E-E-A-Tとは|Googleの評価基準や対策方法13選を解説
- 公開日:2023.08.03
- 更新日:2025.02.19
- SEO対策の基礎

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田端 健一
株式会社BRIDGEA 代表
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- 通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
- 独立して「記事作成代行Pro」を運営
- 「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
- 多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数
「検索順位がなかなか上がらない…」
「Webサイトからの集客が伸びない…」
上記のような悩みを抱えていませんか?
もしかしたら、原因はGoogleが重視する「E-E-A-T」への対策不足かもしれません。
E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取った言葉で、GoogleがWebサイトやコンテンツの品質を評価するうえで非常に重要な指標です。
この記事では、SEO対策の最前線で注目されるE-E-A-Tについて、概要から具体的な対策、よくある質問などを解説します。
E-E-A-T対策で検索上位を獲得し、Webサイトの集客力を強化させたい人は、ぜひご覧ください。
目次
1. E-E-A-Tとは|Googleが4つの評価基準を重視する理由

E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトやコンテンツの品質を評価するうえで重視する、次の4つの基準の頭文字を取った言葉です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
Googleは、ユーザーに有益で信頼できる情報を提供することを最優先としており、E-E-A-Tを総合的に評価して検索順位を決定します。
そのため、E-E-A-Tの向上はSEO対策としても不可欠です。
「SEOってなに?」という方は、次の記事からご確認ください。
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ここからは、E-E-A-Tを構成する4つの基準について解説します。
1-1. Experience(経験)
Experience(経験)は、コンテンツ作成者が実際に体験したことに基づく情報を指します。
Googleは、実体験に基づく情報を、ユーザーにとって信頼性が高く、価値があると評価しています。
なぜなら、「コンテンツ作成者にしか書けない内容」が書かれたコンテンツは、ほかの情報をまとめただけのコンテンツとの差別化が可能だからです。
具体例
- 商品レビュー:実際に商品を使用し、詳細な感想やメリット・デメリット、写真や動画を掲載する
- 旅行記:実際に旅行先を訪れ、現地の写真や動画、体験談、おすすめスポット、注意点などを詳しく紹介する
- 料理レシピ: 実際に料理を作り、調理過程の写真や動画、味の感想、失敗談、アレンジレシピなどを紹介する
記事のジャンルに関する経験が浅い場合は、インタビューやアンケート、モニター調査などを実施し、その結果をコンテンツに反映させることも有効です。
1-2. Expertise(専門性)
Expertise(専門性)は、コンテンツ作成者が、その分野における専門知識やスキルを持っているかを示すものです。
Googleは、ユーザーに有益で信頼できる情報を提供するために、専門性が高いコンテンツを評価します。
専門知識に基づいた情報は正確で信頼性が高く、多くのユーザーの疑問や課題を解決できると考えられるためです。
具体例
- 医療情報サイト:医師や看護師などの医療従事者が執筆または監修した記事
- 金融情報サイト:ファイナンシャルプランナーや証券アナリストなどの専門家が執筆または監修した記事
- 法律情報サイト:弁護士や司法書士などの法律専門家が執筆または監修した記事
- プログラミング学習サイト:現役エンジニアが、自身の経験や知識に基づいて作成したチュートリアル記事
- 料理レシピサイト:プロの料理人や料理研究家が考案したレシピ
専門性を示すためには、関連する資格を取得したり、継続的に情報収集をして知識をアップデートしたりすることが有効です。
1-3. Authoritativeness(権威性)
Authoritativeness(権威性)は、コンテンツ作成者やWebサイトが、外部からどれだけ評価されているかを示すものです。
その分野で広く認知され、信頼されている人物やWebサイトからの情報は、有益である可能性が高いと考えられるためです。
権威性を示す指標としては、次のものなどが挙げられます。
- 信頼できるWebサイトからの被リンク
- サイテーション(SNSなどで言及されること)
- メディア掲載歴
- 受賞歴
1-4. Trustworthiness(信頼性)
Trustworthiness(信頼性)は、コンテンツやWebサイトが安全で、正確な情報を提供しているかどうかを示すものです。
