SEO対策の効果を解説!意識すべき5つの指標と対策もご紹介

2022.1.20
「Googleで上位表示するのにSEO対策が必要と聞くけど、具体的にどんな効果・メリットがあるの?」
「SEO対策の効果はすぐ出る?」
「効果が出ているか確認する方法は?」
「やるべき対策は何?」
SEO対策に関してこんな疑問はありませんか?
SEO対策を適切にすると、サイト運営者にとってうれしいさまざまな効果がもたらされます。
本記事ではSEO対策の効果について基本を解説。
効果を示す5つの指標と5つのSEO対策もご紹介します。

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- SEO対策の効果について基本を知りたい方
- SEO対策の効果を高める具体的な方法を知りたい方
目次
1.SEO対策にはどんな効果がある?
SEO対策に力を入れると多くのメリットがあります。
*「SEO」…Googleをはじめとする検索エンジンによる検索結果表示で、「自サイトのWebページを1ページ目ないしは1ページ目の上位に表示してもらうための施策」
代表的なものに以下の4つのメリットが挙げられます。
- サイトへの流入が増える
- コンバージョンが増える
- ブランディングに役立つ
- 広告費の削減になる
1つ目の「サイトへの流入が増える」はSEO対策の直接的な効果で、ほかの3つはそこから派生する効果といえます。
それぞれのポイントを見てみましょう。
1-1.サイトへの流入が増える
SEO対策が適切だと「サイトへの流入が増える」効果が期待できます。
SEO対策の目的は「検索エンジンでの上位表示」です。
*日本での検索エンジン利用シェアはGoogleが圧倒的であるため、本記事では「検索エンジン=Google」として解説します
Googleで上位表示を達成すると、当然すぐにユーザーの目に留まります。
ユーザーの視界に入りやすいWebページはアクセス率が高い傾向にあります。
この点を裏付けるものとして以下の画像をご覧ください。
出典:“Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid”, SISTRIX
表内の縦軸の数字は検索順位で、横軸はCTR(検索結果表示中にクリックされた割合)です。
このデータによると、検索順位1位のサイトは28.5%、そこから徐々にCTRは下がっていきます。
このように検索上位を達成してユーザーの目に留まるWebページは、アクセスされやすくなります。

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1-2.コンバージョンが増える
サイトへの流入が増えると、「コンバージョンが増える」可能性があります。
*「コンバージョン」…商品購入やサービス登録・資料請求・問い合わせなど、企業の利益、あるいは利益への橋渡しとなるアクションをユーザーが起こすこと
サイトにアクセスしたユーザーは、サイト内のコンテンツや商品・サービスなどを目にします。
そしてサイト内で見たり読んだりすることが心に響くと、何かしらのアクションを起こしてくれるでしょう。
例えば特定の商品が気に入ってサンプルや資料を請求したり、サービスを体験してみようと無料トライアルを申し込んだりするかもしれません。
アクセスしてきたユーザー全員がアクションを起こすとは限りませんが、アクセスの総数が大きいほどアクションを起こすユーザーの人数は増えるでしょう。
もちろんサイト内で提供される情報の質にもよりますが、サイトへの流入数の増加は商機に結びつくのです。
企業はもちろん、アフィリエイターやGoogle AdSenseを利用しているサイト運営者にとっても、ページ内に貼り付けた広告をクリックしてもらえる、広告リンク先の商材を購入・利用してもらえるなどチャンスが広がるでしょう。

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1-3.ブランディングに役立つ
サイト流入数アップは、「ブランディング向上」にも役立ちます。
*「ブランディング」…ユーザーの中に、企業や企業の商品・サービスなどに対するポジティブなイメージを作ること
上位表示されたWebページが直接的にコンバージョンを意図したものでないとしても、良質なコンテンツであればその情報を提供するサイトないしは企業へのイメージがよくなるはずです。
例えばクレジットカードの仕組みなどの情報を提供するページにアクセスしたユーザーが、ページ内で自分の欲しかった情報や新たな発見となる情報を見つけたとします。
情報に満足したユーザーは「このサイトの情報はわかりやすいし役に立つ」と思い、サイトを運営する企業やサイトそのものに好印象を抱くでしょう。
またそれまで知らなかったであろうサイトや商品・サービスに触れてもらうことで、新たな潜在顧客も獲得できます。

