E-E-A-Tとは|Googleが重視する理由や対策方法10選を解説

  • 公開日:2023.08.03
  • 更新日:2024.10.01
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E-E-A-Tとはなに?」

「具体的な対策方法は?」

上記のような疑問を抱えている人は少なくありません。

E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトの評価に用いる基準の総称です。

本記事では「E-E-A-Tとはなにか」を深堀りするとともに、以下のテーマにも焦点を当てて解説します。

  • GoogleがE-E-A-Tを重視する理由
  • E-E-A-TYMYLの関係
  • E-E-A-Tの対策方法10選

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1. E-E-A-Tとは

E-E-A-Tとは

引用:まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン マナミナ|ページの評価指標「EAT」が「EEAT」に!「経験」追加の影響や対策を解説|「2023年1月 コンテンツマーケティング最新動向レポート」

E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトの評価に用いる基準の総称で、読み方は「イー・イー・エー・ティー」もしくは「ダブル・イー・エー・ティー」です。

Googleの公式文書「Googleの検索品質評価ガイドライン」でも繰り返し言及されており、重要な評価基準として扱われていると考えられます。

E-E-A-Tを構成するのはExperience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の4項目です。

4項目の定義を把握することが、E-E-A-T対策の第一歩となります。

1-1. 「経験」(Experience)とは

「経験」(Experience)とは、作成者の実体験の量と質です。

たとえば、同じ転職サイトを紹介する、2つの記事があったとします。

1つは、ホームページの情報をまとめただけの記事、もう1つは、その転職サイトを使って転職した体験談が掲載されている記事です。

この場合、体験談が掲載されているサイトのほうがユーザーにとって有益と考えられるでしょう。

なぜなら、サイトの見やすさや求人の質など、実際に利用しなければわからない情報に触れられる可能性が高いためです。

「経験」と記事の有益性の関係については、Googleの品質評価ガイドラインで次のように言及されています。

つまり、実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます。

引用:Google検索セントラルブログ|品質評価ガイドラインの最新情報:E-A-TにExperienceのEを追加

余談ですが、Googleの評価基準に「経験」が明記されたのは、2022年12月のことです。

それまで「経験」は「専門性」の1つと考えられていました。

あえて独立させたのは、近年のSEOにおいて「経験」の価値が高まっていることの裏返しとも受けとれるでしょう。

1-2. 「専門性」(Expertise)とは

「専門性」(Expertise)は1)サイトが特定のテーマに特化できているか(2)作成者がテーマにどれほど精通できているかの2点から評価されます。

転職について検索しているユーザーを想定してください。

このとき、転職関連の記事が1本しか投稿されていないサイトと、転職に特化し、複数の記事が投稿されているサイトがあったとします。

この場合、ユーザーからの信用を得やすいのは、特化型サイトと考えられます。

なぜなら、情報量が多い転職専門サイトのほうが、知りたい情報を得られる可能性が高いからです。

また、さまざまな題材の転職記事を作成しているなら、転職に対する知識が豊富とも推察できます。

以上のように「専門性」を高めるためには、記事のテーマを統一するだけでなく、最新情報を掲載したり、情報を網羅的に掲載したりすることも有効です。

1-3. 「権威性」(Authoritativeness)とは

「権威性」(Authoritativeness)とは、サイトや運営者の知名度です。

