SEOライターとは？6つのメリットと執筆のコツをご紹介

「好きなときに好きな場所で働きたい」
「本業とは別にネットでできる副業を始めたい」

こんな風に思ったことはありませんか？
そんなあなたにおすすめなのが、「SEOライター」の仕事です。

SEOライターになると好きなタイミングで働けるほか、実力をつければ収入をアップできます。
この記事では、SEOライターの基本（収入や将来性）について解説し、ライターになる6つのメリットと5つの執筆のコツをご紹介します。

【この記事は以下の方におすすめ】

• 副業を始めたい方
• 場所や時間に左右されずに働きたい方

※現在、検索エンジン界のシェアはGoogleが独占しているため、この記事では「検索エンジン＝Google」として話を進めます。

1.SEOライターとは

「SEOライター」とは、「SEO（検索エンジン最適化）を意識してライティングを行うライター」です。

Googleは「SEO」を、「検索エンジンが検出しやすいようにサイトを改善するプロセス」と定義しています。

参考：“検索エンジン最適化（SEO）スターター ガイド”, Google 検索セントラル

SEOの目的は、良質なサイトを作って検索エンジンの検索結果で上位表示を達成することです。
自サイトがGoogleで上位表示されると、アクセス数が増えたり自社サービスや商品の宣伝効果が高まったりするため、サイト運営者はSEOに力を入れます。

SEOライターは、執筆する記事コンテンツが少しでも上位に食い込むよう、さまざまなノウハウを使って記事を仕上げます。

1-1.SEOライターになるのに必要なこと

SEOライターになるのに、特別な資格や学歴は必要ありません。

「SEOライター」の認定制度があるわけではないため、「わたしはSEOライターです」と名乗れば、誰でもSEOライターになれます。

とはいえ、本質的な意味でSEOライターになるには、SEOに関するノウハウとスキルが必要です。

記事コンテンツを執筆してネット上に公開するだけなら難しいことではありません。
しかし、公開した記事をGoogleの検索結果で上位表示させるには、それなりのプロ意識や能力が求められます。

同じ調理作業でも、インスタントラーメンを作るのと、ミシュランから星をもらうレストランで料理を作るのとでは意味が違います。
同じように、適当に執筆するのと、Googleから高評価を受けるコンテンツを執筆するのとではまったく異なるのです。

SEOを意識したライティングには、例えば以下のようなノウハウが求められます。

• ユーザーの検索意図を見極められる
• 信頼性のある情報を提供できる
• 網羅的に情報を提供できる
• 適切な内部リンクを盛り込める
• 小学生でも理解できるシンプルな文章を書ける
• タイトルや導入文をキャッチーに書ける
• 見出しを順序よく構成できる
• 誤字や脱字が少ない文章を書ける
• キーワードを意識して執筆できる
• 体裁のよい文章を書ける

1-1-1.フリーランスや記事作成会社で働ける

SEOのノウハウとスキルをある程度身につけると、SEOライターとして実際に仕事をこなせるようになります。
働く方法はさまざまですが、以下の方法が代表的でしょう。

• フリーランスとしてクラウドサービスでライティングの仕事を受ける
• 記事作成会社のライターとして働く

フリーランスの場合、自分自身で仕事を探して執筆します。
記事作成会社に所属する場合は、割り当てられた案件をこなしていく形です。

関連記事:「記事執筆の仕事はどうやって始めればいい？おすすめ業者も紹介」

1-2.SEOライターの収入（単価）はどれくらい？

SEOライターの収入は、ピンからキリです。
文字単価でいうと、0.2円／文字で契約するライターがいる一方で、3～5円／文字の高単価で契約するライターもいます。

文字単価0.2円の場合、1万文字の文章を書いても2,000円にしかなりません。
一方5円なら、5万円の収入になります。

実際、募集が多くかかっているのは低単価案件です。
例として、「クラウドワークス」のライティング案件数を見ると、以下のような状態が見られます（2021年11月28日時点）。

• ～0.5円／文字の案件数…424件
• 1～5円／文字の案件数…362件

関連記事:「記事ライティングの費用相場を徹底解説！ライティング以外の費用も紹介」

1-3.SEOライターの需要は今後伸びる可能性がある

SEOライターは今後、ニーズが高まる可能性があります。

そういえる理由として、以下のような点が挙げられるでしょう。

• Webサイト数は軒並み増えている
• 国内では約1億人のユーザーがいる（増加傾向にある）
• 情報源としてのネット利用はテレビよりも高い場合がある（年代による）

internet live statsのカウントによると、2021年11月28日時点における世界のWebサイト数は、約19憶8百万にものぼります 。

以下の画像は2,000年からのWebサイト数の推移を示すものですが、わずかに減少しつつも全体的には増加しているのがわかります。

出典：“Total number of Websites”, internet live stats

ネットユーザー数も増加中です。
総務省のデータよると、ネット利用者の割合は令和2年時点で83.4%であり、以下の画像のように増加傾向にあります。

出典：“令和2年通信利用動向調査の結果”, P3, 図表1-4, 総務省

さらに「情報源としての重要度」に関する総務省の調査によれば、10～30代の被調査者は「インターネット」がテレビを抑えて最も重要度が高いメディアと回答しています。

出典：“令和２年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書”, P83, 表7-1-1, 総務省情報通信政策研究所

