今すぐ試したい【13のSEO対策方法】とは!?目指せ上位表示

  • 公開日:2021.11.24
  • 更新日:2024.05.27
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九段さん
SEOの対策方法についていろいろ勉強しようと思っているんですが、なんだかやるべきことが多そうですね…。
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SEOは複雑な検索エンジンのアルゴリズムやユーザー心理を考えて行うものなので、一筋縄ではいきません。完璧なSEOの対策方法は存在しないと言ってもよいでしょう。とはいえ、推奨されるSEO対策はある程度決まっています。おおまかなイメージとしては「Googleを意識して行うSEO対策」と「ユーザーを意識して行うSEO対策」の2タイプに分けることが可能です。

この記事ではSEO対策のイメージを鮮明にできるよう、これら2タイプのSEO対策について解説します。
また、今すぐ試したいSEOの対策方法13選をご紹介します。

1.SEOとは?

1.SEOとは?

SEO」は日本語で「検索エンジン最適化」を意味します。

検索エンジン」とは「ユーザーが検索窓に入力した言葉に対し、関連するWebページをリスト表示してくれる検索システム」です。
代表的な検索エンジンは「Google」です。

少しややこしいため、検索エンジンで検索することを「図書館で本を借りること」に例えて解説します。

  • 検索ユーザー:図書館の利用者
  • 検索エンジン:図書館の職員
  • Webページ:図書館の本

ある図書館の利用者が、欲しい情報について書いてある本を探そうとして職員に「○○について書いてある本はどれですか?」と尋ねるとしましょう。
職員は該当しそうな本棚へ利用者を誘導し「このあたりの本が○○について書いています」といいます。

これと似ていて、検索するユーザーは検索エンジンに「欲しい情報に結びつく言葉」を入力します(副業の方法について知りたいなら「副業 方法」など)。
すると検索エンジンは、ユーザーが探している情報を持っているWebページ一覧を表示します。

九段さん
ユーザーと検索エンジンの関係はわかりましたが、SEOはどのように関係するんですか?
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記事Pro
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SEOは「検索エンジンによる結果表示で自分のサイトのWebページを上位表示(1ページ目の上の方)してもらうための施策」を意味します。検索エンジンはネット上のWebページにユーザーが欲しい情報と一番マッチしそうなものから順に表示します。SEOでは、この点を意識してサイトやWebページを作り上位表示を目指すんです。

なお検索エンジンにはGoogleのほかに「Bing」や「Yahoo! JAPAN」などもありますが、国内でのシェアは圧倒的にGoogleが有利なので、本記事では「検索エンジン=Google」として解説します。

2.SEOの対策方法は「Google用」と「ユーザー用」の2つがある

一般的にSEOは「内部施策(サイト内で行う工夫)」と「外部施策(サイト外で行う工夫)」に分けられます。
しかしある意味でSEOは「Google用」と「ユーザー用」と分けるのも可能です。

コンテンツはユーザーに見てもらうものなので、当然ユーザー用の工夫が必要です。
しかしコンテンツはGoogleを介してユーザーに渡るため、Google用の工夫も併せて求められます。

Googleは「クローラー」と呼ばれるプログラムを通してサイトやWebページをチェックします。
チェックされる項目の中には、ユーザーには意識されないテクニカルな要素が多いです。

おおまかに分けると以下のようなイメージです。

  • ユーザー用のSEO:コンテンツの質
  • Google用のSEO:テクニカルな要素

お客さんをユーザー、サイト運営者をレストランに例えてみましょう。

料理の質がコンテンツの質」で「インフラ(照明や通路・座席・ドアや窓など)がテクニカルな要素」です。
お客さん(ユーザー)が最も関心を持つのはレストランが提供する料理の質であり、インフラをそこまで意識しません。
インフラはお客さんに向けてのアピール用より、どちらかと言えば裏方の存在といえます。
同じようにテクニカルな要素も、ユーザー用よりはGoogle用です。

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とはいえ、インフラもお客さんに関係するものです。同じようにGoogle用のテクニカルな要素も最終的にはユーザーの益につながります。そのため「テクニカルな要素はユーザーに関係ない」とはいえません。ただし本記事ではSEOを理解するために便宜上、この分け方で説明していきます。

