記事LPのデザイン参考例を紹介!意識すべき6つのポイントとは

  • 公開日:2021.08.17
  • 更新日:2024.05.27
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記事LPは従来のLPとは異なり、PR色の少ない記事コンテンツです。

そのため、LPと同じイメージでデザインを制作するのは良くありません。

九段さん
LPのデザインって、スーパーのカラフルなチラシのようにいかにも商品の宣伝をしている感じがありますよね。

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記事LPは「記事」という言葉がついているように、ある程度文字情報が記載されたデザインであるべきです。一般的なWeb記事よりは文字数が少なめな傾向がありますが、LPよりは記事感が強いです。

この記事では、実際の記事LP例を4つ参考として挙げます。

また、最低限意識したい記事LPデザインのポイント6つも解説します。

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記事の最後にはおすすめの記事LP外注サービスもご紹介します。

1.記事LPデザインの4つの参考例

記事LPの具体的な事例を見ると、イメージがわきやすいです。

記事LPのデザインについて学ぶために、まずは以下の4つの事例をご紹介します。

  • エンリッチローションの例
  • メソッドの例
  • THE STRONG 天然水スパークリングの例
  • マヌカハニーの例
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それぞれの記事サイトをご紹介した上で、どのような特徴があるのかを解説していきます。デザインのみでなく、情報がどのような流れで提供されているかにも注目しますね。

1-1.エンリッチローションの例

まずは「ナリス コスメティック フロンティア」「エンリッチローション」という化粧品の事例です。
この記事LPは「@how to」というWebメディアに出ていますが、記事は以下のように表示されています。

記事LPの例
引用元:「美容|@how to

タイトルは「ビタミンCは浸透力がカギ?? 注目の美容保湿成分、高浸透型ビタミンC誘導体<APPS>で肌にハリ!」です。

タイトルには商品名が書かれておらず、一見するとビタミンCの効果的な摂取方法に関するコンテンツに見えます。

記事LPの中を見てみると、以下の構成で情報が提供されています。

  • 肌に関するいくつかの悩みを提示
  • 肌の劣化が起きる理由の解説(ビタミンC不足)
  • ビタミンCを肌に効果的に届ける方法を解説
  • ビタミンCの摂取をサポートする物質(APPS)の説明
  • APPSを配合した「エンリッチローション」の紹介
  • エンリッチローションのLPへ誘導
九段さん
最後はLPに誘導していますが、途中までは通常の記事のようですね。

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それが記事LPの特徴です。ユーザーは宣伝色をあまり感じず、お役立ちコラムを読むようにして情報に触れます。誘導先のLPを見ると最初から宣伝色が全開ですが、記事LPを経由して読むことになるため、いきなりLPを見るよりもユーザーは抵抗を感じません。

ページで使われている色も落ち着いていて好感の持てる作りです。
白い背景に黒文字で文章が書かれていて、ところどころで文章にマッチする画像が挿入されています。

強調したいポイントは黄色マーカーで色づけされていてわかりやすく、理解しやすいです。
黄色マーカーは何度も引かれていますが、全体的にごちゃごちゃした色使いではありません。

見出しは大きめで区別しやすいほか、各見出しの本文は短めで読みやすさを感じます。

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商品のPR記事であることはわかりますが、いやらしさを感じない素晴らしい記事LPです。

関連記事:「【記事型LP】LPとの違い・目的・作り方・書き方 総まとめ

1-2.メソッドの例

続いては「ライオン株式会社」の「メソッド」という第2類医薬品の事例です。

こちらの記事LPは情報サイト「All About」のPR記事として掲載されています。
ページの最初は以下の画像のような作りになっています。

記事LP例2
引用元:みんな悩んでる!?最近よく感じる「かゆい…!」をなんとかしたい!

