SEO効果が出るまでの時間はどれくらい?早く反映させる方法7選
- 公開日:2023.08.16
- 更新日:2024.05.27
- SEO対策の基礎
「SEOの効果はいつ出るの?」
「SEO効果が出るまで時間がかかる理由は?」
「今やっているSEO対策は正しいのかな?」
SEO対策について、このような疑問を抱いていませんか?
この記事ではSEO効果が現れるまでの一般的な期間や、早めるための具体的な対策を紹介します。
SEO記事作成のプロが解説するので、初めてSEOに取り組む方や効果が出なくて困っている方にとって、必読の内容です。この記事を参考にすることで、あなたのウェブサイトやコンテンツの検索順位が上昇し、より多くのユーザーにアクセスされる可能性が高まります。
ぜひこの記事を最後まで読んで、SEO対策の効果を最大限に引き出してください。
- 【記事監修者】
株式会社BRIDGEA 代表 田端 健一 -
・通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
・独立して「記事作成代行Pro」を運営
・「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
・多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数
1. SEO対策で効果が出るまでの目安
通常SEOの効果がでるまでに、新規サイトだと半年~1年、既存サイトだと3か月~半年かかります。
例えば弊社記事Proの事例では、「記事 外注」を対策KWとした記事が、検索順位12位前後でしたが、2022年7月に記事をリライトして、2023年1月に1位を獲得しました。
他にもさまざまな要因で効果が出るまでの期間が異なります。
次章からどんな要因があるのか、詳しく見ていきましょう。
1-1. 新規ドメインか既存ドメインか
新規ドメインの場合、SEOの効果はすぐに出ません。
なぜならエイジングフィルタの影響があるからです。
エイジングフィルタとは、Googleが新規のサイトが優良かどうかを見極めているために、どんなに質の高いサイトでも一定期間上位表示されない現象のことを言います。
対して既存ドメインは、実績が評価されドメインパワーがあります。
そのため、新しくコンテンツを追加しても、新規ドメインよりも早く上位表示されます。
既存ドメインの効果を受ける策として、既存ドメインのサブディレクトリとしてサイトを作ることも可能です。
ドメインが建物そのものだとすると、サブディレクトリは建物の中の部屋に当たります。
以下の〇〇〇の部分がサブディレクトリです。
https://domain.co.jp/〇〇〇
もしもすでに長く運用しているホームページがあり、新サービスのためのコンテンツを充実させたいと考えているなら、新規にドメインを取るよりも、サブディレクトリとしてサイトを作った方が、SEO効果の時間を早めるためには効果的でしょう。
1-2. ビッグキーワードかスモールキーワードか
検索キーワードがビッグキーワードか、スモールキーワードかでも、SEO効果が出るまでの期間は違います。
検索キーワードは月間検索数によって、以下の3種類に分類されます。
- ビッグキーワード:月間検索数1万回以上
- ミドルキーワード:月間検索数1万未満~1,000以上
- スモールキーワード:月間検索数1,000未満
ビッグキーワードはそれだけ世の中にニーズがありますが競合も多く、検索上位にするにはかなりの時間と労力を要します。
スモールキーワードは月間検索数が少ない分、ビッグキーワードより上位表示されやすいキーワードです。
1-3. E-E-A-Tを満たしているか否か
E-E-A-Tが満たされていると、Googleから優良なサイトと評価され、検索上位に上がりやすくなります。
E-E-A-Tとは優良なサイトを評価するために、Googleが独自に設けた評価基準です。
以下の4つの頭文字をとった言葉で、「ダブルイーエーティー」または「イーイーエーティー」と呼ばれます。
-
Experience(経験):記事の内容を裏付ける体験や一次情報があるか
Expertise(専門性):記事の内容に特化した専門的な情報が多いか
Authoritativeness(権威性):コンテンツ制作者が社会的に評価や認知されているか
Trustworthiness(信頼性):記事の内容が正確、誠実、安全で信頼できるか
このうち最も重要な要素は信頼性です。
信頼性はほかの3要素である経験、専門性、権威性によって担保されています。
1-4. 外部からの流入があるかないか
外部からの流入が多いと、SEOの効果は高くなります。
なぜならGoogleは、外部からたくさんリンクされているサイトに対して、優良なサイトとみなして高い評価をするからです。
外部からリンクされることを被リンクといいますが、被リンク以外にもInstagramやTwitter、FacebookなどのSNSからの流入も、間接的なSEO対策になります。
ただし低品質なサイトからの被リンクや、内容に関連性が低いサイトからの被リンクは、悪質と判断され、ペナルティを受けかねません。
良い被リンクを獲得するためにも、記事の質にこだわりましょう。
2. SEO効果が出るまでに時間がかかる要因
サイトのデザインなどに問題がなくても、SEOの効果が出るまでには時間がかかります。
時間がかかる要因には、主に以下の4点があります。
- Googleの評価システムには複数の工程があるから
- エイジングフィルターがあるから
- E-E-A-Tの評価に時間を要するから
- クローラーが見逃すことがあるから
それぞれ解説します。
