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内部リンクの多すぎはNG?SEOへの影響と対策をレクチャー

内部リンクの多すぎはNG?SEOへの影響と対策をレクチャー

2021.11.12

九段さん
「内部リンクが1つのWebページに多すぎるとペナルティーを受けることがある」と聞きました。本当ですか?

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記事Pro
スタッフ
イエスともノーともいえます。数そのものに関して「内部リンクはいくつまで」とは決められていません。Googleは数を問題視していないんです。しかし内部リンクの質に問題があるとGoogleから目をつけられる恐れがあります。

この記事では内部リンクに関して以下の点を解説します。

  • リンクに関するGoogleの見解
  • 内部リンクが多すぎる場合のデメリット
  • 内部リンクを貼るときの注意点

記事数がある程度多いサイトを運営している方は、ぜひ参考にしてください。

1.内部リンクに「多すぎ」はない

「内部リンクが多いとSEO上よくない」と言われることがあります。
しかしこれは正しくありません。

「内部リンクの数は問題にならない」といえる根拠を、Google公式見解をもとに解説します。
また内部リンクについて数以外で意識すべき点を説明します。

1-1.Googleはリンク数に厳しくない

1-1.Googleはリンク数に厳しくない

リンクについてGoogleはこう述べています。

” 1ページのリンクを妥当な数に抑えます(最大で数千個)

出典:“Google がページを検出できるよう手助けする”, Google 検索セントラル

Googleはリンクの数について「いくつまでなら大丈夫」とか「いくつ以上はペナルティー」とは述べていません。
シンプルに「妥当な数に抑える」とだけ記載しています。
しかも最大数は「数千個」と数にかなり余裕を持たせています。

このことから明らかなようにGoogleサイドはリンクの数に厳しくありません。
ですから内部リンクの貼りすぎを心配する必要はありません。

「適切だ」と思えるなら積極的に内部リンクを貼るとよいでしょう。

1-2.不自然な内部リンクはNG

1-2.不自然な内部リンクはNG

「内部リンクの数は問題ない」と説明しましたが条件があります。
それは「自然な形の内部リンクであること」です。

Googleは不自然で質の低い内部リンクを嫌います。
実際リンクの質に関して以下のコメントをしています。

“PageRank や Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。

出典:“リンクプログラム”, Google 検索プログラム

ここで言及されている「リンクプログラム」とは、「Googleで上位表示させるためだけに被リンクを獲得する行為」です。
このような行為は「違反行為」になる可能性があります。

もちろん被リンクは内部リンクではなくほかのサイトから向けられたリンクです。
上記のGoogleのコメントは内部リンクに関して直接言及したものではありません。

とはいえ強調したいのは、「サイトのランキングを操作しようとする行為をGoogleが嫌う」ことです。

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記事Pro
スタッフ
Googleは検索サービスを使うユーザーにとってベストなWebページを上位に揃えたいと思っています。そのためランキングをのばすために小手先のテクニックを駆使するサイトは嫌われます。たいしておいしくもない料理を出すのにサクラを使って行列を作り、みせかけの「人気店」を演出するのはモラル違反ですよね?それと同じです。

九段さん
具体的に言ってどのような内部リンクが不自然で低品質ですか?

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記事Pro
スタッフ
具体例は以下のとおりです。

  • 文脈上関係のない記事へ飛ばすリンク
  • 移動先の記事とアンカーテキストの内容がマッチしないリンク
  • 必要以上の量のリンク
  • 関連はあるものの無計画に貼ったリンク

必要性や関連性がないにもかかわらず、あちこちのWebページへ向けたリンクを貼るのは論外です。
また関連性があるリンクでも計画性なくベタベタ貼ると利便性を低めます。

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記事Pro
スタッフ
1つのWebページに自然な形で貼れる内部リンクはある程度決まってきます。意味もなくやたら内部リンクを貼るなら不自然さが目立ちます。

