SEO対策の費用相場と料金体系を徹底解説|見積もりで失敗しないための完全ガイド
- 公開日:2023.10.10
- 更新日:2025.01.31
- SEO対策費用

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田端 健一
株式会社BRIDGEA 代表
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- 通信業界の営業に10年携わり、多くの商品で営業成績日本一を獲得
- 独立して「記事作成代行Pro」を運営
- 「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」「記事作成代行」を行なっています。
- 多くのお客様サイトを上位表示に成功。今ではリピート案件多数
「SEO対策の見積もりはどのように取ればいいの?」
「見積もり金額の費用相場はどの程度なの?」
上記のように疑問を感じる方もいらっしゃることでしょう。
特に、SEO対策業者のなかには「悪徳」といわれるような質の悪い業者も存在するため、見積もりの取得は慎重に対応すべきです。
この記事では、SEO対策の見積もりや費用に関する疑問を解消し、最適な業者を選定するヒントとなるでしょう。
目次
1. SEO対策の種類と費用相場:見積もり前に知っておきたいこと

SEO対策は大きく分けて、以下の5種類に分類できます。
- 内部対策: Webサイト内部の構造やコンテンツを最適化し、検索エンジンとユーザー双方にとって使いやすいWebサイトにする施策
- 外部対策: 他サイトからの被リンク獲得などを通して、Webサイトへの外部からの評価を高める施策
- コンテンツSEO: ユーザーの検索意図に合致した高品質なコンテンツを作成し、検索上位表示とユーザー満足度向上を目指す施策
- 技術SEO: Webサイトの技術的な問題を解消し、検索エンジンがWebサイトをクロール・インデックスしやすい状態にする施策
- MEO対策: Googleマップ検索における上位表示を目指し、実店舗への集客を目的とした施策
これらの対策は、それぞれ目的と施策内容が異なるため、費用相場が大きく異なります。
見積もりを取得する前に、見出しごとのポイントを押さえておきましょう。
1-1. SEOコンサルティングの費用相場と見積もり
SEOコンサルティングは、専門家が現状分析・戦略立案・施策実行・効果測定までを包括的にサポートするサービスです。
SEOコンサルティングを依頼すれば、ノウハウや知見がなくても効率的・効果的にSEO対策を実践できます。
SEOコンサルティングの費用相場は、月額10万円から50万円程度が一般的です。
ただし、サイト規模・コンサルタントの実績・サービス内容によって大きく変動します。
大規模サイトや高度な戦略立案が必要な場合は、月額100万円を超えるケースもあります。
見積もりを依頼する際には、以下の点を確認することが重要です。
- コンサルタントの経験と実績:過去の成功事例・対応業種・保有資格など
- 提供サービスの内容:現状分析・戦略立案・施策実行・効果測定・レポート作成など
- 料金体系:月額固定制・時間制・スポット料金など
- 報告体制:レポートの頻度・報告内容・担当者とのコミュニケーション方法など
また、実績やSEO業者のWebサイトから、SEO業者の得意分野を理解し、自社に最適な業者か否かをチェックすることも重要です。
1-2. 内部SEO対策の費用相場と見積もり
内部SEO対策は、Webサイト内部の要素を最適化することで、検索エンジンとユーザーの両方にとって使いやすいWebサイトを作る施策です。
内部SEOのなかにもいくつかの項目があります。
内部SEO対策1.コンテンツSEOの費用相場と見積もり
コンテンツSEOは、ユーザーの検索意図に合致した高品質なコンテンツを作成することで、検索上位表示を目指す施策です。
費用相場は、記事1本あたり1万円~20万円程度とかなり幅があります。
費用の内訳は、業者の実績・対応範囲・記事のボリュームなどによって変動します。
コンテンツSEOの行程は、キーワード選定・コンテンツ企画・ライティング・編集・校正・監修などです。
コンテンツSEOの見積もり時のチェックリスト
- 記事の品質:過去の制作事例などを確認
- 文字数:記事の文字数によって費用が変動
- 修正回数:プラン内で対応可能な無料修正の回数
- 構成案作成の有無:記事執筆時に構成案作成を依頼する際の費用
