コンテンツマーケティング|課題をクリアしてメリットを得よう
- 公開日:2023.02.10
- 更新日:2024.05.27
- コンテンツマーケティング
幸先よくコンテンツマーケティングをはじめたものの、以下のような課題に直面する企業は少なくありません。
「すぐに成果が出ずに上司からストップがかかった」
「コンテンツを作り続けるのは思っていたより難しかった」
なかには成果が出ているにもかかわらず、「担当者が辞めてしまった」「コア業務が忙しくなった」などの理由により途中で辞めてしまうケースも。
コンテンツマーケティングは中長期的な施策であるため、途中で辞めてしまってはもったいないです。
そこで本記事では、コンテンツマーケティングの主な課題を5つ、対策とともに解説します。
また、課題をクリアした先にあるメリットや、記事コンテンツ作成をサポートする便利なサービスもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
目次
1.コンテンツマーケティングを途中で辞めてしまうのは、事前に課題を理解していないから
コンテンツマーケティングをはじめたものの、継続できずに途中で辞めてしまうケースは少なくありません。
理由は企業によってさまざまですが、以下のようなものが挙げられます。
- 3ヶ月ほど経過したものの効果が感じられない
- 記事を書くのが面倒になった
- コア業務が忙しくなった
- 担当者が退社した
「成果が出ないから」辞めてしまうケースは多いですが、なかには成果が出ているにもかかわらず辞めてしまうことも。
では、そもそもなぜコンテンツマーケティングが必要なのか。
インターネットの普及により、ユーザーは情報収集を能動的に行うようになっており、企業の一方的な売り込みには反応しなくなっています。
そこで従来の広告に代わり、ユーザーが知りたい情報を提供することで接点を作り、最終的にコンバージョンへと導くコンテンツマーケティングが必要なのです。
コンテンツマーケティングの基本情報については「コンテンツマーケティングとは?特徴と実践方法の基礎を解説」もご覧ください。
2.コンテンツマーケティングの課題と対策
コンテンツマーケティングの主な課題は以下の5つです。
- 成果が出るまで時間がかかる
- リソースが足りない
- コンテンツを継続して作成するのが難しい
- 戦略が欠如している
- 上司・経営層の理解が得られない
ここでは、それぞれの課題と対策を解説します。
2-1.成果が出るまで時間がかかる
コンテンツマーケティングの1つ目の課題は、成果が出るまで時間がかかることです。
まず、ユーザーのニーズを満たす高品質なコンテンツを作るのに時間がかかります。
配信後、Googleに認識されて検索順位を上げるのに時間がかかります。
コンテンツを見てくれたユーザーを、ファンとして定着させるために、さらに一定の期間を要するでしょう。
時間をかけてコンテンツを作成したものの、まったく閲覧されないケースさえ考えられます。
このように、コンテンツマーケティングは成果が数字に表れるのに時間がかかるのが大きな課題です。
【対策】
コンテンツマーケティングは、半年~数年の中長期的な戦略であることを理解しましょう。
担当者だけでなく、チームおよび社内全体でこの理解を共有しなければなりません。
目に見える短期的な成果を期待するのではなく、コンテンツをコツコツと積み重ねて、継続することを第一に考えます。
2-2.リソースが足りない
コンテンツマーケティングの2つ目の課題は、リソースが足りないことです。
「すぐに成果が出ない施策にどれほどの予算をかけたらよいか分からない」「コンテンツ作成に専念できる人材が足りない」などは、とくに中小企業が抱える課題です。
担当者がコア業務と兼任している場合は、コンテンツマーケティングが後回しになって予定通りに進まないことも。
社内にノウハウがない場合は、社員のスキル習得に時間がかかります。
せっかく育成した人材が退社してしまうケースもあり、次の人材が見つからず、これをきっかけにプロジェクトが止まってしまうのはよくある話です。
【対策】
リソースの不足は、外注を活用することで解決できます。
コスト削減を意識してすべてのコンテンツを自社で作成しようとする企業もありますが、良質のコンテンツを継続して作成するのは簡単ではありません。
