メタディスクリプション (Meta Description)

  • 公開日:2025.04.11
  • 更新日:2025.04.11
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メタディスクリプション(Meta Description)とは、HTML文書の<head>セクション内に記述される<meta>タグの一種で、そのウェブページの概要や要約を記述するためのものです。具体的には <meta name=”description” content=”ここにページの概要を記述”> のような形式で記述されます。

メタディスクリプションに記述されたテキストは、主にGoogleなどの検索エンジンの検索結果ページ(SERP)において、タイトルタグの下に表示される「説明文(スニペット)」として利用されることがあります。また、SNSなどでページURLが共有された際に、ページの要約として表示される場合もあります。

メタディスクリプション自体は、Googleによると直接的な検索順位の決定要因(ランキングシグナル)ではありません。つまり、メタディスクリプションにキーワードをたくさん詰め込んでも、それだけで順位が上がるわけではありません。しかし、間接的にSEOに大きな影響を与える重要な要素です。その主な理由は以下の通りです。

  • クリック率CTR)の向上: 検索結果ページでタイトルと共に表示されるため、ユーザーがどのページをクリックするかどうかを判断する際の重要な情報源となります。ページの内容を的確に要約し、ユーザーの検索意図に合致するメリットや解決策を提示することで、ユーザーの興味を引きつけ、クリック率(CTR)を高める効果が期待できます。CTRの向上は、結果的にサイトへのトラフィック増加に繋がります。

効果的なメタディスクリプションを作成するためのポイントは以下の通りです。

  • ページ内容の正確な要約: ページの内容を簡潔かつ正確に伝え、ユーザーが「このページには自分の求めている情報がありそうだ」と判断できるようにします。
  • キーワードの自然な含有: ユーザーが検索するであろうキーワードを自然な形で含めることで、検索結果上でそのキーワードが太字表示され、ユーザーの目に留まりやすくなります。
  • ユーザーへの行動喚起(CTA): 可能であれば、「詳しくはこちら」「無料相談はこちら」のような、ユーザーに次の行動を促す言葉を含めます。
  • 独自性: 各ページごとに、その内容に合わせた固有のメタディスクリプションを設定します。サイト内で定型文を使い回すのは避けるべきです。
  • 適切な文字数: 検索結果に表示される文字数には制限があります(一般的にPCで120文字前後、スマートフォンで90文字前後)。長すぎると途中で省略されてしまうため、重要な情報は前半に記述し、推奨される文字数内に収めるようにします。

なお、Googleは必ずしも設定されたメタディスクリプションをそのままスニペットとして使用するとは限りません。ユーザーの検索クエリに応じて、ページ本文の一部を抜粋して表示することもあります。しかし、魅力的で分かりやすいメタディスクリプションを設定しておくことは、CTR向上の機会を最大化するために依然として重要です。

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