CV (Conversion / コンバージョン / 成果)
- 公開日:2025.04.10
- 更新日:2025.04.10
- 用語集
コンバージョン(Conversion、略してCV)とは、ウェブサイトやマーケティング活動において、運営者が設定した「最終的な目標」や「成果」をユーザーが達成することを指します。「転換」や「変換」といった意味を持ち、ウェブサイトへの単なる訪問者(Visitor)が、価値ある行動を起こす顧客や見込み客へと「転換」する、というニュアンスが含まれています。
コンバージョンの具体的な内容は、ウェブサイトの種類やビジネスの目的によって大きく異なります。代表的なコンバージョンの例としては、以下のようなものが挙げられます。
- ECサイト: 商品の購入完了
- 企業サイト・サービスサイト: お問い合わせ、資料請求、見積もり依頼、セミナー申し込み
- 情報サイト・メディアサイト: 会員登録、メールマガジン購読、特定ページの閲覧(例: 料金ページ)、PDF資料のダウンロード
- アプリプロモーションサイト: アプリのインストール
コンバージョンは、ウェブサイト運営やウェブマーケティング活動の成否を測るための最も重要な指標の一つです。単にアクセス数が多いだけではビジネス上の成果には繋がりません。SEO、広告、SNS運用など、様々な集客施策を行う最終的な目的は、多くの場合、このコンバージョン数を最大化することにあります。
コンバージョンを正確に計測するためには、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールで「目標設定」を行う必要があります。例えば、「商品購入完了ページ(サンクスページ)が表示されたら1コンバージョン」「お問い合わせフォームの送信完了ボタンがクリックされたら1コンバージョン」といった形で設定します。
計測されたコンバージョンデータは、以下のような分析や改善活動に活用されます。
- 施策の効果測定: どの流入経路(オーガニック検索、広告、SNSなど)や、どのキーワード、どのキャンペーンがコンバージョン獲得に貢献しているかを評価します。
- ROI(投資対効果)の算出: 広告費用や施策にかかったコストに対して、どれだけのコンバージョン(=成果)が得られたかを計算します。
- ウェブサイト改善点の特定: コンバージョンに至るまでのユーザーの行動経路(コンバージョンパス)を分析し、離脱が多いページや導線の問題点を発見します。ランディングページ(LP)の改善や、入力フォームの最適化(EFO)などが有効な場合があります。
コンバージョンに近い中間的な目標として「マイクロコンバージョン」(例: カート投入、フォーム入力開始など)を設定し、それを計測することも、ユーザー行動の理解や改善点の発見に役立ちます。最終的なビジネス目標達成のために、適切なコンバージョンを設定し、継続的に計測・分析・改善していくことが不可欠です。
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