユーザーの中には、GoogleアシスタントやAlexaなどを通して、音声検索を使う方が少なくありません。
音声検索では、スマホやタブレットなどのデバイスを手に持たずに調べ物ができるため、「ながら検索」をする場合や、手が離せないときにとても役立ちます。
そんな便利な音声検索ですが、実は強調スニペットとの相性が抜群です。
以下のGoogleのコメントをご覧ください。
-
“強調スニペットは、ユーザーの探している情報が見つけやすくなると判断された場合に表示され、実際にリンクをクリックしたときの内容やページに関する説明を見ることができます。モバイルや音声で検索を行うユーザーに特に便利な機能です。”出典:“Googleの強調スニペットの仕組み”,Google検索ヘルプ
3-4.Googleのコンテンツ理解をサポートする
4つ目の理由は「Googleのコンテンツ理解をサポートするから」です。
この点は、リッチリザルトと関係性があります。
先ほど触れたように、リッチリザルトを表示させるには「構造化データのマークアップ」という作業が必要です。
詳しくは後述しますが、この作業はWebページ内の情報をよりよくGoogleに伝えるために行われます。
Googleの検索システムは優秀で多くのページ情報を理解できますが、構造化データのマークアップを行うことで、コンテンツ理解をいわば「サポート」してあげられます。
この点でも、スニペットを意識することはSEO対策にメリットがあるといえるでしょう。
3-5.ユーザビリティーが向上する
5つ目の理由は「ユーザビリティーが向上するから」です。
こちらもリッチリザルトと関連します。
1つ目の理由である「より多くのページ情報を伝えられる」という点もユーザビリティーの向上に寄与しますが、操作性においてもユーザビリティーがアップします。
例えば、リッチリザルトによっては検索結果画面にいながら、クエリに関連したさまざまな機能を使うことが可能です。
ローカルビジネスがその典型的な例です。
以下の画像をご覧ください。
「渋谷109(渋谷にあるショッピングモール)」と検索すると、モールに関するさまざまな情報が表示されます。
その中には電話番号もあり、タップすると電話アプリと連携するようになっています。
また「経路案内」をタップすると、地図アプリと連動可能です。
このようにリッチリザルトによっては、1つひとつのWebページにアクセスせずに一定のアクションを起こせる場合があり、非常に便利です。
4.強調スニペット最適化を行う4つの方法
先述のとおり、強調スニペットが表示されるかどうかはサイト運営者が決められることではありません。
しかし、いろいろな工夫をすることで、表示を達成する確率を高めることは可能です。
例えば以下の5つのポイントを考慮するようおすすめします。
- 検索10位以内を目指してSEO対策する
- シンプルでわかりやすい回答文を用意する
- 「強調スニペットに関するポリシー」を守る
- 丁寧にHTMLタグのマークアップを行う
それぞれのポイントを詳しく取り上げていきます。
4-1.検索10位以内を目指してSEO対策する
1つ目のポイントは「検索10位以内を目指してSEO対策すること」です。
強調スニペットとして選ばれるのは通常、検索順位上位にあるページです。
具体的には、検索結果の1ページにある1~10位のページが候補になると考えるとよいでしょう。
検索順位トップ10に上がるには、当然Googleから高い評価を得なければなりません。
詳しくは後述しますが、それには良質な記事や高いページエクスペリエンスなどが求められます。
4-2.シンプルでわかりやすい回答文を用意する
2つ目のポイントは「シンプルでわかりやすい回答文を用意すること」です。
先ほど解説したように、強調スニペットには通常、クエリに対する端的な回答を含む情報を表示されます。
そのためWebページの文章は全体的に、端的な言葉遣いを使ってライティングするとよいでしょう。
強調スニペットには、テキストだけでなく画像やリストが出てくることもありますが、少なくともテキストはシンプルな言い回しに徹しましょう。
このことは強調スニペットに関してのみならず、ユーザーの理解を助ける意味でも重要です。
4-3.「強調スニペットに関するポリシー」を守る
3つ目のポイントは「強調スニペットに関するポリシーを守ること」です。
強調スニペットの候補を選ぶのはGoogleです。
そのため強調スニペットに選ばれたいなら、当然Googleが「このようなWebページを作ってほしい」という願いを込めて作ったガイドラインに従うべきでしょう。
-
“強調スニペットがすべてのユーザーにとって便利な機能となるよう、GoogleではGoogle検索の全般的なポリシーや、このような検索機能に関するポリシーに違反しているスニペットを、表示しないようにするシステムを構築しています。” 危険なコンテンツ
不正行為
ハラスメント コンテンツ
ヘイト コンテンツ
操作されたメディア
医療のコンテンツ
露骨な性的描写を含むコンテンツ
テロに関するコンテンツ
暴力や残虐行為
下品な言葉や冒とく的表現”
