SEO対策外注の【見積もり前の注意点】全9つを解説!信頼できる業者の見分け方

2023.10.10


スタッフ
SEO対策を外注する場合、どのくらいの費用がかかるのか、見積もりに関する不安がある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、SEO対策の外注費用相場や見積もりの見かた、さらに見積もり依頼前に抑えておきたい9つの注意点などを解説していきます。
自社に合ったSEO対策会社を探している方は、ぜひ参考にしてください。
- 【記事監修者】
株式会社BRIDGEA 代表 田端 健一 -
・通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
・独立して「記事作成代行Pro」を運営
・「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
・多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数
1. 見積もりで役立つ!SEO対策の外注費用相場
見積もりを確認する際に、先にSEO対策にかかる外注費用相場を知っておくと、金額が妥当なのかを把握できます。
作業内容や、コンテンツの専門性によって金額に幅がありますが、相場費用は下記のとおりです。
委託名 | 作業内容 | 相場 |
---|---|---|
SEOコンサルティング | ・サイトの現状把握 ・競合調査 ・コンテンツ規格 ・キーワード調査 |
月額:10万~100万円 |
SEOコンテンツ制作 (記事作成) |
・キーワード選定 ・競合調査 ・指示書作成 ・記事執筆 |
1記事につき1,000〜10万円 |
内部SEO対策 | ・インデックス対策 ・内部リンクの設置 ・サイト表示の高速化 ・SSL化 |
10万~20万円程度 |
外部SEO対策 | 被リンクの獲得 | 月額:1万〜15万円 |
次からそれぞれの作業内容について細かく見ていきましょう。
1-1.SEOコンサルティング(総合コンサル)
SEOコンサルティングは、SEO対策の成果を上げるために、現状を分析し今後の施策の方向性を決めていく作業を行います。
具体的には、アクセス解析や流入キーワード調査、さらに競合他社サイト分析や、ホームページ・コンテンツのリニューアルの企画などが作業項目となります。
中には、次で説明する「コンテンツ制作」まで行うコンサルもあります。
SEOコンサルティングの費用の相場は月額10万~50万円ほど、大規模なサイトになると月額費用が100万円を超えるケースもあります。
対応範囲は会社によって異なるため、見積もりの時点でどの作業まで対応してもらえるのか、 しっかりと確認しておくと安心です。
1-2.SEOコンテンツ制作
SEOコンテンツ制作では、検索上位に表示されるようなコンテンツ(記事)を納品してもらえます。
コンテンツ制作には主に、キーワード選定・競合記事調査・執筆作業・CMS等への入稿といった作業があります。
専門業者に委託することで、Googleのアルゴリズムや評価基準に合わせた質の高い記事が納品されます。
SEOコンテンツ制作でも、作業範囲や専門性によって費用相場に幅があり、おおよそ1記事につき1,000~10万円、文字単価では安いところで1円~、専門性が高いと1文字10円や1本につき10万円ということもあります。
またキーワード選定や競合調査は別料金だったり、入稿作業がなかったりということもあるので、見積もりの段階で、自社でどこまで対応でき、どこから依頼するのかを明確にしておきましょう。
1-3.内部SEO対策
内部SEO対策では、サイトの構造を見直すなどのテクニカルな要素でSEO対策を行います。
費用相場は1つのサイトにつき、10万~20万円です。
主な作業としては、表示スピードが速くなるようにしたり、Googleがページを確認するロボット(クローラー)がサイトの内容を確認しやすいようにしたりします。
具体的には以下のようなことを行います。
- 画像の軽量化やソースコード修正による表示速度改善
- サイト構造やタグの見直し
- パンくずリストの設置
- SSL化
自社でサイト構築を行い、技術的に可能であれば、自社でできることもあります。
1-4.外部SEO対策
外部SEO対策では、他のサイトから自社サイトへのリンクを貼ってもらう「被リンク」という施策を実施します。