2-1.上位表示に最も大切なのはユーザー視点のSEO

2-1.上位表示に最も大切なのはユーザー視点のSEO

SEOを考える上で最も重要なのは「ユーザー用のSEOつまりコンテンツの質」です。

Googleはユーザーの利便性を非常に重視しています。
よく引用されますが、Googleの基本理念を示す「Googleが掲げる10の事実」の中には以下の1節があります。

“1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。”

出典:“Googleが掲げる10の事実”, Google

一目瞭然、Googleはユーザーに「検索してよかった」と思ってもらうことを第一に考えています。

そのためサイト運営者が作るべきなのは、良質なコンテンツのWebページです。

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スタッフ
レストランで最も重要なのは料理の味や安全性ですよね。店内の大きさや内装・BGMも大切ですが、基本は料理の質です。同じようにSEOで最も重要なのはコンテンツの質、つまり先ほど説明したユーザー用のSEOです。Googleはこんな興味深いこともいっています。

“ウェブサイトは利用者の便宜のために構築するべきであり、すべての最適化はユーザー エクスペリエンス向上のための調整である必要があります。検索エンジンもそうした利用者のひとつであり、他のユーザーがあなたのコンテンツを見つけるための手助けをしています。SEO は、検索エンジンがコンテンツを理解して他のユーザーに提示するのを助ける作業です。”

出典:“検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド”, Google 検索セントラル

このコメントでGoogleはユーザーの便宜を図ってサイトを作るべきであるとした上で、自分自身もいわばユーザーだとしています。
この表現からも、SEOの最重要対象はGoogle用ではなくユーザー用であることがわかります。

2-2.ユーザー用SEOは情報の質と感覚的要素が大事

2-2.ユーザー用SEOは情報の質と感覚的要素が大事

九段さん
ユーザー用SEOつまりコンテンツの質には具体的にどのような要素が関係しますか?
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コンテンツの情報が「EAT」に沿ったものであるかが関係します。「EAT」とは「専門性」「権威性」「信頼性」を意味する英語のイニシャルを取った言葉です。コンテンツの内容が専門的で信頼でき、ある程度権威のあるサイトが提供しているならEATに沿っているといえます。EATはGoogle公式の「検索品質評価ガイドライン」で示されている指針で、すべてのサイト運営者が意識すべき要素です。
特に「YMYL(Your Money or Your Lifeの略で、医療・保険・金融・法律などユーザーの健康や財産に関わる重要性の高い分野)」をテーマにしたサイトでは重要です。YMYL以外のテーマでは、YMYLほどEATは求められません。
とはいえどんなテーマのコンテンツでも一定の質を確保する必要があります。

一流のフランスレストランとファストフード店では求められるレベルが違いますが、ファストフード店も「安全でそれなりにおいしい料理」を提供しなければならないのと同じです。

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情報そのものに加えて、ユーザーがサイトに滞在しているときに感じる利便性も大事です。これは「UX(ユーザーエクスペリエンス)」と呼ばれる要素です。詳しくは後述しますが、具体的に以下のような感覚を持ってもらえると良質なコンテンツといえます。
  • ナビゲーションメニューや目次があって閲覧しやすい
  • クリックしてからすぐにページが表示される
  • 文字の大きさや装飾が見やすい
  • 画像やバナーが遅れて表示されたりレイアウトが崩れたりしない
  • スマホで見たときにズームやスライドなしでも簡単に読める
  • デザインがわかりやすい

まとめると、ユーザーがサイトに滞在している間に「読みやすかった」「ためになるコンテンツだった」と感じるなら良質なコンテンツです。

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情報の質と感覚的要素、この2点がユーザー用SEOの基本です。

2-3.Google用SEOは技術的要素が強い

2-3.Google用SEOは技術的要素が強い

今度はGoogle用SEOについて見てみましょう。
Google用SEOはテクニカルな要素が多いと説明しましたが、具体的には以下のような要素が関係します。

  • 内部リンクの設定
  • 被リンクの設定
  • サイトマップの送信
  • 物理階層やクリック階層の最適化
  • 重複コンテンツへの対応
  • ディスクリプションの設定
  • 見出しタグの設定
  • 画像のalt属性の最適化
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いかにも技術的な感じがするかと思いますが、これらの要素は主にGoogleを意識して行います。