これらの資料を見ると、インターネットは今や「主要インフラのひとつ」とも呼ぶべき存在であり、利用価値が非常に高いサービスであることが明らかです。
「インターネットでさまざまな情報を調べ、調べた情報に基づいて決定を下す」、このような動きが今後加速することが予想されます。

この点を踏まえると、コンテンツ作成に関する仕事の増加、ひいてはSEOライターの活躍の場が拡がる可能性は十分にあるといえるでしょう。

2.SEOライターになる6つのメリット

SEOライターになると、少なくとも以下の6つのメリットがあります。

• 好きな場所で働ける
• 時間の都合がつけやすい
• さまざまな話題の知識が身につく
• 実力しだいで単価を上げられる
• ライティングスキルを個人のブログに活かせる
• 結果が出れば達成感を感じられる

すぐに経験できるメリットもあれば、時間とともに経験できるものもあります。
それぞれのメリットについて詳細を見ていきましょう。

2-1.好きな場所で働ける

「好きな場所で働けること」は、SEOライターの大きなメリットです。

ネットとパソコンがあれば働けるため、自宅あるいはカフェなど、どこでも好きな場所で仕事ができます。
中には外国で働いているライターもいて、海外生活を満喫しながらネットで生計を立てることも可能です。

案件によりクライアントとのミーティングが必要になる可能性も考えられますが、ZoomやSkypeなどのビデオ会議システムを使う方法もあるでしょう。

2-2.時間の都合がつけやすい

「時間の都合がつけやすいこと」もメリットです。

納期や案件の量にもよりますが、ライティング作業はある程度自分で働く時間を決められます。
朝早く起きて執筆するのも、夜の静かな時間帯に執筆するのも自由です。

特定の時間に縛られずフレキシブルに働けるため、副業にも向いています。

2-3.さまざまな話題の知識が身につく

別のメリットは、「さまざまな話題の知識が身につくこと」です。

受注方法にもよりますが、ライティングの仕事ではさまざまなジャンルの記事コンテンツを書きます。
例えば、以下のようなジャンルの記事があります。

• 金融系（クレジットカード・消費者金融・銀行カードローン・株式・FX・仮想通貨）
• 健康や美容（ダイエット・肌や髪の悩み）
• IT関係（クラウドサービス・SEO・インターネット）
• 暮らし（カーリース・各分野の業者比較・結婚）

これらは一部の例で、執筆対象となるジャンルを数えるとキリがありません。

まだよく知らないジャンルの記事を書く場合、多くの調査が求められるため手間はかかりますが、その分新しい知識を身につけられます。
得た知識が自分自身の生活に役立つこともありますし、シンプルに知識欲を満たせることもあるでしょう。

例えば、以下のようなケースです。

• クレジットカードに関するテーマを書いたことでカードに詳しくなり、自分用にカードを作るときの参考に
• 肌の悩みについて書く案件のおかげで、自分自身の肌質を改善する方法がわかった
• クラウドサービスについて書いたことで、今まで知らなかった便利なサービスを利用するようになった
• 昨今話題になっている仮想通貨の仕組みがわかり勉強になった

2-4.実力しだいで単価を上げられる

SEOライターは、「実力次第で単価を上げられる仕事」です。

先述のように文字単価はピンキリですが、実力と実績をつければ報酬をアップできます。
※SEOライターの報酬は文字単価以外に、1記事あたりの単価で決まる場合もあり

クラウドサービスによっては、ライターの表彰制度や認定制度があったり、実績や評価がプロフィール欄に表示されたりします。
例えば「ランサーズ」には、以下のような特徴があります。

• LOY（ランサーズ・オブ・ザ・イヤー）…輝かしい実績を残したフリーランスの表彰制度
• 認定ランサー制度…ランサーズの基準を満たした信頼できるワーカーを認定する制度
• 実績数や評価（最大5つ星）・タスク承認率の表示

ライティングで実績を積みクライアントからの高評価を得るなら、表彰や認定を受けたり、プロフィール欄が充実したりします。
そうなれば、自分自身から案件に募集しなくても、案件を依頼されやすくなるでしょう。
また、稼働単価を少し高めに設定することも可能です。