費用相場は月額1万円~15万円。
中には成果報酬の場合もあります。
他のサイトから被リンクを獲得することによって、他からも評価されるコンテンツがあるサイトであるとGoogleから評価されて、検索順位の向上につながります。
しかし、Googleは被リンクの購入を禁止しており、良質なコンテンツであれば適正な被リンクを獲得できることから、2023年現在は、外部SEO対策プランはほとんど見られなくなっています。
2. SEO対策外注費の見積もり項目を解説
見積書を確認する際に、それぞれに項目が記載されています。
ここでは、 それぞれの項目でどのような作業内容となっているのか、詳しく見ていきましょう。
2-1.初期分析費用
初期分析費用に含まれる作業には、以下のようなものがあります。
- サイト課題調査:サイト構造やタグなどで課題がないか調査する
- サイト流入解析:どこからユーザーが流入しているのか、どこで離脱しているのかを調査する
- ユーザー動向調査:サイトに流入したユーザーのサイト内での動きを調査する
- 流入キーワード調査:どんなキーワードからサイトに流入しているか調査する
- コンテンツ分析:コンテンツの内容を調査する
- ユーザビリティ分析:サイトの使いやすさを調査す
- 被リンク調査:SEOに悪影響な被リンクがないか調査する
- 競合調査:競合他社サイトと比較する
Googleアナリティクスなどを用いて、サイトの現状やSEO面での課題を洗い出していきます。
また、競合サイトなどの調査を行い、比較検討してくれることもあります。
SEOコンテンツ制作だけを委託する場合の初期分析は、キーワード調査や競合調査がメインとなります。
2-2.月額運用費用
月額運用費用には、以下のような作業が含まれます。
- 分析や運用改善
- 毎月のレポート作成や月次ミーティング
- 翌月の具体的施策の提案
- 内部SEO対策の実施
- キーワード調査
契約内容に基づいて毎月実施する作業にプラスして、分析レポートの作成やミーティングなどの費用が入っていることが多いです。
特に総合コンサルでお願いする場合、月額運用費にどんな作業が入っているのかは、細かく確認しましょう。
2-3.記事コンテンツ作成費用
記事コンテンツ作成費用に含まれる作業には、下記のようなものがあります。
- キーワード選定
- 競合調査
- 記事作成
- 校正
- 入稿
さらに細かく、ディスクリプション作成費用やアイキャッチ画像作成費用が別途になっている場合もあります。
契約内容によっては、キーワード選定がなかったり、記事の作成のみということもあります。
費用が高くてもコンテンツ全体をディレクションしてくれる会社もあれば、安い費用で自社で指定したキーワードの記事を納品するスタイルの会社もあります。
予算と自社のリソースに合わせて取捨選択が必要です。
3. SEO対策会社の見積もり形態は3パターン
SEO対策会社の見積もり形態には、主に成果報酬型・月額固定型・一括払い型の3パターンがあります。
それぞれの特徴や注意点を解説するので、実際に契約する際にどのように費用がかかるのか確認していきましょう。
3-1.【成果報酬型】初期費用は抑えられるが成果が出ると高額に
成果報酬型では、成果に応じて費用が発生します。
成果報酬型のメリットは、初期費用を抑えられ、 成果を得られるまではコストを最小限に抑えられることです。
ただし、思いがけず大きな成果が出た場合、予算以上の額を一括で請求される恐れもあるため注意が必要です。
さらに何を「成果」とするかはSEO対策会社や契約内容 によって異なるため、依頼前にどのような条件で料金が発生するのかしっかりと確認しておきましょう。
3-2.【月額固定型】定額で安心だが契約時は内容をしっかりチェック
月額固定型とは、毎月決まった固定費が発生する形態のことです。
月額固定性は成果報酬型とは異なり、成果が出ていなくとも最初から一定の費用がかかります。
成果報酬型よりも初期費用がかかってしまうものの、どんなに良い成果がでても、高額な請求があることはありません。
そのため、長期的に施策を行う必要のあるSEOでも費用の見通しが付きやすく、安心して予算を立てることが可能です。
ただし、月額報酬型は同じ費用でも作業範囲が変わってくるケースがあります。
そのため、必ず複数の業者で詳しい見積り・作業内容をチェックしましょう。
3-3.【一括払い型】後の支払いはないが契約期間や内容に注意