- 監修費用:医療や法律などの専門分野では専門家の監修費用が発生する場合あり
- 校正・校閲の有無:校正・校閲を依頼する場合は、追加費用が発生する場合あり
これらのポイントを確認することで、適切な費用で高品質なコンテンツ制作を依頼することができるでしょう。
内部SEOについては、以下の記事で詳しく解説しているので、知りたい方はぜひ参考にしてください。
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また、内部SEOにも効果的な強い記事の作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。
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内部SEO対策2.テクニカルSEOの費用相場と見積もり
テクニカルSEOは、Webサイトの技術的な問題を解消し、検索エンジンがWebサイトをクロール・インデックスしやすい状態にする施策です。
テクニカルSEOを実施することで、Webサイトは検索エンジンから正しく評価され、上位表示されやすくなります。
費用相場は、サイト規模や技術的な課題によって大きく異なり、10万円から100万円程度です。
見積もり時に確認すべきポイントは、以下のとおりです。
- 対応範囲
- 使用ツール
- 報告体制
- 具体的な施策内容
依頼する範囲や対応業務によって内容が大きく異なります。
テクニカルSEOの重要な要素の一つである表示速度については、以下の記事で詳しく解説しています。
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1-3. 外部SEO対策の費用相場と見積もり
外部SEO対策は、他のWebサイトからの被リンク獲得などを通して、Webサイトへの外部からの評価を高める施策です。
費用相場は、リンクの質と量、施策内容によって大きく変動します。
例えば、質の高い被リンクを多数獲得するには1万円から15万円程度、コンテンツマーケティングと連携した自然な被リンク獲得施策は、月額5万円から30万円程度となることが多いです。
見積もり時に確認すべきポイントは、以下のとおりです。
- 獲得方法:コンテンツ作成による自然なリンク獲得、プレスリリース配信、インフルエンサーマーケティング、ソーシャルメディア運用、被リンク獲得代行など
- リンクの品質:獲得するリンクの品質(サイトの権威性、関連性など)
- 効果測定方法:リンク元のサイトの評価、検索順位の変化などを専用ツールで効果的に測定
- ペナルティのリスク:不自然なリンク獲得によるペナルティのリスクについて説明の有無
低品質な被リンク・自社との関連性が低い外部対策(被リンク)はペナルティの対象にもなり得るため、見積もり取得時には慎重に情報を収集しましょう。
SEOのペナルティについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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1-4. MEO対策の費用相場と見積もり
MEO対策は、Googleマップ検索における上位表示を目指し、実店舗への集客を目的とした施策です。費用相場は、施策内容や競合状況によって変動し、5万円から30万円程度です。
見積もり時に確認すべきポイントは、以下のとおりです。
- 対応範囲
- 報告体制
- 効果測定方法
- サポート体制
- ローカルSEO対策ツール
2. SEO対策の料金体系を徹底比較:見積もりで失敗しないための選び方

SEO対策の業者の料金プランは、月額固定型・成果報酬型・ツール利用型・スポット型の4種類に分類されます。
見積もり依頼をする際には、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、料金体系が自社に適しているか否かを理解することが重要です。
この章では、各料金体系の特徴と費用相場、見積もり時の注意点について解説します。
2-1. 月額固定型SEO対策の費用相場と見積もり
月額固定型は、毎月決まった費用を支払う料金体系です。
月額固定型の費用相場は、月額10万円から100万円程度が一般的です。
ただし、サイト規模・対策キーワード数・提供サービス内容によって変動します。
メリットと注意点は次のとおりです。
メリット | 注意点 |
