キーワードプランナー (Keyword Planner)

  • 公開日:2025.04.10
  • 更新日:2025.04.10
  • 用語集
  • X
  • Facebook
  • LINE

キーワードプランナー(Keyword Planner)は、Googleが提供している、主にGoogle広告(旧Google AdWords)の出稿者向けの無料ツールですが、SEOにおけるキーワードリサーチにおいても広く活用されています。Google広告のアカウントがあれば、広告を出稿していなくても基本的な機能を利用できます。

キーワードプランナーの主な機能は以下の2つです。

新しいキーワードを見つける

  • 特定の単語、フレーズ、またはウェブサイトのURLに関連する新しいキーワードのアイデアを発見することができます。
  • 例えば、「記事作成」と入力すると、「記事作成 代行」「SEO記事 外注」「ブログ記事 書き方」といった関連性の高いキーワード候補が多数表示されます。
  • これにより、自社がターゲットとすべきキーワードの幅を広げたり、ユーザーが実際にどのような言葉で検索しているか(検索クエリ)のヒントを得たりすることができます。

検索ボリュームと予測のデータを確認する

  • 指定したキーワードリストに対して、それぞれのキーワードがGoogleで月間にどれくらい検索されているかの推定値(検索ボリューム)を確認できます。
  • 検索ボリュームの推移(季節性など)や、地域別の検索ボリュームも把握できます。
  • Google広告における競合性(広告出稿の多さ)や、推奨入札単価なども表示されますが、これらはSEOの難易度とは直接関係ないものの、そのキーワードに対する商業的な関心の高さを測る参考にはなります。

これらの機能は、SEO戦略を立てる上で非常に役立ちます。

  • コンテンツテーマの選定: 検索ボリュームがある程度あり、かつ自社のターゲット層が関心を持つであろうキーワードを発見し、それに基づいたコンテンツ作成のテーマを選定するのに役立ちます。
  • ターゲットキーワードの優先順位付け: 複数のキーワード候補の中から、検索ボリュームや関連性、検索意図などを考慮して、優先的に対策すべきキーワードを選定する際の判断材料となります。
  • ロングテールキーワードの発掘: 検索ボリュームは小さくても、より具体的でコンバージョンに繋がりやすいロングテールキーワードのアイデアを得ることもできます。
  • 市場の需要調査: 特定の商品やサービスに関連するキーワードの検索ボリュームを調べることで、市場での需要の大きさやトレンドを把握する手がかりになります。

ただし、キーワードプランナーを利用する際にはいくつかの注意点があります。

  • 検索ボリュームは推定値: 表示される検索ボリュームは、あくまでGoogleによる推定値であり、実際の検索数と完全に一致するわけではありません。また、広告アカウントで実際に広告費用を使用していない場合、表示される検索ボリュームが「1万~10万」のような大まかな範囲でしか表示されないことがあります(具体的な数値を見るには広告出稿が必要になる場合があります)。
  • SEO難易度ではない: 表示される競合性は、あくまでGoogle広告における競合の度合いであり、オーガニック検索での上位表示の難易度(SEO難易度)とは異なります。SEO難易度を知るには、他のSEOツールの指標などを参考にする必要があります。

キーワードプランナーは、Googleが持つ膨大な検索データに基づいたキーワード情報にアクセスできる強力なツールです。これらの注意点を理解した上で、他のツールや分析手法と組み合わせて活用することで、効果的なキーワード戦略の立案に大きく貢献します。

  • X
  • Facebook
  • LINE
ご相談お待ちしております

お電話受付時間平日:10時~18時

0120-963-404