ステータスコード (Status Code – 200, 301, 302, 404, 5xx など)

  • 公開日:2025.04.10
  • 更新日:2025.04.10
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HTTPステータスコード(Status Code)とは、ウェブブラウザ(クライアント)がウェブサーバーに対してリクエスト(例:「このページを表示してください」)を送った際に、そのリクエストが成功したのか、失敗したのか、あるいは別の処理が必要なのかといった、リクエスト処理の結果をサーバーが3桁の数字で返すコードのことです。このステータスコードは、普段ウェブサイトを閲覧している際には目に見えませんが、ブラウザや検索エンジンクローラーがウェブページの状態を理解するために非常に重要な役割を果たしています。

ステータスコードは、その最初の桁によって大きく5つのクラスに分類されます。

1xx (情報): リクエストを受け付け、処理を継続中であることを示す。(例: 100 Continue)一般的に目にすることは少ないです。

2xx (成功): リクエストが正常に処理され、成功したことを示す。

  • 200 OK: リクエストが成功し、要求された情報(ページなど)が存在することを示す最も一般的なコード。

3xx (リダイレクト): リクエストを完了するために、追加のアクション(別のURLへの転送など)が必要であることを示す。

  • 301 Moved Permanently: 要求されたリソースが恒久的に別のURLへ移動したことを示す。SEO評価(リンクジュースなど)も新しいURLへ引き継がれます。サイト移転やURLの正規化などで使用。 (リダイレクト参照)
  • 302 Found (または Moved Temporarily): 要求されたリソースが一時的に別のURLへ移動したことを示す。SEO評価は通常引き継がれません。メンテナンス時や一時的なキャンペーンページへの転送などで使用。

4xx (クライアントエラー): クライアント側(ブラウザやクローラー)のリクエストに誤りがあり、サーバーがリクエストを処理できなかったことを示す。

  • 403 Forbidden: アクセスが禁止されていることを示す。閲覧権限がない場合など。
  • 404 Not Found: 要求されたリソース(ページなど)がサーバー上に見つからないことを示す。リンク切れの際などに発生。

5xx (サーバーエラー): サーバー側で何らかの問題が発生し、リクエストの処理を完了できなかったことを示す。

  • 500 Internal Server Error: サーバー内部で予期せぬエラーが発生したことを示す。プログラムのバグなどが原因。
  • 503 Service Unavailable: サーバーが一時的に過負荷状態であったり、メンテナンス中であったりして、リクエストを処理できない状態を示す。

SEOの観点からは、これらのステータスコードを正しく理解し、適切に設定・管理することが重要です。

  • 正常なページは200を返す: ユーザーやクローラーがアクセスできる通常のページは、常に200 OKを返すようにします。
  • URL変更時は301リダイレクト: サイト移転やページのURLを恒久的に変更した場合は、必ず古いURLから新しいURLへ301リダイレクトを設定し、評価を引き継ぎます。
  • 404エラーへの対処: 削除したページなどに対して404エラーが発生するのは自然ですが、重要なページへのリンクが404になっている場合は修正が必要です。カスタム404ページを用意し、ユーザーを適切に案内することも推奨されます。
  • 5xxエラーの監視と解消: 5xxエラーが頻発すると、ユーザー体験を損なうだけでなく、検索エンジンからの評価も低下し、インデックスから削除される可能性もあります。サーバー環境やプログラムを改善し、エラーが発生しないように努める必要があります。

Google Search Consoleなどのツールで、クロールエラー(404や5xxなど)が発生していないか定期的に確認し、問題があれば迅速に対応することが、サイトの健全性を保ちSEO評価を維持・向上させるために不可欠です。

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