Googleは、ユーザーが安心して利用できる情報源を評価しており、信頼性がE-E-A-Tの最重要な要素であるとも明言しています。
信頼性を示す具体例として、WebサイトをSSL化(HTTPS化)し、通信を暗号化することが挙げられます。
また、運営者情報(会社概要、代表者名、所在地、連絡先など)を詳細に記載することなども、ユーザーに安心感を与えるうえで重要です。
参考:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成(Google検索セントラル)
2. YMYLにおけるE-E-A-Tの重要性

YMYL(Your Money or Your Life)とは、人々の健康、経済的安定、安全、幸福に影響を与える可能性のある情報を指します。
YMYLに該当するおもなジャンルは、次のとおりです。
ジャンル | 具体例 |
健康または安全のYMYL | 精神的、身体的、感情的な健康、または物理的な安全性やオンラインの安全性などの、あらゆる形の安全を損なう可能性のあるトピック |
経済的安全のYMYL | 個人や家族を養う能力を損なう可能性のあるトピック |
社会のYMYL | 人々のグループ、公共の利益の問題、公的機関への信頼などに悪影響のあるトピック |
引用:google検索品質評価ガイドライン【2025年1月23日 日本語訳】(copyright-jp)
YMYLの記事に誤った情報が含まれていると、ユーザーの生活や人生に重大な不利益をもたらす可能性が高いです。
そのため、GoogleはYMYLにおけるE-E-A-Tを特に重視しています。
3. E-E-A-Tの対策方法13選

ここでは、E-E-A-Tを高める13個のポイントを解説します。
各施策を適切に実行することで、Googleからの評価とユーザーからの信頼を同時に高められるでしょう。
3-1. 一次情報を活用する
一次情報とは、コンテンツ作成者の体験や調査などから得た、オリジナルの情報のことです。
一次情報を掲載することは、E-E-A-Tのうち「経験」の向上に直結します。
一次情報を収集する方法には、次のものなどが挙げられます。
- 顧客や見込み客に対してアンケートを実施し、その結果を分析してコンテンツに反映させる
- 業界の専門家や、あなたの会社の商品・サービスの利用者にインタビューを行い、その内容を記事化する
- イベントやセミナーに参加したり、特定の場所を訪れたりして、その様子をレポートする
- 独自の実験や検証を行い、その結果をデータや図表とともに公開する
- 独自の調査を行い、その結果を分析してコンテンツに反映させる
3-2. 体験談やインタビューを盛り込む
ユーザーや専門家の体験談も、コンテンツの信頼性と具体性を高めます。
具体的には、専門家の知見を深掘りするインタビュー記事を掲載したり、商品やサービスを利用したお客様の声を、写真や動画とともに掲載したりすることなどが考えられます。
また、自社の商品やサービスが、実際に顧客のどのような課題を解決したのかを紹介することも、読者の共感や理解を深めるうえで効果的です。
3-3. 著者情報を明記する
コンテンツの信頼性や専門性を示すためには、情報の発信者を明確にすることも重要です。
著者情報がない記事と比べて、読者の信頼を得やすくなります。
とくに専門的な資格や実績がある場合は、それらを明記することで、コンテンツの専門性を読者にアピールできます。
会社単位で運用している場合は、会社概要、代表者名、所在地、連絡先などを明記しましょう。
3-4. 専門家による監修を受ける
専門家による監修も、コンテンツの信頼性を担保するうえで有効な手段です。
特にYMYL領域など、情報の正確性が強く求められる分野では、有効性は高まります。
医師、弁護士、税理士など、Webサイトのテーマに合った専門家を選定し、記事の内容に間違いがないか、最新の情報に基づいているかなどを確認してもらいましょう。
3-5. 信頼できる情報源を引用する
コンテンツ内で信頼できる情報源を引用することは、コンテンツ自体の「専門性」や「信頼性」を高めるうえで重要です。
信頼できる情報源とは、例えば、政府機関や自治体などの公的機関、大学や研究機関が発表する学術論文、各分野の業界団体などが公開している情報などが挙げられます。
また、情報を引用する際は、その情報がどこから来たものなのか、出典を明記しましょう。
引用の書き方は、次の記事でも詳しく解説しています。
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なお、記事の末尾に参考文献リストを掲載することで、読者自身が情報の正確性を確認できるようになり、「信頼性」は一層高まります。
3-6. コンテンツを最新情報に保つ
情報が古くなると、コンテンツへの「信頼性」は低下します。
特にYMYL領域では、古い情報がユーザーに不利益をもたらす可能性が高いため、注意が必要です。
定期的に情報を見直し、最新の情報に更新するように心がけましょう。
リライトの方法については、下記の記事でくわしく解説しています。
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3-7. Webサイトを特定のジャンルに特化させる
Webサイト全体で扱う情報を特定のジャンルに絞り込むことで、Googleからその分野の専門家として認識されやすくなり、「専門性」を高められます。