2-4.両者に共通する方法もある

2-4.両者に共通する方法もある

ここまで「ユーザー用SEO」と「Google用SEO」に分けて説明しましたが、先述のようにこれら2つのタイプのSEOは切り離せるものではありません。
Google自身もユーザーのひとつとしてコンテンツを「見ます」し、テクニカルな要素は最終的にユーザーに影響します。

さらにいえば、ユーザー用ともGoogle用ともいえる要素もあります。
例えばキーワードや内部リンク・ディスクリプションなどは、ユーザーが直接目にするものでありGoogleが認識するものでもあります。

ですからSEOを考えるときは、ユーザー用SEOとGoogle用SEOを別個に考えるのではなく総括的に考えることが大切です。
最重要なのはユーザー用SEO(コンテンツの質)ですが、どちらも同時に取り組むべきことといえます。

3.アクセス数増加!今すぐ試したい【SEO対策方法】13選!

ここからは、SEO対策として行える以下の13の方法をご紹介します。

  1. キーワード選定は「はじめの一歩」
  2. ユーザーニーズを見極めた情報
  3. メタタグの設定を最適化する
  4. UIを工夫してUXを高める
  5. キャッチーな画像を使用する
  6. 新規記事を定期的に公開する
  7. SNSで第三者評価を増やす
  8. サイトをモバイルフレンドリーにする
  9. WordPressで入稿する
  10. XMLサイトマップを作る
  11. パンくずリストを設置する
  12. 内部リンクを設置する
  13. 表示速度を改善する

いずれも基本的な方法ですが重要なので、早速実践するようおすすめします。

3-1.①キーワード選定は「はじめの一歩」

3-1.①キーワード選定は「はじめの一歩」

最初の方法は「キーワード選定」です。

キーワードは何について書くか、記事の方向性を決める役割を果たします。
例えば「田舎 移住 初心者」をキーワードに設定すると、「田舎に移住するのが初めての方が知っておくべき基本情報について書く」のが記事全体の方向性です。

このとき重要なのが、1つの記事には1つのキーワード(ないしは方向性)を設定することです。
キーワードが複雑でいろいろな方向性を持つと、書くべき内容が定まりません。

例えば先ほどのキーワードがもし「田舎 移住 初心者 海外 補助金」であれば、国内の田舎への移住なのか海外への移住なのか内容がごちゃごちゃになるでしょう。
少し極端な例ですが、キーワード選定の際には1つのキーワードに絞る必要があります。

1つのキーワードに絞るのが大事なのは、単にライターが書きやすくなるからではありません。
Googleとユーザーに向けてのSEOでもあるからです。

1つの方向性を持つ記事であればGoogleは内容を把握しやすくなり、その記事が何の情報を持っているのかしっかり分類した上でデータベースにインデックス(登録)しやすくなるでしょう。
結果、検索クエリ(ユーザーが検索窓に入力した語句)に結果を返すときに、その記事を含めやすくなります(もちろん良質な記事であることが前提)。

一方ユーザーにとって方向性が定まった記事の情報はわかりやすいです。
検索クエリに込めた検索意図に沿った記事であれば、満足度は高いでしょう。

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このようにキーワード選定を適切に行うことは、Google用SEOでもユーザー用SEOでもあります。キーワード選定についてさらに詳しくは、以下の記事を参照してください。

関連記事:「【SEOの基礎】キーワード選びは記事作成の第一歩!踏むべき5ステップ紹介

3-2.②ユーザーニーズを見極めた情報

3-2.②ユーザーニーズを見極めた情報

ユーザーニーズを見極めて情報を提供するよう心がけること」はユーザー用SEOの主要な方法です。

すでに強調したように、Googleはユーザーに焦点をあてたWebページ・サイトを歓迎します。
そのためサイト運営者は、ユーザーがどのような情報を欲しがっているかを熟慮しなければなりません。