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SEO対策の効果として、実はユーザーがWebページへアクセスする「前」にもブランディングを達成できることがあります。
上位表示されるWebページに対して、ユーザーはある程度信頼感や安心感を覚えます。
それまでそのサイトや企業について知らなかったとしても、漠然と「最初に出てくるWebページは人気が高いんだろう」「少なくとも詐欺サイトなどではないはずだ」などのイメージを持つでしょう。
少しでもSEOの知識を持つユーザーであれば、「Googleは良質なページを上位表示する」ことを知っているため、余計に上位表示されるサイトへのポジティブなインプレッションを持つはずです。
1-4.広告費の削減になる
SEO対策が適切に行われると、「広告費の削減」にもつながります。
自サイトをPRするのにリスティング広告などの広告出稿を行う方法があります。
広告出稿はPR効果が高いものの、コストが発生するのがデメリットです。
クリックされるたびに費用が発生するので、アクセス数増加に比例してコストも上がっていきます。
広告費の発生を抑えようと出稿をやめれば、集客効果も減少してしまいます。
一方オーガニック検索(検索結果のうち広告ではない部分)の場合、コストは発生しません。
何回クリックされても無料なので、アクセス数が増えてもコストは上がりません。
サイト作成の費用はかかっても運用コストは安く抑えられ、費用対効果が高くなります。
しかも適切なSEO対策を続けて上位表示が維持できれば、いわば24時間無給で働く営業マンのようにサイトをPRしてくれます。

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2.SEO対策の効果が出るには時間がかかる
SEO対策に取り組むうえで覚えておきたいのは「効果はすぐに出るとは限らない」点です。
SEO対策の施策をいろいろ手がけたとしても、当日ないし翌日に効果が出るわけではありません。
検索ボリュームが少ないキーワードであれば即効性を期待できるかもしれませんが、ある程度ボリュームがあれば効果が出るまでに2か月~半年あるいは1年かかることも。
そのためSEO対策には長期戦で臨まなければなりません。
自力ではなくSEO対策会社に依頼する場合も、短期決戦での勝利は期待できないでしょう。
実際SEOコンサルティングを行うある会社のQ&Aでは、契約期間に関する質問に対して「契約期間は平均6か月~1年ほどで、通常契約期間は6か月」と説明されています。

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とはいえSEO施策は多岐にわたるため、その内容により効果が出始めるまでの時間に差があるのも事実です。
例えば以下のようなSEO対策は最低でも数か月を見込んでおく必要があります。
- 新規コンテンツの追加
- サイトのリニューアル
一方、うまくいけば数日~2か月ほどで効果が出るものもあります。
- タイトル変更
- AMP対応
- 階層の追加
いずれにしてもSEO対策全般に取り組む際、じっくり腰を据えて考えるべきなのは確かです。
3.SEO施策の効果を示す5つの指標と確認方法
SEO対策の効果が出ているかどうかを直接・間接的に示す指標はいろいろとあります。
例えば以下の5つの指標です。
- Webページの流入元を確認する
- キーワードごとの検索順位の確認
- 流入キーワードを確認する
- クエリごとのCTRの確認
- 直帰率を確認する
各指標の特徴や効果の確認方法をご紹介します。
3-1.Webページの流入元を確認する
チェックすべき指標の一つは「Webページの流入元」です。
どの手段に集客効果があるのかを知るのは、今後の対策を考える上で役立ちます。

