Google アナリティクス
- 公開日:2025.04.10
- 更新日:2025.04.10
- 用語集
Google アナリティクス(Google Analytics)とは、Googleが無料で提供している高機能なウェブアクセス解析ツールです。ウェブサイトやモバイルアプリに特定の計測タグ(コード)を設置することで、サイトを訪れたユーザーの行動や属性に関する様々なデータを収集・計測し、詳細なレポートとして確認することができます。ウェブサイト運営者やマーケターが、サイトのパフォーマンスを把握し、課題を発見し、改善策を立案・実行するために不可欠なツールとなっています。
現在主流となっているのは、2020年にリリースされた「Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)」です。それ以前のバージョン(ユニバーサルアナリティクス、UA)は2023年7月に計測が停止され、GA4への移行が必須となりました。GA4は、従来のUAとはデータの計測モデルやインターフェースが大きく異なり、ウェブサイトとアプリを横断したユーザー行動の分析や、機械学習を活用した予測機能などが強化されています。
Google アナリティクス(GA4)で確認できる主なデータやレポートには、以下のようなものがあります。
- リアルタイムレポート: 現在サイトを訪れているユーザー数、どのページを見ているか、どこから来たかなどをリアルタイムで把握できます。
- ユーザーに関するデータ:
- ユーザー数: サイトを訪れた合計ユーザー数、新規ユーザー数、リピーター数など。
- ユーザー属性: ユーザーの国、地域、市区町村、言語、性別、年齢層、興味関心など(Googleシグナルの有効化が必要な場合あり)。
- テクノロジー: ユーザーが使用しているデバイス(PC、モバイル、タブレット)、OS、ブラウザの種類など。
- トラフィック(集客)に関するデータ:
- エンゲージメント(行動)に関するデータ:
- コンバージョン(成果)に関するデータ:
- コンバージョン数: 商品購入、問い合わせ完了、資料請求など、事前に設定した「成果(コンバージョンイベント)」がどれだけ発生したか。
- コンバージョン経路: ユーザーがコンバージョンに至るまでに、どのようなチャネルやページを経由したか。
これらの豊富なデータを分析することで、サイト運営者は以下のようなことが可能になります。
- SEO施策や広告キャンペーンの効果測定
- ユーザーに人気のコンテンツや、逆に関心を持たれていないコンテンツの特定
- ユーザーが離脱しやすいページや、コンバージョンのボトルネックとなっている箇所の発見
- ターゲットとすべきユーザー層の明確化
- サイトデザインやナビゲーションの改善点の発見
Google アナリティクスは非常に多機能であるため、使いこなすにはある程度の学習が必要ですが、ウェブサイトの成果を最大化するためには、その基本的な使い方を理解し、データを読み解くスキルを身につけることが不可欠です。
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