例えば、Webサイト全体のテーマを「SEO対策」に特化させ、SEOに関するあらゆる情報を網羅的に発信する、といった方法です。
また、テーマに沿った質の高いコンテンツを継続的に発信し、関連するコンテンツ同士を内部リンクで適切に結びつければ、「専門性」をさらに高められます。
内部リンクの概要やSEO効果は、次の記事でくわしく解説しています。
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3-8. サイトをSSL化する
WebサイトのSSL化(HTTPS化)も「信頼性」を高めるうえで不可欠な対策です。
SSL化とは、Webサイトとユーザーのブラウザ間の通信を暗号化することで、第三者によるデータの盗み見や改ざんを防ぐ技術です。
Googleは、SSL化を検索順位を決定する要素の一つとして公式に認めています。
なお、WebサイトがSSL化されていれば、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示され、URLが「https://」となります。
参照:ランキング シグナルとしての HTTPS(Google検索セントラル)
3-9. プライバシーポリシーページを作成する
Webサイトへの「信頼性」を高めるためには、プライバシーポリシーページの作成も重要です。
プライバシーポリシーは、Webサイトが収集する個人情報(氏名、メールアドレス、住所など)の取り扱い方法や利用目的、第三者への提供の有無などを明記したものです。
プライバシーポリシーを作成・公開することで、ユーザーは、自身の個人情報がどのように扱われるのかを知ることができ、Webサイトを安心して利用できます。
3-10. Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップ上にビジネス情報を表示できる無料のサービスです。
ビジネスの所在地や連絡先、営業時間、Webサイトなどの公式情報を一元的に提供できるため、「信頼性」や「権威性」を示す効果が期待できます。
また、ユーザーがビジネスに関する情報を容易に入手できるようになるため、利便性も向上します。
Googleビジネスプロフィールに登録する流れは、次のとおりです。
- Googleアカウントの作成
- Googleマップに店舗情報が表示されるかを確認
- 情報が表示された場合:既存の情報を確認し、必要に応じて修正を加え、管理者権限を申請
- 情報が表示されない場合:新しくビジネス情報を登録し、管理者権限を申請
- Googleから送られる確認コードを入力し、ビジネスの管理者であることを証明
- 登録完了
3-11. 被リンクとサイテーションを獲得する
良質な被リンクとサイテーション(SNS上で言及されること)の獲得も、「権威性」などを高める有効な手段です。
信頼できるWebサイトからリンクを貼られたり、SNSやニュースサイトなどで言及されたりすることは「信頼できる情報源である」とGoogleに示す効果があります。
被リンクやサイテーションを獲得するためには、次の点などを意識しましょう。
- 質の高いコンテンツ作成:ほかのサイトからリンクしたくなるような、価値のあるコンテンツを作成する
- プレスリリースの配信:新しい商品やサービス、イベントなどの情報をプレスリリースとして配信する
- SNSでの情報発信:SNSで情報を積極的に発信し、SNSユーザーへの認知度を高める
3-12. 構造化マークアップを活用する
構造化マークアップとは、Webサイトのコンテンツ内容を検索エンジンに、より正確に、より詳細に伝えるためのHTMLタグです。
検索エンジンがコンテンツの内容をより深く理解する手助けとなり、E-E-A-Tの向上に間接的に貢献すると考えられます。
なお、構造化マークアップを適切に実装すると、検索結果のタイトルや説明文の下に追加情報が表示される場合があります。
検索結果画面での情報量や占有率が増えることで、ユーザーのクリック率向上も期待できるでしょう。
3-13. 記事作成代行業者に依頼する
「自社でE-E-A-T対策を行うリソースがない」「専門知識を持ったライターがいない」といった場合は、記事作成代行業者に依頼することも選択肢のひとつです。
E-E-A-Tが担保されたコンテンツを作成するためには、専門知識や経験が豊富なライターの協力が不可欠となるケースも少なくありません。
代行業者を選ぶ際は、E-E-A-T対策の重要性を理解し、専門分野に強いライターが在籍しているか、実績や評判などを確認しましょう。
外注先の選び方やおすすめの外注先は、次の記事からご確認ください。
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なお、弊社が運営する「記事作成代行Pro」には、国家資格を保有し、E-E-A-T対策にも精通するライターが多数在籍しています。
公式サイトからお気軽にご連絡ください。
4. E-E-A-Tに関するよくある質問

ここでは、E-E-A-Tに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
E-E-A-Tに関する疑問や不安を解消し、理解をさらに深めましょう。
4-1. YMYL領域ではないのですが、E-E-A-T対策は必要ですか?