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Webページへのアクセスは、オーガニック検索からだけでなく、さまざまなところから行われます。
広告をクリックしてアクセスした可能性もありますし、SNSのリンクや動画サイトのリンクからアクセスしたかもしれません。
どの入り口からサイトへアクセスしたのかを調べると、SEO対策がうまくいっているかどうかを判断しやすくなります。
例えばアクセス数全体に対してオーガニック検索が非常に少ないのであれば、SEO対策が有効でない証拠といえます。
一方アクセス数に対するオーガニック検索からの流入比率が高いのであれば、SEO対策がうまくいっている証拠です。
どこからの流入であっても、アクセス数がアップすること自体はよいことでしょう。
しかしオーガニック検索からの流入が多いのがやはり理想的です。
広告からの流入が多いと広告コストがかかるため、SEO対策に注力しコストのかからないオーガニック検索からの流入を増やす努力をするのがおすすめです。

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- サイドメニューの「集客」をクリック
- 「すべてのトラフィック」にある「参照元/メディア」をクリック
- 「参照元/メディア」項目にある「google/organic」を確認する


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- サイドメニューの「行動」をクリック
- 「サイトコンテンツ」にある「すべてのページ」をクリック
- 「セカンダリディメンション」をクリック
- 現れた検索窓に「参照元」と入力し、「推奨」項目の「参照元/メディア」をクリック
- ページごとの参照元を確認
3-2.キーワードごとの検索順位の確認
「キーワードごとの検索順位」は、SEO対策効果を示す別の指標です。
通常、一つのWebページには一つのSEO対策キーワードが設定されています。
例えばダイエットのためのランニング方法について解説したページなら、「ダイエット ランニング 方法」をキーワードにできます。
設定したキーワードをもとにコンテンツを制作しますが、そのキーワードで検索した場合の表示順位を調べるとSEO対策効果の検証が可能です。
もしキーワードをGoogleで検索して自サイトのページが上位に表示されない場合、SEO対策が十分ではありません。

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3-3.流入キーワードを確認する
「流入キーワード」のチェックも大切です。
「流入キーワード」とは、ユーザーがWebページにアクセスする上で使った「クエリ」です。
*「クエリ」…ユーザーが検索窓に入力して検索にかけた語句
流入キーワードを調べることで、「Webページにアクセスしてきたユーザーが、どのような語句を検索して流入したか」がわかります。
前項で説明したように、通常一つのWebページは一つのキーワードで対策すべきですが、流入キーワードを調べると果たして設定したキーワードでアクセスがあったのかどうかが判別可能です。
もし流入キーワードの中に設定したキーワードや類似するキーワードがないとしたら、それはGoogleがそのWebページの内容と設定キーワードの間に結びつきを感じていないからかもしれません。
一方設定したキーワードや類似するキーワードがあれば、Googleはこちらの意図した内容を正確に把握していると考えられます。
SEO対策が適切に行われていれば、イメージしていたキーワードと実際の流入キーワードの間に大きな乖離はないはずです。
また当然、検索順位も上がるはずです。