これは強調スニペット特有のポリシーというより、検索サービス全体に関連していえる内容ですが、強調スニペットに関する説明の中で出てきます。
これを見る限り、有害なコンテンツが強調スニペットの候補になることは期待できません。
続いて以下のコメントもご覧ください。
こちらは強調スニペット特有のポリシーです。
-
“公共性の高いトピックにおいて合意が得られている内容と反している: 多くの社会問題、医療問題、科学論争、歴史認識などの公共性の高いコンテンツについては、専門家が広く合意している内容や十分に確立された意見と反している場合、強調スニペットに含めることはできません。”出典:“Googleの強調スニペットの仕組み”,Google検索ヘルプ
強調スニペットは、Googleが「表示するとユーザーのニーズにいち早く答えられる」と判断して出してくるものです。
そのため、公共性の高い話題に関してマイノリティーな意見を語るコンテンツが選ばれることもないでしょう。
4-4.丁寧にHTMLタグのマークアップを行う
4つ目のポイントは「丁寧にHTMLタグのマークアップを行うこと」です。
Webページは、基本的にHTMLタグを使って作成します。
HTMLタグはユーザーのためではなく、Googleのために使うものですが、可能な限り正確かつ丁寧に記述することでクローラビリティが高まります。
※「クローラビリティー」とは、「クローラー」と呼ばれるGoogleのプログラムがサイトを巡回しやすいか、理解しやすいかを示す言葉
HTMLタグの具体的な例として「リストタグ」をあげましょう。
「Googleはリストを好む」といわれますが、この点、情報を整理するリストタグを使うのはよい方法です。
リストタグには以下のものがあります。
- ul/li:順序なしリストのタグ
- ol/li:順番リストのタグ
これらのタグを使うとGoogleは、「ここに書かれている情報は、物事のステップを説明している」とか、「○○に関連する内容は、ここに箇条書きされている」といった具合に、コンテンツをよりよく理解してくれます。
もう1つの具体例は、表作成に使われる「テーブルタグ(table)」です。
特定の話題についていくつもの項目を書く必要がある場合、テキストをだらだらとつなげるよりも、表にした方がわかりやすくなります。
テーブルタグを使うなら、Googleが内容をスムーズに把握してくれるでしょう。
5.リッチリザルト最適化を行う2つの方法
続いて、リッチリザルトの最適化を行う方法も見ていきましょう。
通常スニペットや強調スニペットと同じく、リッチリザルトを完全にコントロールすることはできませんが、積極的な対策を講じられます。
例えば、以下のようなポイントを実践してみてください。
- 構造化データをマークアップする
- リッチリザルトテストを活用する
それぞれのポイントを見てみましょう。
5-1.構造化データをマークアップする
1つ目のポイントは「構造化データをマークアップすること」です。
繰り返しになりますが、リッチリザルトを表示させるには「構造化データのマークアップ」が欠かせません。
「この情報は会社名ですよ」「こちらは電話番号です」「商品の在庫はあります」「評価はこんな感じです」など、さまざまな情報をGoogleに伝えることが、構造化データのマークアップの役割です。
構造化データのおかげで、Googleはリッチリザルトに表示できる内容を見極めやすくなります。
なお構造化データに関して詳しくは、以下のGoogle公式ツールを読むようおすすめします。
5-1-1.マークアップを支援するGoogle公式ツール
Google公式ツールとしては「構造化データマークアップ支援ツール」が有名です。
参照:「構造化データマークアップ支援ツール」
「構造化データマークアップ支援ツール」は、簡単なマウス操作のみで構造化データを作れる便利なツールです。
マークアップしたいページの種類とURLを選びます(HTMLソースを貼ることも可能)。
その後マークアップした箇所を選び、該当項目を選択します。
選択が終わったら、右上にある「HTMLの作成」をクリックすればOKです。
HTMLソースができたら、該当ページに適用してください(headセクション)。
5-2.リッチリザルトテストを活用する
参照:「リッチリザルトテスト」
2つ目のポイントは「リッチリザルトテストを活用すること」です。
「リッチリザルトテスト 」はGoogleが提供するチェックツールで、簡単な操作だけでリッチリザルト表示への準備が行えます。
公開済みの該当ページURLを入力すると(htmlのコードを貼り付けて修正中のページをテストすることも可能)、その中の構造化データによって生成される結果を確認できます。
テストすると、以下のような画面が出ます。
このテストにより、どのようなデータが有効になっているかを把握できます。
公開前であれ後であれ、リッチリザルトテストを使って最適化を目指しましょう。
6.SEO対策で意識すべきスニペットの注意点
スニペットを意識したSEO対策を行う上で、知っておきたい注意点がいくつかあります。
例えば下記のような点です。
- スニペットのせいでクリック率が下がる!?