記事は以下のように構成されています。

  • 読者の悩み(かゆみ)に触れて共感ポイントをしめす
  • ノウハウや経験があるガイドのプロフィール紹介
  • マスク生活という時事ワードに触れつつ、かゆみの原因と予防法を解説
  • かゆみを抑える薬選びのポイント紹介
  • セルフケアできる「メソッド」の登場
  • メソッドのLPリンク
九段さん
記事を見てみましたが、かゆみに関する情報が豊富なので納得しながら読めました。

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こちらの記事も前半部分は広告要素がほとんどなく、読者が読んで満足できる記事に仕上がってますね。後半部分で商品の写真や紹介文が出てきますが、文章量はそこまで多くないため「The 広告」感はそれほどありません。

ページのカラーリングは落ち着きのあるトーンで読みやすいです。
各項目は太字で視認性が高く、状況をイメージしやすい画像もしっかり入れてあります。

情報元のガイドを顔写真付きで紹介しているのも良いポイントです。
これから読む内容に信頼を感じやすく、訴求力の高さを感じます。

リンク先のLPはPR感がより強くなりますが、記事LPでしっかり読者に満足感を与えているため、読むモチベーションが高くなった状態で読めます。

1-3.THE STRONG 天然水スパークリングの例

今度は「サントリー食品インターナショナル」の「THE STRONG 天然水スパークリング」の事例です。

こちらの記事LPは情報サイト「All About」のPR記事として掲載されています。
ページの最初は以下の画像のような作りになっています。

記事LP例3
引用元:「爆伸びの『炭酸水』市場に激震・・・『五感を刺激する?!』驚異の“強炭酸水”が登場!

記事は以下のように構成されています。

  • 炭酸水市場が人気であることに触れる
  • 従来の炭酸水とは異なる「THE STRONG 天然水スパークリング」の紹介
  • THE STRONG が消費者の声に応えていることを強調
  • 商品の誕生過程とアピールポイントの説明
  • 商品LPへのリンク

こちらの記事LPは先述の2つの記事LPとは異なり、比較的最初から商品名について触れています。
しかし宣伝色はそこまで感じません。

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こちらの記事LPは開発部課長へのインタビュー形式で記事が進んでいます。その中で消費者のニーズにフォーカスしていることもあり、企業目線でなくユーザー目線であることが伝わってきます。

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さらに商品そのものの宣伝よりも開発秘話や苦労について話題にしているため、PR感は少なめです。

九段さん
リンク先のLPは一転して商品を猛アピールしていますが、記事LP経由でたどりつくと、不思議とコンテンツに引かれますね。

長い段落もところどころありますが、全体的に文章はすっきりしていて、行間がしっかりとられています。
画像も多く、読みにくさはありません。

見出しの文字の体裁も良いです。
文字サイズが大きく、ワインレッドの装飾がほどこされていて、スタイリッシュなイメージを受けます。

1-4.マヌカハニーの例

最後に「エグモントハニー」の「マヌカハニー」の記事LPを見ます。
記事の最初は以下のような作りになっています。

記事LP例4
引用元:「乾燥肌が気になる30代女性に!奇跡の蜂蜜マヌカハニーの保湿力を体験して

文章は以下のように構成されています。

  • 肌の悩みに関する問題提起
  • 肌トラブルの解決策として「マヌカハニー」を紹介
  • マヌカハニーの効果と活用例の紹介
  • ショッピングサイトへのリンク

こちらの記事LPのタイトルは「乾燥肌が気になる30代女性に!奇跡の蜂蜜マヌカハニーの保湿力を体験して」です。

九段さん
「乾燥肌に悩む30代女性」という具体的なターゲットを設定しているのがよいですね。

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はい。対象となるユーザーは自然とクリックしたくなるタイトルです。また文章構成もユーザーの共感を得そうな悩みを列挙することから始まっているため、読み続けたくなります。

また、ニュージーランド政府によるマヌカハニーのガイドラインに関する説明や、国立病院機関でのマヌカハニーの利用例が示されているのも特徴です。

これら信用性の高い機関に関する情報により、ユーザーは商品素材への信頼を感じやすくなっています。

さらに料理のレシピやその他の活用法に関する説明も、画像を交えて提供されています。
具体的な使用例をイメージしやすいため、ここでもユーザーの関心を高めることが可能です。

九段さん
文字数が少ない記事LPなので、さらっと読めるのもよいですね。

2.記事LPのデザインで意識すべき6つのポイント

記事LPの事例を見てきましたが、ここからは新しく記事LPのデザインを考える際に意識したいポイントをご紹介します。

事例で観察した点に注目しつつ、6つのポイントを見ていきましょう。

2-1.落ち着いた色合いのデザインにする

2-1.落ち着いた色合いのデザインにする

効果的な記事LPの特徴の1つは「落ち着いたトーンのデザインにすること」です。

紹介した4つの事例では、いずれも背景が白で文字色は黒というカラーリングです。
ところどころ黄色いマーカーやアクセントの赤などが混じっていますが、全体的に2~3色の使用にとどめてあります。

