記事タイトル変更はSEO効果なし!?変更時の3つのコツとは
- 公開日:2021.09.29
- 更新日:2024.05.27
- 記事のSEO
何かのキーワードを検索したとき最初に目に留まるのはタイトルです。
その分タイトルの良し悪しはアクセス数に大きく影響します。
この記事では記事タイトルとSEOとの関係について解説し、タイトル変更すべき場合とすべきでない場合とをご紹介します。
目次
1.記事タイトルとSEOとは密接に関係している
記事タイトルは30文字前後しかない短い文章ですがSEOと密接に関係する重要な要素です。
記事タイトルはレストランの看板や店先に置かれたメニュー表のようなものです。
よく考えられたデザインやPOPを使った看板・メニュー表には集客力があります。
同じように、よく考えられた記事タイトルは多くの検索ユーザーを惹きつけ、結果的にアクセス数アップにつながります。
“タイトルは、検索結果のコンテンツをユーザーが一目でわかるように表示し、クエリとの関連性が高い理由をはっきりと伝えるうえで不可欠です。どのサイトをクリックするかはタイトルで決定することが多いため、ウェブページには質の高いタイトルを付けることが重要です。”
無機質な文字群ではなくリンク先の情報を伝える文章として現れるため、見る人がクリックしたくなるようなタイトルをつけるとさらなるユーザーの流入を見込めます。
2.記事タイトルの変更はあり?なし?
- 考えられるメリットとリスク
- 変更すべきタイミングとそうでないタイミング
2-1.記事タイトルの変更はSEO的にそこまでメリットはない
結論からいうと「記事タイトルの変更はSEO的にそこまでメリットがありません」。
SEOはタイトルのみでなく、本文の質や被リンク・UXなどさまざまな要素で決まります。
タイトル1つ変更したところで飛躍的にSEO効果が上がることはありません。
確かにタイトルをよりキャッチーなものにするとユーザーの目に留まりやすくなり、結果としてクリック率は高まります。
クリック率アップに比例して検索順位もアップしSEOで有利になる可能性はあります。
しかし検索結果で下位表示されるサイトはそもそもユーザーの目に留まりません。
人目に留まってもいないタイトルを変えたところで、大きな成果はないでしょう。
2-1-1.記事タイトル変更の判断材料は「検索順位とクリック率」
タイトル変更の必要があるかを判断するテクニカルな指標には以下のものがあります。
- 検索順位
- クリック率
あるサイトが検索順位で上位にいる場合、それはGoogleから評価されている証拠です。
しかし上位にいるからといって必ずしもクリック率が高いとは限りません。
「検索1位なのにクリック率はイマイチ」のような事態も起こりえます。
関連記事:「クリック率で検索順位アップ!?CTRを上げる5つのSEO施策」
2-2.記事タイトルを変更したほうがよい具体的なケース
最初に、記事タイトルを変更した方がよいケースを見ていきましょう。
- 上位表示されているのにクリック率が低い
- 記事の内容とタイトルがマッチしていない
それぞれのケースを詳しく見ていきます。
2-2-1.上位に表示されているのにクリック率は低い場合
1つ目のケースは「Googleで上位表示されているのにクリック率が低いケース」です。
一般的に上位にある記事がよくクリックされます。
アメリカの「SISTRIX」社が行った調査(8,000万以上のキーワードおよび数十億の検索結果を対象)によると、検索順位とクリック率には以下の相関関係が見られました。
出典:“Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid”, SISTRIX
1位のサイトは28.5%の高いクリック率をほこり、下位に行くにつれクリック率はどんどん下がっています。
このデータと似たような調査結果はほかにもあります。
多少の違いはあれ、このように上位にいるサイトは本来クリック率が高いはずです。
順位によりクリック率は変わりますが、「検索1位なのにクリック率が10%を切っている」「2位なのに5%を割っている」のような順位にそぐわない状態ならタイトルに問題がある可能性を考えましょう。
2-2-2.記事内容とタイトルがマッチしていない場合
タイトル変更を考えるべき別のケースは、「記事の内容とタイトルに整合性がないケース」です。
「タイトルが気に入ってクリックしたら中身が想像と違う」のようなことが起こるとユーザーはすぐ離脱します。
例えば以下のようなケースです。
- クエリ:睡眠 減量
- タイトル:減量の裏技は睡眠だった!ダイエットに効く睡眠のコツを解説
- 内容:夢を見る理由とポジティブな夢を見る方法。人間と動物の睡眠の違い
“1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。(以下略)”
2-3.記事タイトルを変更すべきでない具体的なケース
続いて変更すべきでないケースを取り上げます。