記事作成業者の在籍ライターになる場合は、フリーランスの受注方法とは勝手が異なりますが、こなせる案件数や書いた記事コンテンツのSEOレベルにより単価アップの交渉もできるでしょう。

2-5.ライティングスキルを個人のブログに活かせる

培ったSEOの能力を活かして、「ライティングスキルを個人のブログに活かすこと」も可能です。

ここでいう「個人のブログ」とは、日記の意味でのブログではなく、収益を狙ったブログです。
ネット上には企業のサイトだけでなく、個人のサイトも数多くあります。

「収益」と聞くと企業のサイトを思い浮かべやすいかもしれませんが、個人のブログでも収入を得ることは可能です。
収益を確保する代表的な方法には、以下のようなサービスが挙げられます。

・アフィリエイト…成果報酬型広告。特定の商材を紹介し、「成果（購入や申込など）」があると売上の一部が還元される
・Google AdSense…Googleのクリック型報酬広告。Googleからブログ内に広告が表示される。広告がユーザーにクリックされると広告主からの広告費が還元される

これらのサービスで効率的に収益を得るには、それなりのSEOノウハウ・スキルが求められます。

アフィリエイトで成功するには、集客力に加え、ユーザーが「成果」に結びつく行動をするよう訴えかけられる文章が必要です。
また、Google AdSenseでは広告がクリックされるだけで報酬が発生しますが、アフィリエイト同様、そもそもブログへのアクセスを集められなければ意味がありません。

ブログへのアクセスを集めるには、Googleの検索結果で露出を増やさなければなりません。
そのためには当然、SEOのノウハウ・スキルが必要なのです。

2-6.結果が出れば達成感を感じられる

「結果が出れば達成感を感じられること」もメリットといえます。

これは、実益というより気持ちの問題ですが、達成感は仕事を続けるモチベーションになります。

コンテンツを書き終えた時点で、SEOライターは完成した「作品」を見てやり遂げた感覚を味わえるでしょう。
難易度が高めの案件や長文の案件であれば特にそうです。

また、書いたコンテンツがネット上で公開されると、目に見える形で残ります。
ライター自身がコンテンツを掲載したサイトにアクセスして、ひとつの立派なWebページになっているのを見ると、シンプルにうれしく感じるものです。

さらに、書いたコンテンツが上位表示されたり、多くのアクセスを獲得したりするのを見れば、達成感はより高まります。

3.SEOライターとして良質なWeb記事を書くコツ

SEOライターが学ぶべきライティングのコツは数多くあります。
すべては紹介できませんが、以下の大事なコツを5つご紹介しましょう。

• SEOの知識を勉強する
• ユーザーの検索意図をとにかく重視する
• 信頼性のある情報を集める
• 網羅的に情報を提供する
• どのユーザーでも理解できるシンプルな文章を書く

3-1.SEOの知識を勉強する

1つ目のコツは、「SEOの知識を勉強すること」です。

これは具体的にいうと、「Googleの検索システムについてよく学ぶこと」を意味します。
冒頭で説明したとおり、現在検索エンジン界のシェアはGoogleの独占状態にあり、SEOは実質的にGoogle対策と呼べるからです。
※Yahoo! JAPANはGoogleの検索システムを採用しているため、実質Googleのシェア

SEOライターとしてデビューしたばかりの方はもちろん、SEOライターとしての能力を高め続けたい方は、Googleの基本コンセプトや採用するアルゴリズムなどについて、よく勉強しなければなりません。
※「アルゴリズム」とは、検索結果生成に使われる各種の計算方法・要素

また、Googleは検索結果の生成方法を常に改良しています。
アルゴリズムのアップデートを繰り返し、ユーザーにベストな検索結果となるよう努力します。
そのため、SEOの勉強には「終わりがありません」。

学習に役立つ以下のようなメディアを活用して、Googleの検索サービスについて学び続けましょう。

• Google 検索セントラル（Webサイト）
• Google Search Central（YouTubeチャンネル）
• Search Consoleヘルプ

3-2.ユーザーの検索意図をとにかく重視する

2つ目のコツは、「ユーザーの検索意図をとにかく重視すること」です。

「検索意図」とは、「ユーザーが特定の語句を検索にかけた意図」のこと。
「なぜその語句を検索したのか」「何を知りたいのか」、その目的を意味します。

Googleは、ユーザーの検索意図に合致する情報を提供するために、「ユーザーが必要としているであろう情報」を持つWebページを検索結果上位に表示します。
そのため、自分のコンテンツを上位表示させたいなら、Googleと同じく、ユーザーの検索意図に沿った情報を提供しなければなりません。

通常ひとつのコンテンツには、ひとつのキーワードが「対策キーワード」として設定されます。
例えば、タイ旅行のおすすめスポットについて書くなら、「タイ旅行　おすすめ　スポット」が対策キーワードになるでしょう。

