【ブログ初心者向け】リライトでPV・CVを劇的改善する10の書き方テクニック

「せっかくブログ記事を書いたのに、全然読まれない…」

「コンバージョン（商品購入や問い合わせなど）に繋がらない…」

ブログ運営者なら誰もが一度は抱える悩みではないでしょうか。

実は、これらの悩みを解決するカギは、過去記事のリライトにあるかもしれません。

リライトは、新規記事を作成するよりも低コストで、SEO効果（検索順位の上昇）だけでなく、PV（ページビュー）数やCV（コンバージョン）率の劇的な改善も期待できる、非常に効果的な施策です。

しかし、「リライトって具体的に何をすればいいの？」「ただ情報を更新するだけではダメなの？」と疑問に思う方も多いはず。

そこで今回は、読者の心に響き、行動を促す記事へと生まれ変わらせるための、具体的な「書き方」10のテクニックを徹底解説します。

1. なぜブログ記事のリライトが必要なのか？

「新しい記事を書くのに忙しくて、過去記事にまで手が回らない…」

そう思っている方もいるかもしれません。

しかし、ブログ記事のリライトには、新規記事作成にはない多くのメリットがあります。

この章では、ブログ記事のリライトが必要な理由を、4つの観点から解説します。

1-1. SEO効果（検索順位、アクセス数）

リライトは、検索順位を上げ、アクセス数を増やすための効果的な手段です。

リライトならではのメリットは、以下の3点です。

• 検索エンジンのアルゴリズムは常に変化している
• 情報の鮮度を保てる
• キーワードの見直しができる

例えば、メインキーワードでアクセスが取得できていても共起語などの対策が不十分な場合は、リライトをすることでアクセス数を大きく伸ばせる可能性があります。

1-2. 読者エンゲージメントの向上（読了率・滞在時間・シェア数）

リライトは、読者のエンゲージメント（記事への関与度）を高める効果もあります。

エンゲージメントを高めるために強く意識したいのは、以下の3点です。

• 読者のニーズに応えられる
• 読みやすい記事に改善できる
• 視覚的な要素を強化できる

特に画像や動画などは近年のWeb集客で積極的に用いられている手法です。

データ通信の高速化やスマートフォンの高機能化などの後押し材料もあるため、積極的に取り入れましょう。

1-3. コンバージョン率の向上（資料請求・商品購入・問い合わせなど）

リライトは、ブログ記事を読んだ読者の行動（コンバージョン）を促進する効果もあります。

• CTA（行動喚起）の改善
• 内部リンクの最適化
• 読者の疑問を解消できる

例えば、誘導の文章の工夫や問い合わせボタンの色・サイズの変更などにより、収益を大きく伸ばせる可能性があります。

1-4. Webサイト全体の品質向上

個々の記事をリライトすることにより、Webサイト全体の品質向上にもつながります。

根拠は以下のとおりです。

• 古い記事を整理できる
• 内部リンク構造を最適化できる
• ブログの専門性を高められる

ただし、これらの効果が期待できるのは、当然リライトによってブログ記事の質を高められる場合に限ります。

単に「リライトすればよい」という問題ではないことを理解しておきましょう。

2. ブログ記事リライト前の準備を3つのステップで解説

ブログ記事のリライトを成功させるためには、事前の準備が非常に重要です。

この章では、効果的なリライトを行うための準備を、3つのステップで解説します。

2-1. Step1：リライト対象記事の選定

まずは、どの記事をリライトすべきかを決定します。

記事の状況をチェックして、効果が見込める記事から優先的に着手しましょう。

優先順位のつけ方は、以下の表を参考にしてください。

表：リライト対象記事の選定基準

基準	詳細	優先度
検索順位が6～20位の記事	・上位表示まであと一歩の記事 ・少しの改善で上位表示できる可能性が高い	高
ブログのテーマと関連性の高い記事	・ブログ全体のテーマや専門性を強化するために重要な記事	高
アクセスが減少している記事	・アクセス数が以前よりも減少している記事 ・減少が顕著な場合は早めのリライトが必要	中
コンバージョン率が低い記事	・アクセス数は多いもののコンバージョンにつながっていない記事 ・ユーザーの検索意図とコンテンツ内容の不一致、CTAの弱さなどが原因として考えられる	中
公開から1年以上経過した記事	・情報が古くなっている可能性がある ・情報の鮮度が重要な分野（例：テクノロジーやトレンド情報など）では、定期的なリライトが不可欠	中
季節性のある記事	・特定の季節に検索需要が高まる記事 （例：クリスマス・お正月・夏休みなど）	中