この点は先述のキーワード選定と深く関係します。
キーワードを選ぶ際にもユーザーニーズ(そのキーワードを含む検索クエリを入力するユーザーの検索意図)を読み取れると「そうそう、この情報が欲しかったんだ」とユーザーに思ってもらえる記事になります。

Googleははっきりこう述べています。

“興味深く有益なサイトにする人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。”

出典:“検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド”, Google 検索セントラル

ユーザーニーズの見極めはSEOの基本中の基本です。

九段さん
どうすればユーザーニーズを読み取れますか?
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まずは「選定したキーワードを自分が入力するのはどんな場合だろうか」と考えましょう。次にキーワードをGoogleで検索にかけて上位サイトで扱われている情報を調べます。複数のサイトで共通して扱われる情報が、ユーザーニーズに沿ったものである可能性が高いです。

3-3.③メタタグの設定を最適化する

3-3.③メタタグの設定を最適化する

メタタグの設定の最適化」はGoogle向けのSEOです。
「メタタグ」とは「Webページの設定や情報をGoogleのクローラーに伝えるタグ(印)のこと」です。

以下の画像のように、Webページは「HTML」と呼ばれるコンピュータ言語で書かれます。

HTМLの例

メタタグはHTMLの中にあって、以下のような特定の情報をクローラーに伝えます。

  • タイトル(Webページのタイトル)
  • ディスクリプション(コンテンツの内容の要約)
  • robotsメタタグ(Webページのインデックスの可否やクロールの可否などを指示)
  • ビューポート(モバイル端末向けのページ表示を指定)
  • 文字コード(html文書の文字エンコーディングを指定)
  • OGP(SNSでシェアされたときに画像やタイトル・ディスクリプション・URLなどを正確に表示させるタグ)

どの情報もWebページの大切な要素で、Googleに理解してもらわないといけません。

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初心者にとって少し難しい話ですが、メタタグはWebページの情報をGoogleに正しく伝えるのに大切です。メタタグはユーザーが直接目にしないためGoogle用SEOといえます。
とはいえGoogleが正確にWebページを理解して検索結果に返すことで、間接的にはユーザーの益につながります。

3-4.④UIを工夫してUXを高める

3-4.④UIを工夫してUXを高める

UIを工夫してUXを高めること」はユーザー用SEOです。
「UI(ユーザーインターフェース)」は、以下のような「ユーザーが見たり触ったり感じたりする要素」を指します。

  • Webページのレイアウト
  • テキストの大きさ
  • 文字装飾
  • 解像度
  • サイト内の動きやすさ
  • コンテンツが表示されるまでのスピード
  • スマホでの視認性や操作性のよさ
  • パンくずリストや目次の存在

「UX(ユーザーエクスペリエンス)」は先述のとおり「ユーザーがサイトに滞在しているときに感じる利便性」です。
UIが優れているWebページを見たユーザーは「このページは見やすい!使いやすい!」と感じてくれます。
例えば文字の大きさや装飾のバランスがよいとユーザーはサクサク読めます。

このようにUIを最適化するとUXを高められるのです。

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UIやUXの言葉からもわかるように、これはユーザーSEOの方法です。ただしパンくずリストのように、GoogleがWebページを理解するのに使われる要素もUIに含まれるため、Google用SEOの側面もあります。なおUXは現在非常に注目されています。
2021年に「Core Web Vitals」と呼ばれるUXの要素が検索順位指標として発表されました。
Core Web Vitalsに関して詳しくは、以下の記事の「【最新SEO情報】2021年以降はここをチェック!」を参照してください。

参照:「【2022年最新情報】SEOとアルゴリズムの詳細を徹底攻略!