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- サイドメニューの「検索パフォーマンス」をクリック
- 「ページ」項目をクリック
- 確認したいページをクリック
- 「ページ」項目左にある「クエリ」項目をクリック
3-4.クエリごとのCTRの確認
SEO施策の効果を確認するためのほかの指標として、「クエリごとのCTR」も挙げられます。
前項の手順を踏むと、クエリごとに以下の項目を確認することもできます。
- クリック数
- 表示回数
- CTR
- 各クエリの検索順位
CTRが高ければ高いほど、Webページが検索結果で表示されるときのユーザーのクリック率が高いことになります。
冒頭で説明したとおり、検索順位とCTRはある程度比例します。
検索順位1位のWebページであればクリック率がある程度高いのは当然です。
問題なのは、検索順位は高いのにCTRは低いケースでしょう。
検索順位が高いならSEO対策はある程度成功したといえますが、「ユーザーの目には留まるのにクリックしてもらえない」としたら何かしらの問題が想定されます。
例えばタイトルやスニペットが魅力的でないために、クリックをためらわせるのかもしれません。
これは検索順位1位であっても起こり得ることです。
*「スニペット」…タイトルの下に表示される補足情報
このような場合は、タイトルやディスクリプションの文言を適宜変更するなど必要な処置を取ることができます。
対策後にCTRを再度確認し、CTR率があがっているなら「追加SEO対策の効果があった」とみなせます。
3-5.直帰率を確認する
「直帰率」の確認もおすすめします。
「直帰率」とは、全セッションのうち1ページしか見なかったセッションの割合です。
直帰率が高い場合、それは「ユーザーが最初にアクセスしたページしか見ず、サイト内のほかのページは閲覧することがあまりない」という意味です。
直帰するユーザーが多いからといって必ずしも問題があるとは限りません。
例えばアクセスしたページが良質だったために、ユーザーは満足して離脱したのかもしれません。
あるいは元々知りたいことがわずかしかなかった場合も、少しだけ読んで直帰する可能性があります。
一例として、ある言葉の意味を知りたいユーザーは記事の最初の数行を読んだだけで検索ニーズは満たされることでしょう。

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シンプルにコンテンツの情報が薄かったり、読みにくい文章だったりするのかもしれません。
あるいは内部リンクの貼り方が悪く、ほかのページに移動する気が起こらない可能性も想定できます。

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- サイドメニューの「行動」をクリック
- 「サイトコンテンツ」にある「すべてのページ」をクリック
- 確認したいページを見る
直帰率が高いなら、以下のような対策を講じられます。
- コンテンツをさらに良質なものにする
- 内部リンクを見直す
- 表示速度を上げる工夫をする
4.SEO対策の効果を高める5つの基本手段
SEO対策の効果を高める方法は数多くあります。
すべてをここで挙げることはできませんが、最低限意識すべき5つのポイントは以下のとおりです。
- タグ(タイトル・h1・ディスクリプションなど)を最適化する
- コンテンツを良質で十分な量のものにする
- モバイル検索を重視する
- UXを意識する
- リンクを充実させる
各ポイントを一つずつ解説します。
4-1.タグ(タイトル・h1・ディスクリプションなど)を最適化する
「タグの最適化」はSEO対策効果を高める一つの方法です。
「タグ」とは、ネット上でWebページをどのように表示させるかを指定する記述で、GoogleがWebページの内容を把握するのに用いられます。
タグ設定を最適化すると、Googleのクローラーにサイト情報を正確に伝えやすくなるでしょう。
*「クローラー」…サイトを巡回・分析するプログラム
タグには以下のような種類があります。
- タイトル(Webページのタイトルで検索結果に表示される)
- ディスクリプション(120文字ほどの概要文で、タイトル下に表示される)
- ビューポート(モバイル端末最適化のためのタグ)
- 文字コード(Webページを表示する文字コードを指定するタグ)
- h1~h6(見出しタグ。コンテンツの構成分けに用いられる)

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なおタイトル、見出しに関するより詳しい情報は、以下の記事も参照してください。
関連記事:「記事の見出しはSEOの大黒柱!上手につける6つのコツを紹介」
4-2.コンテンツを良質で十分な量のものにする
「コンテンツを良質にすること」「十分な量のコンテンツを確保すること」もSEO対策の基本です。
特に大事なのは良質なコンテンツを作ることです。
「良質なコンテンツ」をざっくりと定義すれば、「ユーザーのニーズに沿った信頼できる情報を提供するコンテンツ」といえるでしょう。
Googleはクローラーにより各Webページとサイトを分析し登録します。
その後、ユーザーが検索にかけたクエリからユーザーのニーズを推測し、そのニーズに合った情報を提供できるWebページを上位に表示します。
つまりユーザーの検索意図に合った情報を持つコンテンツが良質なコンテンツと見なされ、Googleで上位表示されるのです。