YMYL領域以外でもE-E-A-Tは重要です。
ユーザーからの信頼を獲得することで、コンバージョン率の向上、ブランディング効果などが期待できます。
また、検索エンジンからの評価が向上し、検索結果で上位を獲得できれば、アクセス数の大幅な改善も見込めます。
4-2. 経験や専門性がない場合、コンテンツをどのように作成すればよいですか?
知識がない分野の記事を作成する場合に「経験」や「専門性」を補う方法としては、次のようなものが有効です。
- 医師、弁護士、税理士など、その分野の専門家に監修を依頼する
- 公的機関、学術論文、業界団体など、信頼できる情報源から情報を引用し、説得力につなげる。
- ユーザーの体験談やレビューを掲載する(ただし、個人情報保護への配慮が必要)
4-3. E-E-A-T対策に費用はどれくらいかかりますか?
E-E-A-T対策の費用は、対策の内容によって異なります。
例えば、運営者情報の公開、WebサイトのSSL化、構造化マークアップの実装などは、自社で対応可能な場合が多く、比較的費用を抑えやすいでしょう。
一方、専門家へのコンテンツ監修依頼、外部サイトからの被リンク獲得施策、質の高いコンテンツを制作するための記事作成代行などには、相応の費用がかかる傾向にあります。
まずは、自社で対応できる範囲の対策から着手し、必要に応じて外部の専門家や専門業者の協力を得るのが、費用対効果を高めるうえでおすすめです。
4-4. E-E-A-T対策の効果が出るまで、どれくらいの時間がかかりますか?
E-E-A-T対策は、短期間で効果が出るものではありません。
特に、権威性や信頼性は第三者からの評価に基づくため、一朝一夕に高められません。
中長期的な視点で、継続的に取り組むことが重要です。
SEO効果が出るまでの時間については、次の記事でも解説しています。
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4-5. E-E-A-Tスコアを測定する方法はありますか?
GoogleはE-E-A-Tスコアを公表していません。
そのため、E-E-A-Tの測定することは不可能です。
ただし、次の指標などを参考にすれば、E-E-A-Tの状況を大まかには推測できるでしょう。
- 検索順位
- 検索数
- 被リンク数
- サイテーション数
- ユーザーエンゲージメント
4-6. E-E-A-T対策でやってはいけないことはありますか?
E-E-A-Tを損なう可能性がある行為としては、次の5つが挙げられます。
- 虚偽情報の掲載:誤った情報や根拠のない情報を掲載する
- 誇大広告:事実と異なる表現や過剰な宣伝を行う
- 専門性の偽装:専門家でないにもかかわらず、専門家であるかのように装う
- 不正な被リンク獲得:リンクを購入したり、相互リンクを大量に行ったりする
- 個人情報の不適切な取り扱い:ユーザーの個人情報を無断で収集・利用する
これらの行為は、Googleからの評価を下げるだけでなく、ユーザーからの信頼を失墜させます。
Webサイトの運営に深刻な悪影響を及ぼす可能性があるため、絶対に行わないでください。
5. まとめ
E-E-A-T(Experience:経験、Expertise:専門性、Authoritativeness:権威性、Trustworthiness:信頼性)は、SEO対策、ひいてはWeb集客を成功させるために不可欠な要素です。
一次情報の活用、専門家監修、信頼できる情報源の引用など、できることから取り組みましょう。
また、E-E-A-T対策は継続的な取り組みが重要です。
ユーザーファーストを意識し、質の高いコンテンツを提供し続けることで、Googleからの評価とユーザーからの信頼を獲得できます。
自社での対策が難しい場合は、記事作成代行業者などの専門家への依頼もご検討ください。
弊社が運営する「記事作成代行Pro」には、E-E-A-T対策に精通したライターが、検索上位を獲得できる記事を提供します。
薬剤師や一級建築士など、国家資格保有者も多数在籍しており、さまざまなジャンルに対応可能です。
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