知名度が高いサイトに投稿された記事ほど、正確性も高いと判断できます。

たとえば、転職がテーマなら、無名のライターが執筆した記事よりも、キャリアアドバイザーや人事担当などの肩書がある人による記事のほうが信頼度は高いです。

自社サイトの「権威性」を測る基準には、他社サイトからのリンク(被リンク)の質や量、SNSでの言及数(サイテーション)、サイトの運営期間などが挙げられます。

このうち、自力で改善できるのは運営期間のみであり「権威性」は向上させるのが難しい項目といえるでしょう。

ただし「経験」「専門性」を充実させれば、有益なサイトとして認知され「権威性」も向上します。

そのため、まずは「経験」「専門性」の充実に力を入れることをおすすめします。

1-4. 「信頼性」(Trustworthiness)とは

「信頼性」(Trustworthiness)とは、情報の正確性や、サイトの安全性です。

手近な対策としては、出典の明記や、サイト運営者の明示、ECサイトでは決算機能の安全性強化などが挙げられます。

しかし、E-E-A-Tのゴールは「このサイトに書かれているから信頼できる」というレベルの信頼性です。

すなわち、作成者に対する信頼性を高める必要があります。

そのために、最も確実な方法は「経験」「専門性」「権威性」を高めることです。

経験や知識が豊富で、知名度がある作成者やサイトからの発信には、高い「信頼性」が備わります。

以上を踏まえると「経験」「専門性」「権威性」は「信頼性」を高める手段とも解釈できるでしょう。

事実、Googleは「信頼性」をE-E-A-Tの最重要項目と明言し、ほかの3項目との関係を次のように表現しています。

中でも、信頼性は最も重要なものです。その他の項目も信頼性の一因となるものですが、必ずしもすべてにおいて優れている必要はありません。たとえば、優れたエクスペリエンスを基盤としてユーザーの役に立つコンテンツもあれば、専門性の高い内容でユーザーの役に立つコンテンツもあります。

引用:Google Search Central|有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成

2. E-E-A-TがSEO対策で重要な理由とは

E-E-A-TがSEO対策で重要な理由とは

E-E-A-TがSEO対策で重要な理由は、E-E-A-Tを充実させることで、Googleから評価されやすくなるためです。

Googleは検索順位の決定において、記事内容の正確さを重視しています。

なぜなら、誤情報が掲載されている記事が上位に表示されると、Googleへの悪評につながりかねないためです。

最悪の場合、ユーザーがほかの検索エンジンに流れる可能性もあります。

一方、E-E-A-Tを満たしている記事は、内容も正確である可能性が高いです。

そのため、GoogleはE-E-A-Tが満たされている記事を上位に表示させていると考えられます。

「そもそもSEOとはなに?」という方は、以下の記事をご覧ください。

3. YMYLジャンルではE-E-A-Tの影響力がより大きい

YMYLジャンルではE-E-A-Tの影響力がより大きい

YMYLジャンルの記事を作成する際は、E-E-A-Tへのいっそうの注意が必要です。

YMYL(Your Money or Your Life)とは、健康、金融、法律など、日々の生活に直結するジャンルの総称です。

たとえば、Google のシステムでは、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、E-E-A-T が優れたコンテンツを特に重視します。Google はこうしたトピックを「Your Money or Your Life」、または略して YMYL と呼びます。

引用:Google Search Central|有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成

具体的には、次の3ジャンルがYMYLに該当します。

ジャンル具体例
健康または安全のYMYL精神的、身体的、感情的な健康、または物理的な安全性やオンラインの安全性などの、あらゆる形の安全を損なう可能性のあるトピック
経済的安全のYMYL個人や家族を養う能力を損なう可能性のあるトピック
社会のYMYL人々のグループ、公共の利益の問題、公的機関への信頼などに悪影響のあるトピック