・予算管理しやすい ・SEO対策業者と長期的な関係を築きやすい ・継続的に効果測定や改善を実施できる | ・成果が出なくても費用が発生する ・短期間で依頼が終了する場合に成果が出ないケースが多い |
月額固定型の料金プランは、結果が現れるまで長期的にSEO対策に取り組みたい方に特に適しています。
また、規模の大きなWebサイトを持つ企業や社内にSEOのノウハウ・知見がない企業なども固定月額制が効果的です。
料金を無駄にしないようにするためには、継続的に費用対効果を確認することが重要です。
2-2. 成果報酬型SEO対策の費用相場と見積もり
成果報酬型は、あらかじめ決められた成果が達成された場合に費用が発生する料金体系です。
成果報酬型の費用相場は、1キーワードあたり1万円から30万円程度です。
月額アクセス数を目標設定にする場合は、月額数十万円以上になることもあります。
メリットと注意点は以下のとおりです。
メリット | 注意点 |
・初期費用を抑えやすい ・短期間で大きな成果を得られる可能性がある ・特定の目的・目標達成に特化した施策を依頼しやすい | ・成果の定義が不明確な場合にトラブルになる可能性がある ・成果地点の定義によっては、業者の利益優先の施策が行われるリスクがある ・長期的な視点での施策が難しい |
成果報酬型は、短期間で特定のキーワードで上位表示させたい企業やリスクを抑えたい企業に適しています。
成果報酬型で見積もりを依頼する際は、SEO対策業者の利益を目的とした施策が実施されないよう注意が必要です。
具体的には、ペナルティリスクについての説明の有無・途中解約の条件・保証内容について確認しましょう。
2-3. ツール利用型SEO対策の費用相場と見積もり
ツール利用型は、SEOツールを利用して基本的に自社でSEO対策を行う方法です。
ツール利用型の費用相場は、月額数千円程度から数十万円以上のものまで幅広く存在します。
ツール利用型のメリットと注意点は以下のとおりです。
メリット | 注意点 |
・SEO対策にかかる費用を抑えやすい ・自社にSEOのノウハウや知見を蓄積できる ・目的や状況に応じて細かく分析や効果測定ができる | ・知見がなければSEO対策の結果が出ない ・自社のリソースが必要になる ・誤った施策を実行した際の修正が難しい |
ツール利用型の料金体系は、費用を抑えたい企業や内製化を進めたい企業に適しています。
見積もり依頼をする際には、ツールの選定だけでなく、導入や活用方法のサポート、SEOのコンサルティングの有無なども含めて依頼できるか否かを確認しましょう。
2-4. スポット型SEO対策の費用相場と見積もり
スポット型は、特定の施策のみを単発で依頼する料金体系です。
スポット型の費用相場は、依頼する施策内容によって大きく異なります。
例えば、キーワード選定のみを依頼する場合は数万円程度、コンテンツ作成のみを依頼する場合は1記事数万円~数十万円程度、サイト診断のみを依頼する場合は数万円~数十万円程度です。
スポット型の料金プランのメリットと注意点は以下のとおりです。
メリット | 注意点 |
・必要な施策をピンポイントで実施できる ・短期間で効果を期待できる可能性がある ・自社で対応出来ない専門的な作業を依頼できる | ・継続的なSEO対策を実施しづらい ・複数の施策を実施すると結果的に費用が高くなる可能性がある |
特定の課題を解決したい場合・短期間で効果を出したい場合・予算が限られている場合などに適しています。
特にWebサイトの一部に問題がある場合のように課題が明確であれば、大きな成果が期待できるでしょう。
見積もり時には、プランの範囲内でどこまでどのような対策が得られるのかを確認しましょう。
3. SEO対策会社を選ぶ際の重要ポイント:見積もり前に確認すべきこと

SEO対策は、さまざまな要素で費用相場や得られる成果が異なるため、チェックポイントをあらかじめ明確にしておくことが重要です。
この章では、見積もり時に確認すべき5つの項目を解説します。
3-1. 実績と得意分野の確認
SEO対策会社の実績と得意分野を確認することは、非常に重要です。
SEO対策にはさまざまな項目があり、それぞれ専門性が高いため、SEO業者であっても得意分野以外のところでは成果を出すことが難しいためです。
見積もりを依頼する前に実績や得意分野をチェックするには、SEO業者のWebサイトをチェックしましょう。
多くの業者は、過去の成功事例・上位表示実績・対応業種などを掲載しています。
その際、具体的な数値データや事例の紹介がされているか否かを判断材料としましょう。