一括支払い型とは、事前に契約期間を決め、一括して費用を支払う料金体系のことです。
主にコンテンツSEO、SEO内部施策で多く見られます。
最初にまとまった資金が必要になりますが、 後の支払いをする必要がなくなるため、費用の見通しがつきやすくなります。
ただし、Googleのアルゴリズムは、年に数回、大きな変更があります。
しかもGoogleからは変更予告がないため、せっかく打った施策が十分に効果を発揮できないこともあります。
特にSEOコンサルや内部SEO対策を一括払いで委託した場合は、その後どのように対応してもらえるのか確認しておきましょう。
コンテンツSEOの場合は、ユーザーに質の高い記事を提供するというGoogleの信念にのっとって記事を作成するため、比較的アルゴリズムに左右されません。
4. SEO対策会社へ見積もり依頼前に抑えたい9つの注意点


スタッフ
金額や作業内容以外にも、見積もりを依頼するときに抑えておきたい注意点を解説します。
この注意点を守ることで、費用にも作業内容にも納得できる契約ができるでしょう。
4-1.①あらかじめ予算を決めておく
見積もりを依頼する前に、相場からある程度自社の予算を決めておきましょう。
SEO対策としてやるべきことはかなり多く、予算があればいろんな施策をすることができますが、会社選びに時間もかかってしまいます。
4-2.②過去の実績を確認する
SEO対策の見積もりをする前に、過去の実績を確認するようにしましょう。
ほとんどの会社では、SEO対策の実績を公開しています。
具体的な実績内容としては、どのようなキーワード で1位を獲得したのか、成果を出す前にどのくらい時間がかかったかなどがホームページで掲載されているでしょう 。
また、FacebookやGoogleの口コミなどを確認するのも1つの手です。
もしも過去の実績を確認できない場合は、会社への問い合わせ時に、サイト名や具体的な数値など実績について確認してみましょう。
「どのような悩みをどのくらいの 期間で、どの方法で解決したのか」は、重要なポイントです。
4-3.③体制が整っているか確認する
会社を決める際は、人員や知識なども含めサポート体制が整っているかを確認しましょう。
特に、コンテンツ作成の場合は、SEO対策された高品質な記事を、ムラなく継続的に納品できるかが重要なポイントになります。
経験豊富なコンサルタントや編集者とSEOや依頼する分野に知識のあるライター、校正者という体制が整っているのか、必ず聞くようにしましょう。
ただし、いくら体制が整っている会社だとしても「必ず検索結果1位を獲得します。」「絶対に成果が出ます」などの安易な言葉を用いている場合は危険です。
絶対、必ずといった言葉を使用している会社よりも、具体的な提案をしてくれる企業へ依頼するのがおすすめです。
4-4.④見積もりの項目が詳細かチェックする
見積もりの項目、料金が曖昧なまま依頼を進めると、思った以上に費用がかかってしまう可能性があります。
希望する作業が入っていなかった場合、思わぬ追加費用が発生することも。
見積もりの項目の作業内容がわかりにくいときは、詳細に記載されたものを再度もらうようにしましょう。
細分化されていれば、自社で対応できるものがある場合は、その分値段を下げることができます。
4-5.⑤担当者との相性を確かめる
担当者と の相性はとても重要です。
豊富で実績があり、料金が適切なSEO会社であっても、担当者との相性が悪いと連携はスムーズに行きません。
下記の項目をチェックして、担当者との相性を確かめましょう。
- こちらの質問に丁寧に答えてくれる
- 提案を積極的にしてくれる
- 現場と依頼側で認識ミスがないように情報をしっかりと共有してくれる
話をしっかりと聞いてくれない、情報共有をしっかりとしてくれないといった場合は、制作側自体のスキルが高くても避けたほうがいいでしょう。
4-6.⑥相場よりも低すぎる会社は避ける
サービスの内容と価格に違和感がないか確認しましょう。
相場よりも高すぎるのはもちろん、低すぎるのも安心できません。
SEO対策の原価のほとんどは人件費です。
そのため、「安すぎる費用=人手を最小限にしている」という可能性もあります。
なかには相場よりも安い費用でクオリティの高い会社もありますが、一定の質を担保したいのならば、相場よりも低すぎる会社は避けましょう。
4-7.⑦複数のSEO対策会社で見積もり額の比較をする