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さまざまな色を使うときらびやかな雰囲気にはなるかもしれません。しかし、がちゃがちゃした画面になり落ち着いて情報を読めません。いかにも宣伝のための情報という感じが伝わってしまうでしょう。

九段さん
たしかに。色合いが落ち着いていると、宣伝というより読み物に近い雰囲気になりますね。

使用すべきカラーの色に制約はありません。
しかし読者の読みやすさを考え、あまりにたくさんの色を差し込まないのがベストです。

2-2.適度に文字装飾を使う

2-2.適度に文字装飾を使う

文字装飾を適度に入れること」も大事です。

ご紹介した事例では以下のような装飾を使っていました。

  • 黄色マーカー
  • 太字
  • 記号の使用(「」、!、<>など)

強調したい部分や見出しにこれらの装飾を入れると、ほかの部分との差が明確になり、訴求力が強くなります。

多用すると意味がなくなりますが、重要なフレーズや説明が長くなる部分などに使用すると効果的です。

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文字の色を赤にするのもよい方法です。文字装飾は視認性を高めてくれます。

ちなみに装飾とは異なりますが、見やすい文字フォントを選ぶのもおすすめです。
例えば本記事では「Meiryo UI」を使用していますが、見やすいフォントを使うと最後まで読みたいとユーザーに思ってもらえるはずです。

2-3.画像やイラストは多めに

2-3.画像やイラストは多めに

画像やイラストを多く入れることも大切です。

文字のみの文章は、読者にとって視覚的に負担になります。

活字を読むのに慣れていないユーザーの場合は、特に文字のみの媒体に抵抗を感じるでしょう。
一方イラストの多いコミックなら気軽に読める方は少なくないはずです。

心理学の言葉に「PSE(Picture Superiority Effect) 」があります。
これは「画像を交えたプレゼンが文字だけのプレゼンよりもユーザーにしっかり情報を伝えられること」を意味する言葉です。

ところどころに画像を差し込む方が、読者は飽きずに最後まで記事を読めます。

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スタッフ
紹介事例でも複数枚の画像がしっかり使われていますね。

九段さん
たしかに内容にマッチした画像を見ると、読んでいる内容がより頭の中にすっと入る気がします。

2-4.行間隔は多くとる

行間隔を十分にとること」も欠かせません。

行間隔を広めに取ると記事LPの視認性がアップするからです。

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以下の画像を見てください。

行間が詰まった文の例

行間があいた文の例

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上下の文はどちらも本記事の導入文ですが、行間隔を変えてあります。どちらの方が読みやすく感じますか?

九段さん
上の方は文章が密集していて、目の移動が大変です。下の方はスムーズに次の文へ目が移りますね。

どれだけ内容の優れた文章であっても「読みにくそう」とユーザーが感じて離脱してしまっては元も子もありません。
記事LPを執筆するときは、文章の体裁にも注意を払いましょう。

2-5.短めの文を心がける

2-5.短めの文を心がける

全体的に短い文章を心がけて書くこと」も大切な要素です。

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以下の2つの文章を比較してください。

ITが普及してきたこともあり、最近はさまざまな製品がインターネットに接続できるようになっていますが、注目されている分野の1つに「IoT」があり、家電製品や工場で稼働する機械・医療用具などでネットを活用した新たなサービスが利用されています。
ITが普及してきたこともあり、最近はさまざまな製品がインターネットに接続できるようになっています。
IT関連で注目されている分野の1つに「IoT」があります。
IoTでは、家電製品や工場で稼働する機械・医療用具などで、ネットを活用した新たなサービスを利用可能です。
九段さん
1つ目の文は情報が多過ぎて読みにくいです。2つ目は3つの行に分けているので内容が頭に入りやすいですね。

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1つひとつの文を短めにするとシンプルな内容になるため、理解が追いつきやすくなります。記事LPを書く場合は、可能なかぎりシンプルな短文を目指して執筆しましょう。