例えば「〇〇というキーワードで〇位以内表示達成」「〇〇というサイトのアクセス数を〇〇%増加」のように具体的なデータが示されていると実績を客観的に評価できます。
得意分野を確認する際には、自社の業種や課題に合った得意分野を持つ会社を選ぶことが重要です。
例えば、ECサイトのSEOに強い会社、BtoB企業のSEOに強い会社、ローカルビジネスのMEO対策に強い会社など、得意分野は異なります。
3-2. コミュニケーション能力とサポート体制
SEO対策で成果を出すためには、業者の担当者とのコミュニケーションやサポートの細やかさも重要です。
具体的には、以下の項目をチェックしましょう。
- コミュニケーション:レスポンスのスピード・説明の分かりやすさ・担当者の人柄
- サポート体制:報告頻度・問い合わせに対する対応の内容やスピード・補償制度
また、固定の担当者に依頼できるか否かという点では、担当者制が取られているのかチーム制による対応なのかも重要なポイントです。
3-3. 料金体系と見積もりの透明性
料金体系と見積もりの透明性も重要なポイントです。
料金プラン・追加料金の有無・見積もり項目の詳細さ・内訳の明確さなどを確認することで、後々のトラブルを防止できます。
見積もりを依頼する際には、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討するとよいでしょう。
総額だけではなく、個々の項目を確認することで、見積もりの妥当性を確認できます。
4. ケース別SEO対策費用の事例紹介:見積もりと効果を検証

SEO対策の費用相場は、実際の業者の料金プランを比較して傾向をチェックすることで、見積もりのイメージを固められます。
この章では、SEO業者の実際のプランを例に、サービスの内容やイメージについて解説します。
4-1. 月額固定型SEO対策の業者のプラン・事例
月額固定制のSEO対策事業者の料金プランのプランと事例をいくつかご紹介します。
会社名 | 費用 | サービス内容 | 契約期間 | 実績 |
株式会社メディアグロース | 35万円~/月 | SEO対策の内部施策、 外部対策、 E-E-A-T対策 | 6ヶ月~ | 「真珠買取」で2位 |
株式会社PLAN-B | 40万円~/月 | SEO戦略設計/対策キーワード選定、 SEO戦術・施策提示、 定点観測・定例会 | 6ヶ月~ | 3ヶ月で自然検索からの流入数が140%アップ(グループウェア販売) |
株式会社ニュートラルワークス | 30万円~/月 | サイト改善 | 3ヶ月~ | ドメインパワー+11(モバイルゲーム)、アクセス数2倍以上(制作会社) |
月額固定の料金プランは、内部SEOなどの長期的な対策と相性がよいプランです。
短期的な施策とはあまり相性がよくないこともありますが、契約期間が設定されているケースが多いため、見積もり取得時に注意しましょう。
また、固定の料金の範囲内でどれだけ成果に向けて取り組んでもらえるかが大きなポイントです。
4-2. 成果報酬型SEO対策のプラン・事例
成果報酬型のSEO対策の料金プランのプランと事例をいくつかご紹介します。
会社名 | 費用 | キーワード・実績 |
株式会社フォークラス | 月額5万円 | 対象キーワード:薬局×採用×地名 |
CROSSFORCE | 協議にて決定 | 「介護 老人ホーム」で3位 |
PLUS・e | 月額8,000円~ | 「心療内科 名古屋」で1位 |
成功報酬型の料金プランの場合は、検索順位が上位表示されている期間によって請求額が変動します。
また、同じプランでも上位表示の難易度によって料金が異なる場合も珍しくありません。
成功報酬型のプランは、コンテンツSEOと好相性のプランです。
請求額が妥当か否かを判断するために、施策実施後の効果を細かくチェックしましょう。
4-3. スポット型SEO対策の事例
スポット型SEO対策は、施策ごとに費用が発生する料金プランです。
会社名 | 費用 | サービス内容 | 実績非公表 |
記事作成代行Pro | 32,500円/本 (1記事5,000文字程度) | SEOライティング、 校正、 キーワード選定、 キーワードチェック | 複数記事の作成で108キーワードで1位獲得(水事業) |
SIMPL/QUE | 29,000円/本 (1記事3,000文字程度) | 構成案作成、 ライティング、 記事校正 | オーガニックアクセス10倍以上(マンションブランド) |