設定したキーワードないしは類似語を検索するユーザーが「どんな情報をもとめて検索にかけるのか」をよく考えましょう。
それをもとにコンテンツを書くなら、ユーザーが必要とする情報を提供でき、上位表示されやすくなります。

なお、検索意図に関してさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

関連記事:「SEOで超重要！『検索意図』とは？5つの見極め方を徹底解説 」

3-3.信頼性のある情報を集める

「信頼性のある情報を集めること」もコツです。

ユーザーは、特定の情報を求めて検索を行いますが、単にその情報を扱っているコンテンツを見たいのではありません。
その情報が、信頼できる情報かどうかも気にしています。

例えば、乾燥肌に悩んでいるユーザーが、「乾燥肌　対策」で検索するとしましょう。
検索結果には多くのWebページが表示され、そのユーザーはいくつかのページにアクセスします。

では仮に、アクセスしたページが以下のような情報を提供しているなら、どのページの情報を信頼するでしょうか？

• ページA：皮膚科医やスキンクリニックのブログで、乾燥肌について医学的に説明している
• ページB：化粧品会社のブログで、乾燥肌についての自社データを記載している
• ページC：個人のブログだが、医学的なデータや厚生労働省の統計・化粧品のモニター調査などを載せている
• ページD：個人のブログで、乾燥肌に関する私見を書いている

3-4.網羅的に情報を提供する

別のコツは、「網羅的に情報を提供すること」です。

「網羅的」とは、「幅広く物事をカバーしている様」を意味します。

前述のように、ユーザーは特定の情報を求めて検索するため、検索意図を見極めなければなりません。
このとき最も重要なのは、「ユーザーが直接的にほしい情報を提供すること」です。

例えば、「夏バテ　食材」と検索するユーザーの直接的なニーズは、「夏バテ防止に効果がある食材を知ること」でしょう。
では、このとき以下の2つのコンテンツではどちらがユーザーに親切でしょうか？

A：「夏バテ防止には豚肉ときゅうりと梅干しがよい」と説明して終わるコンテンツ
B：夏バテ防止によい食材を紹介した上で、それらの食材を使ったレシピや期待できる健康効果についても説明したコンテンツ

3-5.どのユーザーでも理解できるシンプルな文章を書く

「どのユーザーでも理解できるシンプルな文章を書くこと」も大切です。

読みやすさも非常に重要です。
どれだけ優れた情報を提供しても、文章自体が読みにくいとユーザーはサイトから離れてしまうでしょう。
それでは、せっかく作ったコンテンツの価値が失われてしまいます。

そのため、可能な限りわかりやすい文章を書くようにしましょう。
テーマにもよりますが、小学生でも理解しやすい文章にするのが理想です。

具体的には、以下のような点を意識しましょう。

• 専門用語や難しい用語は極力使わない（使う必要がある場合はわかりやすく説明を入れる）
• 漢字を「ひらく」（ひらがなで表記する。一文の中に漢字が多すぎないようにする）
• 一文を長くしない（最大80文字前後にする）
• 文字装飾（赤文字や太文字など）を使って重要な箇所を強調する
• 主語と述語がねじれないようにする

4.在宅SEOライターになりたい方は「BRIDGEA」まで

「SEOライターとして働きたい」
「育児中で外では働けないので、在宅ワークを探している」
「副業でライティングをしたい」

このようなニーズのある方は、弊社「BRIDGEA」で在宅SEOライターデビューしてみませんか？
弊社ではSEOライターになりたい方を募集しております。

1日数時間から、スキマ時間を使ってライティングの仕事を行っていただけるため、働く時間が限られている場合でも問題ありません。
また、ネットとパソコンさえあれば執筆可能なため、場所を気にする必要もありません。

以下は働き方の具体例です。

「未経験でライティングの経験がないから不安…」

このような方も安心です。
弊社はテストライティングや技術指導を通してから仕事を割り振らせていただくため、準備できた状態で執筆を開始できます。

参照:「BRIDGEAライター募集ページ」

5.まとめ

SEOライターになるのに資格や試験は必要ありません。
しかし、良質な記事コンテンツを書くには、SEOのノウハウとスキルが必要です。

ライティング能力を磨けば、収入アップはもちろん、書いたコンテンツが結果を出すようになり達成感を味わえるでしょう。

SEOライターには、好きな場所や時間で働けたり、話題の知識が身についたりと、さまざまなメリットがあります。
フリーランスとして働く場合も記事作成会社の在籍ライターになる場合も、SEOライターのメリットを最大限味わうために、継続的にSEOの学習を続けましょう。

ご紹介したSEOライティングのコツを参考にしつつ、執筆作業に取り組んでみてください。

参照:「BRIDGEAライター募集ページ 」