3-5.⑤キャッチーな画像を使用する

3-5.⑤キャッチーな画像を使用する

キャッチーな画像を使用すること」はユーザー用SEOの方法です。

適切な画像があるとコンテンツの魅力がアップします。
テキストだけのコンテンツより随所に目を引く画像もある方が、ユーザーは閲覧しやすく内容を理解しやすいです。

本記事でもところどころに画像が入っていますが、もし画像がまったくなかったら恐らくここまで読んでいる方はいらっしゃらないでしょう。

九段さん
ところでGoogleは画像を認識できますか?
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かなり認識できるようですが完璧ではありません。ただし画像の認識は重要でGoogleの画像検索の結果に影響を及ぼします。そのためGoogleをサポートするために「altタグ」を使って簡潔な説明を書くようおすすめします。例えば以下の画像なら「ホワイトタイガーの横に座る白い服の女性」と書けます。

画像の例

このように画像は主にユーザー用SEOといえますが、Google用SEOの側面も持ちます。

なおaltタグは視覚障害者の方が「スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)」を使う際にも便利です。

3-6.⑥新規記事を定期的に公開する

3-6.⑥新規記事を定期的に公開する

新規記事を定期的に公開すること」はユーザー用SEOとGoogle用のSEOです。

もちろん最も大事なのは記事ので量ではありません。

とはいえ良質な記事の量が多くなるにつれてサイト全体の情報量は増加し、サイトの評価「ドメインパワー」がアップします。
その結果、新規記事が上位表示されやすくなるでしょう。

また、さまざまなキーワードの新規記事が生まれるといろいろなユーザーの検索クエリをカバーできます。
そうなれば、いわばサイトへの玄関口が多くなり流入数向上につながるでしょう。
流入数がアップすればGoogleからさらに評価されやすいはずです。

さらに新規記事があると内部リンクが充実します。
Googleのクローラーは内部リンクをつかってサイト内を分析するので、サイト理解の促進に便利です。
ユーザーも、内部リンクでほかの記事に飛べると内容の補足をしてもらえる利点があります。

ほかにもユーザーがアクセスしたページ以外を閲覧してくれたり、SNSでシェアしたいと思う記事を見つけやすくなったりする可能性があり相乗効果が生まれます。

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質が良いことが前提で記事の量が多いのはよいことです。

3-7.⑦SNSで第三者評価を増やす

3-7.⑦SNSで第三者評価を増やす

SNSで第三者からのよい評価を増やすこと」もユーザー用SEOとGoogle用SEOの方法としておすすめです。

Webページの評価を高める方法のひとつは「被リンクやサイテーションを獲得すること」です。
被リンクとは「ほかのサイトなどから自分のサイトへ向けたリンク」で、サイテーションは「リンクはないものの自分のサイトを識別できる言葉がネット上で言及されること」を意味します。

被リンクやサイテーションを通して第三者が自分のサイトにプラス評価をすると、Googleは「ネット上の評価がよいから良質なWebページといえる」と考えます。
そのため外部から被リンクやサイテーションを受けることがSEO上大切です。

そこで役立つのがSNS
多くのユーザーを抱えるSNS上で記事が共有されると、拡散効果が高いです。
サイトへの流入数アップを期待でき認知度向上につながります。

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スタッフ
情報が検索されるのはGoogleの検索サービスだけではありません。今やSNSは情報の「るつぼ」なので、コンテンツ内にSNSボタンを設置したりSNS上で積極的に情報を発信したりすることも大切です。

3-8.⑧サイトをモバイルフレンドリーにする

3-8.⑧サイトをモバイルフレンドリーにする

サイトをモバイルフレンドリーにすること」はユーザーSEOの超重要な要素です。

Googleはかつてパソコンサイト(パソコンでの閲覧を意図して作られるサイト)を基準に検索順位を決めていました。
しかし現在では「モバイルファーストインデックス(MFI)」を導入し、モバイルサイト(スマホでの閲覧を意図して作られるサイト)を基準にしています。

そのためモバイルサイトをないがしろにすると、SEO上マズイです。

九段さん
どうすればモバイルファーストインデックスに対応できますか?
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スタッフ
サイトをモバイルフレンドリーにすること、つまりスマホで見やすいサイト作りをすることがカギです。この点について詳しくは、以下の記事の「モバイルフレンドリーアップデート」をご覧ください。

関連記事:「【2022年最新情報】SEOとアルゴリズムの詳細を徹底攻略!