ブログ記事に費やすことのできるリソースもふまえて、リライトするべき記事を検討しましょう。

2-2. Step2：徹底的な記事分析

リライト対象記事を選定したら、次は徹底的な記事分析を行います。

現状の課題を明確にし、リライトの方向性を定めるために、以下の項目を分析しましょう。

表：記事分析の項目

分析項目	確認事項	ツール
キーワード分析	・現在の対策キーワードは適切か？ ・検索ボリュームや競合性は？ ・他に狙うべきキーワードはないか？	Googleキーワードプランナー Ahrefs SEMrush
競合分析	・同じキーワードで上位表示されている競合記事は？ ・競合記事の構成・見出し・内容と、強み・弱みは？	Google検索 Ahrefs SEMrush
SEO分析	・現在の検索順位・表示回数・CTRは？ ・内部リンク・外部リンクは適切か？ ・モバイルフレンドリーか？ ・表示速度は？	Google Search Console PageSpeed Insights
コンテンツ分析	・文章は読みやすいか？ ・情報は正確で最新か？ ・読者の疑問や悩みを解決できているか？ ・具体例やデータは十分か？ ・E-E-A-Tは満たされているか？	目視・ヒートマップツールなど
読者視点での分析	・記事を読んで、読者はどんな感情を抱くか？ ・読者は記事から何を得られるか？ ・読者は次にどんな行動を起こすか？	読者になりきって記事を読む

ブログ記事をリライトする際には、ポイントを押さえておかないと逆効果になってしまうこともあります。

最大限の効果を得るために、執筆前の分析は慎重に行いましょう。

2-3. Step3：リライトの目標設定

記事分析の結果を踏まえ、リライトの具体的な目標を設定します。

目標設定のポイントとなるのがSMARTです。

• S：具体的（Specific）
• M：測定可能（Mesurable）
• A：達成可能（Achievable）
• R：関連性がある（Relevant）
• T：時間制約がある（Time-bound）

例えば、「〇〇のキーワードでの検索順位を3位以内に上げる」「記事のPVを30%アップさせる」「記事の直帰率を10%下げる」などのように設定しましょう。

3. 【具体例で解説】ブログ記事リライトの書き方10のコツ

リライト前の準備が整ったら、いよいよ記事のリライトです。

ここでは、SEO効果だけでなく、読者のエンゲージメントやコンバージョンを高めるための、具体的な「書き方」のコツを10個紹介します。

3-1. 読者の心に響くタイトルと導入文の書き方

タイトルと導入文は、読者が記事を読むかどうかを決定する重要な要素です。

それぞれのポイントは、次のとおりです。

〇タイトルの重要要素

• キーワードを盛り込む
• 数字や記号を活用する
• キャッチーな単語や表現を使用する
• 30文字以内に的確に押さえる

タイトルについての詳しい作り方は、以下で詳しく解説しています。

〇導入文の書き方

• 読者の共感を呼ぶ
• 記事を読むメリットを提示する
• 記事内容を簡潔にまとめる

ブログ記事をリライトする際、本文の修正に対しての意識が強くなり、タイトルやリードと本文の内容が一致しない状態になってしまうことがあります。

読者への興味付けをできるようにしっかりと対策しましょう。

3-2. 読者の検索意図に応える見出し構成の作り方

見出しは、記事の内容を整理し、読者に記事の全体像を伝える役割があります。

効果的な見出し構成は、読者の理解を深め、SEO効果も高めます。

• キーワードを盛り込む
• 読者の疑問に答える見出しを作る
• 論理的な構成にする（問題提起→原因→解決策→まとめ）
• 見出しだけで記事の内容が伝わるようにする
• H2やH3のタグを適切に使用する

