ソーシャルシグナル (Social Signal)

  • 公開日:2025.04.10
  • 更新日:2025.04.10
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ソーシャルシグナル(Social Signal)とは、X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LinkedIn、はてなブックマークといったソーシャルメディアプラットフォーム上での、特定のウェブサイトやコンテンツに対するユーザーの反応やアクション(エンゲージメント)のことを指します。具体的には、以下のようなものがソーシャルシグナルとみなされます。

  • シェア(Share)/ リツイート(Retweet): 特定のURLコンテンツが、ユーザーによってソーシャルメディア上で共有・拡散された回数。
  • いいね(Like)/ お気に入り(Favorite): コンテンツに対する肯定的な反応の数。
  • コメント(Comment): コンテンツに対するユーザーからのコメントや議論。
  • ブックマーク(Bookmark): はてなブックマークなどでブックマークされた数。
  • フォロワー数 / ページへの「いいね!」数: 企業やブランドの公式アカウントのフォロワーやファン数。

ソーシャルシグナルが、Googleなどの検索エンジン検索順位に直接的な影響を与えるかどうかについては、長年議論があり、Googleの公式見解としては「直接的なランキング要因ではない」とされています。つまり、Facebookでの「いいね!」が多ければ多いほど検索順位が上がるといった単純な仕組みではありません。

しかし、ソーシャルシグナルは間接的にSEOに対して以下のような好影響をもたらす可能性があります。

  1. コンテンツの発見とインデックス促進: ソーシャルメディア上でコンテンツが広く共有・拡散されることで、検索エンジンクローラーがそのコンテンツをより早く発見し、インデックスするきっかけとなる可能性があります。特に、公開したばかりの新しい記事などをTwitterで活用して広めるのは有効な手段です。
  2. リンク獲得の機会創出: 質の高いコンテンツがソーシャルメディアで話題になれば、それを見た他のウェブサイト運営者やブロガーが、自身のサイトでそのコンテンツを参照し、被リンク(バックリンク)を設置してくれる可能性が高まります。質の高い被リンクは、直接的なSEO評価向上に繋がります。
  3. トラフィックの増加とユーザー行動データ: ソーシャルメディアからの流入(ソーシャルトラフィック)が増えれば、サイト全体のトラフィックが増加します。また、ソーシャル経由で訪れたユーザーが良い体験をし、サイトに長く滞在したり、他のページを回遊したりすれば、それが良好なユーザー行動シグナルとして(間接的に)検索エンジンに認識される可能性も考えられます。
  4. ブランド認知度と信頼性の向上: ソーシャルメディア上でのポジティブな言及やエンゲージメントは、企業やブランドの認知度を高め、ユーザーからの信頼性を構築する上で役立ちます。これは長期的に見て、指名検索の増加や、他のサイトからのサイテーション(言及)増加にも繋がる可能性があります。

したがって、ソーシャルシグナル自体を直接的なSEO目標とするべきではありませんが、魅力的なコンテンツを作成し、それをSNSをうまく活用して積極的に共有・拡散し、ユーザーとのエンゲージメントを高めていくことは、間接的にSEOへ良い影響を与え、ウェブサイト全体のマーケティング戦略において重要な活動と言えます。

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