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Googleの検索システムは非常に賢く、ページが提供するものとユーザーのニーズを高い確率で正確にマッチングすることができます。
何が言いたいのかわかりにくいコンテンツや、複数の話題が混在するコンテンツ、信頼性がないコンテンツなどを含むWebページは評価されません。
ですからサイト運営者はコンテンツそのものの網羅性や信頼性・専門性などを熟慮しなければなりません。

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コンテンツの量に関しても、可能な限り拡充するようにしましょう。
量は質ほど絶対不可欠な要素ではありませんが、コンテンツの量が多ければ以下のようなメリットがあります。
・対策キーワードを増やせる
網羅性を高めるには多くのキーワードで多くの記事を書く必要があります。
一つの記事、一つのキーワードでカバーできる情報は限られるからです。
コンテンツを増やすことでキーワードのカバー率が高まり、その分サイトへの入り口を広げられます。
・内部リンクが増える
一つのコンテンツでカバーし切れない情報をほかのコンテンツで補足するために内部リンクを使いますが、内部リンクがあるとGoogleのクローラーの巡回も促進されます。
クローラーの巡回しやすさを「クローラビリティ」と呼びますが、クローラビリティが高まるとデータ登録がスムーズに行われます。
・回遊率が高まる
コンテンツが多くなると、ユーザーがサイト内を回遊する可能性が高まります。
一つしかコンテンツがないサイトだと、そのコンテンツを読んで終わりです。
しかし複数のコンテンツがあると、内容に興味を持ったユーザーがついでにアクセスしてくれるかもしれません。
コンテンツ全般が良質であれば、そのユーザーは継続してそのサイトを使いたいと感じてくれるでしょう。
4-2-1.リライトも適宜行う
コンテンツについて語る上で、「リライト」も大切な要素です。
「リライト」とは、既存のコンテンツを適度に加筆・修正することを指します。
適切な加筆・修正で、ページ内の情報をより専門的・網羅的な内容にし、ユーザーをよりひきつける文章に改善するなどして、検索順位やクリック率をアップすることができます。
サイト全体のSEO対策を促進するには、新規コンテンツの公開だけでなく既存コンテンツの改善も視野に入れなければなりません。
コンテンツ数が少ないときは新規のコンテンツに注力すべきですが、コンテンツ数が50~100と増えてきたら、以前書いたコンテンツの改善を図ることも考えてみましょう。
リライトは、タイトル変更など簡単にできるものからページ全体の再構成のような大掛かりなものまで多岐に渡ります。
さらに詳しくは以下の情報も参照してください。
関連記事:「記事更新はSEOの必須項目!適切な更新をする3ステップとは」
4-2-2.画像とalt属性を最適化する
「適切な画像の利用とalt属性の最適化」も良質なコンテンツの作成に欠かせません。
文章だけのコンテンツはユーザーの離脱を招きかねせん。
文章のみの記事が悪いわけではありませんが、ところどころに記事のテーマにあう画像や文章の内容をイメージするのを助ける画像があると、視認性は高まり読みやすさも向上します。

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画像を挿入する際は「alt属性」を最適化しましょう。
「alt属性」とは、「画像が表示されない場合に表示される、画像の内容を説明するテキスト」です。
例えば「家族がBBQをしている画像」がある場合、「家族が庭でBBQを楽しんでいる」と記述できるでしょう。
alt属性を適切に設定すると、Googleは画像情報を読み込みやすくなり、コンテンツ把握が促進されます。
さらに視覚障害者が音声読み上げ機能を使う際に、画像の内容を理解するのにも便利です。
つまりalt属性最適化はGoogleにもユーザーにもやさしい、良質なコンテンツ作成に寄与します。
4-2-3.動画の埋め込みも視野に入れる
「動画を埋め込む」ことも良質なコンテンツを作るのに大切な要素です。
コンテンツの内容と関連が深い動画を挿入すると、ユーザーはコンテンツをよりよく理解できます。
直接的なSEO効果はありませんが、ユーザーの利便性を高めるのに間接的な効果があるといえます。