見積もりは1社だけでなく、 複数のSEO対策会社で比較しましょう。
見積もりを比較するときは、対応業務や費用をただ比べるだけにしないのがポイント。
同じ業務でも会社によって費用が高すぎるところ・安すぎるところを確認できるため、何を優先してどの会社と交渉するかを決めやすくなります。
4-8.⑧業者へすべて丸投げはNG
SEO対策会社は豊富なノウハウがあるからといって、業者にすべて丸投げするのはNGです。
そもそも、自社の製品・コンテンツに一番詳しいのは自社です。
だからこそ、SEO対策会社にすべてを丸投げするのは避けましょう。
SEO対策会社に依頼して、被リンクの獲得や内部施策をして1位を獲得できたとしても、自社の魅力が記載されているコンテンツでなければ、集客にはつながりません。
魅力的なコンテンツのためには、業者と二人三脚でSEO対策に取り組むのが重要です。
4-9.⑨Googleのガイドラインについて把握しておく
SEO対策を外注するにしても、自社でGoogleのガイドラインを把握しておきましょう。
なぜなら、SEO対策会社のなかには「ブラックハットSEO」といわれるGoogleのガイドラインに違反して、上位獲得をしている悪徳な業者がいるからです。
ブラックハットSEOとは、具体的に被リンクの売買、キーワードの乱用、コピーコンテンツなどで上位獲得を目指す手法です。
過去に横行していた手法ですが、現在は コンテンツの検索順位が圏外になったり、コンテンツデータが削除されたりするリスクがあります。
先にガイドラインを把握し、どんな方法でSEO対策を行うのかを必ず確認しましょう。
5. SEO対策を外注するメリットとデメリットは?
SEO対策の外注化は全ての企業に適しているとは限りません。
SEO対策を外注するメリットとデメリットを押さえて、SEO対策の外注が自社に最適な方法であるか判断するのに役立ててください。
5-1.SEO対策を外注するメリット
SEO対策を外注するメリットは、なんといっても社内の工数を削減できることです。
SEO対策を社内で取り組む場合はノウハウや技術が必要なほか、 新規記事の作成、コンテンツ解析、修正の時間などのリソースが必要です。
しかし、外注化すればSEO対策に必要な社内のリソースを最小限にできるため、自社の業務に集中できます。
また、ノウハウがある人から最適な提案をしてもらえるため、自社で行うよりも早く成果が出ることが 期待できるのも、SEO対策を外注化するメリットの1つです。
SEO対策を外注化するメリット | SEO対策内製化のメリット |
---|---|
・社内の工数を削減できる ・ノウハウがある人から最適な提案をしてもらえる ・最新の施策をおこなってくれる ・自社の業務に集中できる |
コスト削減ができる PDCAサイクルを早く回せる 社内にノウハウを蓄積できる 自社商品やサービスに詳しい記事が作成できる |
SEO対策とSEO対策内製化で得られるメリットは異なるため、それぞれを把握したうえでどちらに適しているか判断するとよいでしょう。
5-2.SEO対策を外注するデメリット
SEO対策を外注するデメリットは、費用がかかってしまうことです。
具体的な費用は依頼先や委託内容 によって異なるものの、数十万から数百万円かかることも。
そのため、予算が限られている、なるべく費用を抑えたいといった企業には適しません。
ただし、内製化にもデメリットがあります。
SEO対策を外注するデメリット | SEO対策内製化のデメリット |
---|---|
・お金がかかる | 社内にノウハウのがある人が必要 ・人的リソースが必要 ・SEOのトレンドを収集し続ける必要がある |
内製化すると、担当者の人件費がかかります。
SEO対策は多岐にわたり、他の業務と兼ねて行うのは難しいことから、一人分の人件費がかかると考えておいた方がいいでしょう。
6. まとめ
SEO対策を委託する際は、複数の会社から見積もりをもらうようにしましょう。
また、依頼する前に、ある程度自社でSEOについての知識を学んでおくことで、本当に必要な対策や作業に対してだけ依頼できるようになり、価格を抑えることができます。
委託業者は価格だけでなく、作業内容、担当者との相性を確認し、さらに社内でもできることを整理してから選定しましょう。
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