イメージとしては最大60~80文字くらいにおさまるとすっきりした文章に見えます。

ただし、短すぎる文が続くと幼稚な印象を与えかねません。
長すぎ・短すぎのどちらにも偏らないように注意が必要です。

2-6.記事の最後にLPリンクやバナーを載せる

2-6.記事の最後にLPリンクやバナーを載せる
引用元:「美容|@how to

記事LPの最後には、PRする商品のLPリンクやバナーを載せると良いです。

記事LPはLPよりも宣伝色が薄いため、記事LPのみではコンバージョンを狙いにくいです。
そこでコンバージョンにより集中したLPへ橋渡しをすると、PRしたい商品をさらに訴求できます。

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記事LPは広告を嫌うユーザーに受け入れてもらいやすいコンテンツであるのが強みです。ユーザーへの有益な情報と商品アピールの割合が7:3くらいがちょうどよいですが、最終的なコンバージョンにつなげるためにもLPへ誘導するとベターです。

3.記事LPを制作するときの2つの注意点

記事LPを制作するときには、最低限覚えておくべき以下の注意点があります。

  • 「デザイン<中身」を意識する
  • LPほど「宣伝」を前面に出さない

それぞれの注意点について解説します。

3-1.「デザイン<中身」を意識する

3-1.「デザイン<中身」を意識する

ここまで見てきたように、文字の体裁やページ内の色使いなど、ページデザインは大切な要素です。

しかし最も重要なのは「ユーザーが求めている情報を提供すること」です。
見た目がよくても、内容が情報に乏しければ離脱されてしまいます。

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おしゃれなカフェに入っても、料理がおいしくなければ意味がありません。同じように視覚的なデザインよりも、記事の中身を充実させることが大事です。

文字や色のデザインは、ユーザーにより多少好みがあります。
一方、情報そのものは好みの問題ではなく、ターゲットとなるユーザーすべてに有益なものです。

この点を考えても、中身がより大切だと言えます。

3-2.LPほど「宣伝」を前面に出さない

3-2.LPほど「宣伝」を前面に出さない

記事LPとLPの違いは「宣伝色が強いかどうか」です。

記事LPはLPほど宣伝に特化したコンテンツではありません。
先述のとおり「ユーザーへの有益な情報:商品アピール=7:3」を目安に作成するのがベストです。

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企業であれば当然、商品購入やサービス登録などのコンバージョンをゴールとしたいでしょう。しかしユーザーからすれば、広告感いっぱいのコンテンツを唐突に見せられるのは不快です。そのため、まずは記事LPでユーザーを「育成」し、商材に興味が出始めたころにLPへと導くのが鉄則です。

関連記事:「【初心者必見】記事広告の書き方の基礎を徹底解説!

4.読まれる記事LPなら外注がおすすめ

九段さん
記事LPの作成はなかなか奥が深いものだとわかりました。ところで社内に記事LP作成の人材がいない場合、アウトソーシングサービスで代用することは可能ですか?

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可能です。プロのライターやディレクターを擁する記事作成代行サービスに外注すると、内製化するよりも手早く簡単に効果的な記事LPを仕上げてもらえます。

当社のサービス「記事作成代行Pro」も記事LPに対応しています。
当社はSEO特化型の記事作成において経験と実績が豊富にあり、何よりもユーザーファーストの記事作成が得意です。

「記事作成代行Pro」の大きな特徴は「心理学を応用した記事づくり」です。

通常、ユーザーがGoogleやYahoo!などでキーワードを検索するときは、何かしらの疑問や悩みを持っています。
良質な記事を書くには、ユーザーの検索意図を読み取って、そのニーズに応える情報を組み立てなければなりません。

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当社はこの作業に7割もの時間を活用しています。記事LPもユーザーファーストを意識するコンテンツであるため、訴求力の高い成果物をお約束できます。

サイトへのアクセス数を増やしたい方も、LPをサポートする記事LPでコンバージョンを狙いたい方も、ぜひ一度「記事作成代行Pro」までお声がけください。

5.まとめ

記事LPのデザインを考える際は、以下のポイントに着目するとよいです。

  • 落ち着いた色合いのデザインにする
  • 適度に文字装飾を使う
  • 画像やイラストは多めに
  • 行間隔は多くとる
  • 短めの文を心がける
  • 記事の最後にLPリンクやバナーを載せる
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これら6つのポイントがすべてではありませんが、最低限押さえておくと役立ちます。記事LPは宣伝よりもユーザーファーストの情報に比重を置くことも忘れないようにしましょう。

もし今後、記事LPに力を入れたいものの適任が社内にいない場合があれば、「記事作成代行Pro」にご相談ください。

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