- 強調スニペットを達成すると検索上位から消える!?
- スニペット対策をしたらスパム判定を受ける!?
それぞれの点を詳しく見ていきましょう。
6-1.スニペットのせいでクリック率が下がる!?
これはリッチリザルトや強調スニペットについて特にいえることですが、クエリによっては、検索結果に出てくる情報だけでニーズが満たされる場合があります。
例えば「夕焼け なぜ赤い」と検索にかけると、強調スニペットには以下のコンテンツが表示されます。
この場合、検索結果を見るだけで、夕焼けが赤い理由について基本的な情報が得られます。
リッチリザルトにおける例も見てみましょう。
これは「札幌 ラーメン」と検索した場合に出てくるリッチリザルトの例です。
評判のよいラーメン屋がいくつか表示されており、名前や住所・評価などを知ることができます。
このように、特定のページにアクセスせず検索結果のみで情報が得られてしまうことを「ゼロクリックリサーチ」と呼びます。
さて、ゼロクリックリサーチについて、きっと多くの方がこのような疑問を持つことでしょう。
「検索結果画面で答えがわかったら、ユーザーがページにアクセスせず、クリック率が下がってしまうのでは?」
たしかにアクセス数が下がる可能性はあります。
またサイト運営者の中には、このような状況に不満をもらす方も少なくありません。
しかし詳しく知りたいと思っているユーザーの場合、検索結果で得られる表面的な答えだけで満足しないケースもあるでしょう。
その場合はページにアクセスしてもらえるはずです。
つまり、ゼロクリックリサーチが起きたからといって、必ずしもクリック率が下がるわけではありません。
6-2.強調スニペットを達成すると検索上位から消える!?
なお以前は、強調スニペットに選ばれたページがもともとの順位にも選ばれていました。
先ほどの例だと、「検索順位0位」と検索順位5位の両方にタイトルリンクが出てきたということです。
6-3.スニペット対策をしたらスパム判定を受ける!?
-
“コンテンツのガイドラインに違反しているページやサイトは、ランクが下がったり、Google検索のリッチリザルトの対象外としてマークされたりすることがあり、ユーザーに高品質の検索エクスペリエンスを提供し続けることができなくなる場合があります。ページ内でスパム行為のある構造化データまたはコンテンツが見つかった場合、Googleはそのページに対して手動による対策をとります。”出典:“構造化データに関する一般的なガイドライン”,Google検索セントラル
このように、状況によってはスニペット対策が逆効果を生む可能性があります。
具体的な例をあげると…
・ページの内容とマッチしない構造化データをマークアップしたり、誤解を与えかねない操作をしたりするケース
・ユーザーに表示されないコンテンツを構造化データで参照している
このような注意ポイントがあります。
いずれにしても大事なのは、ユーザーに役立つ情報を提供するよう意識して、コンテンツ作成を行うことです。
7.スニペットの活用には「良質なコンテンツ」が不可欠
スニペットはタイトル同様、検索結果で表示される大事なアピールポイントです。
そのため、さまざまな工夫を凝らしてアクセス数アップを目指すようにしましょう。
通常スニペットについては、ユーザーがクリックしたいと思えるよう、可能な限りキャッチーなディスクリプションを設定して、Googleに採用してもらえるように努力します。
リッチリザルトについては、構造化データのマークアップやテストをしっかり行い、表示してもらえる情報を多くします。
強調スニペットについては、検索順位トップ10に入れるような、良質な情報を提供し続けましょう。
いずれにしても共通しているのは「良質なコンテンツを意識して作成すること」です。
7-1.「心に響く記事コンテンツ」なら「記事作成代行Pro」へ!
「良質なコンテンツがスニペットに関して重要」と説明しましたが、SEOに秀でたコンテンツ作りは、口でいうほど簡単ではありません。
人材がいないか足りていない企業や、SEO対策を始めたばかりの個人の方の場合、SEOの習得には時間や労力がかかるでしょう。
そこで便利なのが、記事コンテンツ作成の代行サービスです。
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※青く塗りつぶしている部分は顧客情報に関連するので非表示
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8.まとめ
「スニペット」とは、「検索結果でタイトル下に表示されるページ情報」です。
スニペットには以下のような種類があり、それぞれWebページをユーザーにアピールするのに重要な役割を果たします。
- 通常スニペット
- 強調スニペット
- リッチリザルト
スニペットはサイト運営者自身が、表示される内容や、表示されるかどうかをコントロールすることはできません。
しかし、よりサイト運営者が望む仕方で表示されるよう働きかけることは可能です。
良質なコンテンツがなければ、スニペットに期待できるものはありません。
必要に応じてアウトソーシングも視野に入れつつ、高品質のコンテンツを提供し続けましょう。
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