コンテンツマーケティング効率化ならツール必須！おすすめ8選をご紹介

コンテンツマーケティングは複雑かつ長期的な手法であるため、的確な戦略を立て、良質なコンテンツを制作する体制が必要です。

そこで役立つのが、コンテンツマーケティングツールの活用です。

機能性に優れたツールを使うことで、オウンドメディアの分析・改善や集客効果のあるコンテンツ制作など、コンテンツマーケティングの各種施策に弾みをつけられます。

この記事では、以下の点を取り上げます。

• コンテンツマーケティングでツールが必要な理由
• ツールの種類とできること
• おすすめツール8選

今のコンテンツマーケティングをもっと効率的にしたい方は、ぜひこの記事からヒントを得てください。

1.コンテンツマーケティングツールとは

コンテンツマーケティングツールの必要性やおすすめツールについてご紹介するまえに、まずはコンテンツマーケティングツールの定義や種類を押さえておきましょう。

概要がわかると、ツール活用のイメージがわきやすくなります。

なおコンテンツマーケティングで使われる「コンテンツ」には、インターネットを利用したデジタル系コンテンツもあれば、紙媒体のようなアナログ系コンテンツもあります。
※この記事では、インターネットで配信されるコンテンツにフォーカスして解説。

1-1.コンテンツマーケティングツールの概要

「コンテンツマーケティングツール」とは、コンテンツマーケティングの実施をサポートしてくれる便利ツールです。

コンテンツマーケティングでは、ツールを使わなくても実施できる施策があります。
たとえばSNSへの投稿は、極端にいえばスマホさえあれば誰でもできます。

しかしコンテンツマーケティングを戦略的におこなうには、さまざまなデータの分析や目標の設定・競合サイトの分析・効果測定など、さまざまな作業が必要です。

それらの作業をすべて手動でおこなうのは、現実的ではありません。

1-2.コンテンツマーケティングツールの種類

コンテンツマーケティングツールの種類はさまざまですが、以下のようなツールが代表的です。

• 自社サイト・他社サイトを分析するツール
• コンテンツ企画をサポートするツール
• 記事作成を自動化するツール
• マーケティングオートメーションツール

各ツールについて解説します。

1-2-1.自社サイト・他社サイトを分析するツール

自社サイト・他社サイトを分析するツールは、オウンドメディアや競合サイトの運営状況を分析できるツールです。

調べられる項目としては、アクセス状況やコンバージョン率・顧客の流入経路・人気コンテンツ・検索順位などが挙げられます。

ツールを使えば、他社がおこなっているコンテンツマーケティングを参考に、自社の戦略を改善することも可能です。

1-2-2.コンテンツ企画をサポートするツール

コンテンツ企画をサポートするツールは、公開するコンテンツの方向性や内容の判断をサポートしてくれるツールです。

思いつきのコンテンツを公開するのみでは、結果がついてきません。
自社の強みやユーザーニーズなどを反映したコンテンツを発信する必要があります。

たとえばオウンドメディアで公開するブログ記事を書く場合、キーワード選定の作業が必要ですが、適切なキーワードを設定するにはデータが必須です。

メインワードを決めて関連キーワードを洗い出す必要があるほか、検索ボリュームや競合性なども見ておく必要があります。
またキーワード選定後は、記事構成案を考えるにあたって、検索意図の見極めや共起語抽出などをおこないます。

ツールを使うと、これらの作業を正確におこなうことが可能です。

正確なデータにもとづいてコンテンツを制作するなら、集客力やブランディング力が高いマーケティングができます。

1-2-3.記事作成を自動化するツール

記事作成を自動化するツールは、AI技術などを使って記事を自動的に作成するツールです。

キーワードを入力するなどの簡単な作業で、記事の文章を自動的に作成してくれるため、時短で記事を書くのに便利です。

ただし、被リンク対策としてサテライトサイトでの記事作成に使ったり、メインサイトのボリュームを上げたりなど、限定的な使い方をする分には便利です。

記事を校閲＆リライトするリソースとノウハウがあれば、手間を軽減できる可能性があります。

1-2-4.マーケティングオートメーションツール

マーケティングオートメーションツールは、見込み客の獲得や育成作業を効率的におこなえるツールです。

具体的には、見込み顧客の情報を管理したり、顧客のアクションをスコア化して成約確度を算出したり、適切なタイミングで購買意欲を高めるメールを自動送付したりなどの機能があります。