参照:copyright-jp|google検索品質評価ガイドライン【2024年3月5日 日本語訳】

YMYLの記事で誤りがあると、読者の健康や財産に取り返しのつかない損害を与える可能性があります。

たとえば、医療サイトにおける誤情報の発信は、命に関わる問題にもつながりかねません。

上記のような事態を避けるために、YMYLではE-E-A-Tがとくに厳しくチェックされるのです。

3-1. 【参考】かつて言及されていたYMYLの具体例

2022年7月28日改訂前の「google検索品質評価ガイドライン」には、YMYLの例が具体的に明記されていました。

現在は削除されている点に留意するべきですが、YMYLのイメージをつかむうえでは有効なため、参考までにご紹介します。

ジャンル具体例
ニュースおよび時事問題国際イベント
ビジネス
政治
科学
技術
市民、政府、および法律投票
公的機関
社会サービス
離婚
親権
養子縁組
財務投資
税金
引退後の計画
ローン
銀行
保険についてのアドバイスや情報
オンラインで購入
送金が可能なWebページ
ショッピング商品・サービスの調査や購入に関連する情報・サービス
健康と安全医療問題
薬物
病院
非常時の備え
行為の危険性について
人々の集団年齢
身分
障がい
性別
国籍
人種
宗教
性的指向
その他フィットネス
栄養
住居情報
進学
就職

参照:copyright-jp|google検索品質評価ガイドライン【2024年3月5日 日本語訳】

4. E-E-A-Tの対策方法10選

E-E-A-Tの対策方法10選

記事内容を変更したり、サイトセキュリティを向上させたりといった手近な方法で、E-E-A-Tを改善できる可能性があります。

この章では、E-E-A-T対策として取り組みやすい、10の方法をご紹介します。

4-1. 【経験】体験談を盛り込む

記事内に体験談を挿入することで「経験」を高められます。

実務経験の証明にもなるため「専門性」「権威性」の対策にも有効です。

また「記事に体験談を盛りこむ」だけでなく「体験談を盛りこみやすい記事を作る」という方法もあります。

たとえば、人事担当者であれば「人事担当はここを見る!面接のポイント○選」のような記事を展開することで、体験談を挿入しやすくなります。

4-2. 【経験】利用者の声を掲載する

作成者の経験だけでなく、利用者の経験を盛り込むことも「経験」の対策に有効です。

転職エージェントサービスを紹介する記事であれば、実際に利用した人の声を挿入するとよいでしょう。

ただし、SNSや口コミサイトは誰でも投稿できるため、信頼度に欠けます。

可能であれば、利用者にインタビューすることがおすすめです。

唯一無二の記事となり、上位表示される可能性が高まるでしょう。

4-3. 【専門性】サイトを特定のジャンルに特化させる

複数のジャンルを扱うサイトよりも、特定のジャンルに特化したサイトのほうが「専門性」が高いと判断されます。

複数ジャンルを扱いたい場合は、ジャンルごとにサイトを分けることをおすすめします。

そのうえで、テーマに関連するトピックを、初心者向けから上級者向けまで幅広く扱いましょう。

「このサイトを読めば欲しい情報が手に入る」とユーザーから認識されれば「権威性」の向上にもつながります。

SEO対策では「狭く深く」を意識しましょう。

4-4. 【専門性】内部リンクを活用して網羅性を高める

内部リンクも「専門性」を高める有効な手段です。

「専門性」を高めるためには、トピックに関する情報を幅広く掲載する「網羅性」が重要です。

ただし、文章量が長すぎると、読者の利便性が下がる可能性があります。

そうした場合は「○○の詳細は以下の記事から」などの形で、別記事のリンク(内部リンク)を掲載して対応しましょう。

これにより、文字数を増やすことなく網羅性を維持できます。

「内部リンクとはなに?」「どこに設置すればいいの?」という方は、以下の記事からご確認ください。

4-5. 【権威性】SNSと連携させる

SNSなどの外部ツールと連携するのも効果的です。

人の目に触れられやすくなることで、知名度が上がり「権威性」の向上が期待できます。

とくに有効なのが、ハッシュタグの活用です。

「記事を更新しました」などの投稿に、転職情報サイトであれば「#転職」などのタグをつけることで、ターゲットに近いユーザーに情報を届けやすくなります。

また、自社サイトのジャンルに関連した情報を1日1回投稿するなど、継続的な情報発信も重要です。

「参考になる情報を毎日投稿してくれる人」として認知されれば、シェアされる可能性が高くなります。

シェアなどで言及されること(サイテーション)も「権威性」を高める要因の1つです。

4-6. 【権威性】良質な被リンクを獲得する

被リンクとは「別サイトに掲載された、自サイトに対するリンク」のことです。

一定の知名度や信頼度がなければ、被リンク獲得は難しいため「権威性」の指標になります。

Googleも被リンクを「人気投票」と表現していることから、第三者の評価として参照していることが読みとれるでしょう。

特許を取得した PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最も良い情報源として投票されているかを分析します。