3-9.⑨WordPressで入稿する

3-9.⑨WordPressで入稿する

WordPressでサイトを作ること」はGoogle用SEOの方法としておすすめです。

「WordPress」はサイトを簡単に作れるソフトウェアで、世界中のサイトに使われています。
HTMLの知識がなくてもさまざまなデザインや機能を持つサイトを作成できるのが特徴です。

WordPressにはさまざまなテンプレートがあり、その中にはSEOに役立つ機能を持つものがあります。
例えば以下のような機能です。

  • Webページ高速化
  • モバイルフレンドリーのサポート(レスポンシブデザインなど)
  • 吹き出し作成機能
  • ブログカード機能
  • 文字装飾機能
  • SNSシェアボタン
  • メタタグの簡単設定
  • パンくずリストの設置

各テンプレートに特徴がありますが、SEOに役立つ機能を持つテンプレートならSEOをスムーズに行いやすくなります。

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スタッフ
以下に無料・有料のテンプレート例をご紹介します。

有料テンプレート
・AFFINGER

無料テンプレート
・Cocoon

3-10.⑩XMLサイトマップを作る

3-10.⑩XMLサイトマップを作る

XMLサイトマップを作ること」はGoogle用SEOに役立ちます。

「XMLサイトマップ」とは「サイト内のWebページの詳細を記述したファイル」です。
イメージとしてはサイト内の情報をわかりやすく示した地図のようなもので、この地図のおかげでGoogleのクローラーはサイト内を巡回しやすくなります。
結果としてGoogleのデータベースにスムーズに登録されやすくなるため、作成する意味は大きいです。

ただしすべてのサイトにXMLサイトマップが必要とは限りません。

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Googleの公式ページによると、XMLサイトマップは以下のようなケースに作成することがすすめられます。

・サイトサイズが500ページを超えるなど非常に大きい
・サイトにどこからもリンクがないか適切にリンクされていないコンテンツページのアーカイブが大量にある
・新しいサイトで外部からのリンクが少ない
・サイトに動画や画像などのリッチメディアコンテンツが多数含まれているか、サイトが Google ニュースに表示されている

参照:“サイトマップについて”, Google 検索セントラル

この見解によると、サイトサイズが500ページ以下の小規模なものである場合XMLサイトマップは不要です。
またサイト内で完全にリンクされているケースも必要ありません。
さらにWordPressを使っている場合あらかじめサイトマップが用意される場合があり、その場合も必要なくなります。

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それほど複雑なサイトではなくWebページがそれぞれ適切にリンクされていれば、クローラーは巡回できます。
XMLサイトマップの作成は運営しているサイトの状況により判断しましょう。

3-11.⑪パンくずリストを設置する

パンくずリストの設置」はユーザーとGoogle双方に向けたSEOです。
下の画像だと紫色でマーキングした部分がパンくずリストです。

パンくずリストの例

「パンくずリスト」は、あるWebページがサイト内のどの階層にあるかを示します。

以下の画像のように、サイトはTOPページを一番上にしてテーマをカテゴリー分けでき、カテゴリーが細分化されるにつれ階層が深くなります。

テーマのカテゴリー分け例

この例だと、ユーザーは「糖質制限ダイエットって安全!?意外な効果について徹底解説」のページにいます。
このページは「HOME」内の「食事」カテゴリーにある「糖質」カテゴリーにある記事です。

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パンくずリストのおかげで、ユーザーはサイトのどの位置にいるのかをすぐに把握できます。またパンくずリストは、通常はリンクになっているのでクリックすると前のカテゴリーに簡単に戻れます。当該ページだけでなくサイト内のほかの場所も回遊したい場合に便利です。
九段さん
私も何度か見かけたことがありますが、パンくずリストと呼ばれるんですね。ところでユーザーのための要素であるのはわかりますが、パンくずリストはGoogleにも役立つんですか?
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はい。Googleのクローラーはリンクをつたってサイト内を巡回します。パンくずリストは内部リンクなのでクローラーの動きがスムーズになると期待できます。

