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SEO対策ではサイト階層の最適化が重要!ポイントは階層の深さ

SEO対策ではサイト階層の最適化が重要!ポイントは階層の深さ

2019.8.30

SEO対策において「階層」が重要だと言われていますが、何が重要なのか理解していますか?

WEBサイトの作成ではまず階層の構造を決めなければなりません。
そのサイトの階層には、

  • ディレクトリ階層
  • リンク階層

という2種類の階層があり、どちらの階層もサイトを構成していくうえで重要になりますが、SEO的には「階層の深さ」が重要になってきます。

そこでこの記事では、2種類のサイト階層の特徴とSEO的に効果を発揮するように階層を適正化する方法などご紹介していきます。

関連記事:「【SEOビギナー必見】SEO対策とは?基本と実践方法を徹底解説

1.WEBサイトの2種類の「階層」の違いを解説

WEBサイトの2種類の「階層」の違いを解説
WEBサイトにおける「階層」は、ビジネスや学校などの組織構造に似ています。
企業などの組織は、もちろん社長がトップに存在し、そこから専務や常務、各部署の部長へと続き、最終的に社員という組織になりますよね。

それをWEBサイトの階層に置き換えると、トップページからカテゴリーに移行し、そこから更に細分化されて最終的に記事などのコンテンツが存在する。というように、WEBサイトの階層とは、単純にトップダウン構造を意味しています。

そのWEBサイト階層には冒頭でも紹介した通り、

  • ディレクトリ階層
  • リンク階層

という2種類の階層がありますが、違いは理解しているでしょうか?ということで、この項では2種類の階層の特徴をご紹介します。

ディレクトリ構造とは?

ディレクトリ階層とは、目的のコンテンツが存在する場所までの階層をURLで示したものになります。

一般的なディレクトリ階層の例として、

  1. トップページ:第一階層
  2. カテゴリー:第二階層
  3. 記事などのコンテンツ:第三階層

このようになり、これをURLで表すと

「http://◯◯◯.com(第一階層)/△△△(第二階層)/◇◇◇(第三階層)」

といようになります。

構造によっては第四階層、第五階層が存在しますが、WEBサイトの作成にあたっては、まずはこのディレクトリ階層の構造を決めなければなりません。

そこで、ディレクトリ階層が最適化されていなければ、検索エンジンのクローラーやユーザーにとって評価が難しいサイトになる可能性があります。

リンク階層とは?

リンク階層は、別に「クリック階層」とも呼ばれていますが、「目的のコンテンツに何回クリックして到達したか」を意味する階層です。

上記のディレクトリ階層の例えだと、目的のコンテンツまで2回のクリックで到達します。第四階層、第五階層と設定していれば、当然クリックの回数が多くなりますよね。

ただし、第五階層まで存在するディレクトリ階層でも、トップページに内部リンクを設定すれば、ユーザーは1回のクリックで目的のページに到達できるほか、Googleなどの検索エンジンでは第二階層として認識されます。

以上のように、WEBサイトの階層には2種類の考え方があり、SEO対策との関連性は次項で詳しくお話します。

2.SEO対策で重要なのは「リンク階層」!2種類の階層を適正化しよう

SEO対策で重要なのは「リンク階層」!2種類の階層を適正化しよう

SEO対策においてディレクトリ階層の深さが関係していると考えられていますが、実際には階層の深さと評価(検索順位)は関係性がないと言われています。

ただし、Googleなどのクローラーは階層の浅い部分の情報を取得するため、ディレクトリ階層が深くなれば深くなるほど、下の階層の情報が伝わりにくくなります。さらに、ディレクトリ階層が深くなれば、その分URLも長くなってしまいます。

階層が深い何回もクリックしなければ到達できないようなコンテンツはGoogleなどのクローラーから重要でないと判断され、インデックスされない可能性があります。インデックスとは、検索エンジンのデータベースにページ情報が記録されている状態を指します。

また、Googleではシンプルかつユーザーが理解できる、IDではなく意味がある単語のURLが推奨されているので、長過ぎるとSEO的に少々問題があります。

関連記事:「記事のURL(パーマリンク)を変更!適切なURLでSEO対策!

SEO対策では「リンク階層の最適化」が重要!

そこで、SEO対策で重要になるのが「リンク階層の最適化」になります。
リンク階層は目的のコンテンツに何回クリックして到達したかを意味する階層です。

前項でも説明しましたが、トップページに第四階層、第五階層に存在するコンテンツの内部リンクを設定すれば、クリックの回数が1回になるとともに、Googleのクローラーは2階層目として認識されます。

階層が浅いほどインデックスされやすくなるので、ディレクトリ階層を考慮したうえでリンク階層を最適化すればSEO対策として効果を発揮してくれるのです。

多くのWEBサイトで「おすすめの記事」や「よく読まれる記事」などトップページに設定されている内部リンクはよく見ますよね。

3.まとめ

WEBサイトでは階層構造が重要であり、階層にはディレクトリ階層とリンク階層という2種類の考え方があります。ディレクトリ階層は単純に階層の深さを意味し、リンク階層は目的のコンテンツに何回クリックして到達するかを意味しています。

WEBサイトではどちらの階層も重要ですが、SEO対策においては「リンク階層の最適化」が重要なポイントです。トップページに深い階層に存在するコンテンツの内部リンクを設定すれば、クリック回数が1回になるとともにGoogleのクローラーは第二階層として認識してもらえるようになります。

サイトの中で特に重要なコンテンツをリンク階層で最適化することで、SEO対策として効果が表れてくるので、まずはサイト全体の階層の最適化を進めていきましょう。