- 上位表示されていてクリック率も高い
- 直近で変更した
- 検索結果2ページ目以降にサイトが表示される
こちらも詳細を追ってみましょう。
2-3-1.上位表示かつクリック率が高い場合
「サイトが上位表示され、かつクリック率も高いケース」ではタイトル変更はおすすめしません。
上位表示されるならGoogleからすでに高評価を受けています。
またクリック率が高いなら「クリックしたい」とユーザーに思われている証拠です。
タイトル変更1つで大きく順位は変わらないため、ある程度成功しているならリスクは冒さないのが賢明です。
2-3-2.頻繁に変更してきた場合
「頻繁にタイトルを変更してきた場合」も、変更は控えた方がよいです。
Googleのサイトは「何回タイトルを変更したらペナルティー」と明言してはいません。
「5回変更したから目をつけられる」「3回変更したからレッドゾーンに入った」などの噂があっても気にする必要はありません。
本当に必要だと感じるならタイトル変更にトライして大丈夫です。
とはいえ「頻繁に」タイトルを変更するのはやめましょう。
「頻繁」の定義はあいまいですが、少なくとも毎月何度も変更するようでは不自然です。
「検索順位を上げようと過剰な操作を繰り返しているサイト」とGoogleに判断されるかもしれません。
2-3-3.検索結果2ページ目以降に表示されている場合
「現在の検索順位が2ページ目以降である場合」も、タイトルを変更すべき理由はありません。
下位表示されているサイトはユーザーの目にとまりません。
そのためタイトルを変えたところでユーザーへのアピールにつながらないといえます。
もちろんユーザーの中には2ページ目や3ページ目までじっくり見比べる方もいます。
あるいは「AutoPagerize」などのアドオンを使っている場合、次のページを表示させるリンクを押さなくても自動的に次ページが表示されるため、11位以降のサイトが目視される可能性は大です。
しかしほとんどの場合1ページ目の上位サイトの目視率・クリック率が高いです。
関連記事:「記事のタイトル変更はSEO対策として効果がある?」
3.記事タイトル変更時の3つのコツ
記事タイトルを変更することにした場合、意識すべき注意点があります。
- 現在のタイトルの問題点を探す
- 競合サイトを参照する
- キャッチーなタイトルの特徴を当てはめる
各点を詳しく解説します。
3-1.現在の記事タイトルの問題点を探す
まずは「今のタイトルの問題点を探すこと」が大事です。
- 記事のキーワードが入っていない
- リズム感が悪い(長々しい、同じ助詞が続いて歯切れが悪いなど)
- 小難しい言葉を使っている
- 大げさな表現がある
キーワードが入っていないと、ユーザーが「自分の欲しい情報はここにない」と感じる恐れがあります。
リズム感が悪いと最後まで読まれないかもしれません。
また専門用語や読み方がわからない漢字を使っていると、「このサイトは理解できなさそう」と嫌がられるリスク大です。
誇張表現も「釣る目的」とみなされ魅力度が下がる可能性があります。
3-2.競合サイトを参照する
「上位表示されている競合サイトを参照すること」も有効です。
ほかの記事タイトルを見て、一読者としてクリックしたくなるか検証しましょう。
「魅力があるタイトルだ」と感じるならなぜそう感じるのかを考えます。
「数字や記号が入っているからなのか」
「よい意味で意外性のある言葉を使っているからなのか」
「あるいは読んだ時の響きがよいのか」
などと分析してみてください。
「Demand Metrics」や「Paddle SEO」などの分析ツールを使って、競合サイトのデータを調べるのも一計です。
3-3.キャッチーな記事タイトルの特徴を当てはめる
1・2番目の点と関係しますが、変更時には「タイトルをキャッチーにするポイントを適用」します。
- キーワード検索の目的を読み取る
- キーワードを入れ込む
- 本文との整合性をとる
- 28文字前後に収める
- 適度に疑問形をはさむ
- 数字で具体性を出す
- 2フレーズに分ける
- 記号でインパクトを演出する
- 手軽さを伝える
それぞれの具体的な詳細については以下の記事で詳細をご覧いただけます。
4.関心をグッとつかむ記事執筆なら「記事作成代行Pro」にお任せ
クリック率が高く上位表示もされる記事コンテンツを制作するのは簡単ではありません。
SEOに関しての情報はインターネット上に山ほどありますが、SEOに完全マニュアルは存在しません。
さまざまな施策を試し地道な対策を心がけることが必要です。
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5.まとめ
タイトルの変更はプラスにもマイナスにもなりえます。
検索順位とクリック率のチェックまたタイトルと本文との整合性を確認しつつ、変更の要不要を判断してください。
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