なかでもH2見出しは、検索エンジンが記載内容を重視して読み取る傾向にあります。

H1見出しはさらに重要性は高いですが、1記事につき1回のみ使用するものであるため、基本的にブログ記事の本文中には使用しません。

3-3. 読みやすく分かりやすい文章の書き方

読者にストレスなく読んでもらうためには、読みやすく分かりやすい文章を書くことが重要です。

テクニック	詳細	補足
文章構成の活用	PREP法： 結論(Point) → 理由(Reason) → 具体例(Example) → 結論(Point) の順で構成 SDS法：要点(Summary) → 詳細(Details) → 要点(Summary) の順で構成	論理的で説得力のある文章になる
平易な言葉の使用	専門用語や難しい言葉を避け、誰にでも理解できる平易な言葉を使う	必要に応じて、専門用語の解説を入れる
具体例・データ・図表	具体例・データ・図表などを活用し、内容を分かりやすく、説得力のあるものにする	具体的な事例や数値を示すことで、読者の理解を深める
箇条書き・表	情報を整理し、視覚的に分かりやすくするために活用する	長い文章や複雑な情報を整理し、読者の理解を助ける
一文の長さ	一文を短く、簡潔にまとめる （目安：50～60文字程度）	長すぎる文は読みにくく、理解しにくいため
段落分け	長い文章は、適切な箇所で段落を分ける	視覚的な区切りを作ることで、読者の負担を軽減し、読みやすくする
接続詞	接続詞を適切に使い、文章の流れをスムーズにする	「しかし」「そのため」「例えば」など、文と文の関係性を明確にする接続詞を効果的に使う

Webの記事はスマートフォンユーザーが多いため、改行やテキスト中の漢字のバランスに注意することも重要です。

3-4. SEOに強い文章の書き方

SEO効果を高めるためには、検索エンジンに評価されやすい文章を書く必要があります。

戦略	詳細	注意点
キーワードの適切な配置	・タイトル、見出し、本文中に対策キーワードと関連キーワードを含める	・不自然なキーワードの詰め込みを避ける ・文脈に合わせた自然な形で使用する
共起語の活用	・対策キーワードと一緒によく使われる単語（共起語）を記事内に盛り込む ・検索エンジンに記事の内容を理解させやすくなり、SEO効果が期待できる	・共起語を不自然に詰め込まない ・あくまでも読者にとって読みやすい文章を心がける
内部リンクの最適化	・サイト内の関連性の高い記事へのリンクを設置する ・読者の回遊率を高め、サイト全体の評価向上にも繋がる	・アンカーテキストはリンク先の内容を正確に表すものにする ・過剰な内部リンクは避ける
外部リンクの最適化	・信頼できる情報源（公的機関・学術論文・専門家のサイトなど）へのリンクを設置する ・コンテンツの信頼性や信憑性を補強し、検索エンジンからの評価を高める	・競合サイトへのリンクは慎重に検討する ・リンク切れに注意する

3-5. 読者の行動を促すCTAの書き方

CTA（Call to Action）とは、読者に具体的な行動を促すための要素です。

CTAを効果的に設置することで、ブログ記事からのコンバージョン（資料請求・商品購入・問い合わせなど）を増やすことができます。

3-5-1. CTAの重要性

CTAは、読者に次の行動を明確に指示し、コンバージョンへと導く役割を果たします。

これにより、読者が記事を読んだ後「具体的に何をすればよいのかわからない」といった事態を防げます。

3-5-2. 効果的なCTAは、の設置

記事の最後にCTAを設置することで、コンバージョン率を高められる確率が上がります。

なぜなら、記事を読み終わった読者は行動を起こしやすい状態にあるためです。

また、記事の内容によっては、記事の途中にCTAを設置することでコンバージョンにつながりやすいケースもあります。

例えば、商品やサービスを紹介した部分の直後に購入ボタンや問い合わせボタンを設置すると効果的です。

ただし、記事内容と関連性の低いCTAを多用すると記事を読まれる確率を下げてしまいかねないため要注意です。

3-5-3. 効果的なCTAの文言

効果的なCTAの文言を作成するには、いくつかコツがあります。

• 具体的に書く：「資料請求はこちら」「今すぐ購入」「無料トライアルに申し込む」など
• 簡潔に書く：「無料」「Go」など
• ベネフィット：「〇〇が解決」「〇〇が手に入る」など
• 行動を表す：「申し込む」「ダウンロードする」「購入する」など

