検索意図 (Search Intent / User Intent)

  • 公開日:2025.04.10
  • 更新日:2025.04.10
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検索意図(Search Intent)とは、ユーザーが検索エンジンに特定のキーワード(検索クエリ)を入力する際に、その背景にある「目的」や「知りたいこと」「解決したい課題」のことを指します。「ユーザーインテント(User Intent)」とも呼ばれます。ユーザーがなぜそのキーワードで検索したのか、その検索行動の裏にある動機や欲求を理解することが、検索意図を捉えるということです。

検索意図を理解することは、現代のSEOにおいて最も重要なコンセプトの一つです。なぜなら、Googleをはじめとする検索エンジンの最大の目標は、ユーザーの検索意図に最も合致した、最も有益な検索結果を提供することだからです。したがって、検索意図を正確に把握し、それに応えるコンテンツを作成することが、検索順位を向上させるための鍵となります。

検索意図は、一般的に以下の4つのタイプに分類されます。

  1. Know(知りたい): ユーザーが特定の情報や知識、定義、事実などを知りたいという意図。「〇〇とは?」「〇〇 やり方」「〇〇 原因」のような検索クエリが該当します。ブログ記事や解説コンテンツ、FAQなどがこの意図に応える形式です。
  2. Go(行きたい): ユーザーが特定のウェブサイトや場所にアクセスしたいという意図。「YouTube」「Amazon」「Article Pro ログイン」のようなサイト名やブランド名での検索(ナビゲーショナルクエリ)が該当します。ユーザーは特定の目的地にたどり着くことを目的としています。
  3. Do(したい): ユーザーが何か具体的な行動を起こしたい、取引をしたいという意図。「〇〇 購入」「〇〇 ダウンロード」「〇〇 予約」「〇〇 問い合わせ」のような検索クエリが該当します。商品ページ、サービス申し込みページ、資料請求ページなどがこの意図に応えます。
  4. Buy(買いたい): Do(したい)の中でも特に「購入」の意図が強い検索。商品名や「〇〇 おすすめ」「〇〇 比較」「〇〇 価格」などの検索クエリが該当します。ECサイトの商品ページや比較サイト、レビューサイトなどが求められます。

(※ BuyをDoに含めて3種類とする分類や、さらに細かく分類する考え方もあります)

効果的なSEOコンテンツを作成するためには、ターゲットとするキーワードに対して、ユーザーが上記のどの検索意図を持っている可能性が高いかを分析・推測することが不可欠です。検索意図を把握するためには、以下のような方法が役立ちます。

  • 検索結果(SERP)の分析: ターゲットキーワードで実際に検索し、現在上位表示されているページの種類(ブログ記事か、商品ページか、比較サイトかなど)や、表示されているSERPフィーチャー(強調スニペット、PAA、ローカルパックなど)を分析します。これにより、Googleがそのキーワードの検索意図をどのように解釈しているかを推測できます。
  • キーワードの言葉自体からの推測: クエリに含まれる言葉(例: 「とは」「方法」「購入」「比較」)から意図を推測します。
  • サジェストキーワードや関連キーワードの分析: Googleのサジェスト機能や関連キーワードには、ユーザーの具体的な疑問や関心が反映されていることが多いです。
  • Q&AサイトやSNSの分析: Yahoo!知恵袋のようなQ&AサイトやSNSで、ターゲットキーワードに関連してどのような質問や会話がなされているかを調査します。

検索意図を深く理解し、それに対して最も的確で網羅的、かつ信頼できる答えを提供するコンテンツを作成することが、ユーザー満足度を高め、Googleからの評価を得るための本質的なアプローチです。

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