2.むやみに内部リンクを貼るデメリット

内部リンクを不必要に貼りまくると、以下のようなデメリットが発生します。

  • Googleから目をつけられる恐れがある
  • ユーザーにマイナスの影響を与える可能性がある

SEOを考える上で、Googleとユーザー両方からの信頼を失うのは大きなマイナスポイントです。

それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。

2-1.Googleから目をつけられる恐れがある

2-1.Googleから目をつけられる恐れがある

むやみに内部リンクを貼るとGoogleから目をつけられてペナルティーを受けかねません。

Googleは「クローラー」と呼ばれるプログラムを使って、Webページやサイトを分析しデータベースに登録します。
クローラーはリンクを使ってサイト内を巡回しますが、不自然な内部リンクの数があまりにも多い場合クローラーの動きを阻害したりサイトの評価を下げたりしかねません。

また後述するように、不自然な内部リンクがあるとユーザーに不便な思いをさせてしまいます。
Googleは常に「ユーザーファースト」を目指しているため、ユーザーにとって利便性の低いWebページはGoogleにとっても「上位表示すべきページ」ではありません。

Googleのガイドラインには以下のようにGoogleのモットーがまとめられています。


・検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
・ユーザーをだますようなことをしない。
・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
・どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。”

出典:“ウェブマスター向けガイドライン”, Google 検索セントラル

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記事Pro
スタッフ
Googleがいかにユーザーファーストを心がけているかがよくわかるガイドラインです。Googleで上位表示を狙おうと思うのであればGoogleとユーザーの利便性を考える必要があります。

2-2.ユーザーに与えかねないマイナスの影響

2-2.ユーザーに与えかねないマイナスの影響

不自然な内部リンクはユーザーにとっても不便な存在です。
不自然な内部リンクによって生じる不都合を具体的にあげていきます。

  • 視認性が悪くなる恐れがある
  • サイトの情報の不完全さを感じさせかねない
  • ユーザーを迷わせる可能性もある

それぞれの点を解説します。

2-2-1.視認性が悪くなる恐れがある

2-2-1.視認性が悪くなる恐れがある

無意味な内部リンクが頻繁に現れるとWebページの視認性が悪くなります。

例えば本文中に逐一「○○についてはこちらの記事をチェック!」と内部リンクが貼られていたら、「うるさい」画面になるでしょう。
アンカーテキスト(リンクが付いたテキスト)」の場合は上記のフレーズのように青文字や下線があって目立ちますし、「ブログカード(画像や記事の簡潔な概要がつくリンク)」であれば画面上でそれなりに大きく見えます。

あるテーマについて集中的に読みたいのに文章中にそのようにしょっちゅう内部リンクが出てきたら、気が散りかねません。

ユーザーが気になるであろう内容を補足するために、別の記事へのリンクを貼るのは自然で親切なことです。
しかし「段落ごとに1リンク」など度が過ぎると視認性が落ちます。

2-2-2.情報の不完全さを感じさせかねない

2-2-2.情報の不完全さを感じさせかねない

むやみなリンクはユーザーにサイトの情報の不完全さを感じさせる場合もあります。

調べ物をしているユーザーは答えを求めてWebページをクリックします。
探している情報がわずかであればどんなページであってもよいのですが、場合によっては関連する情報をまとめて知りたいと思うこともあるでしょう。

しかしアクセスしたWebページに部分的な情報しか見つからず、ほかの情報はリンク先の別のWebページに飛ばないと得られないならどうでしょうか。

「ひと通り知識を得るにはほかのページも見ないといけないのか」と面倒に感じるかもしれませんし、「このサイトは関連性の高い情報をしっかりまとめていない」と判断するかもしれません。
その場合、「まとめて情報を得られる別のサイトを探そう」と離脱される恐れがあります。

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記事Pro
スタッフ
例えばあるユーザーが「糖質制限ダイエット 基本」と検索するとします。ユーザーは「糖質制限ダイエットの意味とメリット・デメリット、やり方を知りたい」と思っています。
しかしもしコンテンツが「糖質制限ダイエットの意味」だけ説明して、「メリット・デメリットはこちらの記事をクリック」「やり方についてはこちらの記事をクリック」と内部リンクを設定したらどう思うでしょうか?