Ririan&Co | 70,000円~ | Webサイトの分析、 ライティングなど | 実績非公表 |
スポット型のf費用は、コンテンツマーケティング・課題の抽出・特定の課題の対策に効果的な料金プランです。
スポットで依頼する場合も初期費用がかかるケースや最低ボリュームが設定されていることもあるため、見積もり時に内容を十分に確認しましょう。
また、SEOは長期的に取り組んでこそ成果が現れる施策も多いため、道筋を考えることも重要です。
5. SEO見積もり依頼前の準備:課題の明確化と情報整理

SEO対策を業者に依頼して成果を上げるには、事前に自社で課題を明確にしておくことが重要です。
課題を明確にすることで、取り組むべき対策が定かになり、業者とのコミュニケーションをスムーズに進められます。
何よりも重要なことは、適切な提案を受け、費用を効果的に活用できることです。
自社での課題の洗い出しの仕方次第では、費用相場よりも安く施策の提案を受けられる場合もあるでしょう。
依頼前には、事前の現状分析とWebサイトの現状分析が必要です。
5-1. 見積もり依頼前に確認しておきたい自社のSEOの現状
見積もりを依頼する前に、自社の現状と課題とを分析しておくと効果的です。
まとめておくべき点を表にしました。
準備項目 | 内容 | 分析ポイント |
SEOの目標設定 | 何を目的としてSEO対策を行うのか、具体的な目標(例:アクセス数〇〇%増加、特定のキーワードで〇位以内表示、問い合わせ数〇〇件増加など)を設定 | 具体的な数値目標、達成時期 |
予算の設定 | SEO対策にかけられる予算を設定 | SEO対策にかけられる上限予算、予算配分 |
社内リソースの確認 | SEO対策に必要な社内リソース(例:コンテンツ作成、Webサイトの更新作業など)を確認 | コンテンツ作成担当者、Webサイト更新担当者、SEO担当者など |
過去のSEO対策履歴 | 過去に行ったSEO対策の内容とその効果 | 過去の施策内容、効果測定結果 |
それぞれの項目をできるだけ具体的に設定することにより、SEO対策をスムーズに進行できます。
5-2. 自社でできるWeb分析のポイント
見積もりを依頼する前に、自社でWebの現状を分析しておくことで課題や取り組むべきポイントが明確になります。
準備項目 | 内容 | 分析に役立つツール例 | 分析ポイント |
Webサイトの現状分析 | アクセス数、検索順位、流入キーワード、ユーザー属性 | Google Analytics、 Google Search Console | 自社のWebサイトの現状と課題 |
流入キーワード分析 | ユーザーがどのような検索キーワードで自社サイトを訪問しているか | Google Analytics、 Google Search Console | ターゲットキーワードからの流入数、流入キーワードとコンテンツのマッチング度合い |
検索順位分析 | ターゲットとするキーワードでどのくらいの順位に表示されているのか | Google Search Console、 GRC (順位チェックツール)など | ターゲットキーワードの順位変動、競合サイトとの順位比較 |
直帰率・離脱率・滞在時間分析 | 直帰率や離脱率が高い場合は、Webサイトのコンテンツやユーザビリティに問題がある可能性がある | Google Analytics | ページごとの直帰率・離脱率、平均セッション時間 |
コンバージョン率分析 | コンバージョン(問い合わせ・売上)率 | Google Analytics | 目標コンバージョン(例:問い合わせ、資料請求、購入など)の達成率、コンバージョンに至るまでの導線 |
競合サイトの分析 | 競合サイトのSEO状況を分析し、自社サイトの強みと弱みを把握します。競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているのか、どのようなコンテンツを作成しているのかなどを分析します。 | SimilarWeb、 Ahrefs、 Semrush などの競合分析ツール | 競合サイトの流入キーワード、被リンク、コンテンツ内容 |
ただし、現状を明確にできるレベルの分析をするためには、担当者に一定の水準のノウハウ・知見が必要です。
また、分析にもリソースを取られることから、社内の状況を踏まえて、どの範囲を依頼するかを検討しましょう。
自社でのSEO対策を実行するには、以下の記事でキーワードプランナーの活用法を把握しておくことも重要です。