企業が成長するには利益を拡大する必要があり、利益拡大には商談機会を増やすことが必要です。

マーケティングオートメーションツールを使うと、見込み顧客一人ひとりに適したアプローチを自動化・最適化できるため、商談機会の増加につながります。

2.コンテンツマーケティングツールが必要な理由

コンテンツマーケティングツールが必要な理由としては、以下の点が挙げられます。

• 正確なデータをもとに戦略を立てられる
• 手間や時間のカットができる
• ライバルサイトの情報も収集できる

それぞれの理由を簡潔に解説します。

2-1.正確なデータをもとに戦略を立てられる

理由の一つは、「正確なデータをもとに戦略を立てられること」です。

先述のとおり、効果的なコンテンツマーケティングを実施するには多くのデータが必要とされますが、ツールを使うことで正確なデータを入手可能です。

検索流入数や検索ボリュームなど、人手のみだと正確に把握できないデータは数多くあります。
そもそも、手作業では入手できないデータもあります（ヒートマップなど）。

データの正確性はそのまま施策の効果性に直結するため、ツール活用は必須です。

2-2.手間や時間のカットができる

別の理由は、「手間や時間のカットができること」です。

上記の点とも関連しますが、データの収集や分析・顧客への定型的なアプローチなどをすべて手作業でおこなうと、膨大な手間や時間がかかります。

ツールを使うことで工数も時間も短縮できるため、社員の負担が軽減するでしょう。

2-3.ライバルサイトの情報も収集できる

別の理由は、「ライバルサイトの情報も収集できること」です。

自社と同じ業種・業態のライバルサイトと差をつけるには、相手が展開しているコンテンツマーケティングの概要を把握しなければなりません。

ツールを使うと、相手がどのような施策を講じて、どのような効果を出しているかがわかり、自社にも取り入れるべき施策を理解するのに役立ちます。

3.本当に役立つコンテンツマーケティングツール8選

ここからは、コンテンツマーケティングに役立つツールを8つご紹介します。

先ほどご紹介した4つのツール種類に大別して取り上げますので、参考にしてください。

3-1.自社サイト・他社サイトを分析するツール

自社サイト・他社サイトを分析するツールとしては、以下のものが有名です。

• 「ミエルカSEO」
• 「ahrefs」

各ツールを簡単にご紹介します。

3-1-1.「ミエルカSEO」

参照:「ミエルカSEO」

「ミエルカSEO」は、株式会社Faber Companyが提供するツールです。

FUJIFILMやCAINZなど大手を含む1,700社以上が利用する人気ツールで、おもにSEO対策周りの分析機能が充実しています。

ユーザー検索意図の深掘りをしたり、各Webページにおけるユーザーアクションを可視化したりなど、コンテンツの改善ポイントを見分ける機能があります。

また競合が獲得している流入キーワードをAIが自動分析する機能もあり、自社サイトの強化ポイントを探すのに有効です。

料金：要相談

3-1-2.「ahrefs」

参照:「ahrefs」

「ahrefs」は、株式会社フルスピード（Ahrefs社のオフィシャルパートナーで日本での販売サポーター）が提供するツールです。

世界最大級の被リンクデータ量をほこり、自社サイトや競合サイトの被リンクを把握できます。
またGoogleなどの検索エンジンで上位表示されているコンテンツや、想定される流入キーワード・SNS上での反響・検索順位などもチェック可能です。

SNS上で反響のあるコンテンツを参考に自社のエンゲージメントを高めたり、競合サイトが流入を得ているキーワードを知って自社コンテンツの強化を図ったりなど、さまざまなデータ活用方法を見いだせます。

料金：月額約$83～

3-2.コンテンツ企画をサポートするツール

コンテンツ企画をサポートするツールとしては、以下のものが有名です。

• 「Emmatools」
• 「tami-co」

各ツールを簡単にご紹介します。

3-2-1.「Emmatools」

参照:「Emmatools」

「Emmatools」は、株式会社EXIDEAが提供するツールです。

こちらのツールは、テーマの網羅性や文字量・キーワード比率などさまざまなアングルから、コンテンツのSEO品質をスコアリングしてくれます。

そのうえで使うべきキーワードを提案したり、タイトルや見出しの最適化案を提示したりしてくれます。
SEO対策に特別強い人材でなくても、指示にしたがって修正していけば品質改善ができるため、非常に便利です。