どの文言がよいのかは、サービスやブログのテイストによっても異なるため、テストを繰り返しながらベストなものを探していきましょう。

3-6. 情報の鮮度を保つ書き方

ブログ記事は、一度公開したら終わりではありません。情報の鮮度を保つために、定期的な更新が必要です。

情報が陳腐化しやすい主な例をピックアップします。

• トレンド系
• 技術開発のスピードが速いテック系
• 年度ごとに改正が頻繁に起こる法律解説系
• タイトルや記事内に年度が入っているブログ（2025年のおすすめ観光地など）
• 商品価格や相場に関する記事

情報が古い場合は、検索エンジンからの評価の低下だけでなく、読者からの信頼喪失にもつながりかねません。

3-7. E-E-A-Tを高める書き方

Googleは、コンテンツの品質を評価する指標として、E-E-A-T（経験、専門性、権威性、信頼性）を重視しています。

ブログ記事においても、E-E-A-Tを高めることが重要です。

要素	具体的な施策	補足
Expertise （専門性）	・専門家への監修 ・著者情報の明記: 著者名、プロフィール（肩書・経歴・実績など）を掲載する	専門家の肩書や実績を明記することで、読者に安心感を与える
Authoritativeness （権威性）	・専門家としての意見 ・一次情報の活用	他の記事にはない独自の情報を盛り込むことで、記事の価値を高める
Trustworthiness （信頼性）	・信頼できる情報源の引用 ・正確な情報の提供: 根拠に基づいた正確な情報を、分かりやすく提供する	引用元を明記し、読者が情報源を確認できるようにする
Experience (経験)	・体験談を盛り込む: サービスの使用感や商品レビューなど、実体験に基づいた情報を加える

E-E-A-Tについては、以下の記事でより詳しく解説しています。

3-8. モバイルフレンドリーな書き方

近年、スマートフォンからのWebサイト閲覧が増加しています。

ブログ記事も、モバイル端末で読みやすいように最適化する必要があります。

• 改行、段落分け：長い文章は、適度に改行や段落分けを行い、読みやすくしましょう。
• 画像の最適化：画像のファイルサイズを圧縮し、モバイル端末での表示速度を改善しましょう
• レスポンシブデザイン：PC、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスで適切に表示されるように、レスポンシブデザインに対応したテーマを使用しましょう
• モバイルでの表示確認：記事を公開する前に、必ずスマートフォンで表示を確認し、レイアウト崩れなどがないかチェックしましょう

近年のモバイルユーザーは、全インターネットユーザーの8割以上です。

多数派の読者をみすみす逃さないように対応しましょう。

3-9. 視覚的な要素の活用

画像・図表・動画などの視覚的な要素は、読者の理解を助け、記事の魅力を高める効果があります。

要素	効果	具体的な活用方法	注意点
画像	・記事内容の理解を助ける ・記事の視覚的な魅力を高める ・記事の読了率を高める	・記事の内容に関連する画像を選ぶ ・高画質の画像を使用する ・alt属性（画像の内容を説明するテキスト）を設定する	・著作権に配慮する ・ファイルサイズが大きすぎないように注意する（表示速度に影響するため）
図表	・データや情報を整理し、視覚的に分かりやすく伝える ・複雑な情報を簡潔に表現できる ・文章だけでは伝わりにくい情報を補完できる	・グラフ・表・フローチャートなど、 目的に合った形式を選ぶ ・情報を正確に、分かりやすく表現する ・色使いやデザインにも配慮する	・情報が古くなっていないか注意する ・出典を明記する
動画	・文章や画像だけでは伝えにくい情報を、動きや音声で表現できる ・読者の理解を深める ・記事のエンゲージメントを高める	・記事の内容に関連する動画を選ぶ/作成する ・長すぎる動画は避ける（要点を絞る） ・字幕やテロップをつける ・埋め込み方法を工夫する（自動再生は避けるなど）	・著作権に配慮する ・通信環境が悪い読者への配慮も行う