外注を活用することで社員の負担を軽減し、確実に良質なコンテンツを積み重ねていけます。
外注にはコストがかかりますが、コンテンツ作成をプロに任せることで、スピード・品質の面で長期的に見るとコスト削減につながると期待できます。
予算が厳しい場合は、月々のコンテンツ量を減らすなどして、長期間続けられる体制を整えましょう。
2-3.コンテンツを継続して作成するのが難しい
コンテンツマーケティングの3つ目の課題は、コンテンツを継続して作成するのが難しいことです。
「ネタ切れ」「記事が似たり寄ったりになる」などは、コンテンツ作成を進めるうちにぶつかる壁で、「良質」とはいい難いコンテンツになることも。
結局、製品やサービスを一方的に進めるコンテンツが増えてしまい、コンテンツマーケティングの本来の目的から逸脱してしまいます。
【対策】
プロジェクトを開始する前に、半年~1年分のキーワードを決めておきましょう。
「漠然とした」「具体性のない」コンテンツにならないよう、ペルソナを設定してピンポイントで情報を提供できるようにします。
カスタマージャーニーマップを作成し、ユーザーが抱えている課題や求めている情報を把握するなら、対策キーワードが明確になるでしょう。
新規でコンテンツを作成することばかりに目がいきがちですが、過去に作成したコンテンツも見直しましょう。
既存コンテンツの情報が古くなっている場合は、最新情報をインプットして作り直す必要があります。
コンテンツのマンネリ化を避けるために、社内に協力者を仰いだり、外注を検討したりできるでしょう。
2-4.戦略が欠如している
コンテンツマーケティングの4つ目の課題は、戦略が欠如していることです。
「SEOコンテンツを作れば成功する」「良質のコンテンツを作っていれば見てもらえる」と考えるのはNGです。
SEOだけを意識したコンテンツは、見てもらえたとしても内容次第でファンになってもらえるとは限りません。
ユーザーからの評価を得られない記事は、やがて検索順位を落とすことになるでしょう。
良質のコンテンツを作ったとしても、見てもらうための施策がなければ、大量のコンテンツが作られている現在、見てもらえずに埋もれてしまうことが多いです。
【対策】
コンテンツマーケティングで良質のコンテンツを作成するのは大前提です。
これを踏まえて、見てもらうための戦略を考える必要があります。
たとえばSEO対策・SNS活用・広告配信・PRなどは、ユーザーとコンテンツをつなげる施策として効果的です。
集客後のプロセスが設定されていないため、コンバージョンにつながらないケースも見受けられます。
アクセスしてくれたユーザーを、次のステップへ誘導するコンテンツを作成する必要があるでしょう。
コンテンツマーケティングを成功させるには、事前の綿密な戦略が不可欠です。
具体的な戦略の立て方については「コンテンツマーケティング戦略は超重要!8ステップで立て方を解説」で段階ごとに説明しています。
2-5.上司・経営層の理解が得られない
コンテンツマーケティングの5つ目の課題は、上司・経営層の理解が得られないことです。
上司・経営層がコンテンツマーケティングの必要性を理解していないケースは少なくありません。
その結果、予算の上乗せがかなわなかったり、プロジェクトの途中でストップがかかったりするケースも。
コンテンツマーケティングに消極的な上司・経営層の存在は、担当者の意欲に大きな影響を及ぼします。
【対策】
コンテンツマーケティングは中長期的な施策であるため、上司・経営層の協力は必要不可欠です。
プロジェクトの立ち上げに躍起になる気持ちは分かりますが、上司・経営層を含めて社内全体で取り組むことを忘れてはなりません。
プロジェクトを開始する前に、他社のコンテンツマーケティング導入事例を紹介するなどして、成功イメージを見せるとよいでしょう。
成果が出ない時期があることを理解してもらい、それを乗り越えるとリターンが大きいことを具体的に説明します。
3.継続が大事!コンテンツマーケティングの課題をクリアして得られるメリット
コンテンツマーケティングを成功させるには、継続的に取り組むことが大切です。
ここでは、課題をクリアして得られる5つのメリットをご紹介します。