見出し構成の作成機能も備えており、工数を大幅に削減できます。

ほかにもコピー率チェックやヒートマップ機能など、コンテンツ制作をサポートする機能が充実しています。

料金（税別）：月額5万9,800円（別途初期費用）

3-2-2.「tami-co」

参照:「tami-co」

「tami-co」は、SEOコンサルティングやコンテンツマーケティングのプロであるCROCO株式会社が提供するツールです。

こちらのツールは、キーワード選定と記事の作成・順位チェックの機能が充実しています。

タイトルの採点や修正提案をしたり、見出しに入れるキーワードをおすすめしてくれたりなど、記事作成の補助をしてくれます。
また毎日の順位チェックをするほか、順位に変動があったら通知するなど、コンテンツ強化を協力にサポートしてくれて便利です。

SEO対策の未経験者はもちろん、上級者にも役立ちます。

料金（税別）：月額2万8,500円～

3-3.記事を自動作成するツール

記事を自動作成するツールとしては、以下のものが有名です。

• 「Catchy」
• 「WordBuilder」

各ツールを簡単にご紹介します。

3-3-1.「Catchy」

参照:「Catchy」

「Catchy」は、株式会社デジタルレシピが提供するツールです。

AIを使った100種類以上のコンテンツやアイデアの生成機能を提供しているのが特徴です。

記事コンテンツや広告のキャッチコピーなどを考えてくれるほか、YouTubeの企画や新規事業に関するアイデアを生成するなど、コンテンツ作成の枠を超えた使い方ができます。

使用するAIは、Web広告のコンテストで人間に勝利するほどの実績をもつ「GPT-3」で、人間味のある文章の作成も可能です。

コンテンツ作成の補助ツールとして、またビジネスアイデアを考えるサポートツールとして活躍してくれます。

料金：無料～

3-3-2.「WordBuilder」

参照:「WordBuilder」

「WordBuilder」は、convenient worksが提供するツールです。

Catchyと同様、AI技術を使って短文（30～50文字程度）を自動生成してくれる機能をもちます。

特徴は、文章生成をおこなうベースとなるシステムが複数あり、システムごとに得意ジャンルが存在することです。

たとえば、FXに強いシステムや保険を得意とするシステム・サプリメントのテーマで実力を出すシステムなど、ジャンルに沿ったシステム選択ができます。
一律ではなく異なるシステムが提供されていることで、より質の高い文章が生成可能です。

人の手直しが入ることを前提とした使い方になりますが、記事作成のアイデアがほしい方は重宝できるでしょう。

WordPressやHatena Blogなど主要なプラットフォームに生成した文章を投稿する機能も便利です。

料金：無料～

3-4.マーケティングオートメーションツール

マーケティングオートメーションツールでは、以下のものが有名です。

• 「BowNow」
• 「List Finder」

各ツールを簡単にご紹介します。

3-4-1.「BowNow」

参照:「BowNow」

「BowNow」は、クラウドサーカス株式会社が提供するツールです。

1万1,000社以上の導入実績をほこり、フリープランであれば初期費用もランニングコストも無料で使えます。

サイトにインストールすると、アクセスしてきたユーザーの企業名を自動分析したり、見込み顧客をランキング＆自動振り分けしてくれたりします。
成約確度の高そうな顧客を簡単に見つけて電話やメールなどでアプローチできるため、効率的なリード育成が可能です。

効果の実証されたセールスプロセスがテンプレート化されて提供されており、運用体制が十分整っていない企業にも使いやすいでしょう。

料金：無料～

3-4-2.「List Finder」

参照:「List Finder」

「List Finder」は、株式会社Innovation & Co.が提供するツールです。

このツールを使うと、見込み顧客が閲覧したページや時間・アクセス回数などがわかり、誰がコンバージョンを起こしそうか明確に識別できます。

また優先リード通知機能により、顧客のアクセスをリアルタイムで察知できるため、商談のベストタイミングを見つけられます。
さらに有望顧客だけでなく、一斉メール配信機能で休眠顧客へアプローチすることもできます。

専任のコンサルタントによる6ヶ月の伴走支援で、目標設定や活用スケジュールの策定をサポートしてもらえるのも便利です。

料金：無料～

4.まとめ

コンテンツマーケティングツールは、コンテンツマーケティングの精度や効果性を高めるのに役立つツールです。

機能が異なる複数の種類があり、戦略設計やコンテンツ作成・顧客育成など、さまざまなフェーズで役立てられます。