九段さん
「それくらいの基本情報はまとめて扱ってほしい」と思うでしょうね。

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記事Pro
スタッフ
そうですよね。そのコンテンツでメリット・デメリットややり方を簡単に説明して、「より詳細な情報は○○をクリック」とリンクを貼るのは自然です。しかしまとめられそうな情報を提供せずただほかのWebページに飛ばすだけだと、ユーザーは肩透かしをくらったかっこうになるかもしれません。

情報を補足するためにほかのWebページへ向けて内部リンクを貼るのはよいことです。
ただし「そのページでまとめて扱えそうな情報」までわざわざ分離すると、ユーザーの満足度は下がるかもしれません。

そのためある程度の情報はそのページでまとめて記載し、むやみに内部リンクを使わないことが大事です。

2-2-3.ユーザーを迷わせる可能性もある

2-2-3.ユーザーを迷わせる可能性もある

内部リンクをむやみに貼るとユーザーを迷わせる可能性もあります。

内部リンクが多いとユーザーはそれだけ多くの選択肢を持つことになります。
「さまざまな情報が提供されているから情報豊かでいいじゃないか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際には選択肢が多いとユーザーは迷うものです。

例えばTOPページやサイドバーに表示されるコンテンツの一覧に似通ったコンテンツが並んでいると、ユーザーはどこから見たらよいのかわからなくなる可能性があります。
あるいは本文中の至るところに今読んでいるのと同じような内容の記事へのリンクがあったら、どこまで読んだらよいのかも迷うかもしれません。

また調べているテーマについてほとんど知識がないユーザーの場合、コンテンツ内の多くのワードが新鮮に映ることがあります。
その場合コンテンツ内でワードの説明を一切せずに内部リンクであちこちに飛ばすと、ユーザーはサイト内でさまよって「迷子」になってしまうでしょう。

もちろん情報量が多いワードを逐一詳しく説明するのは困難です。
しかし概要だけでもその場で説明しあちこちに移動する必要がないようにデザインすると、ユーザーは目の前のコンテンツに集中できます。

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記事Pro
スタッフ
選択のパラドックス」について聞いたことはあるでしょうか?これは「選択肢が多いと選ぶのが難しくなり、かえって不幸になる場合があること」を意味する言葉です。あるサイトに多く情報があるのはよいことですが、内部リンクの貼り方しだいではユーザーを迷わせてしまうことがあるのです。

以上の点を踏まえ内部リンクを貼るときは本当にユーザーの役に立つものを選ぶようにしましょう。
サイト内に検索窓を設置して、ユーザー自身が目的のコンテンツを見つけられるようにするのも親切です。

3.内部リンクを貼るときの注意点

内部リンクをむやみに貼ることの弊害について解説しました。
ここからは内部リンクを貼るときに必ず意識すべき2つの注意点をご紹介します。

  • 検索意図やメインテーマとの関連性を考える
  • リンク切れは徹底して避ける

これらの点に注意して内部リンクを貼ると内部リンクの効果を高めることができます。

3-1.検索意図やメインテーマとの関連性を考える

3-1.検索意図やメインテーマとの関連性を考える

すでに説明したとおり、今読んでいる内容と関連がないWebページのリンクを貼るのはやめましょう。
ユーザーが知りたい情報」を見極め、それに付随する情報のみを選んでリンクを貼ってください。

記事を書くときは通常、検索クエリの裏にあるユーザーの検索意図を読み取って書く内容を決めます。
内部リンクを貼るときも同じようにしましょう。

「この記事の読者はどんな点をもっと詳しく知りたいと思うだろうか」
「ここまで読んだ時点で読者はどんな疑問を持つだろう」
「リンク先の記事はコンテンツのメインテーマと関連性があるか」

このように考え必要な内部リンクのみに絞るようおすすめします。

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記事Pro
スタッフ
具体例で見てみましょう。「理想 睡眠時間」を検索クエリにするユーザーがいる場合、検索意図は恐らく「理想の睡眠時間は何時間か知りたい」です。ではもし本文中「夢にまつわる最新研究についてはこちら!」とリンクが貼られていたらどうでしょうか?