3-1.コンテンツは資産として残る
コンテンツマーケティングの課題をクリアして得られるメリットに、コンテンツは資産として残ることが挙げられます。
広告はある意味「消費」で、データは残りますが再び使用しなければ意味がありません。
会社の資産である社員に関しても、どれほど優秀な人材でもいつかは辞めてしまいます。
これに対して過去に作成したコンテンツは、Web上に半永久的に残ります。
ユーザーのニーズを満たし高い評価を受けているコンテンツは、24時間360日営業をしてくれる、会社の大切な資産です。
3-2.費用対効果が高い
コンテンツマーケティングの課題をクリアして得られるメリットとして、費用対効果が高いことも挙げられます。
広告は出し続ける限り費用がかかります。
結果を出すために複数の広告を継続して使用すると、毎月の広告費が負担になることも。
コンテンツマーケティングの場合、コンテンツの作成時に費用がかかるだけで、ランニングコストは時がたつにつれて減少してゆきます。
過去に作成したコンテンツでも、検索上位に表示されれば費用をかけずに集客が可能です。
手の込んだコンテンツを作成したり外注したりしてある程度の費用がかかったとしても、中長期的に見ると費用対効果が高いといえます。
3-3.顧客ロイヤリティが高まる
コンテンツマーケティングの課題をクリアして得られるメリットに、顧客ロイヤリティが高まることも挙げられます。
ユーザーは、高品質なコンテンツを継続して提供する企業に愛着や忠誠心を抱くようになります。
「次も同じ商品を購入しよう」と考えるようになり、他サービスへの移行をためらうでしょう。
商品やサービスを気に入った顧客は、感想を口コミで広げたり友人・知人に勧めたりしてくれます。
次のリピーターを生み出すサイクルが自然に出来上がるのは、企業にとって大きなメリットです。
3-4.専門家としてのポジションを確立できる
コンテンツマーケティングの課題をクリアして得られるメリットには、専門家としてのポジションを確立できることも挙げられます。
専門分野の情報を発信し続け、コンテンツが蓄積することで、業界のオピニオンリーダーになることも。
ユーザーは「分からないことはこの会社に聞けばよい」と考えるようになり、悩みや疑問が生まれるたびに検索すると期待できます。
情報の信頼性は商材の信頼性にもつながり、同一商品を比較しているユーザーに自社商品の購入を促します。
業界のオピニオンリーダーはトレンドにも影響を及ぼし、新たな概念や商品の発表で支持を得やすくなるでしょう。
3-5.SNSとの相性がよい
コンテンツマーケティングの課題をクリアして得られるメリットには、SNSとの相性がよいことも挙げられます。
スマホの普及にともない、今は有益な情報や面白いコンテンツがSNSでシェア・拡散される時代です。
SNSで情報共有や口コミの拡散が行われると、より多くのユーザーと接点が増え、製品やサービスを宣伝する新たな手段となります。
4.記事作成の課題・お悩みは「記事作成代行Pro」にお任せ!
コンテンツマーケティングで欠かせないのが記事作成です。
しかし「記事を書くスタッフがいない」「ネタが尽きた」「ライティングスキルに自信がない」など、課題に直面する企業は少なくありません。
そのようなときに活用できるのが記事作成の外注です。
「記事作成代行Pro」は、ローコストでハイレベルな記事を作成し、貴社のコンテンツマーケティングをサポートいたします。
SEOのノウハウ・上位表示される記事の根拠を熟知した専属ライターが、ディレクター・校閲者を加えて3名体制でチームを組みます。
貴社の課題解決につながるご提案もいたしますので、記事作成のお悩みはお気軽にご相談ください!
5.まとめ
コンテンツマーケティングの主な課題は以下の5つです。
- 成果が出るまで時間がかかる
- リソースが足りない
- コンテンツを継続して作成するのが難しい
- 戦略が欠如している
- 上司・経営層の理解が得られない
いずれも対策を検討し社内で共有しておくことで、プロジェクトを成功に導くことが可能です。
今や企業にとって不可欠のコンテンツマーケティング。
課題をクリアして目的を達成しましょう。
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