3-12.⑫内部リンクを設置する

3-12.⑫内部リンクを設置する

内部リンクを設置すること」はユーザー用とGoogle用のSEOです。
「内部リンク」とは「サイト内にある別のWebページへ飛べるリンク」を指します。

パンくずリストの項目で説明したとおり、内部リンクはユーザーがサイト内をスムーズに動くのに便利です。
また本文に現在読んでいるWebページと関連性の高いページの内部リンクがあると、リンク先でさらに情報を補足できる利点があります。

九段さん
この記事でもところどころに内部リンクがありますね。もっと詳しい情報を知りたいときに助かります。

内部リンクはGoogleのクローラーにとっても便利です。
すでに説明したとおり、クローラーは内部リンクをつかってサイト内を分析します。

サイトにはさまざまなWebページが存在しますが、内部リンクで相互につながっているとクローラーはサイト構造や内容を理解しやすくなります。

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内部リンクは都市と都市とをつなぐ交通網のようです。それぞれの都市に道路や航路がつながっていれば、都市間の往来がスムーズです。同じように内部リンクがあるとクローラーもそれぞれのWebページを把握しやすいんです。その結果データベースに登録されやすくなります。

内部リンクについてさらに詳しくは以下の記事もご覧ください。

関連記事:「内部リンクとは?SEOを意識した5つの最適化方法を解説!

3-13.⑬表示速度を改善する

3-13.⑬表示速度を改善する

Webページの表示速度を改善すること」も重要です。
タイトルをクリックやタップしてからコンテンツが表示されるまでに時間がかかったら、ユーザーはすぐにほかのサイトへ行ってしまうでしょう。

UI/UXの項目でも触れましたが、表示速度はユーザーが感じるサイトへの利便性に直結します。
コンテンツがすぐに画面に表示されるようなページ作りを心がけましょう。

現在の表示速度がどれくらいか計測するには、Google公式のツール「PageSpeed Insights」がおすすめです。
100点満点でWebページを評価してくれます(90点以上で「Good」)。

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改善の余地がある場合は、以下のような対策が取れます。
  • 画像サイズを圧縮する
  • リソース(HTMLやJavaScript・CSSなど)の不要な箇所を削除する
  • ブラウザのキャッシュを利用する
  • AMPを導入する

4.SEOコンサルティングと記事作成なら「記事作成代行Pro」へ!

記事作成代行proのトップ画像

ここまでSEOを強化する13の方法をご紹介しました。

繰り返しになりますが、SEOで最も重要なのは「ユーザー視点のSEO」です。
ユーザーに満足してもらう最善の方法は、検索クエリにマッチする良質な情報を提供することです。

「ユーザーが知りたいことは何か」を徹底して読み取り正確で信頼できる情報を提供するなら、SEOの本質をとらえています。

とはいえユーザーニーズを踏まえたコンテンツを作成するのは難しいもの。
そこでおすすめしたいのが、ライティングのプロに記事作成をアウトソーシングすることです。

SEOに精通したプロに依頼すると、満足度の高いコンテンツを仕上げられます。

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「SEOコンサルプラン」ではSEO対策によるアクセス数増加やコンバージョン向上に関するアドバイスも実施いたします。良質なコンテンツの作成をプロに依頼したい方や、記事のリライトを任せたい方、記事作成の人手が足りない方は、ぜひ一度弊社の公式HPをご覧ください。

5.まとめ

本記事では、SEOの方法について「ユーザー」と「Google」の2つの視点からアプローチしました。

便宜上SEOは、コンテンツの質をユーザー用SEO、テクニカルな要素をGoogle用SEOに大別可能です。
とはいえ、ユーザー向けに行うSEOはGoogleが気にしていることでもあり、Googleに向けて行う技術的なSEOは最終的にユーザーのためにもなります。

SEOは説明上カテゴリー分けされたとしても、本質的にはまとめて考えるべき事柄です。

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冒頭で例えたとおり、レストランに大切なのは料理の質ですがインフラも欠かせません。SEOでもユーザーファーストが一番大切ですが、あまりユーザーに意識されない要素も大事です。ご紹介したさまざまなSEOの方法を駆使して、ユーザーとGoogle両者を満足させるSEOに取り組みましょう。

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