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5-3. 見積もり依頼時に最低限準備しておきたい情報
実際にSEO対策を依頼する際には、必要な情報を自社でできる限りそろえておくことでスムーズにコミュニケーションできます。
以下、必要な情報をリストアップしました。
- WebサイトのURL
- 現状の課題(例:アクセス数が少ない、特定のキーワードで上位表示されていないなど)
- SEOの目標(例:アクセス数〇〇%増加、特定のキーワードで〇位以内表示など)
- 予算
- 希望する施策(例:コンテンツSEO、内部対策、外部対策など)
- 競合サイトのURL
- 社内リソースの状況
- 過去のSEO対策履歴
できるだけ情報を分かりやすくまとめ、見積もりや商談の際に提示するとよいでしょう。
6. SEO見積もりから契約までの流れ:スムーズなSEO外注と費用対効果最大化のために

この章では、SEO対策を業者に依頼する際に、見積もりから施策の実行までの流れ・手順を一つずつ解説します。
手順ごとに注意すべきことや確認ポイントもまとめているので、あわせて確認しておきましょう。
6-1. 見積もり依頼
見積もりを依頼する際には、希望条件にあった業者を複数ピックアップして、比較検討しましょう。
見積もりを比較する際には、以下の項目の確認がポイントです。
- 作業内容(キーワード調査・コンテンツ制作・内部対策・外部対策など)
- 期間
- 費用
見積もり段階で不明な点があれば、納得がいくまで確認することが重要です。
SEO対策業者の選び方について、さらに深く知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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6-2. 提案・ヒアリング内容の確認
SEO業者から提案を受けたら、その内容を確認して自社のWeb集客の課題にマッチしているか否かを検討しましょう。
このとき、提案内容だけでなく担当者のコミュニケーション能力や対応のスピードをチェックすることも重要です。
あらかじめ自社の課題を明確にして、適切な回答が得られるか否かを確認しましょう。
6-3. 契約
見積もりとプランの内容を十分に確認して、最適だと思えるSEO業者と契約しましょう。
契約内容をよく読んで、不明な点には契約前に確認する必要があります。
特に、以下の確認が重要です。
- 契約期間
- 解約条件(途中解約の可否や解約金が発生するかなど)
- 成果保証(どのような場合に成果とみなされるのか、未達成の場合の対応など)
- アフターフォローの内容(契約期間終了後のサポートなど)
6-4. 施策実施・効果測定
SEO業者に作業を依頼します。
さらに、SEO対策では定期的な効果測定をすることも重要です。
SEO対策は施策の成果が現れるまでに時間を要することもあるため、結果だけをチェックするのではなく、どのような施策が行われているのかを確認しましょう。
また、結果が現れるまでの見込みの期間についてあらかじめ確認しておくことも重要です。
効果を確認したら、必要に応じて改善のプランを設計してPDCAを回しましょう。
SEO対策のPDCAの回し方については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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7. まとめ:SEO見積もり・費用相場を理解し、費用対効果の高いSEO対策を実現

SEO対策は、内部対策・外部対策・コンテンツSEO・テクニカルSEO・MEO対策など、さまざまな種類があり、費用もそれぞれ異なります。
また、料金体系も月額固定型・成果報酬型・ツール利用型・スポット型などがあり、自社の状況や目的に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。
料金体系だけでなく業者の実績・得意分野・コミュニケーション能力・料金体系・サポート体制などを総合的に評価して判断しましょう。
SEO対策は、中長期的な視点で取り組むことで効果を発揮します。
費用対効果を最大化するためには、目標を明確に設定し、業者と密にコミュニケーションを取り、継続的に効果を測定しましょう。
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