検索ボリューム (Search Volume)
- 公開日:2025.04.10
- 更新日:2025.04.10
- 用語集
検索ボリュームとは、特定のキーワードが、Googleなどの検索エンジンで、特定の期間(通常は月間)に検索された回数の推定値を示す指標です。「月間検索ボリューム」「月間検索数」などとも呼ばれます。例えば、「SEO 基本」というキーワードの月間検索ボリュームが500回だとすると、そのキーワードで月に平均して約500回の検索が行われていると推測されます。
検索ボリュームは、そのキーワードに対する世の中の関心度や需要の大きさを測るための重要な手がかりとなります。SEO戦略におけるキーワード選定プロセスにおいて、以下のような点で活用されます。
- ターゲットキーワードの優先順位付け: 関連性の高いキーワード候補が複数ある場合に、検索ボリュームを比較して、より多くのアクセスが見込めるキーワードや、逆に競合が少なくニッチなキーワードを見極める参考にします。
- コンテンツの需要予測: 新しいコンテンツテーマを考える際に、関連キーワードの検索ボリュームを調べることで、そのテーマに対するユーザーの関心がどれくらいあるかを推測できます。
- 市場トレンドの把握: 特定のキーワード群の検索ボリュームの推移を追うことで、市場のトレンドや季節性を把握することができます。
検索ボリュームが大きいキーワード(ビッグキーワード)は、それだけ多くの人の目に触れる機会があるため魅力的ですが、一般的に競合サイトも多く、上位表示の難易度が高くなる傾向があります。一方、検索ボリュームが小さいキーワード(ロングテールキーワード)は、検索する人の数は少なくても、検索意図が具体的で明確な場合が多く、コンバージョンに繋がりやすい可能性があります。
検索ボリュームを調査するためのツールとしては、Googleが提供する「キーワードプランナー」(Google広告のアカウントが必要)が代表的です。他にも様々なサードパーティ製のSEOツールがあり、より詳細なデータや関連キーワードの提案を得ることも可能です。
ただし、検索ボリュームはあくまで推定値であり、また、ボリュームの大小だけでキーワードの価値が決まるわけではありません。自社のビジネス目標やターゲット層、コンテンツ戦略、競合状況などを総合的に考慮して、最適なキーワード戦略を立てることが重要です。
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