画像はAlt属性を設定することで、SEO対策においての効果を最大化できます。

Alt属性の書き方については、以下で詳しく解説しています。

3-10. リライト後の記事を読者に届けるための工夫

せっかくリライトした記事も、読者に読まれなければ意味がありません。

リライト後の記事を読者に届けるための工夫も必要です。

• SNSでの告知：X（旧Twitter）・Facebook・InstagramなどのSNSで、リライトした記事を告知しましょう
• メルマガでの告知：メールマガジンを発行している場合は、メルマガでリライトした記事を紹介しましょう
• 過去記事からの内部リンク：リライトした記事に関連する過去記事から、内部リンクを設置しましょう
• Google Search Consoleでインデックス登録をリクエスト：リライト後、Google Search Consoleでインデックス登録をリクエストすることで、検索エンジンに記事の更新を知らせることができます

4. ブログ記事リライトの書き方に関する際の4つの注意点

ここでは、記事のリライトで失敗しないために、注意すべき4つのポイントを解説します。

これらのポイントを守ることで、安全かつ効果的なリライトを行えます。

4-1. URLの変更は極力避ける

記事のURLを変更すると、404エラーが発生し、SEO評価が下がる可能性があります。

404エラーとは、Webサイトにアクセスした際に表示される「ページが見つかりません」というエラーメッセージです。

URLを変更すると、検索エンジンやほかのWebサイトからのリンクが、古いURLのままになっているため、404エラーが発生します。

そのため、URLの変更は極力避けるようにしましょう。

どうしてもURLを変更する必要がある場合は、必ず「301リダイレクト」を設定します。

301リダイレクトとは、古いURLへのアクセスを新しいURLへ恒久的に転送する仕組みです。

301リダイレクトを設定することで、古いURLにアクセスしたユーザーを新しいURLに転送し、検索エンジンにページの変更を伝えられます。

301リダイレクトの設定方法は、次の記事でくわしく解説しています。

4-2. キーワードの過度な詰め込みは避ける

キーワードを過度に詰め込むと、不自然な文章になり、読者体験を損ねます。

これは、キーワードスタッフィングと呼ばれ、Googleのガイドラインに違反する行為です。

場合によっては、Googleからペナルティを受ける可能性もあります。

参考：Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー（Google検索セントラル）

キーワードは、あくまでも自然な文脈で、適切な頻度で使用しましょう。

キーワードの出現頻度よりも、読者にとって価値のある情報を提供することを優先すべきです。

4-3. コピーコンテンツは作成しない

他サイトのコンテンツをコピーして、自分の記事として公開することは絶対にやめましょう。

コピーコンテンツは、Googleからペナルティを受け、検索順位が大幅に下落する可能性があります。

また、著作権侵害にあたるおそれもあります。

ほかのサイトの情報を参考にする場合は、必ず引用元を明記し、自分の言葉で書き直しましょう。

引用する際は、引用部分を明確にし、引用元のWebサイトへのリンクを設置することが一般的です。

次の記事では、引用の書き方などをくわしく解説しています。

4-4. リライト前のバージョンを残す

リライト後に効果が出なかった場合、元のバージョンに戻せるように、リライト前のバージョンを残すことをおすすめします。

リライトによって、必ずしもSEO効果が向上するとは限りません。

場合によっては、リライト前よりも検索順位が下がってしまうこともあります。

WordPressなどのCMS（コンテンツ管理システム）を使用している場合は、リビジョン機能を利用して、過去のバージョンを保存できます。

リビジョン機能がない場合は、テキストファイルやWordファイルなどで、リライト前の記事を保存しましょう。

5. ブログ記事のリライトに役立つツール4選

ここでは、記事のリライトを効率化し、効果を高めるためのツールを紹介します。

これらのツールを活用して、リライト作業をスムーズに進めましょう。