2-1. Googleの評価システムには複数の工程があるから
Googleの評価システムには、以下のような工程があります。
- クローリング:クローラーと呼ばれるコンピュータシステムでサイト情報を収集
- インデックス:収集した情報からサイト情報を登録
- ランキング:サイト情報からサイトの優劣を判断しランキング
クローラーは、日々膨大な数のサイトを巡回して情報収集を行います。
立ち上げたばかりでまだクロールされていなかったり、外部から十分リンクされていなかったり、クロールの際エラーが出たりすると、なかなかインデックスされません。
さらにインデックスされた情報と合致した検索語句を、検索ユーザーが検索して初めてランキングされるため、時間がかかります。
2-2. エイジングフィルターがあるから
先に説明したとおり、エイジングフィルターとは新規ドメインが、一定期間検索結果の上位に表示されない現象のことです。
一方、Googleはエイジングフィルターの存在を、公には認めてはいません。
しかしそれに近いことは認めていますし、長年の研究データから、恐らくエイジングフィルターのような施策がされていると考えられています。
エイジングフィルターの期間は、だいたい3~6か月間です。
2-3. E-E-A-Tの評価に時間を要するから
Googleが、良質な記事だとする条件の最たるものが「E-E-A-T」です。
「E-E-A-Tを満たしているか否か」の章で解説したとおり、E-E-A-Tを満たしているとGoogleが判断すると、検索上位に表示されるようになります。
外部からの流入は、すぐに集めることはできませんが、E-E-A-Tを満たすコンテンツを量産できれば、新規ドメインであっても、検索上位に上がりやすくなります。
しかし「YMYL」と呼ばれるジャンルは、よほどの権威性がない限り上位表示がほぼ不可能です。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の頭文字で、人の健康や安全、経済的安全、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるジャンルという意味です。
YMYLジャンルでは、厚生省や製薬会社など権威のある企業や団体が、ほぼ100%上位を独占しています。
なぜならYMYLの記事内容が間違っていると、命や財産にかかわる恐れがあるため、Googleは特にYMYLのトピックについては重要視しているからです。
2-4. クローラーが見逃すことがあるから
クローラーは何十億ものサイトをクロールしていますが、見逃すことがあります。
見逃す原因には、以下のようなものがあります。
- サイトがウェブ上の他のサイトからリンクされていない
- 新しく立ち上げたばかりのサイトでまだクロールできていない
- サイトのデザイン上の問題でクロールできていない
- クロールの際エラーが発生した
- 小規模サイトでクロールされない場合がある
上記はGoogleが公式に発表しています。
被リンクされるような良い記事を書く、クロールできないようなログインページをなくすなどの他にも、SEO効果が出るまでの時間を早める方法を次章で解説します。
3. SEO効果が出るまでの時間を早める方法7つ
SEO効果が出るまでの時間を早めるには、以下の7つの方法があります。
- インデックス登録のリクエスト
- 正確なキーワード選定
- 高品質なコンテンツの量産
- 内部リンクの最適化
- サイト構造の見直し
- HTMLタグの最適化
- 外部からの対策
それぞれ解説します。
3-1. インデックス登録のリクエスト
「2-1. Googleの評価システムには複数の工程があるから」で解説したように、検索結果で表示されるようになるためには、インデックス登録されている必要があります。
インデックス登録のリクエストを行えば、クローラーが自然に巡回するより前に、新コンテンツができたと知らせることで、早くインデックス登録してもらえます。
インデックス登録をリクエストするのに使うのは、Googleが提供している無料のツール「Google Search Console」(サーチコンソール)です。
Google Search Consoleでは、主に以下のようなことができます。
- 検索パフォーマンス(平均検索順位、表示回数、クリック数、クリック率、検索クエリなど)を確認
- ページエクスペリエンス(モバイルユーザビリティ、httpsなど)の確認
- ペナルティやセキュリティの確認
- 内部リンクと外部リンクの確認
- コンテンツをGoogleのインデックスに登録確認・リクエスト
- 問題が検出した時の通知受け取り
- Google検索でのページの表示を確認する
インデックス登録のリクエストは、以下の手順です。
- Google Search Consoleにログイン
- 左側にある「URL検査」をクリック
- インデックス登録させたいサイトのURLを入力し「虫眼鏡アイコン」をクリック
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
インデックス登録のリクエストをしても、検索結果に表示されるまでには1日~1週間程度かかります。
3-2. 正確なキーワード選定
正確なキーワード選定は、SEO対策においてとても重要です。
なぜならキーワード選定により、SEOの効果が出るまで時間に大きな差が生じるからです。
ビッグキーワードはニーズが多い分競合も多いので、なかなか上位表示されません。
スモールキーワードはニーズが少ない分競合も少ないので、上位表示されやすい傾向にあります。