九段さん
睡眠と夢なのでつながりはあるといえばあります。でも検索意図とは方向性が違いますよね。

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スタッフ
そのようなリンクが気にならないユーザーもいるでしょう。しかしスマートな記事とはいえませんよね。またクローラーがリンク元とリンク先の相違に気付いたら、評価を落とす可能性もゼロではありません。ユーザーが求めていない情報へ誘導するのはユーザビリティーを低める行為で、Googleからすると「ユーザーに不親切」なサイト設計です。SEO上問題があるため、そのような内部リンクは避けましょう。

3-2.リンク切れは徹底して避ける

3-2.リンク切れは徹底して避ける

内部リンクで注意したい別の点は「リンク切れ」です。
「リンク切れ」とは、「リンク先のWebページにアクセスできない状況」を指します。

リンクを貼ってもその先に行けないのは、ある道に入ってすぐ行き止まりになるようなものです。

これはGoogleのクローラー的にNGでしょう。
クローラーはリンクをたどってサイトを巡回しますが、リンク切れが発生しているとその動きが阻害されるからです。
またユーザーに不便な思いをさせることにもなります。

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スタッフ
こんな場面を想像してください。九段さんがカスタマーセンターに電話してオペレーターに質問をします。「その件につきましては○○部署から詳しく回答いたします」といわれ内線で飛ばされます。でもつながらずに発信音だけが延々と続いたらどう思いますか?

九段さん
イライラしますし、そのカスタマーセンターや会社への信頼がなくなります。

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記事Pro
スタッフ
同じようにリンク切れが起きるとGoogleやユーザーからの信頼をなくす恐れがあります。SEO上あってはならないことですからリンク切れには要注意です。

なお、リンク切れが起きる原因には以下のものが挙げられます。

・単純な文字列のミス
誤字や脱字により正しい文字列でリンクが貼られていない

・リンク先のWebページが削除された
リンク先が存在しないゆえにアクセスできない

3-2-1.リンク切れを調べるツール

リンクチェッカーのTOP画像
参照:「リンクチェッカー

リンク切れがないかチェックするには「リンクチェッカー」が便利です。

リンクチェッカーは内部リンクをたどりながらサイトチェックを行います。
使い方は簡単で、調べたいWebページのURLを貼り付けて「チェックボタン」を押すだけです。

チェックが終わると以下のように表示されます。

リンクチェッカーのチェック例

画像の例ではエラーがありません。
エラーがある場合は「エラー数」にカウントが入り詳細が示されます。

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記事Pro
スタッフ
インストールする必要がなくブラウザ上で使えるため便利です。ほかにもチェックツールはさまざまあります。使いやすいものを選んでチェックしてください。例えばGoogleが提供する「Google Search Console」の「インデックスカバレッジ」などがおすすめです。

4.まとめ

内部リンクが多くても自然な形で貼られているのであれば問題ありません。

しかし「関連性がない」「不適切なテキストがある」など、低品質のリンクを貼る行為はNGです。
Googleはサイトのランキングのことだけを考えてコンテンツを作成するサイト運営者を快く思っていないからです。

また悪意がなく低品質なリンクではないとしても、ユーザーの利便性を損なうような過剰なリンク設置もよくありません。
ユーザーにとって読みやすく使いやすいコンテンツの作成を心がけましょう。

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記事Pro
スタッフ
常にユーザーの検索意図を考えてユーザーファーストを実践するのが大切です。リンク切れにも注意しましょう。
内部リンクのSEO効果については以下の記事もご覧ください。

関連記事:「内部リンクとは?SEOを意識した5つの最適化方法を解説!