引用:Google|Google が掲げる10の事実

ただしGoogleは、被リンクを「どれだけ獲得したか」以上に「どこから獲得したか」を重視しています。

数さえ増やせば「権威性」が高まるなら、自作自演が横行するためです。

したがって、企業や公的機関など、社会的信用度の高いサイトからの被リンクが重要になります。

「被リンクの増やし方がわからない」という方は、次の記事をご覧ください。

4-7. 【信頼性】出典元を記載する

情報の出典を明記することで「信頼性」が向上します。

たとえば、サイトが設立から間もなかったり、自社の認知度が低くかったりすると、ユーザーから信頼を得ることは難しいでしょう。

しかし、出典が明確、かつ信頼できるものであれば、内容を疑われる可能性は低くなります。

4-8. 【信頼性】運営者情報を充実させる

プロフィールを充実させ、運営元を明確にしましょう。

同じ情報であっても「どこかの誰かが言っていた」と「株式会社○○が言っていた」では信頼度に差が生じるためです。

また、出典としても利用されやすくなり、被リンク獲得にもつながります。

運営者情報には、住所や連絡先などの企業情報や、SNSへのリンクなどを記載するとよいでしょう。

受賞歴や表彰歴、メディア出演歴など、客観性のある功績も積極的に掲載してください。

4-9. 【信頼性】サイトを暗号化して安全性を高める

「信頼性」を高めるためには、サイトの暗号化(SSLが必須です。

GoogleはSSLを重視しており、SSLを導入していないサイトにGoogle Chromeでアクセスすると「保護されていない通信」という警告が表示されます。

このような状態では「信頼性」はもちろん、アクセスの獲得すらままなりません。

SSLを導入しないリスクとしては、クレジットカードや個人情報の流出などが挙げられます。

金銭取引がないサイトであっても、資料をダウンロードする際などに情報を傍受される可能性があるため、必ず導入しましょう。

SSLが導入されているかどうかを見分けるポイントは、URLです。

「http」ではなく「https」となっているサイトには、SSLが導入されています。

4-10. 【信頼性】Googleビジネスプロフィールに登録する

【信頼性】Googleビジネスプロフィールに登録する

参照:Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィールは、Google Mapsなどに表示される企業情報を管理するための無料サービスです。

Googleに掲載される企業プロフィールは、通常、Googleがネット上から集めた情報をもとに自動生成されます。

しかし、収集した情報に誤りがあると、事実と異なるプロフィールが掲載される可能性があります。

一方、Googleビジネスプロフィールの登録者は、自社情報を編集できるため、上記のリスクを回避できるでしょう。

企業情報をより正確に発信でき「信頼性」が高まります。

また、店舗がある場合は、Google Maps経由の集客も強化できます。

5. まとめ

E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトの品質評価で使用する基準の総称です。

「経験」「専門性」「権威性」「信頼性」の4項目で構成されており、これらを充実させることが、検索上位を獲得する鍵となります。

とくに、健康や金融、法律など、人々の生活に直結するジャンルはYMYLと呼ばれ、E-E-A-Tへのいっそうの注意が求められます。

ただし、E-E-A-Tは第三者からの評価による部分が大きく、対策には一定の時間が必要です。

とくに、サイトの設立直後は「権威性」や「信頼性」の獲得は難しいでしょう。

サイトの現状を整理したうえで、できるところ対策から進めることが重要です。

E-E-A-Tを満たした記事を作るためには、細かな部分にも意識を向けなければならないのですね。でも、1本の記事に何日もかけるわけにはいかないし…

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