スモールキーワードは検索ニーズの少ないキーワードや、3単語以上のキーワードの組み合わせである場合が多いです。
組み合わせる言葉が増えるほど検索意図が読みやすく、検索ニーズに合致した記事を作成できるので、サイトを訪れる検索ユーザーを集めやすくなります。
キーワード選定について迷ったら、「【SEOの基礎】キーワード選びは記事作成の第一歩!踏むべき5ステップ紹介」の記事もおすすめです。
3-3. 高品質なコンテンツの量産
コンテンツを量産することはもちろんですが、高品質であることが特に重要です。
低品質のコンテンツを量産すると、サイトの評価が下がり、検索順位が下がります。
Googleは検索ユーザーの満足度を最優先にしているため、ユーザーの検索意図を満たした良質のコンテンツであれば、検索順位は上がるのです。
良質の記事を定期的に量産できれば、SEOの効果が期待できます。
定期的に更新すれば、「Google Discover」に掲載される可能性も高く、SEOの効果が期待できます。
Google Discoverとは、Googleで検索するユーザーの傾向に従って表示される、おすすめ記事のことです。
スマホでは、GoogleアプリやGoogle Chromeアプリで見ることができます。
3-4. 内部リンクの最適化
内部リンクの最適化も、SEO対策の効果を高めるために重要です。
内部リンクとは、サイト内の各ページをつなぐリンクのことで、以下の3つの効果があります。
- 記事同士の関連性が高まり、検索ユーザーが知りたい情報にたどり着きやすくなる
- サイト内の重要なページがどれかを、Googleに認識してもらえる
- クローラーがサイトを見つけやすくなる
クローラーはリンクをたどりながら巡回しているので、内部リンクが最適化されていると、クロールされやすいです。
内部の被リンクが集中しているページは、最重要ページとGoogleに認識してもらいやすくなります。
3-5. サイト構造の見直し
サイト構造の見直しも、SEO対策として有効です。
トップページから2クリックで、すべてのページに遷移できるサイト構造であれば、クローラーも巡回しやすくインデックスされやすいと言われています。
サイト構造を見直すと、ユーザーの直帰率(そのページ以外を訪れるページを離れる確率)の低下やPV数(ページの閲覧数)の増加につながります。
3-6. HTMLタグの最適化
HTMLタグの最適化は、短期間でのSEO効果が期待できます。
クローラーは文章を理解できないため、タグでページの内容を判断するからです。
タグはたくさんありますが、ここでは以下の3種類を紹介します。
タグ | 役割 |
---|---|
titleタグ | ページタイトル。 タイトルに検索キーワードを含めて、内容が端的でわかりやすいタイトルにすると、クリックされやすい。 |
メタディスクリプションタグ | 検索時にタイトルのすぐ下に表示される内容の要約文。 パソコンで全角120文字、スマホで全角50文字程度表示される。 要約文を読んだユーザーがサイトを訪れるか判断するため、間接的なSEO対策になる。 |
hタグ | 見出しタグ。 見出しがあるとユーザーもGoogleも内容を理解しやすい。 キーワードを含めたシンプルなhタグはSEO効果が高い。 |
3-7. 外部からの対策
外部リンクが多かったり、SNSでたくさん紹介されたりしていると、SEO効果が高まります。
外部からの被リンクを数多く獲得していたり、SNSでたくさん紹介されたりしているサイトは「人に紹介したくなる良質なサイト」と、Googleは判断、評価するからです。
外部からの対策として、以下の2種類があります。
外部からの流入方法 | 内容 |
---|---|
外部リンク(被リンク) | 外部サイトから数多く被リンクを獲得している状態は、Googleの評価も上がりSEO対策として有効。 無関係の相互リンクサイトや低品質のサイトからの被リンクはペナルティを受けるので逆効果。 |
サイテーション | Instagram・Facebook・TwitterなどのSNSからの流入も間接的なSEO効果が見込める。 |
4. 効果的なSEO対策はプロに相談してみよう
社内業務の傍ら、SEO対策業務を行う人材を確保するのは大変です。
Googleも「SEO対策のために専門家が必要か検討する」ことをすすめています。
社内でSEO担当者を一人確保できたとしても、育成にも時間がかかるうえ、きっちり対策しようとすると作業量は毎日増えていくからです。
優秀な社内ライターがいたとしても、SEO対策について日々更新されるノウハウを、常に更新するのは困難です。
記事作成代行記事Proは、SEO特化型の業界では最安値で、豊富な実績と安心サポート体制で、多くの企業様が継続利用をされています。
記事外注については「【プロ厳選】記事外注依頼のおすすめ13選!選ぶ際のポイントを徹底解説」の記事もおすすめです。
5. まとめ
SEOの効果がでるまでの時間は、サイトの新しさやキーワードによって異なります。
新規ドメインで半年~1年、既存ドメインでも3か月~半年が目安です。
効果が出るまでの時間を早めるには、以下の7つの方法があります。
- インデックス登録のリクエスト
- 正確なキーワード選定
- 高品質なコンテンツの量産
- 内部リンクの最適化
- サイト構造の見直し
- HTMLタグの最適化
- 外部からの対策
SEO対策は専門知識も必要なうえ、ノウハウも日々更新されます。
社内に専門知識を持った担当者を確保するのが難しい場合は、プロに任せるのも一つの選択肢です。
ぜひお気軽にお問合せください。
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