5-1. Google Search Console

参照：Google Search Console

「Google Search Console」は、Google検索におけるWebサイトのパフォーマンスを監視・管理できる無料ツールです。

Webサイトの所有者であれば、誰でも利用できます。

リライトにおいては、主に次の機能が便利です。

■検索パフォーマンスレポート

記事の検索順位、表示回数、CTRなどを確認できます。

リライトすべき記事の選定や、リライト後の効果測定に便利です。

例えば、検索順位が低い記事や、CTRが低い記事を特定し、リライトの優先順位を決定できます。

■フィルタ機能

特定のキーワードや期間でデータを絞り込むことができます。

リライト対象キーワードの順位変動などを確認する際に便利です。

例えば「過去3ヶ月間で、特定のキーワードの検索順位がどのように変化したか」などを確認できます。

5-2. Google Analytics

参照：Googleアナリティクス

「Google Analytics」は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。

Webサイトにアクセスしたユーザーの行動を詳細に分析できる点に強みがあります。

Google Search Consoleが主に検索エンジン上でのパフォーマンス（表示回数・クリック数・順位など）を把握するツールであるのに対し、Google AnalyticsはWebサイト訪問後のユーザー行動を把握するツールと考えるとわかりやすいでしょう。

リライトにおいては、次の機能などが役立ちます。

■行動レポート

記事のアクセス数、CVR、直帰率、滞在時間などを確認できます。

リライト前後のデータ比較や、効果測定に便利です。

■目標設定

記事の目標（問い合わせ・資料請求・商品購入など）を設定し、CVRを計測できます。

リライトによって、CVRが向上したかを確認可能です。

5-3. キーワードプランナー

参照：Googleキーワードプランナー

「キーワードプランナー」は、Google広告の機能の一部として提供されている無料ツールです。

Google検索におけるキーワードの検索ボリュームや競合性、関連キーワードを詳細に調査できる点に強みがあります。

おもな機能は次のとおりです。

■キーワードの検索ボリューム調査

キーワードの月間検索ボリュームを確認できます。

検索ボリュームが多いキーワードは、多くのユーザーが検索しているキーワードであり、上位表示できれば多くのアクセスを集めることができます。

■キーワードの競合性調査

キーワードの競合性（広告の出稿状況など）を確認できます。

競合性が高いキーワードは、上位表示が難しい傾向があります。

■関連キーワードの調査

キーワードに関連するキーワードを調べることができます。

リライト対象キーワードの選定や、ロングテールキーワードの発掘に活用できます。

次の記事では、キーワードプランナーの使い方を詳しく解説しています。

またロングテールキーワードについては、以下を参考にしてください。

5-4. ラッコキーワード

参照：ラッコキーワード

「ラッコキーワード」は、無料で利用できるキーワードリサーチツールです。

ほかのツールに比べ、SEOコンテンツ作成に特化したキーワード調査を、手軽に行えます。

リライトでは、主に次の機能が便利です。

■関連キーワードの抽出

キーワードに関連するキーワードを抽出できます。

リライト記事のテーマに関連するキーワードを網羅的に把握可能です。

■共起語の抽出

上位表示されている記事で頻繁に使用されているキーワードを抽出できます。

共起語を記事内に自然に盛り込むことで、SEO効果を高められます。

■再検索キーワードの抽出

ユーザーがキーワードを検索した後に、再度検索したキーワードを抽出できます。

再検索キーワードは、ユーザーの検索意図をより深く理解するために役立ち

6. まとめ

本記事では、ブログ記事のリライトについて、具体的な「書き方」のテクニックを中心に解説しました。

リライトは、SEO効果だけでなく、PV数やCVRの改善にも繋がる、非常に効果的な施策です。

今回紹介した10のコツを参考に、ぜひあなたのブログ記事をリライトし、成果を実感してみてください。