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動画を用いたコンテンツの例として、以下のWebページをご覧ください。
弊社「記事作成代行Pro」のトップページですが、文章や画像に加えて動画が使われています。


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4-3.モバイル検索を重視する
SEO対策の効果を高める別の方法は、「モバイル検索を重視すること」です。
以前はパソコンを使った検索が主流でしたが、現在ではスマホを使った検索が主流です。


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- MFIを意識したサイトにする
- AMPを導入する
各ポイントの詳細を解説します。
4-3-1.MFIを意識したサイトにする
まずは「MFIを意識したサイト作り」です。
「MFI」とは、「モバイルファーストインデックス」の略で、これは「モバイル版サイトをベースに、検索結果に表示するページの評価を行う仕組み」を意味します。
パソコンとスマホでは表示サイズや操作感が異なるため、Webサイトには通常、パソコン版とモバイル版が存在します。
これまでGoogleはパソコン版サイトをメインに登録して検索結果に表示しましたが、現在ではモバイル版サイトをメインに登録して結果表示するようになりました。(2021年の段階ですべてのサイトを強制的にMFI移行するとGoogleは発表)
先述のとおり、現在はスマホで検索を行うユーザーが非常に多いため、ユーザーの利便性を考えてこのような仕組みに変更したのです。
つまりこれからのSEO対策はモバイル版サイトを意識して行うべきです。

その場合でもサイトは登録されて評価されます。検索結果から追放されるわけではありません。ただ実をいうと、2015年以降に適用された「モバイルフレンドリー」により、パソコン版のみのサイトはすでにモバイル検索における順位下降が発生している可能性があります。

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いずれにしてもスマホ利用者の増加を考えれば、サイト全体をモバイルフレンドリー化するのは賢明です。
具体的には以下のような施策に力を入れましょう。
- レスポンシブウェブデザインを採用する
- 構造化マークアップを行う
- パソコン版サイトとモバイル版サイトとのコンテンツ差異をなくす
なお、自分のサイトがモバイルフレンドリーかどうかはGoogleの公式テストページでチェック可能です。
4-3-2.AMPを導入する
モバイル検索を重視する別の方法は、「AMPの導入」です。
「AMP」とはざっくりいえば、「スマホでWebページをスピーディーに表示するための手法」です。
本来Webページを表示するには、サーバーリクエストやファイルの受信・レンダリングなどいくつかのプロセスが関係します。
しかしAMPにより表示プロセスがいわば「ショートカット」されると、より早くWebページがユーザーに表示されます。

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ページの読み込み速度が速いとGoogleから評価され、SEO対策効果を上げ得る要素になります。
ただしAMPには以下のようなデメリットもあります。
- JavaScriptの使用制限
- AMP未対応の広告がある(Google AdSenseは対応)
AMPの実装は複雑なところがあるため、サイト制作のプロに相談するとよいでしょう。
4-4.UXを意識する
SEO対策を強化するには、「UXを意識する」ことも大事です。
「UX」とは「ユーザーエクスペリエンス」のことで、「ユーザーのサイト内での体験・感想」などを意味します。
具体的には、Webページの見やすさや使いやすさ・視認性のよさなどに対してユーザーが感じる満足度のことです。
ユーザーがサイトに接して満足感を覚えた場合、そのサイトのUXは高いといえます。
サイト内で最も重要なのはコンテンツの中身ですが、コンテンツの提供方法やサイト内での動きやすさなども無視できません。

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- 文字の体裁や装飾に気を遣い、重要なポイントを強調し読みやすくする
- Webページの表示速度を改善する
- パンくずリストを設置する
- ナビゲーションメニューを用意する
- 目次でコンテンツ構造の理解を助ける
コンテンツやUXなど内部対策に関する基本については、以下の記事も参照してください。
関連記事:「SEO内部対策とは!?具体的なチェックポイント15を徹底解説」
4-5.リンクを充実させる
SEO対策で欠かせない別の要素は「リンク」です。
「リンク」とは、ほかのWebページに移動する手法です。
リンクをクリックないしはタップすると、同サイトの別のWebページか、ほかのサイトのWebページに飛ぶことができます。
リンクには大きく分けて、以下の2つの種類があります。
・内部リンク:同一サイト内のWebページ間で貼るリンク
・外部リンク:ほかのサイトとの間で貼るリンク
内部・外部リンクどちらにおいても、ほかのページのリンクを貼ることを「発リンク」、ほかのページでリンクを貼ってもらえることを「被リンク」と呼びます。
内部リンクを充実させると、クローラーがサイト内を巡回しやすくなり、ページ間の関連性も把握しやすくなります。
またユーザーにとっても、関連性の高いほかのWebページへ飛べるリンクがあると情報を深く理解するのに便利です。
そのため内部リンクの貼り方を工夫することは非常に大切です。

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関連記事:「内部リンクとは?SEOを意識した5つの最適化方法を解説!」
一方良質な外部サイトからの被リンクがあると、自サイトの評価を高められます。
信頼できるほかのサイトにリンクを貼ってもらえるなら、それは自サイトのコンテンツが評価されたことを示すシグナルです。
Googleはそのようなリンクをいわば「投票」のように解釈し、Webページの価値を測るのに用いています。
そのため外部被リンクを獲得できるよう努めることも大切です。
外部被リンクのメリットや施策のポイントについては、以下の記事もご覧ください。
関連記事:「SEO外部対策とは?5つのメリットと5つの対策ポイントを伝授」
5.良質なコンテンツが必要なら「記事作成代行Pro」へ!
SEO対策の効果を強化する上で最も力を入れたいのは「コンテンツ作成」です。
Google公式のSEOに関する見解には、以下のような記述があります。
-
“まず確認しておくべき基本的な点を以下にまとめます。(中略)
・ユーザーに質の高いコンテンツを提供しているか?”“人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。ユーザーは閲覧したときに良いコンテンツだと感じると、他のユーザーに知らせたいと思うものです。その際、ブログ投稿、ソーシャル メディア サービス、メール、フォーラムなどの手段が使われます。
クチコミによる自然な評判はユーザーと Google の両方に対してサイトの評価を高めるのに役立ちますが、質の高いコンテンツなしにそうした評判が生まれることはめったにありません。”
良質なコンテンツはサイトの骨格であり、ユーザーが直接「触れる」部分です。
提供される情報が読みやすく納得できるもの、かつ信頼性があり専門的であれば、ユーザーにもGoogleにも好まれます。

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「記事作成代行Pro」は、心理学を応用したSEO特化型の記事コンテンツ提供の代行サービス。
ライティングのプロが、SEO対策に精通したディレクターおよびプロ校閲者とともに、ユーザーが「読みたい」「ためになる」「また来たい」と思えるようなサイトのコンテンツを作成いたします。
高い品質を確保しつつも、一般的な相場(7~10円)よりも安価な文字単価(3.5~7.5円)で記事を作成。
ハイクオリティ&リーズナブルなサービスとして好評をいただいております。

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6.まとめ
SEO対策に力を入れると、以下のように多くの直接的・間接的な効果があります。
- サイトへの流入が増える
- コンバージョンが増える
- ブランディングに役立つ
- 広告費の削減になる
自サイトを通じて企業活動や広告収入をより拡大させたいのであれば、SEO対策に注力しましょう。
その上でSEO施策の効果を示す指標を意識し、必要に応じた対策を講じることが大切です。
SEO施策の効果はすぐに出るとは限りませんが、適切な努力を継続的に行うと効果が現れることが期待できます。解説したSEO強化のポイントを参考にしつつ、サイト運営に弾みをつけてください。

スタッフ